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「福岡女学院大学紀要 人間関係学部」第 23 号抜刷 2022 年 3 月

障害の重い子どもたちのためのポケットオルゴールの製作と活用

Creating a Pocket Music Box for Children with Severe Disabilities and its Practice

山 之 内  幹

Miki Yamanouchi

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はじめに

 2020 年以降、多くの人々が新型コロナウィルスの 感染予防のため他者との接触を避けてきた。特別支援 学校の児童生徒も例外ではない。中でも重い障害や疾 患等のため家庭や病院等で訪問教育を受けている児童 生徒は、教師の訪問回数が減ったり、接触する時間が 少なくなったりした。またその他の児童生徒も交流学 習や校外学習等、対外的行事が中止になったり、延期 になったりした。

 コロナ禍において室内での生活を余儀なくされ外部 との接触が少なくなっている子どもたちを少しでも励 まし、元気づけようと製作したのがポケットオルゴー ルである。そしてこの1年間、ポケットオルゴールを 子どもたちに贈る活動をしてきた。

 ポケットオルゴールとはガチャガチャのケースに 18 弁のオルゴールのムーブメント(既製品)を取り つけたものである。ポケットオルゴールには固定式、

回転式、移動式の3種類があり、児童生徒はいつでも

どこでも手にとってオルゴールの音を楽しむことがで きる(写真1)。

 2020 年 10 月から 2021 年 11 月まで、特別支援学校

(19)や児童発達支援センター(2)、障害児者施設

(7)、子ども病院(6)、保育園(1)に3~9個ず つ贈った。多くの教師や看護師、スタッフの方々から お礼の言葉とともに使っている子どもたちの様子や活 用しての感想、意見等を得ることができた。そこには 筆者が予想していなかったポケットオルゴールの活用 法や子どもたちの反応が記されていた。本稿では、こ れらの記述に記されているポケットオルゴール活用の 成果と課題について整理し報告する。そして、今後の 製作と汎用化に生かしたい。

Ⅰ ポケットオルゴールの製作

1 ポケットオルゴール製作のきっかけ

 筆者は肢体不自由特別支援学校に 10 年間、病弱特 別支援学校に8年間勤務した。どちらも病院の併設校 である。そこで数年間、訪問学級の児童生徒の授業を 担当した。訪問学級の授業は病棟や院内の特別教室で 行われる。授業では毎回、わらべ歌遊びをしたり、鈴 やガラガラを振らせて音を楽しませたり(図1)、静 かな曲に合わせてマッサージやストレッチを行ったり した。

 訪問学級の授業で感じたことは、天気のよい日に児 童生徒を戸外に連れ出し、ベランダや中庭の木陰で静 かな音楽を聴かせながらマッサージやストレッチを 行ったり、風や草花の香りや色を感じさせたりするこ

障害の重い子どもたちのためのポケットオルゴールの 製作と活用

Creating a Pocket Music Box for Children with Severe Disabilities and its Practice

山 之 内   幹

Miki Yamanouchi

写真1 ポケットオルゴール

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とはできないか、ということであった。またそんな 時に児童生徒をリラックスさせるための BGM はない か、ということであった。

 その後、筆者は自立活動の専任になり、学校のプレ イルームで障害の重い脳性麻痺や筋ジストロフィーの 児童生徒を対象に1対1で授業を行うようになった。

毎回、授業の導入時に側弯が進みつつある児童生徒の 体幹をゆっくりと開いたり、拘縮が進みつつある児童 生徒の手首や肘、膝のマッサージやストレッチを行っ たりした。その時に対象児の心や体の緊張を少しで も和らげようと言葉かけと一緒にいろいろな BGM を CD で流した。

 児童生徒が一番リラックスしたと感じたのは CD か ら流れてくるオルゴールの音とメロディーだった。そ の時、CD のオルゴール曲もいいがオルゴールそのも のの音を味わわせてみたらどうだろうか、と思った。

 さらに授業以外でも訪問学級の児童生徒が病室の他 の患者に気兼ねなくベッドの中で手にとって聴くこと ができるオルゴールは作れないか。またポケットに入 れたまま、あるいは車いすのテーブルに置いて移動し ながらも聴くことができるオルゴールは作れないか。

そういう思いで製作したのがポケットオルゴールであ る。

2 材料(固定式ポケットオルゴールの場合)

・オルゴールのムーブメント(18 弁 日本電産サ ンキョー製)

・ガチャガチャのカプセル(内径約 60㎜)

・円板(60㎜× 10㎜ ホームセンターの工作コー ナーで購入)1枚

・木ネジ(長さ 10㎜ 太さ2㎜)3本

・爪楊枝3本

・ミックスモザイク(10㎜× 10㎜×5㎜ ホーム センターの工作コーナーで購入)3個

・6角ナット(M3.5 または M 4 厚さ2~3㎜)

1個

・速乾性木工用ボンド

・カラー紐(3㎜× 200㎜)1本

・ビーズ1個

3 用具

・錐

・十字ドライバー(小)

・電動ドリル

・インパクトドライバー

・スパイラル式ステップドリル3-14

・ドリルビット(木・プラスチック対応:直径 1.5㎜ 2㎜)

・ラジオペンチ

・爪切り

4 固定式ポケットオルゴールの作り方

⑴ 円板にスパイラル式ステップドリル3-14 で  直径 14㎜の穴をあける。穴の中心点は円板の 縁から 15㎜内側である。穴あけにはインパクト ドライバーを用いる。

⑵ 円板にガチャガチャの上カプセル(透明)を固 定する時に爪楊枝を等間隔に3か所にさしこむ。

上カプセルの爪楊枝をさしこむ位置にマジックで 印をつける。

図1 ベッドサイド授業 フリーハンドベルで音を楽しむ

(2009 山之内)

山 之 内  幹

(5)

⑶ 上カプセルにつけた印に電動ドリルで直径 1.5

㎜の下穴を開ける。さらにドリルビットを直径2

㎜のサイズのものに交換し、穴を2㎜に拡げる。

穴はカプセルの縁から3~4㎜上に開ける。

⑷ 円板に上カプセルをかぶせる。カプセルと円板 が重なり合う幅は5~6㎜。円板とカプセルの穴 が重なった位置に鉛筆で印をつける(印をつける 穴は1つだけでよい)。

⑸ 上カプセルを外し、円板の側面に記した鉛筆の 印に電動ドリルで1個目の横穴を開ける。穴は直 径2㎜、深さ約 10㎜。円板の中心に向けて開け る。1個目の穴を開けたら上カプセルをかぶせ、

1本目の爪楊枝をさし、上カプセルを円板に固定 する。2個目、3個目の穴は1本目の爪楊枝をさ しこんだまま(上カプセルを円板にかぶせたまま)

開ける。2本目の穴を開けたら2本目の爪楊枝を さし、3個目の穴を開け、3本目の爪楊枝をさす。

⑹ 6角ナットをネジ巻き芯の根元までねじこむ。

3か所にさしてある爪楊枝を抜いて円板から上カ プセルを外す。ムーブメント全体が円板の内側に

おさまるように、またネジ巻き芯が円板の穴の中 心にくるようにムーブメントを円板に置き木ネジ で固定する。ネジ穴はムーブメントのシリンダー の上、振動板の右、ゼンマイの左下の3か所であ る。1つずつ錐で下穴を開け、ドライバーを用い て木ネジで固定する。

⑺ 紐でとってを作る。上カプセルの穴にカラー紐 を通し、さらに紐にビーズを通して紐を結ぶ。紐 先がほつれないよう紐先にボンドをつける。

⑻ 円板の3つの穴の両脇に少量のボンドをつけ、

円板の穴と上カプセルの穴が重なるように上カプ セルを円板にかぶせる。そして爪楊枝の先 10㎜

にボンドをつけ、穴にさしこむ。

⑼ 円板をひっくり返し、ネジ巻き芯に巻きネジを はめる。円板の底面にボンドで脚(ミックスモザ イク)を3個接着する。

障害の重い子どもたちのためのポケットオルゴールの製作と活用

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⑽ ボンドが乾いたら爪楊枝の飛び出し部分をラジ オペンチと爪切りで切り取り、上下のカプセルを 合わせる

5 回転式ポケットオルゴールの作り方

 木ネジ(太さ 2.1㎜ 長さ 6.3㎜ 2個)で巻きネ ジを円板(50㎜×4㎜)に固定する。子どもが自分で ネジを巻きやすくなる。

6 移動式ポケットオルゴールの作り方(開発中)

 回転式ポケットオルゴールの円板の内側8㎜の所に 高さ9~ 10㎜の柱をつける。重心がネジ巻き円板の 縁にかかると、少しずつゆっくりと動き出す。

7 使い方

 聴く時は下カプセルを外して巻きネジを回し、硬め のテーブルの上に置いて聴く。固定式ポケットオル ゴールは指で上カプセルを真上から押さえると響きが よくなる。逆に音量を小さくしたい時は下カプセルを はめて聴くとよい。移動式ポケットオルゴールも回転 式ポケットオルゴールもネジ巻き円板を回してネジを 巻く。

Ⅱ ポケットオルゴールの活用の様子

 固定式ポケットオルゴールを特別支援学校(病弱・

身体虚弱、肢体不自由 知的障害)、児童発達支援セ ンター、重症心身障害児通所施設で活用してもらい、

その時の児童生徒の様子や教師やスタッフの方々の感 想を紹介する。

1 肢体不自由特別支援学校

・ポケットオルゴールが小さいのでベッドサイドや車 椅子のテーブルにのせて、音を楽しむことができ た。またいろいろな場所や場面で聴くことができる

(図2)。

・病棟で授業を行う時に音が大きすぎず、やわらかい 音色なので、他の患者さんに対してもあまり迷惑に ならない。

・ベッドの中でも触れることができ、布団の中でも聴 くことができる。手作りなので作り手の優しさが伝 わる。

2 知的障害特別支援学校

・発達障害の児童でムーブメントの動きに興味を示す 児童がいた。音を聴くだけでなくムーブントの動き をずっと見入っていた。

・自閉症の女児が気に入って毎日、教室で鳴らしてい る。4個全部を一斉に鳴らして聴いているが、それ ぞれの曲(♪パプリカ、♪紅蓮華、♪ Pretender、

♪マリーゴールド)をしっかりと聴き分けているよ 図2 足湯をしながら音と振動を楽しむ生徒 山 之 内  幹

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うだ。

・高等部生の卒業作品として自分たちで作ってみた い。経費がいくらかかるか知りたい。(回答約 700 円)。

・子ども病院(訪問学級)で児童に紹介すると,挙手 をして「もう1回聴きたい」と意思を表示すること ができた。

3 病弱特別支援学校

・自立活動の授業でテーブルに置いてあるポケットオ ルゴールに手を伸ばす動きや、プレイルームの床に ポケットオルゴールを置き、そこまで腹這いや寝返 りやで移動する動きをひき出すことができた。

・手指関節が拘縮し指先を開くことが難しい児童生徒 も形が球状なので握りやすく、感触やムーブメント の振動を楽しむことができた。

・カプセルに感触の異なる素材(布やテープ)を巻い て身体の上を転がし,音と感触の刺激を同時に味わ わすことができた。

・病棟内に持ちこむ教材全てを消毒するため,カプセ ル状のポケットオルゴールは消毒や衛生管理がしや すい。

・医療的ケアを行っている時や給食時間(経管栄養)

に、素敵な音色を楽しみながらケアを受けることが できた。

4 聴覚特別支援学校

・高等部の生徒に聞かせたが反応はさまざまだった。

骨導式補聴器を使っている髭男(Official 髭男 dism)が好きな生徒が♪ Pretender がわかり、欲 しいと言ったのであげました。

・幼稚部の児童ではオルゴールを初めて見る子も多 く、耳に当て「聞こえる!」と言って、母親と♪パ プリカを歌う子もいた。

5 児童発達支援センター

・知的障害の幼児に音探しゲーム(ポケットオルゴー ル探しゲーム)を行った。療育室でポケットオル ゴールのネジを巻いて帽子や箱に入れて隠し、子ど もを部屋に入れる。子どもは音の出ている方向を探 そうとし、頭や体の向きを変える。また這ったり歩

いたりしながら音に近づいていく。音の出る方向が わからない時は困った表情でいろいろな方向を指で さしたり、スタッフの手を引っ張ったりしてポケッ トオルゴールの場所を教えてもらおうとした。

6 障害児者施設

・以下のような手紙をいただいた【音楽を聴いてドラ えもんの映画の主題歌「♪ひまわりの約束」だと思 いました。とてもきれいな音色でした。これからも みんなで順番に聴きたいと思いました】【どうやっ たら綺麗なオルゴールが作れるのですか?】

・ベッドサイドでも手軽に聴け、触って遊ぶ園生もい た。テーブルに置くとゆらゆら揺れて見え、とても かわいい。

・ベッドにつるして聴いたり、耳元でスタッフと一緒 に聞いたり、顔や手を動かしたり、うっとりとした 表情で聴き入っていた。

Ⅲ 今後の課題等

 教師やスタッフの方々からいくつか課題や要望、提 案が出された。

・ベッドやテーブルから落とした時にケースにヒビが 入ったり割れたりする。上カプセルの穴に紐を通 し、ベッドやテーブルに下げられるようにしてはど うか。

・児童生徒に自分の好きな絵やデザインをカプセルに 描かせる。それによってポケットオルゴールへの愛 着が増す。

・力加減が分からずネジを巻き切ってしまう生徒がい た。使用前にしっかりとネジの巻き加減や、巻ける 回数(4~5回転)をしっかりと伝えておく。

・数人で使う時はその都度、カプセルを消毒する。

・予め児童生徒の好きな曲を聞き、その曲でポケット オルゴールを製作する。また教師と一緒に製作す る。

・オーソドックスなオルゴールの曲も好きなので,そ のバージョンも聴いてみたい。

・大きさがカプセルサイズでフレーズの長さ(10 ~ 15 秒)が限られている。一緒になって歌っていて,

「もっといっぱい(長く)歌いたいなあ」とつぶや 障害の重い子どもたちのためのポケットオルゴールの製作と活用

103

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く児童もいた。

・移動式のポケットオルゴールを完成させる。

・巻きネジを大きくしたり、形を変えたりして子ども が自分でネジを巻けるようにする。

Ⅳ まとめ

 実際に学校等で使ってもらったのは固定式ポケット オルゴールであった。活用法として児童に握らせ音と 一緒にムーブメントの感触(振動)を味わわす、音色 を楽しみながら医療的ケア(経管栄養摂取)を行う、

教室のどこかに隠し音探しゲーム等を行うということ があった。また音よりもムーブメントの動きに関心を 示す児童生徒もいた。

 病室で用いる時、消毒がしやすいという利便性の一 方で、落とすとカプセルが割れやすい、生徒がネジ を巻き切ってしまうという問題も指摘された。また、

もっと長い曲のポケットオルゴールはできないか、と いう要望も出された。これらについては、今後、改善 していきたい。

おわりに

 現在、開発中の移動式ポケットオルゴールは動きが 遅く、移動範囲も狭い。動きが児童生徒にとってわか りにくいのではないかと思われる。一方、オルゴール

は音を味わわせることが一番のねらいである。オル ゴールが回転したり、移動したりすると、むしろ子ど もは音ではなく動きに注目し、オルゴールの音への関 心が薄れていくのではないか、ということも考えられ る。

 いずれにしても、回転・移動式のポケットオルゴー ルも学校等におくり、感想等を聞きつつよりよいもの に作りかえていく必要がある。

 今後も障害の重い児童生徒が喜び、かかわる人も一 緒に和めるようなポケットオルゴールを製作し、子ど もたちに届けたい。

参考文献

山之内幹 自発行動を促す教具の開発 ~音を楽しむ フリーハンドベルの製作~ 実践障害児教育研究 456 学習研究社 2009

謝 辞

 ポケットオルゴールの開発と特別支援学校、施設等 への寄贈活動は公益財団法人はるやま財団の助成を得 て行うことができました。又、ポケットオルゴールの 製作ではドリームカプセル(イオンモール筑紫野店)

の協力をいただきました。深くお礼を申し上げます。

山 之 内  幹

Referensi

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