21世紀初頭の現在、東アジア経済は中国の高度成長を牽引力とし
Teks penuh
Dokumen terkait
The issues on the Korean peninsula, the development of regional security organizations in Europe and Asia, the disarmament process and NMD/TMD as well as issues of economics and
2.所得格差の是正の必要性 ●近年、アジア地域は目覚しい経済成長を遂げたが、成長を優先した開発政策による 発展の歪みも生じており、大きな所得格差の問題を抱えている。今後のアジアの更 なる成長には域内内需の振興が不可欠の課題であるが、所得格差の是正は、中間所 得層の購買力を高め、アジア市場の拡大に大きく寄与すると期待される。
21世紀に先駆ける存在としての川~野辺地川~ (青森県) 「20世紀には 日本中の川が 仮死の川となっ たのだった。」(天野礼子『川は生きているか』 p118)日本中の川を歩き、全国の川における開発に 対して反対運動を繰り広げた天野礼子さんの言葉 である。現在、日本に生きる人々の誰もが、多かれ 少なかれそのように感じているのではないだろう
21 世紀の農業のあり方 同志社大学経済学部郡嶌孝ゼミナール 仲田淳平・三枝卓矢・小田嶋美樹・奥野めぐみ (研究テーマ) 世の中が情報化社会に向かい、インターネットを使ったネット販売、受注販売が広がり を見せていく中で消費者の立場が従来のそれとは変わろうとしている。消費者はワンクリ ックするだけで、瞬時に情報を得ることができるようになってきた。多くの人々が偏りな
経済の潜在生産能力 1 潜在生産能力の決定因 1.1 生産可能性曲線 生産の制約条件 資源: 天然資源 労働力 人的資本 資本ストック(固定資本と在庫) 技術 資源の最適配分 限界代替率の均等条件 1.2 生産能力の有効利用 これは穀物のみを生産し消費する農業経済の例である.労働以外の生産要素すなわち生産に必
はじめに 2007年夏に発生したサブプライム危機、2008年9月のリーマン・ショックは、世界経済に 激震を引き起こした(以下こうした一連の経済的混乱を「世界金融危機」と呼ぶ)。これに対し て、各国は必死になって、独自に、または協調して金融面、実態面への経済的悪影響を抑 えようとしてきた。アメリカでは、2009年1月に発足したオバマ政権がこうした経済政策を
はじめに 今日の世界の不安定感が高まっていることを否定する人は少ないであろう。もちろんこれ は感覚的なものであって、冷戦期の米ソ核戦争の恐怖と比べれば巨大な脅威は存在せず、現 代は大災厄の危険から免れている、という見方もできよう。しかし明確な恐怖の対象が存在 しないこと自体が現代の不透明感を増しているのである。執筆時点(2017年11月末)におい