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英語要約スピーキング 自学自習支援システムの効果

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Academic year: 2023

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(1)

英語要約スピーキング

自学自習支援システムの効果

2015

3

15

日本英語教育学会第

45

回年次研究集会

仲谷佳恵

*

・室田真男

**

*東京工業大学 大学院社会理工学研究科 博士課程

*日本学術振興会 特別研究員(DC)

**東京工業大学 大学院社会理工学研究科

(2)

研究概要

英語要約スピーキング自学自習支援システムの 開発

– 産出活動の中で特定の語彙を使用する

1. スピーキング 2. 自学自習

3. 要約法を用いた学習

4. 自学自習のための足場かけ

統制的発表語彙力に対する効果は 従来手法と同程度

– スピーキングテストの結果は両群で異なる可能性

(3)

研究背景と目的

(4)

研究背景 (1)

日本人大学生の英語能力

日本人大学生への英語スピーキング能力向上 支援の必要性

– 他国と比較してスコアが低い – 話せるのは簡単な内容のみ

The comparison of the TOEFL iBT score of Japanese native speakers and of neighbor countries (2013)

Countries Speaking Reading Writing Listening Total

Japan 16 17 17 15 64

China 19 22 20 21 78

Korea 21 21 22 22 85

株式会社アルク (2014). Survey on English learning motivation –using text mining- (in Japanese). A collection

of theses of Osaka University of Commerce, 6(2), 77-90.

3. 簡単な自己紹介 4. 業務の簡単な説明 5. 文法等で4より優れて いることがある

Educational Testing Service (2014). Test and Score Data Summary for TOEFL iBT®

Tests. “http://www.ets.org/s/toefl/pdf/94227_unlweb.pdf” 2015/3/3 accessed.

(5)

研究背景 (2)

語学学習の支援とモバイル端末

端末の生涯学習活用(Sharples 2000)

– 日常における利便性,携帯性,個人への適応

端末を利用した語学の自学学習

– 語彙学習:学習ログに基づく選択問題の提供 (Ogataら2004など)

– スピーキング能力:学習者の現在位置に基づく 英会話練習(Chengら 2011, Liuら2010など)

5

システムを利用した語学の 自学自習支援の需要の高まり

(6)

語彙の習得段階

(Melka 1997, Lauferら1999, 望月ら2003など)

1. 模倣と理解の伴わない再生

– 聞いた内容をおうむ返しに繰り返す

2. 受容語彙

– 聞いたり読んだりする際には理解できる

3. 統制的発表語彙

– ヒントがあれば

書いたり話したりする際に使える

4. 自由発表語彙

– 必要に応じて書いたり話したりする際に自由に使える

「使える」語彙を 増やす

(7)

語彙の習得支援

従来の学習法

語彙の穴埋め学習

– 文章の一部を空欄にし 特定の語彙の使用を促す

産出に対する負荷の 必要性

意味重視の言語活動

(Mouri et al. 2014)

産出活動の中で語彙を 使用する

– 学習した語彙を使う タスクを提示

例:スーパーへ行って”豆腐”

を買う際に,店員に

「豆腐はどこにありますか」

と聞く

課題遂行のための

物理的な負担軽減の必要性

東京書籍“NEW HORIZON ドリル”,“https://www.tokyo- shoseki.co.jp/news/detail/90/”

(8)

要約法

要約法による自学学習

– 英文を読む/聴く後に,その要約をアウトプットする (新崎 2004,村野井2006,村野井2010)

要約法の特徴

– 意味重視の言語活動

– 語彙項目を用いてメッセージを言語化

→言語形式の習得を促すFocus on Form学習 (村野井 2006,村野井 2010)

– インプットした語彙を即座に使用(新崎ら 2004)

(9)

本研究の狙い

1. 模倣と理解の伴わない再生

– 聞いた内容をおうむ返しに繰り返す

2. 受容語彙

– 聞いたり読んだりする際には理解できる

3. 統制的発表語彙

– ヒントがあれば

書いたり話したりする際に使える

4. 自由発表語彙

– 必要に応じて書いたり話したりする際に自由に使える

英文を聴いて

要約をスピーキングする 要約法

聞き取った語彙を

使用する練習が行える

受容語彙から統制的発表語彙への習得に 効果があるのではないか

(10)

研究背景 まとめ

日本人大学生への英語スピーキング能力向上 支援の必要性

システムを利用した語学の自学自習支援の 需要の高まり

要約法の語彙習得への活用の可能性

(11)

研究目的

英語要約スピーキング自学自習支援システムの 開発と評価

– 学習目標:受容語彙を統制的発表語彙まで習得する

対象は日本人大学生・大学院生

– TOEIC レベルC(470~730)程度

– 基本的な文法・構文は身についている

(12)

システムの開発

(13)

使用教材

高校生用英語リーディング教材

– 啓林館「ELEMENT English Communication I」

より“Samurai and English”

– 三省堂「EXCEED English Reading New Edition」

より”Global Warming”

– 第一学習社「Vivid English Communication I」

より”The Dream of a Young Japanese in Ghana”

日本人大学生・大学院生が聴いて理解できると

想定されるレベル

(14)

学習法の特徴

1. スピーキングによる学習

2. 自学自習

– タブレット端末を用いた学習

3. 要約法

– 聞き取った語彙を

即座に要約スピーキングで使用

4. 自学自習のための足場かけ

– 要約に必要な語彙を2~3個ずつ使用する練習 – 自身の要約の振り返り

© ASUSTeK Computer Inc.

(15)

学習の流れ

1回目の

要約スピー キング

単語の 振り返り

英文全体を テキスト 表示で確認

11答練習

(2)

2回目の

要約スピー キング

単語の 振り返り

学習全体の 振り返り

足場かけ (2)

1問1答練習 を基に

再度要約

足場かけ (3) 足場かけ

(1) 足場かけ

(1)

(16)

要約法による学習

リスニングで聞き取った語彙を 即座にスピーキングで使用

1. 英文4~5分リスニング 2. 1分で要約を考える

3. 30秒で要約のスピーキング(録音)

英文を

リスニング 考え中 要約を英語で

スピーキング

(17)

学習の流れ

1回目の

要約スピー キング

語彙の 振り返り

英文全体を テキスト 表示で確認

11答練習

(2)

2回目の

要約スピー キング

語彙の 振り返り

学習全体の 振り返り

足場かけ (2)

1問1答練習 を基に

再度要約

足場かけ (3) 足場かけ

(1) 足場かけ

(1)

(18)

足場かけ (1)

語彙の習得状況振り返り

目標語彙の確認

要約で使用できた語彙の振り返り・記録

目標語彙

(19)

学習の流れ

1回目の

要約スピー キング

語彙の 振り返り

英文全体を テキスト 表示で確認

11答練習

(2)

2回目の

要約スピー キング

語彙の 振り返り

学習全体の 振り返り

足場かけ (2)

1問1答練習 を基に

再度要約

足場かけ (3) 足場かけ

(1) 足場かけ

(1)

(20)

足場かけ (2)

1問1答練習

– 要点を確認させるための質問(5~6問) – 学習者はスピーキングで回答

– 要約に必要な内容と語彙の確認・練習

Global warming has much influence…

質問文

模範解答

必要な語彙 の表示

How much influence does global warming have?

(21)

学習の流れ

1回目の

要約スピー キング

語彙の 振り返り

英文全体を テキスト 表示で確認

11答練習

(2)

2回目の

要約スピー キング

語彙の 振り返り

学習全体の 振り返り

足場かけ (2)

1問1答練習 を基に

再度要約

足場かけ (3) 足場かけ

(1) 足場かけ

(1)

(22)

足場かけ (3)

自身の要約の振り返り

①使った語彙,使えなかった語彙の確認

②スピーキング録音音声の再生

③模範解答と自身の音声との比較

①使った語彙○×表

②録音音声

③模範解答

(23)

評価実験

(24)

評価実験

実験目的

– 統制的発表語彙力の向上に対する本システムの効果の検証 – 要約法による学習と穴埋め音読(従来型)の学習効果の比較

実験プロセス

プレテスト

ポストテスト (プレテストと

同じ)

遅延テスト (プレテストと

同じ)

1週間程度開ける

3日以内 3日以内

6日間の

英語スピーキング練習

1日1トピック

全3種類

1日30分程度

(25)

テスト内容

受容語彙力テスト

– 英単語の意味を日本語で記入

– 英単語は6日間の学習の目標語彙(23問)

統制的発表語彙力テスト

– 6日間の学習の目標語彙の使用を促す問題

穴埋めテスト(Lauferら 1999)

• 内容を指定したスピーキング

スピーキングテスト

– 「部活」「英語学習の利点」それぞれについて 1分スピーチ

(26)

統制的発表語彙力テスト (Laufer 1999)

穴埋めテスト

– 対象とする語彙の数文字のみ表示

問題例

– Are there any (so ) for the difficulties? We have to change this bad situation. 答え:solutions

Nation(1999)を元に以下の要素に 1点ずつ加算

– 表出(アウトプットできたか) – 発音(発音が正しいか)

– 文法的機能(時制,単複等が正しいか)

6日間の目標語彙23問について採点

(27)

実験概要

実験参加者

– 理系大学生・大学院生45名(男性37名,女性8名) – ランダムに実験群と統制群に分かれる

– 45名の内

• 6日間学習が出来なかった方

• 受容語彙テストが(平均―標準偏差)以下だった方

• 統制的発表語彙力テストが(平均+標準偏差)以上だった方

– を除いた28名が分析対象

実験日程

– 2014年10月10日~12月26日

(28)

穴埋めテスト 分析結果

混合2要因分散分析の実施

– テスト期間のみに有意差が見られた (F(2, 54)=230.06, p<.001)

– 多重比較の結果,プレテストとポストテスト,

プレテストと遅延テストにそれぞれ有意差が見られた

語彙力に対して 要約スピーキングは 穴埋め音読と同等の効果が

得られる

*

*

(29)

今後の分析の方針

統制的発表語彙力のスピーキングテスト

– 例:肥満の解決法は、頻繁に運動し、日々の食事に気を付ける 努力を、個々人が継続することにかかっている.

– 実験群

• A solution of fat depends on individual continuous efforts to exercise frequently and taking care of daily meals.

• Solution of metabolic syndrome depends on every day sport and diet and individual effort to...

– 統制群

• Solution for being fat is people make effort to exercise often and care for daily diet.

• Fat solution is doing activities often and making effort to eat meal every...

(30)

結論

英語要約スピーキング自学自習支援システムの 開発

– 産出活動の中で特定の語彙を使用する

1. スピーキング 2. 自学自習

3. 要約法を用いた学習

4. 自学自習のための足場かけ

統制的発表語彙能力に対する効果は 従来手法と同程度

– スピーキングテストの結果は

両群によって異なる可能性がある

(31)

今後の課題

テスト結果の詳細な分析

– 統制的発表語彙力テスト

表出・発音・文法的機能それぞれについて分析 – スピーキングテストの分析

• 流暢さ

• 学習対象外の語彙のレベル・出現頻度

コンテンツの改善

– 教科書以外のリソース

• 学生用の英字新聞

• Webニュース記事

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ご清聴ありがとうございました

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