主はあなたを苦しめ、飢えさせ、あなたも先祖も味わったことのないマナを食べさせられた。人はパンだけで生きる のではなく、人は主の口から出るすべての言葉によって生きることをあなたに知らせるためであった。
旧約聖書 申命記8:3
いつの間にか、そう、本当にいつの間にか夏がやってきた。新型コロナウィルスに翻弄され、最善と思われる 手立てを講じるのに精一杯で、ゆとりのないまま過ぎてしまった春。
それでも状況は少しずつ落ち着きを見せ、先日の運動会は短縮プログラムではあったが、晴天のもと行うこと ができた。自粛・休校、そして各種大会の中止を余儀なくされた生徒たちが、笑顔で、全力で走っている。ただ それだけが嬉しい運動会だった。
生徒らが笑顔で走るそれだけで泣きそうになる 2020年夏
思えば、学校に生徒がいて、日々の何気ないやりとりするのは当たり前のことのようでいて、実はとても大切 な時間だったのだ。休校期間の学校は、慌ただしくはあったが、言いようのない寂しさにも満たされていた。そ れでもようやく学校再開のめどがたった時、松野副校長が突然「シャボン玉で生徒を迎えよう」と言い出した。
「生徒を笑顔にしたい。上を向いて欲しい」のだと。もちろん異論は無い。すぐさま皆で準備にかかり、休校明 けの朝、生徒らの頭上に光り輝くシャボン玉が降り注ぐことになる。
「シャボン玉で生徒を迎える!」副校長が言えばたちまち大盛り上がり 消毒する・座席配置を広くする それだけじゃだめ シャボン玉、飛ばそう 午前七時校舎二階のベランダに設置完了「シャボンダマシーン」
頭上より降りくる虹の球体を見上げる生徒ら そう、上を向いて
たかがシャボン玉、かもしれない。しかし、この日のシャボン玉は生徒たちの屈託ない笑顔とともに、ひとつ の希望として忘れがたい光景となった。
文責 松野
shalom
shalom~聖愛中学校通信~ shalom(シャローム)は「平和」を意味するヘブライ語。
「こんにちは」「さよなら」の挨拶として使われています。
第8号 2020.7.1(水)発行
わたしはぶどうの木、
あなたがたはその枝である。
人がわたしにつながっており、
わたしもその人につながっていれば、
その人は豊かに実を結ぶ。
~ヨハネによる福音書15:5-9~
こう
◆第23回俳句甲子園 全国大会出場決定(青森県代表:聖愛高校、弘前高校)
高校1年の今初寧さん、佐藤万優さん、高校2年の尾崎莉乃さん、岩渕莞人さん、新山暖人さんの内進生5人 で編成した福士先生の愛弟子たちが、全国予選を突破し本大会出場を決めました。全国の高校32校が出場する 今年の俳句甲子園は、感染防止のため作品審査で競い合います。松山での全国大会中止は少々残念ですが、
「優秀校によるオンラインディベート決勝戦TBS系の人気番組『プレバト!!』で放送」なんてことになったら 面白そうですよね。今の聖愛中生と高校内進生を見ていると、この伝統はしばらく続く予感がします。
<作品紹介>
うららかやカラッと揚がる海老フライ(佐藤万優)
自転車の蜘蛛の巣越しの春うらら (今初寧)
うららかや4Bで書く進路表 (尾崎莉乃)
コカコーラ抜いてうららかなる自粛 (岩渕莞人)
じゅうたんの毛足まつわる春うらら (新山暖人)
う
ほんろう
じしゅく
あわ
くったく いろん
今回は、福士先生からの寄稿を紹介します。
せんぞ
きこう
まな
よ ぎ うれ
なにげ
◆
運動会 6月18日(木)
初夏の強い日差しの中での運動会。今年は午前中のみの開催です。これまで、中学校は予定の行事を行って きましたが、高校にとっては初の学校行事でした。
<成績>1位:白組(206点) 2位:赤組(158点) 3位:青組(131点)
◆
花の日礼拝 6月19日(金) ~お花のご協力ありがとうございました~
聖愛が大切にしてきた宗教行事の1つです。今年、施設に贈るすべての花束は、中学生全員で作りました。
パン食い競争は先生も生徒も大好き!
なんたってキャッスルホテルのパンで すからっ!パン食い競争がもっとも似 合う先生といえば、もちろんこの方で すね!
←↑数学障害は 生徒が突進して くるので、採点 する先生には、
恐怖の時間なん です。
今年の「借り人」は中学生と高3生の種目です。
監督やHRTと一緒に走る人がいたり、楽しそう♪
そんな中、お呼び がかからない気の 毒な先生が2人…
その姿が右の写真 です。