プログラミング1 プログラミング演習I

プログラミング 1 プログラミング演習 I

プログラミングの重要性

#-1

プログラミング言語を なぜ勉強するのか？

世界的に有名な日本のある

IT

企業の

社長が求める人材に “ 必要なスキル ” 1.

プログラミング

(C

言語

)

2. 数学

3.

英語

#-2

１．プログラミング関連の講義だけでなく、

情報学実験等の他の科目のレポート 課題等でデータを処理し、結果を出したり、

グラフを書いたりするときに使える ２．卒業論文でプログラミングの能力が

あれば、速く研究を進めることができる ３．プログラミングが得意な学生は就職活動、

大学院進学、その後も有利になる点が多い プログラミングはどこで使えるのか？

#-3

-プログラミングは難しそうだと思っていませんか？

-日本語の会話で友人とコミュニケーション

をとっているように、情報学部の皆さんが コンピュータと会話をするときに使えるのは プログラミング言語

-プログラミングが得意になれば、コンピュータと

円滑なコミュニケーションがとれ、様々な場面で 皆さんのためにコンピュータが働いてくれる

実はプログラミングは面白い！

#-4

まずはやってみよう！

•

間違っても良いから、使ってみる – 「習うより慣れろ」

•

他人の真似をする

– 授業やインターネット上のサンプルプログラムをたくさん 真似る

– 他人のレポート課題をコピーするのはダメ

•

様々な課題に挑戦し、自分で新しい課題の設定や課 題解決能力を伸ばす

•

継続すること：一生使えるスキルなので、プログラミン グの講義がなくても

1

年生から

4

年生まで、それからも 使ってみること

C

言語の講義でプログラミングの考え方 がわかる。

#-5

プログラミング 1 プログラミング演習 I

講義の進め方，成績の決め方

#-6

科目の構成

•

講義科目（全てクオータ科目）

–

プログラミング１

–

プログラミング２

–

プログラミング３

–

プログラミング４

•

演習科目（全て半期科目）

–

プログラミング演習

I –

プログラミング演習II

•

リピート受講は認めない

ステップアップ制

•

順序に従って履修する科目

•

その科目に合格しないと次の科目が履修 できない

情報学部１年

１Q ２Q ３Q ４Q

プログラミング１ プログラミング２ プログラミング３ プログラミング４

プログラミング１ プログラミング１ プログラミング２ プログラミング３ ２年 理想的な履修

理想的な履修

不合格がある場合の例 不合格がある場合の例

講義科目と演習科目

• 講義科目と演習科目が連動する

• 「プログラミング１」→「プログラミング２」に合格したとき「プログラミ ング演習I」に合格する

• 「プログラミング３」→「プログラミング４」に合格したとき「プログラミ ング演習II」に合格する

プログラミング１ プログラミング２ プログラミング３ プログラミング４

プログラミング演習I プログラミング演習II

#-9

履修例

情報学部１年

１Q ２Q ３Q ４Q

プログラミング１ プログラミング２ プログラミング３ プログラミング４ プログラミング演習I プログラミング演習II

理想的な履修 理想的な履修

２年 １Q

不合格がある場合の例 不合格がある場合の例

プログラミング１ プログラミング１ プログラミング２ プログラミング３

プログラミング演習I プログラミング演習II

プログラミング１ プログラミング２ プログラミング３ プログラミング３

プログラミング演習I プログラミング演習II

プログラミング４

プログラミング４ 不合格が続いた場合は２年２Q以降も合格するまで履修 不合格が続いた場合は２年２Q以降も合格するまで履修

#-10

クラス編成・履修登録について

•

講義科目・演習科目ともに全て自動登録科目

–

クラス編成後に履修登録は自動的にされる

•

講義と演習のクラス編成は同じ

–

同じ演習室で実施

•

２

Q

のクラス編成は試験の翌週に発表

#-11

試験・評価について

•

１

Q

試験期間に試験を実施

•

６クラス共通の試験を行う

•

演習科目のレポート課題提出状況と試験の 点数を総合して

Grade

評価を行う

–

演習課題の提出 ４０％

–

期末試験 ６０％

•

「プログラミング」と「プログラミング演習」は同 じ成績がつく

レポート課題で不正（コピーなど）が見つかった場合は、不合格 コピーの場合は、写した方も写させた方も不合格

12

欠席について

•

演習が重要な科目なので原則として欠席は認 めない

•

欠席の取り扱いは以下

–

欠席１回は

−

１０点

–

欠席２回は

−

２０点

–

欠席３回は不合格

•

ただし、公欠は欠席に含めない

–

忌引き

–

感染症

(

診断書が必須

) –

その他(個別に対応)

証明するものが必要になります 証明するものが必要になります 健康管理には十分注意しましょう 健康管理には十分注意しましょう

#-13

遅刻について

•

遅刻は認めない

•

交通機関の乱れにより遅刻する場合は、遅 延証明証を得ること

•

遅刻した場合、欠席として扱うことがある

午後の科目です。時間に余裕をもって出席しましょう。

お昼が混雑することも予想されます。注意しましょう。

#-14

TA と SA 制度と友達

• TA (Teaching Assistant)

– 演習の授業をサポートする大学院生 – 積極的に活用しましょう

• SA(Student Assistant)

– 授業外で授業をサポートしてくれる学部学生 – 積極的に活用しましょう

• 友達(friend)

– プログラミングが簡単だと思う学生は周りの学生に積極的に教えてあ げましょう

– プログラミングが苦手だと感じる学生は、得意な友人から積極的に教 わりましょう

– レポート課題のコピーは厳禁。発見次第、不合格になります

プログラミング 1 プログラミング演習 I

課題の提出

課題について

•

以下の

URL

で公開

http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ct13140/ProgC/

または

http://goo.gl/r2wMCG

•

練習課題

–

演習授業中に実行し結果を確かめる

•

提出課題

–

次週までに提出する課題

#-17

課題提出方法

•

電子メールで提出する

•

提出先

ku-sip-sane-ta@googlegroups.com

•

メールの題名

講義が2020年4月1日で，提出課題〆切が4月7日の場合

練習課題のメールの件名

ProgC1:20200401

提出課題のメールの件名

ProgC1:20200407

•

本文

–課題のプログラム と 実行結果 を添付 _#-18

提出課題は早めに提出する ことも歓迎．

4月3日に提出したとしても，

メールの件名は(締め切り日 に併せて)，

ProgC1:20200407とする．

課題の期日／採点

• 期日

– 課題が出された日の6日後まで

• 木曜授業の場合:次の水曜日の23：59までに提出

• 遅れたものは採点されない

• 採点基準

– コンパイル可能で、課題通りに動作すればOK

• 採点者

– TA

• 不正について

– 提出物のコピーなどの不正が発覚した場合は、単位認定しない

#-19

自宅学習について

自宅でプログラミング(Windows)

• Microsoft Dream Sparkに登録して無料でVisualStudioをダウンロード

• https://www.dreamspark.com/Student/Default.aspx

• Dream Sparkについては情報センターへ

Macの人は

• Xcodeをダウンロード

• コマンドラインでgccでコンパイル可能

Linux

• gccをインストール

#-20

プログラミング基礎

第１回

#-21

練習課題０

#include < stdio.h >

void main() {

printf("Hello World!\n");

}

#include < stdio.h >

void main() {

printf("Hello World!");

}

#include < stdio.h >

void main() {

printf("Hello \n World! \n");

}

Hello World!

何かキーを押してください

Hello World!何かキーを押してください

Hello World!

何かキーを押してください

#-22

C 言語プログラムの基本

#include < stdio.h >

void main() {

printf("Hello World!\n");

}

プログラム または ソース

とりあえず書く main関数 この中が実行される

ここに実行したい命令を書く

Microsoft Visual C++ の基本

#include "stdafx.h"

int _tmain(int argc, _TCHAR* argv[]) {

printf("Hello World!\n");

return 0;

}

プログラム または ソース

消してはダメです

void main()に 修正してはダメです

printf()

•

文字列を表示する関数

•

使い方

printf(“

ここに表示したい文字列

”);

関数の最後には「；（セミコロン）」を書く

文字列の中に「￥ｎ」を書くと改行 文字列の中に「￥ｎ」を書くと改行

#-25

それぞれの意味

• include

–用意されたライブラリやヘッダを読み込むための命令 –ライブラリ・ヘッダについては各自調べること

• stdio.h

–printfなどの命令(関数)が入っているヘッダ

–これを読み込まないとprintfは実行できない –他の命令は各自調べること

• main

–コンピュータはこの中に書いたプログラムを順に実行する

#-26

•

コンパイル

– プログラムをコンピュータが実行できる形に変換すること

•

コンパイルエラー

– プログラムの文法が間違っているというエラー – エラー表示を見れば直せる．波線が付く部分を確認

•

デバッグ実行

– 変数などの読み書きを確認しながら実行すること – やりたい人は各自調べること

– 通常はデバッグなし実行で良い

#-27

練習課題１

#include < stdio.h >

void main() {

printf(“本日は晴天です。\n昨日は雨です。\n明日の天気はわかりません。\n");

}

#include < stdio.h >

void main() {

printf(“本日は晴天です。\n");

printf(“昨日は雨です。\n");

printf(“明日の天気はわかりません。\n");

}

#-28

練習課題２

#include < stdio.h >

void main() {

printf("Hello World! ¥n");

/* printf("Good bye! ¥n");

printf("Yeah! \n"); */

// printf("See you again ¥n");

}

/* と*/ で囲まれた部分は無視される

// 以降の1行は全て無視される

コメント プログラムを見やすくするためにコメントを付ける コメント プログラムを見やすくするためにコメントを付ける

#-29

コメントの例

#include < stdio.h >

/* ここからメインのプログラム*/

void main() {

printf(“Hello World! ¥n”); /* コメントの練習*/

printf("Good bye! ¥n");

printf(“Yeah! ”); // ←わざと改行してない printf("See you again ¥n");

}

#-30

コメント外への書き込み

•

余計な書き込みはエラーが出る

–

余計な文字は

,

消すかコメントとすること

–

全角スペースをプログラム中に書かない

• コメント・printf内は可

練習課題３

#include < stdio.h >

void main() {

int mon; /* 変数の名前は自由につけられる*/

int day;

mon = 4;

day = 13;

printf("今日は%d月%d日です。",mon,day);

}

#include < stdio.h >

void main() {

int mon; /* ←変数という。値を保存してくれる入れ物*/

int day; /* 変数の名前は自由につけられる*/

mon = 4; // 変数mon に４を代入 day = 13; // 変数day に１３を代入

printf("今日は%d月%d日です。¥n",mon,day); // 変数の内容を表示する }

変数

• 値を入れておくもの

• プログラムの最初で宣言する必要がある 宣言

int hensu;

代入 hensu = 5;

×間違い → 5 = hensu;

「=」 は方程式ではない

型 int型：整数を扱う変数であることを宣言

変数名 自由につけてよい（ただし予約語を除く）

#-33

printf() －その２－

•

変数の内容も表示できる

•

使い方

int hensu;

hensu = 5;

printf(“hensu

の値は

%d

です。

”, hensu);

%d の部分に、後に書いた変数の内容が表示される

#-34

printf() －その３－

int a;

int b;

a = 1;

b = 2;

printf(“a

は

%d , b

は

%d

です。

”, a, b);

順番に表示される

%d は整数(int型)の変数のみに使える

#-35

練習課題４

#include < stdio.h >

void main() {

int a;

int b;

int c;

a = 2; //a に ２ を代入

b = 5; //b に ５ を代入

c = b+a; //c にb+a を代入 printf("c=%d¥n",c);

c = c-a;

a = 2*a+b-c;

printf("a=%d¥n",a);

}

変数には計算結果も代入できる

#-36

四則演算

#include < stdio.h >

void main() {

int a;

int b;

int c;

a=10;

b=2;

c=a+b;

}

#include < stdio.h >

void main() {

int a;

int b;

int c;

a=10;

b=2;

c=a-b;

}

#include < stdio.h >

void main() {

int a;

int b;

int c;

a=10;

b=2;

c=a*b;

}

#include < stdio.h >

void main() {

int a;

int b;

int c;

a=10;

b=2;

c=a/b;

}

それぞれprintfを追加して結果を確かめてみる

#-37

練習課題５ − １

#include < stdio.h >

void main() {

int a;

printf("整数を入力してください：");

scanf("%d",&a);

printf("入力した整数は%dです¥n",a);

}

#-38

scanf()

•

文字列のキーボードからの入力を待つ関数

•

使い方

int a;

scanf("%d", &a);

• Microsoft Visual C++

の場合

int a;

scanf_s("%d", &a);

入力値が変数aに代入される

練習課題５ − ２

#include < stdio.h >

main() {

int a;

int b;

printf("整数を入力してください：");

scanf("%d",&a);

printf("整数を入力してください：");

scanf("%d",&b);

printf(“入力した整数は、%dと%dです。¥n",a,b);

}

整数型のaに整数以外を代 入するとどうなる？

変数と型

•

変数

–

値を入れておくもの

–

変数名は何でもOK

–

宣言をする必要がある

–

例）

int a,b,c;

int kogakuin;

int year=100;

ただし、予約語はダメ 予約語の例

int main include int main; ←エラー

#-41

変数名

•

分かりやすい変数名をつけよう

–

わかりにくい変数名：

a, b, c, …

–

わかりやすい変数名：

day, mon, year …

•

変数名のこつ

–

自作の変数名は大文字から始める

–

目的が分かるようにする

int Birthday_Day;

int Birthday_Mon;

int Birthday_Year;

#-42

変数の型

•

変数には型がある

•

型によって宣言が異なる

•

整数型： 整数を扱う場合

int a;

•

浮動小数点型： 小数を扱う場合

float a; ←

２進数３２桁分（３２

bit

）

double a; ←

２進数６４桁分（６４

bit

）

#-43

型のいろいろ

•

数字の型

– int float double unsigned

•

文字

– char string

•

真偽

– bool

•

言語によって使えるもの・使えないものがある

#-44

printf() と変数の型

•

文字列を表示する関数

•

使い方

printf(“

ここに表示したい文字列”

);

printf(“変数の値は %d です”, hensu);

printf(“変数の値は %f です”, hensu);

%d

変数が整数型のとき

%f

変数が

float

型のとき

%lf

変数が

double

型のとき

#-45

scanf() と変数の型

•

文字列のキーボードからの入力を待つ関数

•

使い方

int a;

scanf(“%d”, &a);

%d

変数が整数型のとき

%f

変数が

float

型のとき

%lf

変数が

double

型のとき

入力値が変数aに代入される

#-46

プログラムの例

#include < stdio.h >

void main() {

int seisu;

float shosu1;

double shosu2;

seisu = 10;

shosu1 = 3.141592;

shosu2 = 10.4312;

printf("%d,%f,%f\n", seisu, shosu1, shosu2);

}

プログラムの例

#include < stdio.h >

main() {

double a;

a=1.138683896838698002;

printf("

入力した整数は

%f

です

\n",a);

printf("

入力した整数は

%lf

です

\n",a);

}

なぜ変数の宣言が必要なのか？

•

コンパイラに変数であることを教える

•

型を宣言することで、必要なメモリを確保する

#-49

キャスト

• 結果はどうなるか？

#include < stdio.h >

void main() {

int a=2;

float b=5,c;

c=b/a;

printf("%f\n",c);

}

#-50

キャスト

• 結果はどうなるか？

#include < stdio.h >

void main() {

int a=2,b=5;

float c;

c=b/a;

printf("%f\n",c);

}

#-51

キャスト

• 結果はどうなるか？

#include < stdio.h >

void main() {

int a=2,b=5;

float c;

c=(float)b/a;

printf("%f\n",c);

}

#-52

キャスト

• 結果はどうなるか？

#include < stdio.h >

void main() {

int b=5;

float c;

c=b/2;

printf("%f\n",c);

}

#-53

キャスト

• 結果はどうなるか？

#include < stdio.h >

void main() {

int b=5;

float c;

c=(float)b/2;

printf("%f\n",c);

}

#-54

キャスト

• 結果はどうなるか？

#include < stdio.h >

void main() {

int b=5;

float c;

c=b/2.0;

printf("%f\n",c);

}