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編集後記 - 日本国際問題研究所

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Academic year: 2023

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本号の特集テーマは「公論外交」である。恐らく、多くの読者は初めてこの言葉を目にす るのではなかろうか。これまでは、「パブリック・ディプロマシー」という英語の概念が、翻 訳されないまま日本ではもっぱら流通してきた。編集委員会では、その重要性に鑑みて特集 号を編むことにしたわけだが、この概念のいっそうの普及と浸透を図るためには日本語に翻 訳することが有用だと考えた。だが、最適な訳語を選定する作業は難航した。さまざまな試 行錯誤、あるいは「思考錯誤」の末に到達したのが、「公論外交」という言葉である。

適訳を探すのが難しかった原因は、公論外交が幅広い領域を覆う概念であり、その意味で 多義性を有することにある。その解説は本号の諸論文に譲るが、そうだからと言ってあえて 翻訳せず、原語をそのまま使ったほうがよいとは必ずしも言えないだろう。上記の意味で多 義的であるという本概念の性質は、原語であろうと同じだからである。ただ、本号の執筆者 はいずれも「パブリック・ディプロマシー」を日本に広く紹介した先駆者たちであり、どの 言葉を用いるかということについて編集委員会としてはあえて干渉していない。

領土や歴史が重要な外交問題となり、公論外交の役割がいよいよ大きくなっていることは 間違いない。翻訳の試みが実を結び、より多くの人がその重要性を認識するようになること を切に願っている。

(編集委員 高原明生)

国際問題 No. 635(2014年10月)

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国際問題 第635号 2014年10月号

編集人『国際問題』編集委員会 発行人 野上 義二

発行所 公益財団法人日本国際問題研究所(http://www.jiia.or.jp/)

〒100−0013 東京都千代田区霞が関3−8−1 虎の門三井ビルディング3階 電話 03−3503−7262(出版・業務担当)

*本誌掲載の各論文は執筆者個人の見解であり、執筆者の所属する 機関、また当研究所の意向を代表するものではありません。

*論文・記事の一部分を引用する場合には必ず出所を明記してくだ さい。また長文にわたる場合は事前に当研究所へご連絡ください。

*最近号

13年9月号 焦点:国際法と領土問題

13年10月号 焦点:新局面に入る東南アジア諸国の政治 13年11月号 焦点:アジア諸国の非熟練外国人労働者問題 13年12月号 焦点:北極海問題とは何か?

14年1・2月号 焦点:東アジア国際政治の新しい動態 14年3月号 焦点:再び混迷に向かう中東 14年4月号 焦点:オバマ外交の現在

14年5月号 焦点:中国の選択―保守か改革か 14年6月号 焦点:加速するメガFTA交渉と世界貿易体制 14年7・8月号 焦点:新興国と「中所得国の罠」

14年9月号 焦点:経済と安全保障

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◎ 編 集 後 記 ◎

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則を適用する必要はないと指摘されている 。ここからすると,逆に②の取 引においてはトリガーとなる事実を人為的に発生させうるため,同原則を適 用ないし類推適用する必要があるとも考えられる 。 以上のように,個別の規定の類推適用の可能性を考慮すると,ある取引が 保険 であるのか否かということは,保険法の適用については,重要なも のではあるが

のもやはり入ってから気づくのではなく、事 前に入社前からそういうふうに中の人をきち んと見て入っていくという子というのが大き いのかなと。ですから単純に人数を多くさせ るということだけが重要ではなくて、長期的 に見て CO-OP 教育で入った子の方が、会社 に入ってすごく活躍してくれるという声がゆ くゆく挙がってきてくれるとうれしいなとい うのがあります。