平成30年度『精選古典B』 (古B336/337)年間学習指導計画案
○○高等学校国語科
教科 国語科 科目 古典B 学年 2-3学年
単位数 4単位 配当時数 2年次 古文35時間 漢文35時間 3年次 古文35時間 漢文35時間
計140時間
1.教科の目標
国語を適切に表現し的確に理解する能力を育成し、伝え合う力を高めるとともに、思考力や想像力を伸ばし、心情を豊かにし、言語感覚を 磨き、言語文化に対する関心を深め、国語を尊重してその向上を図る態度を育てる。
2.科目の目標
古典としての古文と漢文を読む能力を養うとともに、ものの見方、感じ方、考え方を広くし、古典についての理解や関心を深めることによ って人生を豊かにする態度を育てる。
3.使用教科書など
教科書 『精選古典B 古文編』/『精選古典B 漢文編』(古B336/337 教育出版)
副教材 『精選古典B 古文編 学習課題ノート』/『精選古典B 漢文編 学習課題ノート』(教育出版)
4.評価の観点及びその趣旨
関心・意欲・態度 話す・聞く 書く 読む 知識・理解
国語で伝え合う力を進ん 目的や場に応じて効果的 相手や目的、意図に応じ 文章を的確に読み取った 伝統的な言語文化及び言 で高めるとともに、言語文 に話し、的確に聞き取った た適切な表現による文章を り、目的に応じて幅広く読 葉の特徴や決まり、漢字な 化に対する関心を深め、国 り、話し合ったりして、自 書き、自分の考えをまとめ、 んだりして、自分の考えを どについて理解し、知識を 語を尊重してその向上を図 分の考えをまとめ、深めて 深めている。 深め、発展させている。 身に付けている。
ろうとする。 いる。
5.学習計画及び評価規準など
凡例 ○=単元の目標 関=関心・意欲・態度 読=読む能力 知=知識・理解 【 】内は評価の方法例を示す。
◎古文編 第二部
月 単元の目標と指導事項 教材名 主な学習活動 観点別評価の規準と方法
4 『枕草子』を読む 宮に初めて参り 1 『枕草子』と清少納言について、第一 関 古典を読む力をすすんで高めるとともに、
月 ○『枕草子』を読み、その たる頃 部で学習したことを振り返り、文学史 古典についての理解や関心を深めようとし 自由な感性と文体の魅力 御 方 々 、 君 的な基礎知識を獲得する。 ている。【行動の確認】
にふれ味わうことによっ 達 、 上 人 な 2 コラムの「宮廷女房」などを参考にし 関 『枕草子』とそこに描かれている人物への て、ものの見方、感じ方、 ど 無 名 と い ふ て、摂関政治期の貴族社会の状況や、 関心を深め、作者のものの見方、感じ方、
考え方を豊かにする。 琵琶の御琴を 貴族の生活・教養に関する古典常識を 考え方を的確に捉えている。【行動の確認】
『古今』の草子 整理する。 読 構成に注意しながら内容を理解し、その価
を 3 各章段を、登場人物とその行動・発言 値を考察して、自分の考えを深め、発展さ 大納言殿参り給 に注意して正確に読み取り、その背後 せている。【行動の分析(ノート・ワークシ ひて にある作者の心情や、ものの見方、感 ート・考査)】
二月つごもり頃 じ方について考える。 知 『枕草子』に関する文学史的な基礎知識を、
に 4 清少納言の、定子や女房、男性貴族た 正確な読解に結びつけ、伝統的な言語文化 殿などのおはし ちとの関わり方について考える。 及び言葉の特徴やきまりなどの理解を深め、
まさで後 5 「『枕草子』関係年表」や「『枕草子』 知識を身につけている。【行動の確認(発言 こ の 草 子 、 の人々」を参考に、登場人物の人間関 ・小テスト・考査)】
目 に 見 え 、 係や歴史的事実を押さえて、人物像を 心 に 思 ふ こ 立体化する。
と を 6 古典文学に登場するさまざまな楽器に 琴と笛(表現) ついて調べ、報告する。
7 文法の知識を、正確な読解に結びつけ る。
5~ 『大鏡』を読む 道真左遷 1 『大鏡』について、紀伝体と語り手と 関 歴史物語を読む力をすすんで高めるととも 7 ○『大鏡』を読み、描かれ 師輔の夢 いう観点をふまえて文学史的な基礎知 に、『大鏡』についての理解や関心を深めよ 月 ている内容や登場人物の 中宮安子の嫉妬 識を整理し、過去の助動詞「き」で語 うとしている。【行動の確認】
人間像を的確に捉え、歴 兼通と兼家の確 られる歴史の意味について考える。 読 『大鏡』をすすんで読み、話の構成や展開 史物語の文学的価値につ 執 2 各章段を、登場人物の行動に注意して を正確に読み取っている。【行動の確認(ノ いて考察する。 若き日の道長 正確に読解し、その背景にある心情を ート・ワークシート・考査)】
女院詮子の道長 ふまえながら人物像について考える。 読 『大鏡』に描かれている思想や登場人物の びいき 3 語り手の、その人物に対する評価を考 人間像などを的確に捉えている。【行動の確
三船の才 える。 認(ノート・ワークシート)・考査】
4 「『大鏡』関係年表」を参考に、また、 読 『大鏡』を読んで作品の価値を考察し、読
『枕草子』などの同時代の他の作品、 解したことをもとに自分の考えを深め、発 日本史学習と関連させながら、人物像 展させている。【行動の分析(発言・発表・
を立体化する。 提出物)】
知 『大鏡』に関する文学史的な基礎知識を、
正確な読解に結びつけ、伝統的な言語文化 及び言葉の特徴やきまりなどの理解を深め、
知識を身につけている。【行動の確認(発言
・小テスト・考査)】
8~9 『日記』を読む 蜻蛉日記 1 日記文学作品について、文学史的な基 関 古典の日記文学を読む力をすすんで高める 月 ○女性の手になる日記作品 嘆きつつ 礎知識を整理する。 とともに、古典についての理解や関心を深
を読み、当時の宮廷女性 鷹を放つ 2 摂関政治期の貴族社会の状況や、貴族 めようとしている。【行動の確認】
の生き方を知るとともに、紫式部日記 若 の結婚などについて、古典常識を整理 読 日記文学を読んで作者の思想や感情などを
それぞれの作品にあらわ 宮誕生 する。 的確に捉えたり、その価値を考察したりし
れたものの見方、感じ方、 日本紀の御局 3 『大鏡』での藤原兼家の人物像や行動 て、自分の考えを深め、発展させている。【行 考え方を的確に捉える。 和泉式部日記帥 を思い返し、『蜻蛉日記』を正確に読解 動の分析(発言・発表・提出物・考査)】
○日本文学における日記文 の 宮 か ら の して、作者の心情を考え、歌を鑑賞す 読 本文を正確に読解し、歌にこめられた心情
学の価値を考察する。 便り る。 や作者の人物像などについて理解している。
帥の宮の訪れ 4 『大鏡』に描かれている藤原道長の人 【行動の確認(発言・ノート・考査)】
讃岐典侍日記 物像を確認し、『紫式部日記』を正確に 知 平安時代の日記文学に関する文学史的な基 しるしの箱 読解して、作者の宮仕えに対する心情 礎知識を、正確な読解に結びつけ、伝統的
を考える。 な言語文化及び言葉の特徴やきまりなどの
5 『和泉式部日記』を正確に読解して、 理解を深め、知識を身につけている。【行動
作者の心情を考え、歌を鑑賞する。 の確認(発言・小テスト・考査)】
6 『讃岐典侍日記』を正確に読解し、病 床の堀河天皇への心遣いを考える。
7 兼家、道長、帥の宮の人物像について 考える。
10- 『源氏物語』を読む 藤壺の宮の入内 1 『源氏物語』について、第一部で学習 関 古典を読む力をすすんで高めるとともに、
1 2 ――光源氏と女君―― 身のほどを知る したことを振り返る。 『源氏物語』についての理解や関心を深め、
月 ○光源氏と光源氏を取りま 空蟬 2 光源氏と光源氏をめぐる主な女君や、 古典に親しむことによって人生を豊かにし く女性たちの物語の読解・ 夕顔の死 あら筋を押さえる。 ようとしている。【行動の確認】
鑑賞を通して、日本文学の 朧月夜との出会 3 各場面を正確に読解し、登場人物の行 読 各場面の状況や登場人物、また、登場人物 最高傑作とされる作品世界 ひ 動や心情がどのように描かれているの の行動や心情について正確に理解している。
にふれる。 葵の上に取り憑 か考える。 【行動の確認(発言・話し合い・考査)】
○時代を超えた人間の真実 く物の怪 4 各場面の舞台設定や人物像が、そ 読 『源氏物語』を読んで作者や登場人物の思 にふれて、古典に親しむこ 明石の君の苦悩 の場面の主題とどう関連するのかを考 想や感情などを的確に捉え、自分の考えを とにより、人生を豊かにす 女三の宮の降嫁 える。 深め、発展させている。【行動の確認(発言 る態度を養う。 紫の上の死 5 各場面で、和歌に詠みこまれている登 ・考査)】
女君評(古典の 場人物の心情を理解し、本文の読解に 知 『源氏物語』に関する文学史的な基礎知識
扉) 結びつける。 を、正確な読解に結びつけ、伝統的な言語
6 「女君評」などを参考に、気になる登 文化及び言葉の特徴やきまりなどの理解を 場人物などについて調べ、レポートす 深め、知識を身につけている。【行動の確認
る。 (発言・小テスト・考査)】
1~3 評論を読む やまと歌/六歌 1 歌論の伝統について簡単に整理する。 関 中世から近世に至る和歌や俳諧に関する評 月 ○和歌に関する三つの評論 仙評 2 各 作 品 の 作 者 と そ の 代 表 的 な 論を読む力をすすん で 高 め る と と も に 、 を読み、作品の根底にあ 歌の、八つの病 作 品 に つ い て 、 簡単に紹介する。 古 典 の 評 論 文 学 に つ い て の 理 解 や 関 る発想を知ることで、作 の中に 3 平安~室町時代の歌論を正確に読解 心 を 深めようとしている。【行動の確認】
品を読解・鑑賞する力を 俊成自讚歌のこ し、話題になっている論点やテーマを 読 各作品で話題になっている論点やテーマを 養うとともに、わが国の と 読み取り、作者の詠歌に対する思いや、 正確に読み取り、作者や登場人物の主張を 伝統と文化について理解 心と言葉 短詩形文学における表現の重要性につ 理解している。【行動の確認(発言・小テス
を深める。 一字の違ひ いて考える。 ト・考査)】
○近世の評論を読み、古典 師の風雅 4 近世の評論作品について、近世文学の 読 古典を読んで思想や感情などを的確に捉え 文学の根底にあるものの 虚実皮膜の論 流れをふまえながら、文学史的な基礎 たり、その価値を考察したりして、自分の 見方・感じ方・考え方を もののあはれ 知識を整理する。 考えを深め、発展させている。【行動の分析 知ることで、わが国の伝 兼好法師への批 5 『 三 冊 子 』『 難 波 土 産 』 を 正 確 (ノート・ワークシート・考査)】
統と文化について理解を 判 に 読 解 し 、 作 者の芸術に対する考え 知 伝統的な言語文化及び言葉の特徴やきまり 深め、古典に親しむ態度 花は盛りに(古 方を理解する。 などの理解を深め、知 識 を 身 に つ け て い を養う。 典の扉) 6 本 居 宣 長 の 二 つ の 評 論 を 正 確 る 。【 行 動 の 確 認 ( 発 言 ・ 小 テ ス ト ・
に 読 解 し 、 宣 長 の も の の 見 方 に 考 査 )】
つ い て 考 え る 。 知 さまざまなものの見方、考え方、感じ方に 視野を広げ、言語感 覚 を 豊 か に し 、 和 歌 や 俳 諧 の 鑑 賞 に 役 立 て て い る 。【 行 動 の 確 認 ( 発 言 ・ 考 査 )】
◎漢文編 第二部
月 単元の目標と指導事項 教材名 主な学習活動 観点別評価の規準と方法
4月
逸話
季札挂剣 1 返り点や送り仮名に従って、正確に 関 語句の意味・用法を理解し、文や 糟糠之妻 訓読できるように練習する。 文章の組み立てについても理解しよ○さまざまな時代の逸話 長安何如日遠 2 重要漢字、再読文字について理解す うとしている。【行動の観察】
に用いられている語句 三横 る。 読 文脈に即し た現代語訳を してい
の意味・用法および文 3 疑問・反語・受身・使役・詠嘆・選 る。【記述の分析(ノート・定期考査 や文章の構造を理解す 択・限定・抑揚などの句型に関する理 など)】
る。 解を深める。 読 作品の主題を理解している。【行
4 構成に注意しながら内容を読み取 動の確認(発言・発表など)】
る。 知 訓点に従い 正確に訓読を してい
5 それぞれの作品で、作者が伝えよう る。【行動の確認(指名音読・ワーク としていることを理解する。 シートなど)】
知 重要漢字・再読文字・句型に関す る理解を深めている。【記述の確認
(ワークシート・定期考査など)】
5 ~ 6 史話 鼓腹撃壌 1 中国の歴史について関心を深め、そ 関 時代ごとに異なる書き手や文章中
月 伯夷・叔斉 れぞれの史話の時代背景を知る。 の人物の、人間・社会・自然などに
○時代ごとに異なる書き手 宋襄の仁 2 重要語句の意味について理解する。 対する思想や感情を、間違いなく、
や文章中の人物の、人間 孫臏 3 疑問・二重否定・反語・詠嘆・願望 過不足なく読み取ろうとしている。
・社会・自然などに対す 荊軻 ・使役などの句型を理解する。 【行動の観察】
る思想や感情を、間違い 蘇武持節 4 場面ごとに登場人物・構成・展開に 読 場面ごとの話の展開を的確につか なく、過不足なく読み取 赤壁の戦ひ 即してあらすじを的確に把握する。 んでいる。【行動の確認(発言・ワー
る。 5 登場人物の行動やその背景にある心 クシートなど)】
理を考える。 読 登場人物の人物像や心情を理解し ている。【記述の分析(ワークシート
・定期考査など)】
知 語句の意味 や重要な句型 につい て、理解を深めている。【記述の確 認(ワークシート・定期考査など)】
6 ~ 7 漢詩 月下独酌 1 唐代の著名な詩人について、どのよ 関 日本においてもよく知られた詩人
月 石壕吏 うな生涯を送ったか概略を知る。 の作品を読み、詩の表現上の特色を
○日本においてもよく知 代悲白頭翁 2 それぞれの詩について、形式・押韻 理解し、主題を的確に捉え、豊かな られた詩人の作品を読 長恨歌 ・構成などを理解する。 人間性を養うと同時に、それらの詩 み、詩の表現上の特色 3 詠嘆・限定・願望・疑問・使役・反 が日本に与えた影響について考察し を理解し、主題を的確 語・仮定などの句型を理解する。 ようとしている。【行動の観察】
に捉え、豊かな人間性 4 主題を的確に捉え、作者の心情を理 読 詩の作られた時代背景や詩に詠ま
を養うと同時に、それ 解する。 れた心情を理解している。【記述の分
らの詩が日本に与えた 5 古くから親しまれてきた詩を読み味 析(ワークシート・定期考査など)】
影響について考察する。 わうことにより豊かな人間性を養う 読 作者の思想や感情を的確に読み取 と同時に、それらの詩が日本に与え り、自分のものの見方や考え方を深 た影響について考察する。 めている。【行動の確認(発言・レポ
ートなど)】
知 古体詩と近体詩の違いや、押韻に ついて理解している。【行動の確認(発
言・ワークシートなど)】
知 重要漢字・再読文字・句型に関す る理解を深めている。【記述の確認
(ワークシート・定期考査など)】
9 ~ 1 0 史記 廉頗と藺相如 完璧帰趙 1 史記および作者司馬遷について理解 関 長文の読解を通して、漢文の表現
月 澠池の会 する。 に慣れ、語句や句型の知識の定着と、
○長文の読解を通して、 刎頸之交 2 語句の意味を理解し、文の構造を確 内容把握能力の向上を図るとともに、
漢文の表現に慣れ、語 認・復習する。 司馬遷の簡潔な表現の特色を味わお
句や句型の知識の定着 3 使役・二重否定・選択・抑揚・比較 うとしている。【行動の観察】
と、内容把握能力の向 などの句型を理解する。 読 場面ごとの話の展開を的確につか 上を図るとともに、司 4 登場人物相互の関係を正しく捉え、 んでいる。【記述の分析(ワークシー 馬遷の簡潔な表現の特 その人物像や心理を理解する。 ト・定期考査など)】
色を味わう。 読 登場人物の人物像や心情を理解し
ている。【記述の分析(ワークシート
・定期考査など)】
知 語句の意味 や重要な句型 につい て、理解を深めている。【記述の確 認(ワークシート・定期考査など)】
10~11
文
売油翁 1 中国の「文」について、その概略を 関 唐宋八大家として著名な欧陽脩と月 捕蛇者説 理解する。 柳宗元と韓愈の文章を読み、そこに
○唐宋八大家として著名 師説 2 疑問・詠嘆・比較・反語・二重否定 こめられた作者の人間・社会などに な欧陽脩と柳宗元と韓 などの句型を理解する。 対する思想や感情を読み取り、もの 愈の文章を読み、そこ 3 構成・展開に注意して作者の思想を の見方・考え方を豊かにしようとし にこめられた作者の人 学び、ものの見方や考え方を深める。 ている。【行動の観察】
間・社会などに対する 読 作者の思想や感情を的確に読み取
思 想 や 感 情 を 読 み 取 り、自分のものの見方や考え方を深
り、ものの見方・考え めている。【記述の分析(定期考査・
方を豊かにする。 レポートなど)】
知 中国における「文」の歴史、特に 唐宗八大家文について理解している。
【行動の確認(発言・ワークシート など)】
知 語句の意味や句型を理解し、正し く現代語訳している。【記述の確認
(ワークシート・定期考査など)】
11~12 思想 孟子 無恒産無恒心 1 儒家・道家・法家・墨家などの思想 関 中国古代の思想家の文章を読み、
月 荀子 勧学 について理解する。 そこにこめられた作者の人間・社会
○中国古代の思想家の文 老子 不尚賢 2 仮定・比較・部分否定などの句型を に対する思想を読み取り、ものの見 章を読み、そこにこめら 荘子 治馬 理解する。 方・考え方を深めたり、広げたりす れた作者の人間・社会に 韓非子 公私相背 3 荀子と荘子については特に比喩に、 る契機としようとしている。【行動の 対する思想を読み取り、 墨子 非攻 韓非子と墨子については特に論の構成 観察】
ものの見方・考え方を深 ・展開に注意して学習する。 読 論の展開にそって、作者の主張を めたり、広げたりする契 4 儒家と道家、儒家と法家など、思想 的確に読み取り、自分のものの見方 機とする。 的に対立する点について比較学習す や考え方を深めている。【記述の分析
ることにより、ものの見方や考え方 (定期考査・レポートなど)】
を深める。 知 諸子百家について総合的に理解し
ている。【行動の確認(発言・ワーク シートなど)】
知 語句の意味や句型を理解し、正し く現代語訳をしている。【記述の確 認(ワークシート・定期考査など)】
1 ~ 3 小説 千日酒 1 中国の小説に描かれた当時の文化に 関 小説の読解を通して、その構成や
月 離魂記 ふれるとともに物語の流れを理解す 展開に即して内容を的確に捉えると
○小説の読解を通して、 る。 ともに、わが国の言語・文学・思想
その構成や展開に即して 2 仮定・疑問・詠嘆・反語などの句型 などが、近世までの歴史において、
内容を的確に捉えるとと を理解する。 特に中国から強い影響を受けつつ独
もに、わが国の言語・文 3 構成の巧みさについて理解する。 自の発展を遂げてきたことについて 学・思想などが、近世ま 4 従来学習してきた史伝や思想の文章 理解しようとしている。【行動の観察】
での歴史において、特に とは異なる虚構の世界を味わう。 読 作品の内容を、構成や展開に即し
中国から強い影響を受け て的確に捉えている。【記述の確認(ワ
つつ独自の発展を遂げて ークシート・定期考査など)】
きたことについて理解す 読 わが国の言 語・文学・思 想など
る。 が、中国から強い影響を受けつつ独
自の発展を遂げてきたことについて、
影響を受けた作品を知ることで理解 している。【行動の分析(発言・ワー クシート・レポートなど)】
知 語句の意味や句型を理解し、正し く現代語訳をしている。【記述の確認
(ワークシート・定期考査など)】