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1,2族有機金属化合物:金属の効果

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(1)

1,2 族 族有 有機 機金 金属 属化 化合 合物 物: :金 金属 属の の効 効果 果

塩基性 vs. 求核性

位置選択性

相対反応速度

有機化学特論

A

3

1

(2)

1,2 族 族有 有機 機金 金属 属化 化合 合物 物: : a a 位 位置 置換 換基 基の の効 効果 果

1)

共鳴効果により炭素上の負電荷を安定化

(X = COR, CO

2

R, CN, NO

2

, P(O)(OR)

2

, SOR, SO

2

R, BR

2

) 2)

誘起効果により炭素上の負電荷を安定化

(X = OR, NR

2

)

3)

負の超共役効果により炭素上の負電荷を安定化

(X = SiR

3

, SR, SeR)

4)

脱離しやすくカルベノイド性をもたらす置換基

(X = halogen, OSO

2

R, OR)

2)

誘起効果

(

カルボアニオンの安定性:

1

>2

>3

)

4)

カルベノイドの反応性

脱離基の性質により 求核性および求電子性の カルベノイドの2種がある

空軌道が求核種を受け入れ

遊離カルベンは アルケンと反応

(

シクロプロパン化

)

CHCl

3

KOH

CCl

2カルベンが発生

アルケンとの反応で ジクロロシクロプロパン生成

2

(3)

1,2 族 族有 有機 機金 金属 属化 化合 合物 物: :カ カル ルベ ベノ ノイ イド ドの の反 反応 応性 性

求電子性カルベノイドの反応性

参考:遊離カルベンのスピン多重度

最新のカルベン化学 富岡秀雄 著 名古屋大学出版会

ISBN 9784815806064

有機合成化学 檜山爲次郎・大嶌幸一郎 編著 東京化学同人

ISBN 9784807907601

参考:イリドもカルベノイドとして作用する 求核性カルベノイドの反応性

ACIE 2011, 50, 3760.

JACS 2003, 126, 12179.

一部ラセミ化

求電子性カルベノイド

+遊離カルベン

ケトンの不斉還元由来の 光学活性アルコールから キラル

4

級炭素構築

(Cb = CON

i

Pr

2

)

S CH2 O

O O

Me2S O +

95%

+

アルキルボランの 一炭素増炭

(homologation)

カルベノイドの連続

homologation

による 分子量分布が狭いポリマーの合成

3

(4)

1,2 族 族有 有機 機金 金属 属化 化合 合物 物: :立 立体 体配 配置 置

アルキルリチウムの立体反転

添加剤と金属の効果

分子内配位の効果

p p - s *

共役の効果 参考:アノマー効果

(n- s *

相互作用

)

大学院講義有機化学Ⅰ

p116

異性化の半減期

9

@−78℃

PMDTA

添加で減速

アミン配位で会合体が不利に

分子内に配位しやすい

lone pair

を持つと 立体配置が保持されやすい

(

低温でのみ保持される

)

a : b = 36:64 (H

2

O)

4

(5)

以下の論文1報を隅々まで読んでくること

(1-2

時間はかけよう

)

論文を読む際の注意

タイトルと概要を何度か読む

背景となる参考文献はその概要を読んで自分の言葉

(

一言でよい

)

でまとめる

論文に書かれている全ての反応式・全てのグラフの縦軸と横軸の定義・全ての略号の意味に加えて

Supporting Information

も含めて化合物データ・各種スペクトルの解釈・分子構造情報の詳細・

光電子物性などを理解すると共に、本文に戻って化合物そのもの位置づけ・論文そのものの位置づけを再確認

これらのことより、以下について自分なりにまとめてくる

(

6

回講義で解説・上記ウェブサイトに例あり

)

・この論文は化学全体の中でどの分野のものか?

・論文の背景においてどのような研究がなされてきたか?

・この論文において何がこれまでの報告と違うのか?

・それはどのような工夫によって得られたものか?

以下は第

6

回の講義では当てられたら答えるようにしておくこと

・得られた結果を説明するための実験は他に考えられるか?

・自分ならこの論文に何を足してさらに次のアプローチを考えるか?

またそのアプローチに対して必要な他の事実はあるか?

あるならそれはどの論文に書いてある?この段階で文献検索が必要。

これらが研究提案を行う上で重要な手順ですので第

6

回の講義で身につけて下さい

明日 日の の授 授業 業 ( 第 第 6 回 回 ) に につ つい いて て ( 研 研究 究提 提案 案へ へ向 向け けて ての の訓 訓練 練 )

講義の最後にはレポートを課します

(

採点済過去レポートも上記ウェブサイトに置いておきます

)

必要な参考文献

PDF

、他の論文紹介、

採点済み過去レポートを以下ウェブサイトに置いてます。

パスワードは全て

3335

http://oec.chembio.nagoya-u.ac.jp/docs.html

Koshino, K.; Kinjo, R.

Construction of σ-Aromatic AlB

2

Ring via Borane Coupling with a Dicoordinate Cyclic (Alkyl)(Amino)Aluminyl Anion.

J. Am. Chem. Soc. 2020, 142, 9057-9062.

5

(6)

13 族 族有 有機 機金 金属 属化 化合 合物 物: :有 有機 機ホ ホウ ウ素 素化 化合 合物 物

ホウ素の電子効果

無機ベンゼン:ボラジン

部分 BN 化芳香族分子

ACIE 2009, 48, 973.

JACS 2011, 133, 11508.

極性の高い

BN

結合により 特異な光物性を示す

6

ベンゼン環を挟んで 共役している

JACS 2018, 140, 1195.

JACS 2018, 140, 13562.

Prof. W. Piers

@U Calgary Prof. T. Hatakeyama

@Kwansei Gakuin U

general review:

Can. J. Chem. 2009, 87, 8.

Prof. S. Y. Liu

@Boston Col.

(7)

13 族 族有 有機 機金 金属 属化 化合 合物 物: :ホ ホウ ウ素 素ク クラ ラス スタ ター ー① ①

カルボラン:炭素含有ホウ素クラスター

カルボランの応用

[B 12 H 12 ] 2− [CB 11 H 12 ] − [C ortho- 2 B 10 H 12 ]

[C meta- 2 B 10 H 12 ]

[C para- 2 B 10 H 12 ]

抗炎症薬

アミロイド合成阻害剤

創薬における利用② 中性

[C

2

B

10

H

12

]

ベンゼン環の代わりに利用

ガン治療に期待されている 創薬における利用①

BNCT = Boron Neutron Capture Therapy

10

B + n → [

11

B] →

4

He( a -ray) +

7

Li

7

(8)

13 族 族有 有機 機金 金属 属化 化合 合物 物: :ホ ホウ ウ素 素ク クラ ラス スタ ター ー② ②

カルボランの応用:アニオン性

[CB

11

H

12

]

を非配位性アニオンとして不安定カチオンの単離に利用

(1)tert-Bu

カチオンの構造解析

ACIE 2004, 43, 2908.

(2)Wheland

中間体モデル

3.530 Å 3.489 Å

d C 334.2 (SO 2 )

C–CH

3

= 1.429(4)–1.459(4) Å JACS 1972, 94, 2034.

カチオン位置は過去の

NMR

観測結果と一致

JACS 2003, 125, 1796.

(3)

カルボラン酸

(

最強の酸

)

Science 2000, 289, 101.

JACS 2005, 127, 7664.

JACS 2006, 128, 3160.

(4)

フラーレン

C

60のプロトン化

8

(9)

13 族 族有 有機 機金 金属 属化 化合 合物 物: :ボ ボロ ロン ン酸 酸の の化 化学 学

Boronic Acids Ed by Deniss G. Hall Wiley-VCH, 2011

ボロン酸:炭素置換のホウ酸誘導体 水素結合二量体 水と反応してプロトンを放出

(=

酸性

)

ジオールとの環状エステル形成は速い

環状エステル形成の応用:糖の分子認識

Nature 1995, 374, 345.

環状エステル形成による多孔性高分子

JACS 2008, 130, 11872.

糖分子と複合体を形成すると蛍光発光 ビナフチル部位で糖の立体も認識

可逆反応で自発的に平衡が移動 共有結合で形成される多孔質

9

(10)

13 族 族有 有機 機金 金属 属化 化合 合物 物: :有 有機 機ア アル ルミ ミニ ニウ ウム ムの の構 構造 造

アルキルアルミニウムの構造

フェニル基は 架橋しやすい

アルキニル基は

そのまま配位 分子間で架橋構造を形成する

Al-Al

単結合の記述に関しては 議論が分かれるところ

アルキル基が大きければ 二量体になりにくい

10

(11)

13 族 族有 有機 機金 金属 属化 化合 合物 物: :ル ルイ イス ス酸 酸触 触媒 媒① ①

Ishihara, K.

Lewis Acids in Organic Synthesis Yamamoto, H., Ed.

Wiley-VCH: Weinheim, 2000.

基本:カルボニル基がホウ素の空軌道へ配位して 求核剤と反応しやすくなる

応用:向山アルドール反応

応用:

CBS(Corey-Bakshi-Shibata)

還元反応

Organic Syntheses, 1993, Coll. Vol. 8, 578.

JACS 1987, 109, 5551.

応用:

Flustrated Lewis Pairs

立体障害により互いに反応しないルイス酸と ルイス塩基は他の化合物と特異な反応をする

ACIE 2010, 49, 46.

ボラン

(BH

3

)

は当量使用しているが オキサザボロリジンは触媒量

11

Prof. Doug Stephan

@U Toronto

遷移金属錯体を使うことなく イミン・ニトリル・アジリジンや 芳香族炭化水素・アルケン ケトンを水素化する

(12)

13 族 族有 有機 機金 金属 属化 化合 合物 物: :ル ルイ イス ス酸 酸触 触媒 媒② ②

Makromol. Chem. 1969, 130, 210.

応用:エポキシドの開環・二酸化炭素の反応 を通した交互共重合で生分解性ポリマー合成

Organometallics 2011, 30, 3217.

応用:二酸化炭素から導いた環状炭酸エステルの 開環重合反応で生分解性ポリマー合成

基本:

Friedel-Clafts

アルキル化反応

応用:ケトンの官能基選択的水素化

JACS 1988, 110, 2650.

二酸化炭素由来のポリマー 現在は工業化されている

MAD: methylaluminium bis(2,6-di-tert-butyl- 4-methylphenoxide)

12

(13)

13 族 族有 有機 機金 金属 属化 化合 合物 物: :ヒ ヒド ドロ ロメ メタ タル ル化 化

http://www.chem-station.com/odos/2009/06/brown-brown-hydroboration.html

ヒドロホウ素化 代表的なヒドロホウ素化反応剤

ヒドロアルミニウム化 アルキルボランの酸化

JACS, 1964, 86, 3565.

触媒的ヒドロホウ素化

ACIEE 1985, 24, 878.

Can. J. Chem. 1973, 51, 2098.

アルケニルアルミニウムの反応

電子供与性基

電子求引性基

反応性低い

不斉ヒドロホウ素化 不斉ヒドロホウ素化

cat = Rh(PPh3)3Cl 0.05 mol%, 20 min, 83%

活性種は

Rh-B

結合を持つ錯体

13

(14)

求核 核的 的な な 13 族 族元 元素 素化 化合 合物 物

結晶構造

HOMO

アルキルリチウムのホウ素版:ボリルリチウム

関連ホウ素求核種

Tetrahedron Lett. 2000, 41, 6821.

Chem. Lett. 2000, 29, 982.

J. Organomet. Chem. 2001, 625, 47.

ACIE2008, 47,5650. ACIE2009, 48,9735.

ACIE 2010, 49, 2041.

J. Org. Chem. 1994, 59, 6753.

J. Organomet. Chem. 1993, 462, 107.

Cy3P·BH2I LDBB

Cy3P·BH2Li+

Li+ –•

LDBB =

ClSiMe3

SiMe3 BH2 Cy3P

N C N Dip Dip

BH2I

LDBB/TMEDA THF

Li+ –•

LDBB =

N C N Dip Dip

BH2

N C N Dip Dip

BH2

O O

Et O Et

O O Et Li

ACIE 2010, 49, 9166.

N B N Dip

Br

Dip N

B N Dip

Li

Dip N

B N

Dip Dip

Li

N B N Dip

H

Dip N

B N Dip

nBu

Dip N

B N Dip

CH

Dip OH Ph

Li THF

H2O nBuCl 1) PhCHO

2) H2O Dip = 2,6-iPr2C6H3

OB

O B

O O

Ph Ph

O

+ nBu3P (11 mol%) CuOTf (10 mol%)

Ph Ph

O pinB

96%

CuCl, LiCl, KOAc

OB

O Cu•KCl

Cl pinB then, H2O 53%

(B2pin2) then, H2O

Mn B Mn OC CO

OC CO

Li+(DME)3 Mn

B Mn

COCO OCOC

Cl

Li

DME Mn

B Mn

COCO OCOC

Me MeI

DME KC8

Et2O B

Ph Ph

Ph Ph

Cl

N N

Mes

Mes B

Ph Ph

Ph Ph

N N

Mes Mes

K MeI

Et2O B

Ph Ph

Ph Ph

Me

N N

Mes

Mes

Science2006, 314,113. ACIE2007, 46,6710. JACS2007, 129,9570. ACIE2008, 47,6606. JACS2008, 130,16069. Chem. Lett.2008, 37,802. JACS2009, 131,14162. JACS2010, 132,11449.

Chem. Commun.2011, 47,5888. ACIE2011, 50,920. Eur. J. Org. Chem.2011,3951. ACIE2014, 53, 6259. JACS2016, 138,3548. ACIE2016, 55,11426. ACIE2016, 55,12827.ACIE2017, 56,1658.

14

(15)

ホウ ウ素 素間 間多 多重 重結 結合 合

ホウ素間二重結合化合物

NC N

Dip B Dip

Br BrBr Dip = 2,6-iPr2C6H3

KC8

Et2O B B

C C H

H N N

N N

Dip Dip

Dip

Dip B B

C C H

H N N

N N

Dip Dip

Dip

Dip H H

+

JACS 2007, 129, 12412. JACS 2008, 130, 3298.

B=B 1.560(18) Å (cf. B–B ca. 1.75 Å)

NC

N B

ClCl

Li

THF B B

C

N C N

N N

λmaxB=B 1.590(5) Å = 538 nm (ε 4100)

ACIE 2012, 51, 9931.

red color

ホウ素間二重結合も 炭素と同様に短い

ホウ素間二重結合は 可視光領域に吸収あり

N

NMg Mg N N

Mes Mes Mes

Mes

Pt

Br B

Et3P Et3P

B Dur

Dur

+ Br Et3PPt

Et3P

B B Dur

Dur

ホウ素間二重結合化合物の異常性

Dur = 2,3,5,6-Me4C6H1 フリーの

Dur-B=B-Dur (

計算

)

より

B-B

結合が短くなる

Nat. Chem. 2013, 5, 115.

B BMes PEt3 Mes

Et3P

Ar = 3,5-(CF3)2C6H3 BAr4

B BMes PEt3 Mes

Et3P

BAr4

ACIE 2014, 53, 5689.

ホウ素間三重結合化合物

ESR

NC N

Dip B Dip BrBr Dip = 2,6-iPr2C6H3

THF CN

N Dip B Br Dip

Br Na

NC N

Dip B Dip

CNN Dip B

Dip

Science 2012, 336, 1420.

B=B 1.449(3) Å l

max

= 600 nm

二重結合より長波長シフト

NC B Dip

CN B

Dip

H2

B B C C H

H

N Dip N

Dip

ホウ素間三重結合の異常性

Chem. Eur. J. 2016, 22, 17169.

水素分子と直接反応

15

Prof. Gregory Robinson

@U Georgia

Prof. Holger Braunschweig

@U Wuertzburg

ホウ素の酸化反応が進行

(16)

低酸 酸化 化数 数ホ ホウ ウ素 素化 化合 合物 物: :ボ ボリ リレ レン ン

電子欠損性化合物

H C

H H N

B

boryleneH carbene nitrene BH3 CH4 NH3

錯形成により安定化されたボリレン

Mn CO

OC SiMe2Ph

B BCl NMe2 Cl

Me2N

Mn OC OC

Mn OC OC

B NMe2

ACIE 1995, 34, 825.

通常の化合物よりも

結合が

2

本少ない化学種は 高反応性中間体と考えられている

ルイス塩基の配位で安定化されたボリレン

Cf. CAAC (cyclic alkyl(amino)carbene)

N C

Dip H2

N C Dip

H H

Science 2011, 333, 610. Science 2007, 316, 439.

NHC

と比べて窒素が一つ少ないために

σ

ドナー性・

π

アクセプター性が両方向上して 水素分子とも反応しうる

N C Dip

BBr3

C N Dip N B

C Dip H

KC8 TfOHs N

C Dip N B

C Dip H H

TfO

ルイス塩基安定化ボリレン上での置換反応

ACIE 2016, 55, 14464.

N C B N C N B B C

N C

B

CAAC CAAC

CAAC CAAC

N C Dip CAAC =

CAAC Br B

BrCN

KC8 N

C N CAAC

NCB N

N

錯体へ配位して 安定化した最初の例

カルベンの

σ

供与性と

π

受容性を利用 ホウ素上がプロトン化される

ホウ素上でルイス塩基が置換反応する

N B B N

O O

Cl Ph

Ph Cl

KC8 N C B C

B N O O

Ph

Ph

N B B N

O O

TfO Ph

Ph Me MeOTf

分子内にボリレンとルイス酸性ホウ素を持つ 二面性分子の反応

Nat. Commun. 2015, 6, 7340.

下のホウ素がルイス塩基、上がルイス酸

16

(17)

低酸 酸化 化数 数ホ ホウ ウ素 素化 化合 合物 物に によ よる る小 小分 分子 子反 反応 応

Angew. Chem. Int. Ed. 2016, 55, 14067.

J. Am. Chem. Soc. 2017, 139, 2593.

Angew. Chem. Int. Ed. 2014, 53, 13159.

NDip

B N(SiMe3)2

H2 toluene 25 °C, 24 h

85%

(1 bar) NDip

BN(SiMe3)2

H H NDip

HB H

N(SiMe3)2

ルイス塩基安定化ボリレンへの

H

2の酸化的付加

B B

H2

hexane B B

H H

RT, 2 h 52%

(1 bar)

ジボランの

B-B

結合と

H

2のメタセシス ジボラアントラセンジアニオンへの

H

2付加

B B

H

H 2Li+

H2

THF-d8 100 °C, 2 d

quant.

(1 bar)

B B

H

H 2Li+

H H

B(I)

への酸化的付加を経由

DFT

計算による反応機構見積

B(II)

から

B(III)

への酸化 遷移状態では

B

がルイス酸で

B-B

結合電子が

H

+を捕捉

17

ボリレンと

N

2の直接反応

Science 2018, 359, 896-900.

Science 2019, 363, 1329-1332.

還元により発生した

塩基安定化ボリレンの反応

B(I)

から

B(III)

への酸化

Prof. Guy Bertrand

@UC San Diego

(18)

低酸 酸化 化数 数 Al 化 化合 合物 物

18

中性

Al(I)

化学種

Angew. Chem. Int. Ed.

2000, 39, 4274.

Angew. Chem. Int. Ed.

Engl. 1991, 30, 564.

最初の単核

Al(I)

ルイス塩基で安定化

最初の分子性

Al(I)

単核の

CpAl(I)

Chem. Sci.

2019, 10, 3421. J. Am. Chem. Soc.

2019, 141, 16954.

水素置換の単核

Al(I) 2

つのルイス塩基で安定化

J. Am. Chem. Soc.

2017, 139, 14384.

最初の

Al=Al

二重結合 ルイス塩基で安定化

Angew. Chem. Int. Ed.

2006, 45, 5953.

Al

間三重結合

Al(0)

でジアニオン

その他の低酸化数

Al

化学種

Al(I)

アニオン

Nature 2018, 557, 92. J. Am. Chem. Soc.

2019, 141, 11000.

Angew. Chem. Int. Ed. 2020, 59, Accepted Manuscript.

doi:10.1002/anie.202006693.

Angew. Chem. Int.

Ed. 2019, 58, 1489. Angew. Chem. Int.

Ed. 2020, 59, 3928.

Nat. Chem. 2020, 12, 36. J. Am. Chem. Soc.

2020, 142, 9057.

Z. Naturforsch., B: Chem. Sci.

1988, 43, 1113.

Inorg. Chem.

1993, 32, 2983.

全て

2018

年以降の報告

Al

1.5

重結合

Al

間単結合

Al(II)

化学種
(19)

3 族 族有 有機 機金 金属 属化 化合 合物 物: :ラ ラン ンタ タノ ノイ イド ド類 類の の性 性質 質

(NH

4

)

2

[Ce(NO

3

)

6

]

1

電子酸化剤として働く

SmI

2

1

電子還元剤として働く

イオン半径について

価数について

中心金属の磁性について 有機金属錯体について

f

電子が不対電子となる場合は

中心金属が常磁性となる

d

電子を持たないので

p

逆供与配位子と相互作用しにくい

ランタノイドのイオン半径は

遷移金属よりも大きいので 高配位構造をとりやすい

19

(20)

3 族 族有 有機 機金 金属 属化 化合 合物 物: :ラ ラン ンタ タノ ノイ イド ド類 類の の利 利用 用

アラニンの

D/L

混合物

+

キラルシフト試薬の

1

H NMR

スペクトル

(

メチル領域

)

このへんが

見やすくなっている

JACS 2001, 123, 2466.

触媒的直接不斉アルドール反応

位置選択的

1,2-

付加

大学院講義有機化学

II p199-

J. Organomet. Chem. 1985, 285, C21.

キラルシフト試薬

大学院講義有機化学

II p35-

MRI

造影剤

合成化学者のための実験有機金属化学 佐藤史衛・今本恒雄・山本經二 編 講談社サイエンティフィック

1992 ISBN 4061533444

多機能不斉ランタニド触媒の総説

Chem. Rev. 2002, 102, 2187.

Gd

の常磁性により周りの水分子の1

H NMR

における 縦緩和時間

T

1が変化する

基質の

La

および

Li

への配位により立体選択性が発現

RLi

CeCl

3を混合することで

RCeCl

2が調製可能

金属上の不対電子スピンと

1

H

核スピンの相互作用で それぞれの光学活性体の 化学シフトが変化する

20

Dr. Masakatsu Shibasaki

@Institute of Microbial Chemistry

(21)

有機 機化 化学 学特 特論 論 A 第 第 3 回 回小 小テ テス スト ト

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以下の問に答えよ。

(1) 組成式 BN で示される窒化ホウ素は次の二種の構造をとることが予測される。 C-C 結合と B-N 結 合の類似性を考慮してその構造を説明せよ。

(2) BF 3 と BCl 3 に対してルイス塩基を反応させた際の平衡定数は一般的に BCl 3 の方が大きい。ハロ ゲン原子の性質を考慮してその理由を説明せよ。

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