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PDF 第1回(4月7日) マクロ経済学初級 I - Keio

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(1)

第1回(4月7日) 

マクロ経済学初級 I 

火曜日第1時限  担当者 白井義昌 

慶応義塾大学経済学部 

日吉キャンパス 

(2)

教科書 

クルーグマン マクロ経済学  

ポール

クルーグマン/ロビン

ウエルズ著

 

(大山・石橋・塩澤・白井・大東・玉田・蓬田著)

 

 

東洋経済新報社 2009年  

   

4800円+税

 

(3)

keio.jp  

講義情報  

講義スライド

 

宿題

 

お知らせ

   

質問掲示板 

(4)

成績評価 

•  必修宿題3回を keio.jp で提出  

– 

3回分すべて提出した者にのみ期末試験の

 

 受験資格をあたえる

 

 (3回分すべて提出したからといって単位

 

  を獲得できるわけではない)

 

 

•  期末試験の結果で成績を評価( A,  B,  C,  

D )する  

(5)

宿題スケジュール 

       掲示日   提出日  

第1回宿題  4月29日 5月13日    

第2回宿題  6月2日  6月10日    

第3回宿題  6月30日 7月7日 

(6)

本日の講義         

「経済」

(Economy)  

とはなにか?

 

 

「市場経済」と「みえない手」(

invisible  hand

 

 市場の失敗

 

       ミクロ経済学

 

 

 好況、不況、恐慌

 

 経済成長と技術進歩

 

       マクロ経済学

 

 

 経済学者の考察方法

 

•  理論分析  解明経済学と規範経済学

 

•  実証分析

 

•  実験 

「経済学とは何か?」 

(7)

「経済」とはなにか? 

経済( Economy )とは  

社会の生産・消費活動を調整するシステム    

 

経済学とは  

  個人のレベルと社会全体のレベルの  

  両方の視点で経済を考察する学問  

(8)

市場経済 

個々の生産者(企業)や消費者が   生産や消費の決定を行う経済  

– 

生産者や消費者が自由に取引を行う場が市場

  – 

市場を通じて生産や消費が調整される

 

 

逆に中央当局が生産や消費を決定する経済は「計画 経済」と呼ばれる

 

旧ソ連

 

改革開放前の中国

 

(9)

市場経済の働き:みえざる手 

市場経済では

 

個人の自己利益追求が

 

(あたかもみえざる手に導かれて)

 

社会全体のために良い結果をもたらす可能性がある

     

Adam  Smith  (1776)    

An  Inquiry  into  the  Nature  and  Causes  of  the  Wealth  of  Na6ons,     Book  IV,  chapter  II,  paragraph  IX  

“…he  intends  only  his  own  gain,  and  he  is  in  this,  as  in  many  other  cases,   led  by  an  invisible  hand  to  promote  an  end  which  was  no  part  of  his  

intenKon.  Nor  is  it  always  the  worse  for  the  society  that  it  was  not  part  of   it.  By  pursuing  his  own  interest  he  frequently  promotes  that  of  the  

society  more  effectually  than  when  he  really  intends  to  promote  it.”  

 

(10)

市場経済のはたらきが   うまくいく理由 

世の中のニーズや不都合

 

一番解決能力(技術)のある者(企業)がそれに対応することで便益 を生み出す

 

 

その便益を当事者で分かち合う

   

重要な要件

 

•  自由

 

•  機会の均等

 

•  生み出された便益を回収し解決にかかった費用を補償するしくみが ある

 

 

個人の行動が生む個人的便益と個人的費用

 

個人の行動が生む社会的便益と社会的費用

 

  これらが合致しているとき市場経済はうまく働く

 

(11)

市場の失敗 

個人の自己利益の追求が社会全体に悪い結果をもた らす場合

 

 

 

天然資源の乱獲

 

大気や水質の汚染

   

個人の行動が生む個人的便益と個人的費用

 

個人の行動が生む社会的便益と社会的費用

 

  これらが合致していないとき

 

  市場経済が失敗する

 

 

(12)

ミクロ経済学 

人々や企業がそのように意思決定をし、その意 思決定が相互にどう作用するかを学ぶ経済学の 分野  

 

生産と消費を調整するさまざまな経済システム を考察する  

 さまざま取引システムを考察     市場  

  契約  

  組織  

(13)

好況と不況  

1国全体(または世界全体)で経済活動が 順調な時期「好況期」とそうでない時期

「不況期」がある  

戦後の大きな不況 

 

•  1973

年 第1次石油ショック(

16

ヶ月)

 

•  1980

年 第2次石油ショック(

36

ヶ月)

 

•  1985

年   円高不況(

17

ヶ月)

 

•  1991

年 バブル崩壊(

32

ヶ月)

 

•  1997

年 金融危機(

20

ヶ月)

 

•  2008

年 リーマンショック(

13

ヶ月)

 

     「大不況」

the    Great  Recession  

 

マクロ経済学の課題 短期の問題 

(14)

経済成長 

経済が財・サービスを生産する能力の増加    

●20

世紀に先進国は急速な経済成長を経験した

   

●20

世紀末から

21

世紀初頭に新興国も急速な

 

 経済成長を経験した

 

 

マクロ経済学の課題 長期の問題 

(15)

Per Capita Real GDP of US, Japan, China, and 30 Western European Countries

Source: Angus Maddison, Statistics on World Population, GDP and Per Capita GDP, 1-2006 AD, http://www.ggdc.net/maddison/  

0   5,000   10,000   15,000   20,000   25,000   30,000   35,000  

1955   1956   1957   1958   1959   1960   1961   1962   1963   1964   1965   1966   1967   1968   1969   1970   1971   1972   1973   1974   1975   1976   1977   1978   1979   1980   1981   1982   1983   1984   1985   1986   1987   1988   1989   1990   1991   1992   1993   1994   1995   1996   1997   1998   1999   2000   2001   2002   2003   2004   2005   2006  

China US

Japan

Total  of  30    

Western  European  Countries  

1990 International Geary-Khamis dollars

(16)

経済成長 

経済が財・サービスを生産する能力の増加    

●20

世紀に先進国は急速な経済成長を経験した

 

●20

世紀末から

21

世紀初頭に新興国も急速な  

 

 経済成長を経験した

 

 

なぜ経済は成長するのか?

 

なぜ経済成長はある時期、ある地域で他の時期、

他の地域にくらべて急速に進むのか?

 

 

マクロ経済学の課題 長期の問題 

(17)

経済学者の考察方法 

科学的アプローチ  

リサーチクエスチョン(問い)

 

方法(問いに答えるための具体的な方法)

 

結果

 

 

方法  

モデルを使って考える(理論分析)〜推論

 

データ分析をする(実証分析)〜推論の証拠

 

実験 
(18)

経済学の特徴 

•  解明経済学  posiKve  economics  

   

経済現象を叙述する、説明する

 

   

経済のメカニズムの理解

 

 

•  規範経済学  normaKve  economics  

   

経済状態についての価値判断をする

 

   

(効率性、公平性)

 

 

   

経済のあるべき姿を叙述する

 

   

経済政策の基礎

 

(19)

第1回講義の宿題予告 

• 

Milton  Friedman  

のビデオ講義

   

     “I  price  and  price  system”  

を観て

 

「価格システムを通じて世界中の人々が図らずも協力しあうまたは共同作 業をするのはなぜか?」

 

   

について

Friedman

の説明をまとめなさい.

 

 

h`p://www.criKcalcommons.org/Members/fsustavros/clips/friedman-­‐i-­‐pencil-­‐and-­‐price-­‐system/view  

(上記

URL

をコピーしてブラウザーに貼付けてビデオを閲覧してください)

 

参考文献  

   Leonard  Read  (1958)  “I  pencil”  FoundaKon  for  Economic  EducaKon.    

       

h`p://fee.org/library/detail/i-­‐pencil-­‐audio-­‐pdf-­‐and-­‐html  

 

参考動画    

Milton  Friedman  (1980)  “Power  of  Market”  Free  to  Choose.    

                 h`ps://www.youtube.com/watch?v=ZOpthS61AVg  

Referensi

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