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      8.3 2.6

文法  240 細謹鐘鑓嚢灘  27・3

2,6

繰惣

逸45 35.2 3,9

図2−38外騒人にとって属本灘はむずかしいか(2>

 発音については,60%以上の者がやさしいと答えている。発音pro照nciati◎n がむずかしいかと聞かれた場合,被調査者にとってすぐに理解されるのは,個々

       2.3.在日外鰹入の臓本人およびH本語との接触  75 の音のことであったとすれば,たしかに輩1本語の音はやさしい。しかし,モー ラの感覚,アクセントなどの問題に関しては,残本語は,とくに災語を舞語と する者にとっては,さほどやさしくないはずである。

 文字体系については,「読む」「書く」とほとんど瞬じ数字が出ている。

 文法がむずかしいと答えた簸は,50%以下である。発音の結果とあわせて,

N本語の音体系,文法体系は,やさしいという考え方が実註されたことになる と見られる。

 語彙についても,文法とほぼ隅様の結果となった。語彙あるいは語彙体系の 難易度は,なかなか測りにくいが,たとえば,語彙のカバー率,すなわち頻度 の高いほうから順に一一定数の語をとった場合に,新聞など使われている総語彙 の何%をカバーするかという点から,H本語と英語,フランス語などとを比較 すると,日本語がカバー率がもっとも低いということがわかっている(野元,

1978)。カバー率が高ければ,覚えなければならない語彙の数が少なくてすむわ けだから,カバー率が嵩いことがその三二の語彙体系がやさしいことだといえ るとすれば,日本語の語彙はむずかしいということになる。しかし,外國入学 点者が感ずるむずかしさ,やさしさとカバー率がどれだけ関係しているかは,

かなり疑問であろう。

 語彙がやさしいと判断された背景には,文法のやさしさが影響している(た とえば,1:三i本語の動調には人称変化のパラダイムがない)可能性があるし,発 音のやさしさが影響している可能性もある。いずれにせよ,語彙の難易度の問 題は,今後検討が必要であろう。

 今國の調査では,四技能,発音,文字,文法,語彙のほかに,日本語の特徴 的な点のいくつかについて難易度を質記している。とりあげた項目は,肯定・

否定の応答の区別,敬語の用法,二入称名詞の環法,男女の話し方の違いの4 項羅である。

 田本語は,歪定疑問に対する応答詞の用法が,英語などと異なるとされてい る。たとえば,「行かないんですか」に対する答は,H本語では,「はい,行き ません」か9いいえ,行きます」であるのに回し,英語では, No,Iwon t か

76 2. 言語生活・言語意識

}サ定・否定

 の応答の

  区別

やさしい むずかしい

34.5 ?3512

どちらともいえない その他   ff.Y7rtlww  一 2.9 10.2

敬語の用法 167.1 19.0 3.7

二入称名詞 250

 の用法

33冶 35  9 5.5

男真鱈羅翫

i47.2 31,0 3,6

    図2−39 外国人にとって欝本語はむずかしいか(3)

Yes, I will である。また,

 「山田さん,今晩,いっしょに食事しないか」

 「はい,今臼はちょっと先約があって……」

などのように,振心する場合であっても,「はい」という返事をすることがある。

この種の「はい」は,正確には質問に舛する返事ではなく,あいての問いかけ に癒撮する用意があることを示すサインであって,もし英藷に訳すならば, well などに根当する。外羅1入が日本人の yes 110 がはっきりしないというのは,

否定疑問に対する応答詞の胴法に迷うからではない。実際には,日本人も否定 疑問に対して,否定で箒えるときに常に「はい」を使うわけではないし,また,

外国人が英語式に no で答えても,N本人に理解ができないことはなく,コミ ュニケーション上の障害が生ずることも少ない。むしろ,外国人にとってむず かしいのは,例にあげたような,あいての問いかけに応回する屠意があること を示すサインとしての「はい」の用法である。

 肯定,否定の応答の区別に関する質闘に対しては,図2弓9のような数字が出 ている。

 この回答で見るかぎり,「やさしい」「むずかしい」「どちらともいえない」が ほぼ均等で,かならずしもむずかしいという意冤ではないようだが,質問のし かたによっては,「むずかしいjという答が多くなることも考えられる。

 敬語の問題も,外国人がN本語を学ぶ際の難関の一つであるが,これについ ては,7Q%近くの潜がfむずかしい」と答えている(図2−39参照)。この数字

       2.3.在日外園入の山本入およas H本語との接触  77 を予想どおりと兇るか,予想より低いと見るかは,判断のわかれるところであ ろう。筆者は,予想より低いと考えるが,こうした結果が出たのは,H本語の ように,形式として敬語表現が固定している震語と,英語のように,敬語衰現 はあっても形式として,評定していない震語では,むしろ形式として置定して

いない欝語のほうがむずかしい爾があることの反映であろうか。

 iヨ本語の二人称名詞および「あなた」に相当する語には,「先生」などをはじ めとしていろいろなものがあり,しかも,もっとも基本的なものと考えられる

「あなた」は,一法がかなり限られている。これに関する結果は,Pti 2 一39のと おりで,「むずかしい」という箒は,あまり多くなかった。

 男女の話し方の違いについては,約半数の者が「むずかしい」と答えている

(図2−39参照)。これに関して興味深いのは,性別では女性のほうが,「むずか しい」と答えた考の率がやや高い(20%対16%)ことである。H本語を教える ときの一般的なスピーチスタイルは,「です・ます体」であり,普通体も最近で は,かなり教えるようになっているが,いわゆる女性ことばはほとんど教えて いない。女性の日本語学習者は,M本入女性のことばに魅力を感じるのであろ

うか。

 なお,以上のほかにその他の田本語に関してむずかしいと感ずる点を自由に 記入してもらったが,そのなかでは,次のような項濃が濁立った。

 1.雨露の違い

 2.主語や文末の雀略などによる表現のあいまいさ

 3.スピーチレベルの違いとその適切な用法

 方言の違いについては,今簡の調査の対象として関西地区の外園入が多かっ たために,聞立ったものであるが,イントネーションのむずかしさなどをとく にとりあげた者が多かった。外国語の学四四が,学習していることばをあいま いだと感ずるのは一般的な傾向であるが,四本語の場合はとくに主語,文末の 母国,コンテクストに依存する表現が多いなどの例をあげて,わかりにくいと 指摘する者があった。スピーチレベルの問題については,敬語,勇女真とも関 係するが,シチュエーションによってこまかくレベルの調整をしなければなら ないことが困難の理由のようだ。また,この点については,B本語教育の場で

78 2. 言語生活・需語意識

教わるレベルとfi常生活でのレベルとが違うという,属本語教育への:不満が目 立った。

(2)在Ei外減入の読み・書き能力

被調査者の現在の二六の読み・書き能力に関して,質問した。

ロ㎜ マ予

ひらがな カタカナ 漢  字

    (叉掌の読み能力〉      (女字の書き能力)

       ma 2 一49 在日外閣人の文字の読み・書き能力

 文字の読みについては,u一マ字が読めると剛答した者が全体で約80%(社

会人70%,学生89%〉しがなかったことが特徴的であった。最近の印本語教

育では,U一マ字を使用していない教科書を胴いることが多くなったことの表 れであろう。

 全体にこの項臼については,社会人と学生に落差があり,とくにひらがなに

関して,読めると答えた者が,二会入71%に対して,学生では91%になって

いる。これは,社会人一一般に会話の必要性を強く感じていて,読み・書きにあ まり関心がないことを示している。

 漢字については,学生,社会人ともに約半数が読めると答えている。先のE 本語のむずかしさからもわかるように,漢字はB本語学習者にとっての大きな 関門であるようだ。

 文字の書きについても,読みとほぼ1司様の結果が禺ている。読みと書きを全 体として比較してみると,書きのほうがやや低いが,ほぼ同様の数字が癩てい て,読めればだいたい書けるということを示しているようだ。

(3)どの程度,M本語がうまくなりたいか

この三唱については,次のような選択肢を用いて質問した。結果とともに示

2.3.在目外開入の匠体入および環木語との接触  79 す。

 1.}ヨ本人と嗣じN本語能力

 2.融常生活でのコミュニケ

 ーションが無理なくできる程  度の臼本語能力

 3.臼常生活で必要な最低限

 のコミュユケーションができ  る程度の豊本語能力

 4。N本の文化を知るために

 必要な程度の欝本語能力

1

2

3丞凸

3 tl .6

Z3

24.5

5多26・8

図2 一41 どの程度,目本語が

   うまくなりたいか

 5.専門分野の研究を遂行するのに十分な,主に読みを中心とした1ヨ本語能  力

 なお,ここでは複数嗣答を許しているので,上にあげた数字は,その選択肢 にチェックをつけた人数の,全体に対する%を示す。また,上記の選択肢のほ かに「友達に自慢するなどの好奇心を満たせる程度の鉦1本語能力」という選択 肢も燭意したが,この選択肢のみにチェックした者はいなかったこと,他の選 択肢と複数國箸した麟も4名にすぎなかったことにより,ここでは劣略した。

 文字に関しては,漢字が読めるようにな1)たいという答が約75%,瞬じく書 けるようになりたいという答が約60%であった。先の慈己の日本語能力の評定 の項で,漢字の読み書きができると答えた者の割合がともに50%程度だったの に比べ,希望する能力の爾では,読みよりも書きのほうが低いという結果が出 たことが注1翼される。

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