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粉体層における応力伝播則

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Academic year: 2024

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(1)

粉体層における応力伝播則

桂木洋光(九大総理工)

2010/11/22-23

粉体物理と惑星科学の接点

@

神戸大学
(2)

粉体と流体

流体を特徴付ける不安定性

レイリー・テイラー不安定性

ケルビン・ヘルムホルツ不安定性

レイリー・プラトー不安定性

テイラー(渦)不安定性

(ヴィスカス)フィンガリング不安定性
(3)

粉体における不安定性

X. Cheng et al., Nature Phys. 4, 234 (2008) J. R. Royer et al., Nature 459, 1110 (2009)

S. L. Conway et al., Nature 431, 433 (2004)

D. J. Goldfarb et al., Nature 415, 302 (2002) J. L. Vinningland et al., Phys. Rev. Lett. 99, 048001 (2007)

数十粒子分くらいの波長での不安定フィンガリング

粒子間付着力が有効表面張力

表面張力0の粘性指

斜面流における粒子混合

分離

(4)

現象的には似ている不安定性的現象

表面張力がない?ある?

応力に対する応答?

似て非なる?

(5)

衝突に対する応答

衝突への応答として流体的に振る舞う 部分と固体的に振る舞う部分がある

特に固体的振る舞い(クーロン摩擦)

の挙動が理解に苦しむ

(6)

衝突粉体抵抗

ΣF

v z

Σ F = − mg + k | z | + m v 2 d 1

gravitational force

depth proportional frictional drag (velocity independent)

velocity dependent inertial drag (depth independent)

H. Katsuragi & D. J. Durian, Nature Phys., 3, 420 (2007)

(7)

単純な摩擦則?

k m

D p

g ∼

ρ g ρ p

hydrostatic expectation

k m

D p

g = 12 µ

! ρ p ρ g

" 1 / 2 empirical scaling

8000 6000 4000 2000 0 -2000

a + g - v2 /d 1 [cm/s2 ]

-8 -6

-4 -2

0

z [cm]

intercepts h=83 cm h=50 h=30 h=15 h=7.0 h=3.8

h=2.2 cm h=1.6 h=1.1 h=0.52 h=0.28 h=0.18 h=0

(k/m)|z|

1 10

kD p/µmg

0.01 0.1 1

lg/ lp 1/2

1

Projectiles:

Tungsten Steel PTFE Delrin Wood Hollow PP Al cylinder

Granular media:

Glass beads Beach sand Sugar Rice

f (z )/m = a + g − (1/d 1 )v 2 f ( z )

m = k

m | z |

hydrostatic pressure + Coulomb friction?

(8)

流体?粉体??

静水圧

• Janssen

• Pascal

の法則

慣性,粘性,

...

シアーバンディング

STATIC

DYNAMIC

(9)

疑問

粉体摩擦を決めるのは何か?

もしくは

粉体層内で応力はどのように伝播するのか?

静水圧的, Janssen 的,...

(10)

まずは ( 準 ) 静的から

(11)

研究動機 I

連続体としての粉体の応力への応答?

流体のアルキメデスの原理,パスカル の原理のようなものはあるのか?

ガラスビーズ層に固体塊をうずめて,応 力とひずみの関係を実験的に導く!
(12)

先行研究

Hill et al., EPL 2005 Stone et al., PRE 2004

(13)

研究動機 II

先行研究は固体塊の低速での陥入に対 する抵抗力のみの測定

本研究では抵抗力と同時に容器壁での 圧力を測定し,粉体メディア内の圧力 の伝播の定量化を目指す!
(14)

実験系

陥入速度:

1 mm/s

ガラスビーズ:粒径

d = 0.4, 0.8, 2 mm

固体塊:球:半径

r = 5, 10, 20 mm

粉体層厚:

L mm (100-250),

容器内径:

R=35 mm

試験機(島津製

AGX

)と圧力センサー(共和電業,

TEAC

によるシンプルな反力と壁圧力の測定系

Force:

Stroke:

Pressure: (bottom) (side wall) p 0 p 1

F z F

p 0

p 1 z

r

R

L d

(15)

生データ

1 10

P0 [kPa]

100 80

60 40

20

z [mm]

d = 0.4 mm, r = 10 mm d = 0.8 mm, r = 5 mm d = 0.8 mm, r = 10 mm d = 0.8 mm, r = 20 mm d = 2 mm, r = 10 mm

1 10

P1 [kPa]

100 80

60 40

20

z [mm]

d = 0.4 mm, r = 10 mm d = 0.8 mm, r = 5 mm d = 0.8 mm, r = 10 mm d = 0.8 mm, r = 20 mm d = 2 mm, r = 10 mm

0.01 0.1 1 10

F [N]

1 10 100

z [mm]

d = 0.4 mm, r = 10 mm d = 0.8 mm, r = 5 mm d = 0.8 mm, r = 10 mm d = 0.8 mm, r = 20 mm d = 2 mm, r = 10 mm

F ∼ z 1.5 P x ∼ ?

普遍的スケーリングは 可能か!?

(16)

解析指針

シンプルな力と変位のスケーリングだけ で満足して良いか?

否,応力とひずみの関係で考えよう

有効な長さスケールを用いたスケーリング

積層の履歴依存性によるゆらぎ

(

圧力初期

)

の除去
(17)

応力ひずみスケーリング

10-4 10-3 10-2 10-1 100 101

Fd/r2 L [kPa]

0.01 0.1 1

!

d = 0.4 mm, r = 10 mm d = 0.8 mm, r = 5 mm d = 0.8 mm, r = 10 mm d = 0.8 mm, r = 20 mm d = 2 mm, r = 10 mm

10-4 10-3 10-2 10-1 100 101

(dR/r2 )(P0 - P0(0)) [kPa]

0.01 0.1 1

!

d = 0.4 mm, r = 10 mm d = 0.8 mm, r = 5 mm d = 0.8 mm, r = 10 mm d = 0.8 mm, r = 20 mm d = 2 mm, r = 10 mm

10-4 10-3 10-2 10-1 100 101

(dR/r2 )(P1 - P1(0)) [kPa]

0.01 0.1 1

d = 0.4 mm, r = 10 mm d = 0.8 mm, r = 5 mm d = 0.8 mm, r = 10 mm d = 0.8 mm, r = 20 mm d = 2 mm, r = 10 mm

d L

F

r 2 ∼ � 3/2 dR

r 2 ∆p x ∼ � 9/4

� = z L

∆p x = p x − p x (0)

F

p

p1 z r

R

L d

(18)

応力スケーリング

10-4 10-3 10-2 10-1 100 101

(dR/r2 )(P0 - P0(0)) [kPa]

0.001 0.01 0.1 1 10

Fd/r2L [kPa]

d = 0.4 mm, r = 10 mm d = 0.8 mm, r = 5 mm d = 0.8 mm, r = 10 mm d = 0.8 mm, r = 20 mm d = 2 mm, r = 10 mm

10-4 10-3 10-2 10-1 100 101

(dR/r2 )(P1 - P1(0)) [kPa]

0.001 0.01 0.1 1 10

Fd/r2L [kPa]

d = 0.4 mm, r = 10 mm d = 0.8 mm, r = 5 mm d = 0.8 mm, r = 10 mm d = 0.8 mm, r = 20 mm d = 2 mm, r = 10 mm

dR

r 2 ∆p x ∼

� d L

F r 2

� 3/2

底面,側面とも応力伝播則は同一のスケーリング

(側面の方がバラツキが大きい)

(19)

応力伝播則

dR

r 2 ∆p x ∼

� d L

F r 2

� 3/2

d L

F

r 2 ∼ � 3/2 F

r 2 ∼

� d L

� 1/2 � z d

� 3/2

∆p ∼

� d L

� 1/2

r 2 LR

� F r 2

� 3/2

� d L

� 1/2

r 2 LR

(

粒子数

)

-1/2:散逸度合い? :陥入固体塊サイズ

/

容器サイズ 粉体におけるアルキメデスの原理?

粉体におけるパスカルの原理?

(20)

より一般的には

d L

F

r 2 ∼ � α F

r 2 =

� d L

� α − 1 � z d

� α

σ α

dR

r 2 ∆p x ∼

� d L

F r 2

� β

∆p =

� d L

� β − 1

r 2 LR

� F r 2

� β

σ β 1 − β

押しこみ反力

壁面への応力伝播

(21)

指数?

α = β

α = 3/2

ヘルツの接触則と一致

しかし実際は埋め込みによる大変形  (ひずみ〜

1

(22)

まとめ

ガラスビーズ層への固体塊の準静的陥入にお ける抵抗圧と容器壁への応力の伝播を同時計

抵抗圧は陥入深さの

1.5

乗に,壁応力は抵抗圧

1.5

乗にそれぞれ依存して増大する

粉体層厚

/

粒子径

(

1/2

)

が散逸パラメータ?

として重要

(23)

今後の課題

粉体粒子形状の効果

サイクル試験による履歴効果

スケーリング指数の由来

• AE

計測

Referensi

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