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PDF 自然科学の歩き方 第2回 - 工学院大学

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(1)

自然科学の歩き方 第2回

2019

1

クォーター 金曜4クラス
(2)

前回の演習

データをもとに、グラフを描いた

ありがちな質問:

「線で結ぶんですか?」

ということで、「線」の話をします
(3)

前回描いたグラフ

0.0 0.1 0.2 0.3 0.4

0 2 4 6 8 10

I [A]

電圧V [V]

(4)

0.0 0.1 0.2 0.3 0.4

0 2 4 6 8 10

I [A]

電圧 V [V]

(5)

… で、何がしたいの?

0.0 0.1 0.2 0.3 0.4

0 2 4 6 8 10

I [A]

電圧 V [V]

(6)

「線を引く」とはどういうことか?

「グラフ」は、数値データを見やすくするため のもの

「グラフ」の上の点・線・文字は、全て意味が ある

必ず意図を持って作らなければいけない
(7)

良くない事例

グラフ,統計を「活用」して,誤解を与えることも 可能である。

真似するんじゃないよ!

以下の事例は

https://news.yahoo.co.jp/byline/soichiromatsutani/20150216-00043032/

松谷創一郎「グラフでウソをつく方法――統計リテラシーのための基礎文 献」 から引用

(8)

良くない事例(1)

どう見えますか?

電子コミック 市場が伸び ていることを 論じる記事

(9)

実は・・・ さらに・・・

縦軸をそろえるとこうなる

実は紙ではコミックスを抜いて示していた

(10)

良くない事例(2)

どう見えますか?

安倍政権が軍事 費を拡大している という主張に伴い 示されたグラフ。

(11)

実は・・・ さらに・・・

(12)

「グラフを読む」とは

データをもとに視覚化されたグラフから、何ら かの情報を読み取る

数値データ

グラフ

言葉

目から入る情報は大きい

何が読み取れるか、しっかりと見極める必要

「何を伝えたいか」に基づいてグラフを描く
(13)

基本的な心構え

自然に忠実であること

データは、自然の一部を切り取っただけ

(無限にありうる状況の、「ある一点」のみを知 る)

データは人間が測ったものなので,誤差を持っ ている可能性がある。(というか,必ず誤差があ る。

あまりにも理論と測定がぴったり合ってい たら,何か背後で異常なことが起きている。)
(14)

原理主義的には …

測定したデータ点以外は信じない

グラフ上に描かれたものは、データを表す

どんなグラフが「良い」か?
(15)

原理主義的グラフ

0.0 0.1 0.2 0.3 0.4

0 2 4 6 8 10

I [A]

電圧V [V]

(16)

実験のその先へ

そもそも、なぜ実験をするのか?

自然現象を理解するため

自然現象の原理を知る

その先に起こる自然現象を予測できる
(17)

原理主義の立場だと

測定したデータ点以外は信じない

自然は何が起こるかわからない

新たな現象を知るには、新たな実験が必要

まぁ、それは大事な考え方なんですが

少々、思考停止気味

新たな現象を「予測」できますか?

「わからない」だけでは前に進めない
(18)

例)電圧が5Vの時の電流の値は?

0.0 0.1 0.2 0.3 0.4

0 2 4 6 8 10

I [A]

電圧V [V]

(19)

電圧が5Vの時の電流の値は?

原理主義

電圧5

V

で測定しなけ ればわからない

グラフをもう少し観察

電圧と電流の間には

「右上がり」の関係が ありそう

0.0 0.1 0.2 0.3 0.4

0 5 10

I [A]

電圧 V [V]

(20)

電圧が5Vの時の電流の値は?

電圧が大きくなると、電流が大きくなりそう

どのくらい大きくなるのか?

測定データを

100%

信用する

測定データをそれなりに信用する

分からない部分を推定する

補間
(21)

測定データを 100% 信用する

「測定データは絶対」という立場

電圧が

4.50 V

の時、電流は

0.186 A –

電圧が

6.00 V

の時、電流は

0.222 A

では、その間だろうと思って、比例配分してみ る。(比例配分で良いという「絶対的」根拠は ない。けれども,特別な事情がない限り「なめ らかに」変化すると考えても良いだろう。)
(22)

比例配分

電圧が

4.50 V

の時、電流は

0.186 A

電圧が

6.00 V

の時、電流は

0.222 A

電圧

4.5 5.0 6.0

0.186 0.222

0. 198

= x

) .

( : ) .

(

: 2 = x − 0 186 0 222 − x 1

x

(23)

比例配分

比例配分は「電流 と電圧の関係」が 直線的に変化する と仮定したもので ある

電圧 V 電流 A データのある点

推定点

(24)

線型補間(一次補間)

「データを信用し,データのない箇所は,とり あえずまっすぐつなぐ,という考え方

0.0 0.1 0.2 0.3 0.4

0 2 4 6 8 10

I [A]

電圧 V [V]

(25)

測定データ、信用しますか?

自然現象は絶対、でも、それを測った人間は?

http://plusact.me/blog/post-1555/

(26)

測定データを「それなりに」信用する

電圧が増えると電流も増える

測定がちょっと間違っているかもしれないけど

0.0 0.1 0.2 0.3 0.4

0 2 4 6 8 10

I [A]

電圧 V [V]

(27)

とりあえず全体をまっすぐで

そのかわり個々の測定点でずれてもよい

0.0 0.1 0.2 0.3 0.4

0 2 4 6 8 10

I [A]

電圧V [V]

(28)

考え方の違い

0.0 0.1 0.2 0.3 0.4

0 5 10

I [A]

電圧 V [V]

0.0 0.1 0.2 0.3 0.4

0 5 10

I [A]

電圧V [V]

電圧を増やした時の電 流の上がり方は、時と 場合によって異なる

電流と電圧の間には、

一次関数の関係がある

(29)

「パラメータ」の数

0.0 0.1 0.2 0.3 0.4

0 5 10

I [A]

電圧 V [V]

0.0 0.1 0.2 0.3 0.4

0 5 10

I [A]

電圧V [V]

傾きが5種類

y

切片も5種類

傾きが1種類

y

切片も1種類
(30)

モデル化

自然を単純な形で表せるなら、そうしたい

自然現象の「モデル化」

そこで、今回は、「えいや」と一次関数の線を 引いてみる

電流と電圧の関係を、一次関数でモデル化する

そういえば、「オームの法則」とか

(31)

良いモデル・悪いモデル

良いモデル

測定結果を、「それなりに」再現する

悪いモデル

測定結果と、「ぜんぜん」合わない

「それなり」とか「全然」とか、どういう意味?

どういう基準で判断するの?

(32)

モデルとデータの誤差

「モデルのデータからのずれ」を計算しよう

測定データごとに、誤差の値がある

[誤差

]

=[モデルの値]ー[データの値]

と定義してみる

(33)

0.0 0.1 0.2 0.3 0.4

0 2 4 6 8 10

I [A]

電圧 V [V]

電圧 [V] 1.50 3.00 4.50 6.00 7.50 9.00

電流 [A] 0.0564 0.112 0.186 0.222 0.325 0.332

モデル [A] 0.06 0.12 0.18 0.24 0.30 0.36

誤差 0.0036 0.0080 -0.0060 0.0180 -0.0250 0.0280

誤差の 計算

(34)

モデルの「良さ」の測定

データ点ごとに、「誤差」の値が全てあると、

扱うのが大変

一つの数値で表したい

誤差が小さいほど、「良い」モデル

ここでの定義では「誤差」は、正にも負にもなる

電圧 [V] 1.50 3.00 4.50 6.00 7.50 9.00

電流 [A] 0.0564 0.112 0.186 0.222 0.325 0.332

モデル [A] 0.06 0.12 0.18 0.24 0.30 0.36

誤差 0.0036 0.0080 -0.0060 0.0180 -0.0250 0.0280

(35)

誤差を調べる上での問題

「誤差全部の和」なら、データ全体に対して、

モデルの善し悪しを一つの数値で評価できる

今の誤差の定義では,単純に「誤差」を足す と、正と負が打ち消して、全体の誤差が小さく なる

電圧 [V] 1.50 3.00 4.50 6.00 7.50 9.00

電流 [A] 0.0564 0.112 0.186 0.222 0.325 0.332

モデル [A] 0.06 0.12 0.18 0.24 0.30 0.36

誤差 0.0036 0.0080 -0.0060 0.0180 -0.0250 0.0280

(36)

「誤差」の定義を修正してみては?

(37)

二乗誤差

「誤差」の定義を以下の式で与えることにする

[誤差

]

=([モデルの値]ー[データの値])

こうすると個々の誤差はすべて正となる。

全部のデータ点で加算すると,単純に積みあ がる。

(38)

二乗誤差

電圧 [V] 1.50 3.00 4.50 6.00 7.50 9.00

電流 [A] 0.0564 0.112 0.186 0.222 0.325 0.332

モデル [A] 0.06 0.12 0.18 0.24 0.30 0.36

(誤差)

2 0.000013 0.000064 0.000036 0.000324 0.000625 0.000784

(

二乗誤差

) = Σ [ (

モデルの値

) – (

データの値

) ] 2

二乗誤差:

0.000013 + 0.000064 + … = 0.001846

データ全体の誤差を次の式で定義する。

ここでシグマ記号は,すべてのデータ点について 加算するという意味

(39)

実習:モデルの推定

「とりあえずまっすぐ」のモデルを、自分なりに、

「点線で」引く

原点を通るような線で良いです

その点線の傾きを読み取る

モデルとデータのずれを表す二乗誤差を計算

電圧 [V] 1.50 3.00 4.50 6.00 7.50 9.00

電流 [A] 0.0564 0.112 0.186 0.222 0.325 0.332

モデル [A]

(誤差)

2
(40)

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