④ 国際日本学コンソーシアム
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は し が き 本報告書は、平成22年度に当研究所において実施した研究プロジェクト、「将来の国際 情勢と日本の外交―20年程度未来のシナリオ・プラニング―」の研究成果を取りまとめた ものです。 我が国は第二次世界大戦後、日米安保条約によって安全保障を担保することで戦後復興 と経済成長を遂げ、経済大国として国際政治における影響力を保持してきました。しかし、
研究体制 (敬称略) 主 査: 高木誠一郎 青山学院大学 国際政治経済学部教授 (財)日本国際問題研究所 客員研究員 委 員: 中居 良文 学習院大学 法学部教授 大橋 英夫 専修大学 経済学部教授 浅野 亮 同志社大学 法学部教授 渡辺 紫乃 埼玉大学 教養学部准教授 毛利 亜樹 同志社大学 法学部助教 鈴木 隆 (財)日本国際問題研究所
安全保障面での協力は、各国別に推進された。日本は豪州との間で 1 月に円滑化協定 RAA を締結し、 10 月の日豪首脳会談では 2007 年の日豪安保共同宣言に代わる新しい「安全保障協力に関する日豪共同 宣言」を発表して、日豪の防衛協力が一段と格上げされた。豪州とインドの間でも、防衛分野でのハイ レベルの訪問、合同海上演習など、防衛協力の動きが加速している。11
スにはならないだろうという判断が、もう一つの理由でした。この判断は、お 手伝いを始めて実質 5 年経った今も堅持しているつもりで、この判断は誤りで はなかったと、確信を深めているところです。こうした判断の背景には、私自 身が大使館の書記官時代、さる方から、「日本の場合は、『人権』や『民主主義 導入』といったアプローチからは、一歩下がったポジションでインドネシアに
Participants List Name Affiliation Nabil Abdel Fattah General Director, Al-Ahram Center for Sociological Studies Mohamed-Salah Omri Lecturer, University of Oxford Mohammed
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表に示した来歴をみると、イスラーム国の現出を理解するうえで踏まえるべき2つの点があ ることに気づく。第1に、イスラーム国の台頭がアルカーイダの系譜を汲むその他の組織の 勢力伸長だけでなく、「軍事化」の主要な当事者である「自由シリア軍」の躍進と表裏一体の 関係をなしていた点である。「アルカーイダ化」と「軍事化」の同時進行がイスラーム国の立
(55) Franck, Dissenting Opinion, Ligitan Sipadan Case, supra note 51, p.. 第63項や effectivitésが用いられた例ではないが、ペドラ・ブランカ事件(2008年)においても、〈主権の表示〉