本学には大学院家政学研究科に生活造形学専攻(博士前期課程・博士後期課程)が設置されています。すでに皆さ んの一部の先輩が進学し、この方面の研究者・技術者として活躍しています。
博士前期課程に2年以上在学し、所定の単位以上を修得、修士の学位論文に合格すると、前期課程修了となり、修士(生 活造形学)の学位が授与されます。
博士後期課程では、大学院に5年(前期課程の2年を含む)以上在学し、研究指導を受けた上、博士の学位論文に 合格すると博士(生活造形学)の学位が授与されます(ただし、在学期間に関しては、特に優れた研究業績を上げた 者については、前期課程と後期課程を通算して3年以上在学すれば足りるものとされています)。
将来、これらの課程への進学を考えている人は教員に相談してください。また、大学院の入学案内が必要な人は、
入試広報部で入手することができます。
家政学科の特色および履修の概要
入 学
・中学校教諭一種免許状(家庭)
・高等学校教諭一種免許状(家庭)
・学校図書館司書教諭
・図書館司書
・日本語教員資格
・商業施設士補
・商業施設士
・社会調査士
本学科において取得可能な 資格及び免許状
家政学科専門科目に 関連する資格等
全学共通教養科目 専門共通科目群 コース専門科目 ⑴被服デザイン科学コース ⑵住空間コース ⑶生活マネジメントコース
・繊維製品品質管理士(TES)
・インテリアコーディネーター
・アソシエイトインテリアプランナー
・福祉住環境コーディネーター
・キッチンスペシャリスト
・リビングスタイリスト
・消費者力検定
・消費生活アドバイザー
・消費生活相談員
・ファイナンシャル・プランナー
・宅地建物取引士資格
・色彩検定
・カラーコーディネーター 等
卒 業 学士(家政学)
大学院家政学研究科
生 活 造 形 学 専 攻 就 職・進 学 等
学 部
学 科 名 授 業 科 目 区
分 単 位
配当(開講)年次
備 考 1回生 2回生 3回生 4回生
前期 後期 前期 後期 前期 後期 前期 後期
授
業
科
目
の
概
要
家政学部家政学科 中一種家庭 高一種家庭
専 門 共 通 科 目 群
家政学を学ぶ 必修 2 ○
家政学原論 必修 2 ○
食生活文化論 選択 2 ○
人間生活工学演習 選択 1 ○
人間生活工学 必修 2 ○
くらしの経済学 必修 2 ○
くらしの社会学 必修 2 ○
生活経営学 必修 2 ○ 中高必修
住生活文化論 選択 2 ○ 中高選択
住空間必修
衣生活文化論 選択 2 ○ 被服デザイン必修
生活科学基礎演習 選択 1 ○
アパレル造形学 必修 2 ○ 中高必修
色彩論 必修 2 ○ 中高選択
生活統計学 必修 2 ○
住居計画学(製図を含む) 選択 2 ○ 中高必修
住空間必修
卒業研究基礎演習 必修 1 ○
生活材料学 必修 2 ○ 中高選択
生活情報処理 必修 1 ○ 高免必修
家庭科指導法Ⅰ 選択 2 ○ 中高必修
フィールドワーク 選択 2 ○
家庭科指導法Ⅱ 選択 2 ○ 中高必修
栄養学総論 選択 2 ○ 中高必修
基礎調理学実習 選択 1 ○ 中高必修
和装文化演習 選択 1 ○
保育学(実習及び家庭看護学を含む) 必修 2 ○ 中高必修
食品学総論 選択 2 ○ 中高必修
生活環境学 選択 2 ○ 中高選択
家庭電気・機械 選択 2 ○ 高免必修
公衆衛生学 必修 2 ○
教材開発研究 選択 2 ○ 中高選択
卒業研究 必修 8 ○ ○
家政学部 家政学科
家政1
令和4(2022)年度入学生 開講年次一覧
No.1
教育課程に教育課程について ついて 〈家政学科〉〈家政学科〉
学 部
学 科 名 授 業 科 目 区
分 単 位
配当(開講)年次
備 考 1回生 2回生 3回生 4回生
前期 後期 前期 後期 前期 後期 前期 後期
授
業
科
目
の
概
要
家政学部家政学科 中一種家庭 高一種家庭
コース専門科目 被服デザイン科学コース
ファッションデザイン演習 選必 1 ○
繊維材料学 選必 2 ○
基礎アパレル造形演習 選必 2 △ △ 中高必修
繊維製品品質管理 選必 2 ○
被服管理学 選必 2 ○ 中高必修
被服科学実験 選必 1 ○ 中高選択
アパレルCAD入門 選必 1 ○
アパレル造形演習 選必 2 ○ コース科目群の選
択 必修より16単
被服衛生学 選必 2 ○ 位、他コース選択
必修より4単位以
ファッションビジネス論 選必 2 ○ 上履修
住空間コース
基礎製図演習 選必 1 ○
インテリアデザイン論 選必 2 ○
住空間設計実習 選必 1 ○
インテリアデザイン演習 選必 1 ○
福祉住環境学 選必 2 ○ 中高必修
都市デザイン論 選必 2 ○
都市デザイン演習 選必 1 ○
インテリアCAD入門 選必 1 ○ コース科目群の
選択必修より16
空間デザイン演習 選必 2 ○ 単位、他コース
選択必修より4
室内環境学 選必 2 ○ 単位以上履修
室内環境学演習 選必 1 ○
生活マネジメントコース
生活経済学 選必 2 ○ 中高必修
社会調査法 選必 2 ○
生活プロジェクト論 選必 2 ○
社会組織論 選必 2 ○
社会調査法演習 選必 1 ○
家族関係学 選必 2 ○ 中高必修
生活プロジェクト基礎演習 選必 2 ○
生活プロジェクト応用演習 選必 2 ○
パーソナルファイナンス論 選必 2 ○ コース科目群の選
択必修より16単位、
家庭福祉論 選必 2 ○ 他コース選択必修
より4単位以上履修
合 計 76単位以上必修
家政学部 家政学科 No.2
家政2
令和4(2022)年度入学生 開講年次一覧
2回生 家政学科 履修上の留意点
2回生からは専門科目の多くが「選択」や「選必」(選択必修)になります。
自分の興味・関心や将来の進路を考えて、「被服デザイン科学コース」「住空間コース」「生活マネジメントコース」
のいずれかのコースを選び、そこに開講されている科目を中心に履修します。コース選択の届けは、後期初めにクラ ス担任に提出しますが、前期の初めから希望するコースを念頭に置いて科目を選択する必要があります。
2回生後期初めに登録したコースについては、3年次の学年初めに限って1度だけ変更を認めます。2年次後期の 成績を確認し、コースが自分に適しているかどうかを考え、クラス担任等とよく相談のうえ、原則として3年次のオ リエンテーションの日にコース変更届をクラス担任に提出してください。なお、コース変更届の用紙はクラス担任の ところにあります。
開講年次一覧の、「専門共通科目群」の中で「必修」と記載のあるすべての科目は、必ず履修し単位を修得します。また、
自分が選択したコースのコース専門科目の「選択必修科目」より16単位以上、他コース選択必修科目より4単位以上 を修得します。加えて「専門共通科目群」に開講されている選択科目、自分が選択しなかったコースに開講されてい る選択必修科目の中から自由に選んで、学科専門科目として、卒業までに合わせて76単位以上修得します。
他のコースの選択必修科目は、時間割をみて履修できる状況であれば、自由に選択することができます。ただし、実験・
実習室等の都合で人数が制限される場合は、該当するコースの人が優先されます。
実験・実習科目が1回生で不認定となり再履修する場合には、人数の関係で履修できるクラスが限られる場合があ ります。授業担当の教員に相談し、指示に従ってください。
教職資格取得希望者は、開講年次一覧の備考欄をよく確認し、履修してください。
特色のある科目や、履修の条件等について、次に説明します。
・「社会調査法」
アンケートやインタビューなどの様々な調査は、やみくもに行われているのではなく、調査の企画、仮説の設定、
質問項目の作成、実施方法の検討、収集したデータの整理・分析と、段階を追って行われています。社会調査法では、
社会調査の種類や実例、調査の一連のプロセスなど、調査の基本事項について学びます。
社会調査士の資格取得を目指す人は必ず履修してください。また、卒業論文で各種調査に取り組んでみたいと考え ている人、身の周りにある様々な調査の実際を知り、将来の進路に役立てたいと考えている人などの履修も歓迎します。
・「基礎アパレル造形演習」
衣服製作の基礎についての知識を身につけます。衣服パターンのパーツや構造などを理解し、机上での製図や展開 を行います。また、自ら作品の製作を通し、最初から完成まで「自身で行う力」を養います。
アパレル関連に就職する人たちへの一歩になればと思います。
・「人間生活工学演習」
私たちの生活行動の中では、立っているときには、足がむくんだりします。足がむくむ理由やそれを防ぐ方法など 人体の機能を生理学的・人間工学的な観点から理解する必要があります。このことは、家政学として衣・食・住を総 合的に考え、健康的なライフスタイルを研究する上で重要になります。健康的なライフスタイルを実践したい人には 履修をおすすめします。
・「インテリアデザイン演習」
インテリアコーディネーター資格試験を受験する人や、1回生で修得した製図技術やデザイン能力を向上させたり、
将来インテリアデザインに関連する職業に就きたい人には履修をすすめます。
専門科目の内、積み上げ科目の履修については、p.101の表を参照して登録を行い、履修してください。