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ボリビアから帰ってきました

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Academic year: 2024

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ボリビアから帰ってきました

中沢 智恵

(17-1,ボリビア共和国,小学校教諭,長野市立篠ノ井西小学校長)

こんにちは。午後の1番最初から宜しくお願いします。最初になんだかアンデス チックだね、服装が変ねと思われている方もいるようなので、先に紹介させていただ きます。ボリビアの小学校で活動していたんですが、その任地を去るときに学校の先 生たちがくれました。その先生たちとのことを今日は紹介させていただくので、着て きました。宜しくお願いします。

内容はご覧の通りです。最初に任地の配属先の概要について少しだけ説明させて いただきます。任国はボリビア共和国で、任地はスクレ市というところで憲法上の首 都ということになっています。ややこしいんですけれど、実際の首都は別のところに あります。そのことでスクレ市は今かなり荒れていて、町から警察官が一人もいなく なるという、学生と警察のぶつかり合いがあって警察がここで命の危険があるという ことで市から警察がいなくなってしまい、スクレ市の刑務所から囚人が逃げてしまっ たということになったそうです。~に政情も不安定な国です。道路封鎖とかストライ キとかいうのも頻繁にあって学校がお休みになることもありました。でもそういう不 安定なことやちょっとおっかないなということを補うに余りあるほどの魅力的な国で した。

ボリビアはどこにあるのというところですが、ここから先は少しボリビアについ て知っていただくために今いる学校で朝の全校集会のときに子どもたちに対して紹介 したものを見ていただきたいと思います。クイズにしていたんですけどみなさんはも うレジュメが手元にあるので、答えはみんな知っているということでどんどん進みま す。ボリビアは南アメリカ大陸にある海のない国です。これがボリビアの国旗です。

真ん中にはコンドルやリャマというボリビアにいる動物が描かれています。ボリビア という国は、首都は富士山より高いところにあります。広さは日本の3つ分あるんで すけれども、住んでいる人は日本の 15 分の 1という少ない人たちが暮らしています。

ボリビアクイズの時間です。というふうに学校でやったんですが、低学年問題、ボリ ビアはいま朝である。これは朝8時半くらいの全校集会だったのですが、こんな感じ で。高学年問題、ボリビアでは富士山より高いところにも町があり、たくさんの人が 暮らしています。空気がうすく、酸素が少ないために起きることはどれでしょう。ま あ皆さん答えがわかっているので先に進めます。これは実際に自分が経験してクイズ がつくことができたのかなというふうに思っています。実際にサンポーニャとかケー ナとかそういう笛を吹いていたら頭がガンガンすることがありました。こんなような ものも見つけました。実際にこの右側にあるのは村の小学校の校庭にあるサッカーゴ

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ールです。トイレのほうはちょっともっと山のほうにある村にありました。でももっ と普通の村はトイレのないところが多いので、あるだけいいのかなと思います。

配属先のほうに進みます。配属先はスクレ市の公立のバレンティン・アベシア小 学校で1年生から5年生まである小学校に行きました。4クラスか3クラスで中規模 の小学校です。スクレ市の本当中心に位置するところで、校長先生がものすごく意欲 的な女性でした。PROMECAパイロット校のひとつであるんですけれど、最初に配 属されたときには全くパイロット校になるということは思いもよらず、調整員の方か らも、この学校はパイロット校にはならないから、パイロット校じゃない学校でプロ ジェクトとどう関わるか頑張ってねと言われていたので、パイロット校になったとき にはお互いにびっくりしてしまいました。PROMECAということについて少し説明 させていただきますと、これはボリビアの政府と教育省とJICAと一緒にやっている プロジェクトで、教育の質向上プログラム、難しいこといっていますが大切にしてい ることは、お互い事業を見合いましょう、教師同士で学びあう研修を大事にしましょ う、学級という温かい仲間づくりを大切にしましょうというものだと解釈しています。

この PROMECA とその隊員がいる学校現場で期待されていたことは教員経験の共有、

と言う部分です。先生たちは、ボリビアの場合は昇級試験があって他人の技術は私の 技術、他の人にあげるなんてもったいないという考えがあったので、先生たちは授業 を見合うとか自分が作った教材を貸そうとか、そういうことはあまりありませんでし た。ちょうど自分が途中で思ったこととこのPROMECAで期待されていたことが一 致したので、そこの部分だけ取り入れて活動を続けました。あとで写真も出てきます が。学校は2時から6時までの午後だけ学校で、1つの校舎を3つの学校が使ってい ました。これが学校の入り口なんですがこんなふうに使っていました。自分は午後の アベシア小学校のところだけいたんですが、折角だからと思い、夜まで居座って音楽 学校で笛を習っていました。これが学校の全景です。結構こうゴムとびなんかして遊 んでいる子がいてゴムとびがはやったんですけど。男の子たちはメンコとかをして遊 んでいましたので似ているなと思っていました。ここの学校でどんなことを期待され ていたかというと難しいことがいっぱいあったんですが、行く前は教師に対してどん なことするんだとか、カリキュラム作ったりすごいことに関わるのかななんていうふ うに勘違いして選びました。ここに行く前、派遣前訓練というとても刺激をたくさん 受けていた期間があったのですが、そのときは年代も職種も出身の地域も全然違う人 たちとの共同生活で本当にいろんなことを学び、人とのつながりもできていい機会だ ったなと思いました。

ここからは発表に入るんですが、活動中と現地で携わったことについて前中後に わけて紹介させてもらいます。現職のまま行ったので、本当にこうやって改めてみる とちょっとしかいなかったんだな。7月に赴任したんだけれども8月の半ばまでは現 地での語学訓練があり、ボリビアの場合はもう11月にテスト期間に入ったので、実 際には8,9,10のその3ヶ月しか授業がありませんでした。12月と1月は夏休みだ

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ったので学校はお休みでした。そして真ん中の頃、2,3,4,5,6,7月とあるんで すが、まあこのへんも冬なので冬日課になり授業時間が短くなっていました。後半は もう3月になったら帰国準備で大忙しで、3月は5日間くらいしか学校に行ってませ ん。なので本当にあっという間だったなと今思います。最初の頃はひたすら授業観察 をさせてもらい、それぞれの先生方が持っている経験や技術を学んでいました。その 頃はまだ日本のやり方を伝えるんだとか教材をたくさん作って使ってもらおうとか、

先生たちと算数に入ったんですがTTでいこうなんていうふうに思っていた頃です。

そんな頃にちょうど隣の村に、日本からの算数セットがダンボール7箱分ドーンと届 けられて、そこにいた村落隊員から、算数セットがきたんだけど全く使い方がわから ないから使い方の研修会をしてくださいと言われ、近所にいた隊員、学校関係の隊員 4人と研修会を実施しました。行って2ヶ月での話だったので、すごいびっくりとい うか、もうスペイン語もしどろもどろでえらいことだったんですが、度胸付けにいい 機会をもらったなと思いました。また、これから先どんなことをしていったらいいか わからないということもあえい、いったいここの人たちはどのくらい算数ができるの だろう、どこが苦手なんだろうと思い、学力テストもそこの現地にいた先生や先輩隊 員たちと一緒に行いました。これは算数セットの教材を紹介している、見覚えのある 数え棒のところなんですが、結局算数セットの中にある教材の中では数え棒とおはじ きが現地にあるもので対応できるし、使いやすいなというふうに思いました。洗濯ば さみでとめてるのは磁石が使えない黒板だからです。ぺたっと張り付くような便利な ものはありませんでした。統一テストを実施して、どうやら分数が苦手みたいだよ、

じゃあ分数関係の教材を作ったり導入の場所のモデル授業をして研修会をやろうかな んていうことを思っていたのですが、みんな学校も忙しいし休み中にやろうかなんて 言っていたんですけど、全然人が集まらずなんで休み中にやるんだというふうな雰囲 気だったので、それはたち切れになってしまいました。そして新しい年になり、難し いことはですね、やってもどうせ日本人だからできるんでしょみたいに言われたこと もあり、どうやら日本のことを伝えようというのは大きな思い違いだったんじゃない かとようやく気づくことができました。そしてこの頃はお手軽な教材の紹介、それも 押し売りのように授業に持っていって生先生、今日授業でこれ使ってみたいんですけ ど、今日時計の勉強ですよね、これ使っていいですか、みたいなかんじで押し売りで 教材を紹介したこともありました。さらにすごい素敵な授業をしている先生たちが多 かったので授業を見合う会をやりましょうよという提案をしてました。でも最初にお 願いしますって言いに行った先生は、人にいろいろ言われるのが嫌だから、みんなに 見てもらうなんて怖いから嫌々と言って、最後の最後にはやって下さったんですが、

結構最初の方はいろんな人に拒否されていました。大きなのではなく小さな研修会を 実施していたそうです。ようやく新しいことや日本のやり方を伝えるなんてことはせ ずに、先生たちの持っている今の経験や技術を共有するための媒体になりたいなと思 うようになったそうです。こんなような教材を紹介しました。右下でやっているのは

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百マス計算です。30人の職員の中でこれならできそうだなと思う人が1人でもいた らラッキーだし、授業に取り入れてくれる人がいたら超ラッキーみたいな勢いでやっ ていた頃です。雨が降ったりサッカーの試合が重なると参加者は4人とか5人とかに なっちゃいます。でもわかりやすいお得感を大切にして研修会をしました。そのころ 専門家の方に、とにかく失敗しなさいと、失敗してみせろと言われ、そうかそうか私 は同僚としてきているんだということを改めて認識し、モデル授業をするようになり ました。そのころ先ほど紹介させていただいたPROMECAというプロジェクトとの パイロット校になってしまい連携が始まりました。派手な教材を作ってこんな研究授 業をしているときに、授業の計画や指導案作成と教材作りとか研究会への参加をさせ てもらいました。また学級を大事にしていきたいということもあったので、学級目標 をつくるというのもちょっとだけお手伝いさせてもらいました。ボリビアの先生たち の教材作りは上手だな、見せ方がうまいなというふうに思いました。こんなふうに紹 介したものを先生方が自分なりにアレンジしてくださっているのを見たことは本当に 嬉しいなと思いました。端っこは割り算らしいんですけどこれ無理があるなと、あま りはないみたいです。でもこんなふうに使ってもらえて本当に嬉しかったです。あと は折角日本人だったので日本の遊びもこんなふうに紹介してきました。活動している ときに日本のことをいっぱい聞かれたんだけれども、日本のことを紹介できるツール が自分の中にすごい少なくてちゃんと日本のことを知ることが大事だったなと思いま した。あとは所属先の異動しそうもない方と連絡を取り合う、誰と連絡を取るのかち ゃんと連絡をあなたとねという確認をしていけばよかったなと思いました。どんなこ とができたかなと思ったのですが、ゴミをゴミ箱に捨てるということがずっと言い続 けたことだったかなと。これだけだったかなと思います。やっぱりこのような経験を させてもらったことがものすごい感謝だったかなとそれだけなんですけど、確かに辛 いこともあったし何でこんなことやってるのというふうに辛くて悲しくて泣けてくる こともあったんですが、今はいいことばかりが残っているかなと思います。こっちは 日本の学校との関わりで前の学校にも今の学校にもボリビア行ってきましたが有難い です。自分はすごく変わった、自分が変わったというかまわりを見る目がちょっと変 わったことと、あと子どもに対してもそうだし対応する力が幅が広がったかなという ところが自分自身で思っています。長々としゃべってしまいました。以上で終わりで す。ありがとうございました。

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