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年生チわくわくャレンジ
ものを燃やすと,空気中の酸素の一部が減って,あとには 二酸化炭素ができます。自動車もガソリンを燃やして,
二酸化炭素などをはい出しゅつしながら走っています。
二酸化炭素は,温室効果ガスといわれ,空気中にあると地球を あたためる性質があります。
地球の気温が上がると,南極やグリーンランドなどにある 氷がとけて海水が増え,海面が上しょうして陸地がせまく なります。このほかにも,高たか潮しおやこうずいなどのひ害が多く なるなど,さまざまなえいきょうが心配されています。
そこで,地球温おん暖だん化か の防止に向けて,国際的な取り組みが 進められています。現在,いろいろな地ち 域いきで,
温室効果ガスの量を減らす努力がなされています。
わたしたちは,自動車でガソリンを燃やす ほかにも,ガスや
ろうなど,生活の 中でいろいろな ものを燃やして います。
二酸化炭素とわたしたちの生活
自動車のはい出ガスの中に,どのくらい二酸化炭素が ふくまれているのかを調べよう。
実 験
①自動車のマフラーにポリエチレンのふくろを 近づけて,はい出ガスを集める。
②気体検知管を使って,はい出ガスにふくまれる 酸素と二酸化炭素の割わり合あいを調べる。
必ず先生といっしょに行う。やけどをしない ように気をつける。
注意
酸素用検知管は熱くなるので,冷えきるまで さわってはいけない。
注意
中国 26.0%
6.2%インド
ロシア 5.2%
その他 24.6%
国別の 二酸化炭素の
はい出量
(2012)
日本 3.9%
ドイツ 2.4%
イタリア 1.2%
南アフリカ 1.2%
オーストラリア 1.2%
インドネシア 1.4%
メキシコ 1.4%
ブラジル 1.4%
イギリス 1.4%
サウジアラビア 1.4%
イラン 1.7%
カナダ 1.7%
アメリカ
がっしゅうこく
合衆国16.0%
かんこく韓国 1.9%
■地球温おん暖だん化かの仕組み
■ 国別の二酸化炭素の はい出量(2012年)
マフラー
温室効果ガス(二酸化炭素やメタンなど)のために,
熱が外に出ていかない。
熱 太陽光
ろうそく
写真提供 ソザイング
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