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中学校音楽科教育において地域の音楽素材を教材化する試み

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*a 福島県立小高産業技術高等学校非常勤講師   *b 福島大学人間発達文化学類 

中学校音楽科教育において地域の音楽素材を教材化する試み

―東日本大震災後における福島県双葉郡広野町の「納涼盆踊り」を中心に―

大 越 良 子*

杉 田 政 夫*

b

 本研究は,東日本大震災から3,4年が経過した頃の福島県浜通り地方において,当該地域の「納涼 盆踊り」を中学校音楽科で教材化し,実践したものである。震災後の双葉郡広野町における音楽に関わ る活動の実態を調査したところ,住民の避難等により,それ以前までの地域コミュニティが崩れかけ,

それに伴い地域の音楽文化等の存続,継承が困難な状態にあることが明らかになった。そのような状況 下,地域を盛り立てるために若者らが中心となり活動している広野町の「納涼盆踊り」の教材化を試み,

地元の中学校音楽科において実践授業を行った。授業後の生徒の感想からは,予想以上のポジティブな 反応があり,また「納涼盆踊り」の奏者や,それ以外の地域の音楽に携わる人々からは,協力や反響が 得られる実践となった。

〔キーワード〕東日本大震災   福島県浜通り   地域の音楽   中学校音楽科        納涼盆踊り

₁.はじめに

 福島県浜通り地方は,平成23年₃月11日に発生した 東日本大震災により,地震・津波に加え,原発事故の 災害に見舞われた。従前より人口減少や高齢化の問題 を抱えていたこの「地域」は,被災により全町避難や 自主避難となり,各々の事情は異なるが,震災前と比 して大きく変化したことは周知の事実である。共通し て言えるのは,人々がバラバラになり,地域コミュニ ティが崩れ,厳しい状況におかれたことである。

 そこで震災から₃~₄年経過した平成26,27年度,

第一筆者は福島大学大学院人間発達文化研究科に在籍 し,それまでの中学校,高等学校音楽科教員としての 経験をもとに,「地域の音楽素材」を中心とした音楽 科授業の試みに関する研究を進めた。中・高校生が,

それまでの音楽学習に加え,地域で身近に音楽活動を する人々を知り,感じることは,音楽を「作品」とし て捉えることに加え,「活動」「行為」として意識し,

その可能性を広げるものであると考えた1。さらにこ の試みは,震災復興の一助になるのではないかとも考 えている。

 なお本稿は,研究当時の記録・考察にもとづいてお り,その後,時間の経過とともに地域等の状況が部分 的に変化していることを付記しておく。

₂. 双葉郡広野町の音楽文化の教材化に  向けて

 

 筆者は東日本大震災後の福島県双葉郡広野町におい て,当該地域の音楽文化を活用した授業を実践するた

め,以下の通り,調査を進めた。

 ⑴ 双葉郡広野町について

 広野町は,平成27年に町制75周年を迎えた,福島県 浜通り地方にある人口5,000人程の町である。双葉郡

₈町村の中では₁番南に位置し,南隣に福島県いわき 市がある。年間を通して比較的温暖な気候である。

 東日本大震災の影響は,以下の通りである。福島第 一原発より30㎞圏内のため,震災直後は全町避難と なった。その後,震災から約₁年後の平成24年₃月に 住民の帰還がはじまった。平成27年₉月末日時点で世 帯数2,069世帯,総人口5,136人(男性2,630人,女性 2,506人) に対して,平成27年₉月17日時点で町内居 住者数2,281人,町内居住世帯数1,166世帯となってい る。およそ₅割強の住民は,いわき市等の仮設住宅に 暮らしていると思われる2

 なお,第一筆者は平成25年₄月に広野町に転居し た3。当時は人の通行もまばらで,朝夕の通勤や工事 車両の多さが異常に目立っていた。時間の経過と共に 除染等も進み,不通になっていた主要道路の国道₆号 線が全面通行可能になり,平成27年₄月には常磐道富 岡─南相馬間が開通した。

 いわゆる「地方の町」が抱える問題として,「少子 高齢化」があるが,広野町も例外ではない。第一筆者は,

広野町のおかれている現状を理解する方途として,町 内の散策及び,町のイベントへの参加を行った。たと えば町内の中学校の文化祭や,町の文化祭,住民説明 会(平成27年₁月17日),二ツ沼総合公園再オープン(平

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成27年₅月₃日)などである。その他,広野町に長年 住む家族や知人からも情報を得た。

 ⑵ 広野町の音楽収集

 教材にする地域の音楽文化を知るためには,その地 域自体について理解を深める必要がある。そのため,

当該地域に関する文献を検討して動向を注視するな ど,地道な情報収集に努めた。

 広野町の音楽活動の調査は,以下の通りである。ま ず,歴史的な観点も踏まえるため,『広野町史 民俗・

自然編』を参考にした。これには,音楽等に関連しそ うなものとして,「折木南沢のかぐら」(正月,青年会),

「盆踊りと念仏」(₇月・お盆,亀ケ崎地区),「楢葉八 幡神社」,「雨乞い・水乞い」,「天神様(歌)」(子供組),

「演劇」(青年団),「葬式念仏」(寺),「出会いの祭り」

(大滝神社・鹿島神社),「浜下り神事」(折木八雲神社)

の記載があった。

 これらが現在どのようになっているか,震災前後の 実情も含めて,平成26年₅月,町の諸事情に詳しいと 思われる町民(60・70歳代男性₂名)に話を聞いた。

双方の話によると,浜下り神事は,震災後行っていな いということが分かった。またその他については不明 であった。

 広野町の地域の音楽を調べている中で,現在行われ ている音楽に関する事柄に,「和太鼓」,「童謡まつり」,

「コーラスサークル」,「盆踊り」,「音楽花火」がある ことが分かった。これらについては文献や情報を参考 にするとともに,『広野町史』を発刊している広野町 教育委員会を訪問調査した。

 平成26年₈月に,広野町役場学校教育課(教育委員 会)を訪ね,上記₆つの音楽関連のことを聞いたとこ ろ,これら各所の連絡先と代表者を紹介され,相手方 にも取材の要請をしてくれた。そのうち半数は,広野 町役場職員が関係しているものであった。

 別資料₁は,各インタビュー調査の概要を筆者がま とめた表である。これら地域の音楽の関係者にお話を 伺ったところ,生徒の調べ学習や,体験をすることに 対しては好意的であることが伝わってきた。特に震災 後,町在住者が減ったこともあり,これら地域の音楽 関係者たちは,活動を通して人々が関わりあうことを 望んでいるようであった。

₃.授業実践に向けて

 ⑴ 教材の選定

 前述の調査を経て,ねらいを絞り,扱う音楽を選定 し,同町の中学校(₃年)で授業実践を行った。

 具体的には,調査した広野町にある地域の音楽から,

①地域の音楽として授業で取り扱いやすいもの,②生 徒の興味関心を引き出しやすいもの,③学んだ生徒が 地域に発信できる可能性が高いもの,の₃点を検討し,

「広野町納涼盆踊り」を取り上げることとした。以下,

納涼盆踊りについて,資料から抜粋したものを記す。

 納涼盆踊りは,広野町の亀ヶ崎青年会が主体とな り,上原地区における夏の風物詩として二十数年に わたり実施してきた亀山神社盆踊りである。少子高 齢化など急速な社会変化を背景に後継者不足(伝承 者の高齢化)や勤務要件等による行事参加の減少等 により,平成21年に亀ヶ崎青年会の解散が余儀なく された。その翌年,広野町商工会が広野駅前の活性 化を目的として駅前盆踊りを計画し,元亀ヶ崎青年 会の₂名が演奏依頼を受けた。そして,町内に在住 の若手有志数名と青年会OBの協力を仰ぎ,駅前盆 踊りにおいて演奏を実施した。しかし,平成23年₃ 月11日に発生した東日本大震災による原発事故によ り,広野町民は避難を余儀なくされた。東日本大震 災から₂年後(平成25年)の夏,広野町復興プロジェ クトの支援を受け,衣装・バチ等の演奏道具を新た に揃え,町の復興,伝統文化の継承を目的として有 志を募り,盆踊り保存会として「広野町サマーフェ スティバル」の開催に合わせて活動を再開させた。

 平成26年夏,₂度目の盆踊りが実現したが,平成 27年に復興プロジェクト₅カ年計画が終了すること から,平成27年の盆踊り実施が困難な状況となる。

今後,伝統文化継承の活動をしていく上で,有志に よる自己負担での保存会運営は極めて困難であるこ とから,「広野町文化協会」に加盟し,保存会存続 に至っている。

 また出演舞台確保について,「広野町サマーフェ スティバル」のプログラムの一部に組み込んで貰え るよう産業振興課等と調整するなどして現在に至っ ている。現在のメンバーは広野町またその周辺の若 者で構成され,盆踊りを通した町の活性化に意欲的 に取り組んでいる4

 このように,メンバー,周囲の状況等を踏まえ,携 わってきた人たちの努力により,継続の困難を乗り越 えながら行われている「納涼盆踊り」は,今回の題材 にふさわしいといえる。

 ⑵ 授業の構想

 「地域の音楽」の特徴の一つは,身近な人々が身近な 場所で演奏していることである。生徒の中にも実際の 盆踊りに参加した経験がある人もいるであろう。この ような題材を取り上げる際,地域の音楽を,鑑賞を中 心とした「作品」として捉えるだけに留まらず,「音 楽活動」を中心に展開することが望ましいといえる。

そのため,盆踊りの疑似体験,盆踊りの音楽作り(こ こでは歌詞創作)等の活動を積極的に取り入れる。

 授業の大まかな内容は以下の通りである。踊り,歌

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を中心に取り組ませ,その音楽がもつ特徴を,体験を 通してじっくり味わわせる。そこから発展させ,「盆 踊り」の音楽が,人々によって作られ,口頭伝承によ り受け継がれていくこと,そして練習を重ねた奏者が 自分自身の思いを交えたアレンジ(創作を含む)によっ て繰り広げられていることに気付かせる。体験の中で は,生徒も歌詞の創作アレンジに取り組む。最終的に は,生徒のアレンジ作品や創作作品を,盆踊りの演奏 団体や地域等に向け発表し,相互交流を目指す内容で ある。授業プランの要になる,「地域の音楽に親しま せること」と,「盆踊りが奏者によって,また周りの 状況に応じてアレンジが加えられながら伝承されてき たと理解させること」について,内容を厳選し,生徒 の実態や音楽科の年間指導計画,そして学習指導要領 を踏まえ,全₂時間で取り組んだ。

 なお,本授業プランは,授業内では教師一人で行う 展開にした。日本の音楽を取り入れるにあたり,授業 に演奏者(ゲストティーチャー)を招き,生徒が直接 指導を受ける実践も多くみられる。プロの演奏家や専 門の奏者による演奏や指導は,生徒にとって大きな刺 激になる。しかし,一部の伝統音楽を除いた「地域の 音楽」のほとんどは,音楽を専門としない人々により,

地域の実情が色濃く反映されながら育まれてきた。そ のため,これらの音楽を授業に取り入れるためには,

教授方法等も含めた演奏者たちと教師の双方の理解 と,「音楽科の授業」という視点での工夫が必要である。

 また,地域の音楽の奏者をゲストティーチャーとし て招くためには,現実的な面での時間調整や費用等の 壁があり,たとえ実現ができたとしても,時間の制約 等で条件が厳しく,継続的な取り組みが難しい場合も 考えられる。そのため,今回の構想では,あえて教師 のみで行うこととし,授業者が事前に取材,録音・撮 影したものを効果的に活用するスタイルを採用した。

そしてこの学習を,実際に地域で演奏されている場面 に生徒が触れる端緒としたり,盆踊りに参加した経験 のある生徒にとってはより深くその内容を理解すると いう位置付けで行うこととした。

 以上をまとめると,本研究授業では,①地域の音楽 を発掘する試み,②授業は生徒の活動を中心に構成し,

(ゲストティーチャーを招かず)教師のみで行うこと,

③授業を通して,生徒が興味・関心をもち,地域に関 わろうとする姿勢を養うことを課題とする。繰り返し になるが,これらの視点には,大震災,原発事故後の 地域を扱うため,文化の再生という方面から震災復興 に寄与することをも視野に入れている。そして,研究 の応用可能性も視野に,授業実践から得られた知見を 加味しつつ,地域における音楽文化の教材化,及び指 導方法の在り方について考究することを,本研究の最 終目標とする。

 ⑶ 教材化に向けた再調査と踊り,音楽の採集  第一筆者は,平成27年₆月16日に盆踊り保存会副代 表(広野町教育委員会勤務,当時)を訪ね,「盆踊り」

を教材化するための協力を得た。そして活動計画書,

活動時の写真,₁番から12番までの盆踊りの歌詞を書 いた巻物のコピー等を提供され,踊りの手順の手ほど きを受けた。その他,納涼盆踊りに関する詳しい説明 を聞いた。

 その後平成27年₆月27日,保存会代表,副代表,メ ンバーの計₃名に取材と撮影の協力を頂いた。奏者は,

町内外に住む20代の男女₉名である。震災の影響で避 難生活を送る人々がいて,町の状況も大きく変化して いることを受け,₁年に₁度の「盆踊り」を町民に 楽しんでもらいたい,という強い想いを語っていた。

授業の映像資料として,各パートのソロ演奏や,基本 形,アレンジ版等の撮影を行った。実践授業での使用 を考え,様々なパターンで撮影を行った。そして,太 鼓のアレンジの特徴やこれまでの伝承について話を聞 くとともに,授業展開についてのヒントを得た。

 ⑷ 授業実践校について(当時)

 授業実践校は,創立70年を迎える広野町の町立中学 校で,生徒66名が在籍している。震災・原発事故によ り生徒数は₃分の₁になり,避難先の仮設住宅等から スクールバスで通学している生徒もいる。また,町内 に新設された高校に校舎を貸しているため,平成26年

₈月から広野町内の小学校を間借りしている。

₄.授業のプロセスと生徒の活動

 以上を踏まえ,学習指導案を作成し,第一筆者が授 業者として,平成27年₇月₈日㈬と₇月14日㈫に,₃ 年A組(生徒15名)で行った。以下に流れとまとめを 示す。

 ⑴ 第₁時

 まず導入で納涼盆踊りの振り(踊り)を示し,生徒 全員で円の隊形で踊り,そこに授業者が,納涼盆踊り の歌の一部を歌うことで盆踊りの雰囲気を感じさせ た。そして,盆踊りの概要を紹介した後に,今回中心 として扱う「歌詞」の内容や形式を学ばせた。歌詞の つくりについては,生徒にとって分かりやすいと思わ れた₄番(表₁参照)を用いた。全体の歌詞の構成と して,全12番の歌詞のうち,掛け声等を含めた決まり

表  納涼盆踊り  番の歌詞 4    イヤァーアーアー 

      あれに見えるは  皆様よ        アリャ  ア)常磐線よ        イヤァーアーアー 

      イ)海原ながめて  ソーリャー        アレサエー  ウ)広野原 

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文句の共通部分とそれ以外の部分について説明した。

その上で,今回は,もともとの歌詞の形式を踏襲し,

表₁のア),イ),ウ)の部分(12番共通して,町のこ とや盆踊りのことを述べている)を考え,新しい歌詞 も同じような形式や構成で作ることを提案した。

 次に歌詞に使いたい広野(地域)に関する言葉(単 語)を挙げる作業を行った。平均₁人当たり15個の単 語が書かれていた。主に出てきた言葉は,表₂の通り である。

 地名,名所,町のイベント,町にある風景,町の名 物等,生徒たちの身近にあるものが挙がっていた。授 業では,授業者(筆者)が,机間指導をしながら,個 別に生徒が書いている内容について尋ね,全体にも知 らせた。生徒の反応として,他の人の意見に共感して いる姿や,中には新たな発見をしている姿も見られた。

授業者にとっても,町の至る場所の名称等,生徒の目 線や,地域に密着して生活している様子を想像するこ とができる単語であった。

 第₁時の最後には授業者から,言葉を挙げた次の作 業として,歌詞にする手順を提案した。例として,「J ビレッジ,子どもがふわふわ,二ツ沼」を使用し,モ デル作品を示した(表₃)。広野町及び楢葉町にある「J ビレッジ」は,現在は原発事故の影響で使用できない 状態であるが,もともとは日本でも有数のサッカー競 技のトレーニング施設である。数年後を目途に使用可 能になることも発表された。また,そのすぐ近くの「二 ツ沼総合公園」には,子どもに人気の「ふわふわドー ム」という遊具がある。二ツ沼総合公園も,震災後は しばらく立ち入りが制限されていたが,除染や整備が 進み,実践授業を行った₂ヵ月ほど前に,グランドオー プンしていた。そのような背景も踏まえ,これらの言 葉を使い,歌詞のモデル作品を示した。関連する言葉 を上手く配置することや,実際に歌ったときに当ては まるかどうかもポイントになることを伝えた。生徒と 一緒にこの創作の歌詞を歌ってみると,歌詞創作のイ メージが湧いてきたような様子であった。

 ⑵ 第₂時

 第₂時は,いよいよ単語を歌詞に当てはめていった。

第₁時の例を確認し,自分で考えた言葉から,歌詞に 使いたい言葉を選ぶ作業をさせた。歌詞に使いたい言 葉は,第₁時から増えた生徒もいた。自分で考えたり,

家族に尋ねたりしたようである。また,歌詞にしたい 言葉の流れと共に,文字数にも注目させ,歌いながら 作るよう促した。

 言葉を思い浮かべスムーズにできた生徒,苦労して いる生徒等,様々な様子が見られた。授業者は,でき た作品を個別に歌わせて確認し,生徒はその作品(歌 詞創作部分)を画用紙に書いて,黒板に貼った。な かなかできずにいる生徒には,話題にしたい言葉を聞 き,そこから連想されるものをいくつか挙げさせた。

イメージを広げ,言葉の材料が増えると,自分なりに 作品を完成させることができた。

 出来上がった作品は単独制作₈作品,共同制作₁作 品になる。授業内では,それぞれの作品を示し,互い の作品を鑑賞した。どの作品の話題も,生徒同士は内 容が分かっているものであった。また,話題に取り上 げられたことが多岐にわたったことにも注目してい た。その後,創作作品を歌詞にし,歌い手,太鼓,踊 りのパートを分担し,実際に盆踊りを行った。

 ⑶ 生徒作品の分析

 表₁の納涼盆踊り₄番の歌詞を参考に,ア),イ),

ウ)について,生徒が考えた作品の言葉をまとめたも のが表₄になる。

 表₄の作品について,分析する。今回の歌詞創作活 動は,全体の中で,決まり文句の部分の意味を把握し,

それ以外の部分₃ヵ所を当てはめていく方法で行っ た。また内容については,納涼盆踊りのスタイルを踏 襲し,地域に関する言葉を選択することを条件にした。

結果として,その条件の範囲を満たした作品になった。

 形式としてはC,D,F,Gの作品は,イ)の部分 をモデル作品の「ながめて」に合わせて考え,その前 後の流れも出来ている。一方,A,B,E,Hは,ア)

やウ)で使いたい単語に合わせてイ)で用いる言葉を 考案しており,より自由度の高い作品といえよう。

 また内容について,名物(みかん),風景(五社山,

天神山,浅見川,太平洋)を詠ったもの,建造物(高 煙突は火力発電所の煙突のこと)に注目したもの,動 広野に関する言葉より 例にした創作作品歌詞

・ 築 地 が 丘  

・ 童 謡    

・ 中 学 校 , 小 学 校

・ み か ん    

・ サ マ ー フ ェ ス テ ィ バ ル

・ 五 社 山    

・ 田 ん ぼ    

・ 米

・ お 地 蔵 さ ま  

・ メ ジ ロ    

・ 火 力 発 電 所

・ 太 平 洋

イ ヤ ァ ー ア ー ア ー あ れ に 見 え る は   皆 様 よ ア リ ャ   J ビ レ ッ ジ イ ヤ ァ ー ア ー ア ー こ ど も が ふ わ ふ わ   ソ ー リ ャ ー

ア レ サ エ ー   二 ツ 沼

ア ) イ ) ウ )

A 築 地 が 丘 よ メ ジ ロ が さ え ず り 太 平 洋 み か ん と ト ン ボ よ 広 野 の 新 キ ャ ラ ひ ろ ぼ う だ よ 二 ツ 沼 よ 花 火 を な が め て サ マ ー フ ェ ス み か ん の 丘 よ 五 社 山 な が め て 浅 見 川 築 地 が 丘 よ と ん ぼ の め が ね う た( 童 謡 )ま

つ り ス ズ メ が と ん で る

白 と 水 色 な が め て 高 煙 突

G 桜 の 舞 う 道 水 流 な が め て 浅 見 川 H 桜 が 舞 う よ そ よ 風 吹 か れ て 天 神 山

* 広 野 町 に つ い て の 作 品 の み 掲 載 。 転 入 し て き た 生 徒 は以前住んでいた地域のことを歌詞にした。

表  生徒による作品

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植物(メジロ,スズメ,桜)を取り上げたものの他に,

町のゆるキャラやイベント(サマーフェスティバル,

うたまつり)等,中学生ならではの柔軟な発想が見受 けられた。

 これらの創作活動から,生徒が町や身近なものに対 する知識を自然な形で再認識し,その中で自分なりの 価値判断を入れて,歌詞にしていったのではないかと 考えられる。震災後の現状を考えると,これら身の回 りの環境は良い部分だけでなく,負の側面もある。そ れを歌詞として考えた場合に,これまでは当たり前の ように思えていたものも,町の良さや伝統,風景とし て,また違った見え方がしていたのではないかと思わ れる。

₅.生徒への授業アンケートの検討

   上記₃.の⑵に示した本研究授業の課題である ② 生徒の活動を中心として,授業は教師のみで行うこと,

③生徒が興味・関心をもち,地域に関わろうとする姿 勢を養うことについて検証する材料として,₂時間目 の授業後にアンケート(別資料₂)を実施した。

 ⑴ 盆踊りの経験について

 「盆踊りに参加したことがある」人は,回答者15人 中₄人であった。そのうち,「広野の盆踊りに参加し たことがある」は,₃人である。15人中₂人は,震災 後に広野町に転入した生徒であり,震災前に住んでい た「別の地域で盆踊りに参加したことがある」人が,

₁人である。また,授業以前に「広野の盆踊りを知っ ていた」人は₇人であり,そのほとんどは「家族も知っ ている」とのことであった。このことから,盆踊りは,

生徒の実際の参加経験に関わらず,家族(親や祖父母)

を通してその存在を知る可能性が高い,という現状が 確認された。

 ⑵ 授業後の感想,意見

 本授業を受けて,考えたことや気付いたこと,感想 については,以下の表₅の通りである。内容を読み取っ て検討し,分類は筆者が行った。なお,一人の生徒が 複数の分類を回答したケースもあるため,延人数で示 している。

 自由記述で記入された内容は,大きく分けて,第₁ に授業で行った歌詞創作,演奏に関すること,第₂に 盆踊りへの興味・関心,第₃に盆踊りの存在やその背

景に関するものの₃つになる。

 歌詞創作については,言葉を集め,モデルに当ては める,という段階を経たが,生徒それぞれにすんなり できた者と,苦労した生徒等,個人差があったのは想 定内であったといえる。一つの試みとして,歌詞創作 に取り組み,盆踊りが誕生した当時と同様の経験がで きたことは,一定の効果を得たものと考える。また,

盆踊りの演奏で太鼓を担当した生徒たちは,演奏を繰 り返していくことでだんだんとその質が上がっていく ことに対する実感や喜びも大いにあったようである。

 授業で盆踊りを体験することにより,実際の盆踊り の様子を思い浮かべて,その内容や意味を想像した意 見もあった。たとえば,「歌などがどんどん合ってい くにつれて,きっと踊っている人達の心も一つになっ ていくのではないかと思う」という記述である。授業 で,盆踊りの一部を再現したり,盆踊りのシーンや演 奏者の映像を鑑賞することで,盆踊りへの関心が高 まったのではないか。

 また,盆踊りの存在を知らなかった生徒にとっては,

それを知るきっかけになり,さらに盆踊りができた背 景にまで思いをはせた生徒もいた。歌詞創作を通して,

地域(町)のことを見直すことができた,という意見 や,盆踊りに参加経験のある生徒が,その内容や意味 を深く捉えようとしている様子も窺えた。

 ⑶ 授業を通した盆踊りに対する興味関心の変化  盆踊りに興味・関心を持ったか,を「持った」「少 し持った」「あまり持たなかった」「持たなかった」の

₄件法で聞いたところ,「持った」が11人,「少し持っ た」が₄人であった。理由は以下の表₆の通りである。

 内容を要約すると,「音楽的な興味関心(リズムや

分    類   延人数 歌詞創作への興味・関心  5 演奏(歌唱・太鼓)への興味・関心   5

盆踊りの存在  5

盆踊りの背景  3

表  授業の感想

表  盆踊りに関心を「持った」「少し持った」理由

・太鼓などのリズムの良さがいいと思った。

・やってみると難しかったけど,楽しかったから。

・リズムがいいなあと思った。

・一緒の町に住んでいる人と,顔見知りなどは関係 なく,輪になって踊るのは魅力的だと思う。

・歌や太鼓の叩き方などすごいと思った。

・実際に奏者の人の演奏を聴けたから(映像で)

・広野独自の盆踊りがあることが分からなかったけ ど,今回あることを知って興味が出た。

・リズムが単純で楽しかったから。

・広野のことが書かれていたから。

・伝統的な踊りだったのでもっとよく知って,自分 も踊りたいと思ったから。

・自分の住んでいる町の伝統?をもっと調べてみた いと思ったから。

・とても楽しくでき,踊りも簡単に覚えられたので よかった。

・私は小さいころから盆踊りの曲や踊りが大好きだ った。夏にこの曲や踊りが踊れないと,夏じゃない と思うくらい好き。なので,この機会に学ぶことが できてよかったと思う。ますます興味を持った。

・理由は特にない。

*未記入 1 人 

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楽器のこと)」(₂人),「個人の興味関心(演奏が楽し い)」(₃人),「演奏者に対する興味(映像の鑑賞から)」

(₂人),「盆踊りのもつコミュニケーション機能と地 域のこと」(₁人),「歌詞創作等を通した地域に対す る関心の深まり」(₅人)であった。授業直後のアンケー トであることを考慮しても,町の人々が楽しむ様子を 思い浮かべ,盆踊りのもつコミュニケーション機能を 想像し,「授業をきっかけに自分たちの住む地域のこ とを見直したい」,という言葉には,「地域」の音楽を 題材として扱い,限られた時間ではあるが実際に体験 したからこそ感じられたことが反映されたものと考え る。

 ⑷ 奏者の演奏映像とメッセージに対する感想  次に奏者の演奏映像の鑑賞,及び奏者からのメッ セージについての感想である。表₇に,生徒の感想を 筆者が読み取り,分類したものを,延人数と共に示す。

 本授業においては,ゲストティーチャ―を呼ばずに,

教員だけで授業をする試みについても検証したいと考 えた。結果として,教員が取材や録音をし,鑑賞のさ せ方を工夫し,奏者のメッセージという形で,彼らの 想いを示すことで一定の効果を上げられたのではない かと推察する。特に,演奏者からの,「盆踊りを演奏 している団体としては,日本一若い!」といったメッ セージには強い反響があった。これは,地域の音楽や 伝統芸能のようなものイコール年代が上,という生徒 の漠然としたイメージとは異なり,意外にも自分たち の年齢に限りなく近い世代が関わっていることに新鮮 な感想を抱いたためではなかろうか。また,同じ地区 に住んでいる人や,知り合いが演奏者であることも,

地域の音楽の強みである。このことを発展させて考え ると,授業でゲストティーチャーとして演奏者を呼ば なくても(呼べない状況でも),映像や資料を活用し て授業を行い,その学びをきっかけにして,身近に存 在している演奏者の演奏を聴くこと(ここでいえば,

盆踊りに参加する)は自然な流れであり,それが可能 なのが,「地域の音楽」なのである。

 実際,授業で映像鑑賞や奏者のメッセージを学ぶ場 面では,生徒の真剣で食い入るようなまなざしが印象 に残った。

 ⑸ 盆踊りへの参加について

 授業から₁ヵ月後に行われる盆踊り本番への参加に ついては,「未定」という回答がほとんどであった。

夏休み中であることや,保護者の都合(送迎)が不明 であることが理由として挙げられていた。中学生の行 動範囲や盆踊りの時間帯を考えると,妥当な回答であ るといえよう。

₆.授業に関するコメントについて

 ⑴ 盆踊り保存会への報告

 実践授業後,盆踊り保存会メンバー(演奏者)に,

授業概要の報告を兼ねて,生徒による歌詞創作作品を 示した。生徒の₉作品の中で,特に,広野町に最近で きたキャラクター(ゆるキャラ)を題材にしたものや,

盆踊りが行われる様子について取り上げた歌詞が,中 学生の目線で書かれたものとして,興味を持って頂い た。現在,盆踊り本番の歌詞は,初期に作られたと思 われる12番までを演奏し,繰り返しているが,今後新 しい歌詞として,これらの作品を取り上げることも検 討してみたい,とのことであった。

 授業で取り扱ったことをきっかけにして,生徒たち が盆踊りに興味を持ち,実際に参加したり,将来の担 い手になることを,また,今後も地域に根付き,地域 の人に参加して楽しんでもらうことを目標に,一層力 を入れていきたい,ということであった。

 ⑵ 実践授業協力校音楽科教諭から

 本授業実践を行うにあたり,授業準備段階から実践 終了後まで,特に実践に向けた授業見学を含む実態調 査や学習指導案の検討に際し,協力校音楽科の教諭に お世話になった。また実践授業中,及び授業終了後に,

本授業実践全体等についても貴重なご意見を頂いた。

 お話の中では,年間指導計画の中で,本題材をどう 位置付けるか,という点が中心になった。現状では,

₁年間の学習で,歌唱,合唱,器楽(リコーダーや合奏),

鑑賞(クラシック,諸民族の音楽,日本の伝統音楽)

等,様々な題材が扱われている。本題材(地域の音楽)

は,たとえば,日本の伝統音楽の学習の後に行う等が 考えられる,ということであった。そうすることによ り,生徒の学びも深まり,整理されるのではないか,

との助言を得た。

₇.考察

 地域の音楽を教材化する試みは,扱う側の地域に対 する理解とともに地域の人々の協力が必須である。本 研究では,地域を理解する手がかりとして,音楽だけ に限らず,文献,公共施設の人材,地域のイベントへ の参加等あらゆる面へのアプローチを試みた。このよ うに多角的に地域を見ることにより,地域の音楽の背 景等をより深く知ることができた。そして,地域の人々 表  映像メッセージへの生徒の感想

ศ 㢮 ᘏ ே ᩘ

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は,自分の地域に興味をもつ人々に対して,協力的で あったことも特筆しておきたい。調査を通し,今回取 り上げた納涼盆踊りの他にも,地域で熱心に音楽活動 を展開している人々の想いも強く感じることとなった。

 本研究では,筆者が地域の音楽について調査する形 をとったが,生徒の成長段階や学習のねらいによって,

たとえば生徒自身が地域の音楽の調査をすることも考 えられる。そのような旨を今回協力くださった地域の 音楽に携わっている人々にお話したところ,それに関 する協力についても,快い返事を頂いた。このことか ら,地域の音楽を扱う際に心配される音楽調査の難し さについて,一つの方法が見いだされたといえるだろ う。そしてそれは音楽科教育に携わる者として,地域 で育まれ,大切にされてきた生きた音楽を授業で取り 上げる意義や喜びを感じる経験でもあった。

 次に教授方法についてである。授業内で地域の音楽 の専門家や演奏者たちを招き,生の演奏を聴き,指導 してもらうのは理想的ではある。しかし,そのような 設定が難しい場合でも,録画や録音等を活用すること で,生徒に地域の音楽に興味・関心を抱かせる手法に も大いに可能性があると感じた。生徒たちは,演奏者 のメッセージからその様子を一生懸命感じ取り,想像 しようとしていた。そこから次の流れとしては,可能 であれば地域で実際にその音楽が展開されている場 に,生徒自身を向かわせることであろう。

 東日本大震災後,被災した地域では,人々にとって の地域における音楽文化の意義や在り方が問われるこ ととなった。被災した人々にとって,民俗芸能が心の 拠り所であったという話も聞いた。今回取り上げた納 涼盆踊りの奏者たちの活動や想いにも,地域の復興を 目指す気持ちが多分にある。こういった地域の音楽を 通して,地域を盛り上げていこうとする活動を,地域 の学校が授業で積極的に取り上げ,体験させ,繋げる きっかけをつくる意義は大きいと感じている。それが 長い目で見た「復興」へと向かうための,音楽科教育 が果たせる重要な役割,と捉えることができるのでは なかろうか。

₈.おわりに

 本研究において「地域の音楽」を素材にした構想を,

東日本大震災の被災地域において実践できたことは非 常に大きな収穫になった。実践授業を行うことで,予 想以上に地域の音楽に携わっている人々から反響を受 け,多くの協力を得られたことは,筆者らに本研究の 意義を再確認させるものでもあった。

 今回,実践授業で扱った「納涼盆踊り」は,発足当 初の演奏スタイルや,考えを尊重しつつも,その時々 の演奏者の発想を取り入れて演奏することが許容され ていた。そこには,「生きた音楽」が存在していたと いえる。身近にある地域の音楽や,実際に一般の人々

が演奏している民俗芸能等から,「生きた音楽」を体 感できる経験は,音楽科の授業の目標に近づくための よい方法ではないだろうか。そして,こういった経験 を通して,音楽活動の本質的な喜びを体感することに つながるものと考える。

 福島県は民俗芸能の宝庫とされる。大震災後,その 豊かな地域の音楽が失われそうになった折り,我々は その意義や必要性を再認識した。多くの関係者がその 存続や継承に向けて努力している姿はまさにこの「地 域」における音楽文化がいかに重要かを映し出してい る。このような状況を真摯に受け止め,その地の音楽 文化の存続・継承に尽力,協力し,またそれらを音楽 科の教材として活用することの意義を再度強調してお きたい。

 今後の課題として,本研究内容のさらなる充実のた めに,地域の音楽の実態調査を継続し,またそれをも とに教材化する手立てを検討していく必要がある。そ して実際に浜通り地域において,上記の手順等を参考 に準備を進め,実践を重ねていきたいと考えている。

〈付記〉

 本稿は,大越良子『東日本大震災からの復興に寄与 する高等学校音楽教育の在り方の探究―合唱部活動の 実態調査及び地域の音楽素材を活かした授業の構想を 通して』(平成27年度福島大学大学院人間発達文化研 究科修士論文)の一部に加筆訂正を施したものである。

また平成28年12月17日に福島大学で開かれた日本音楽 学会東日本支部第42回定例研究会におけるシンポジウ ム「福島県浜通りにおける民俗芸能の被災と復興の状 況」にて,部分的に口頭発表している。

₁ クリストファー・スモール著,野澤豊一・西島千尋訳

『ミュージッキング―音楽は<行為>である』水声社,

2011年より示唆を得た。

₂ 広野町ホームページ

 town.hirono.fukushima.jp/index.html  検索日2015年11月10日

₃ 第一筆者は以前に出身地である他県の公立の中学校,

高等学校で音楽科の教員として勤務した経験がある。本 論文内容の研究時(平成26~27年度)は,福島大学大学 院に在籍し,引き続き広野町に居住していた。

₄ 広野町納涼盆踊り保存会活動計画書より抜粋。取材の 際に副代表が提示した資料である。

〈主要引用・参考文献〉

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朝日新聞「福島の踊り 遠い復活」2014-05-28 朝刊 懸 田弘訓氏の記事。

阿部武司「民俗芸能の保存と伝承の諸問題―東日本大震災

(8)

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伊野義博「郷土の音楽―その特性と教材性」日本学校音楽 教育実践学会編『学校音楽教育研究会』第₇巻,2003年,

154~165頁。

伊野義博「民俗芸能学習の方法論」日本音楽教育学会編『音 楽教育学研究₂』音楽之友社,2000年,94~108頁。

大越良子『東日本大震災からの復興に寄与する高等学校音 楽教育の在り方の探究─合唱部活動の実態調査及び地域 の音楽素材を活かした授業の構想を通して─』福島大学 大学院人間発達文化研究科修士論文,2016年。

大越良子・杉田政夫・伊藤孝子「東日本大震災後の被災地 高校における合唱部活動の実態―卒業生へのアンケート 調査を中心に―」『福島大学総合教育研究センター紀要』

第19号,2015年,45~54頁。

柁原年「目黒区の目黒ばやし(実践報告)~伝承について 小学校ができること~」日本民俗音楽学会第29回相模原 大会発表資料,日本民俗音楽学会,2015年。

加藤富美子「日本の民俗音楽による教育実践の動向―主要 雑誌等にみる最近20年間の実施報告より―」日本民俗音 楽学会編『民俗音楽研究第』13号,1993年,31~40頁。

川北雅子「地域の民俗芸能の音楽学習に関する考察」『学 校音楽教育研究』第13巻,2009年,235~246頁。

小島律子・藤本佳子「音楽科教育における『郷土の音楽』

の指導内容モデル」『大阪教育大学教科教育学論集』14号,

2015年,31~46頁。

佐川馨「音楽科教育における『郷土の民謡』の教材として の有用性」日本教科教育学会編『日本教科教育学会誌』

第30巻第₃号,2007年,31~39頁。

澤田篤子「日本の伝統音楽の学習にかかわるカリキュラム の研究動向―学校教育と伝統的な場における学び」日本 音楽教育学会編『音楽教育学』第43巻第₁号,2013年,

34~41頁。

杉田政夫・懸田弘訓・佐々木繁子・川田強・大越良子「東 日本大震災後の福島県浜通り地方における民俗芸能の被 災と復興の状況」『福島大学地域創造』第29巻第₂号,

2018年,147~164頁。

高橋美樹「『郷土の音楽』の教材化―地域に根ざした学校 教育を目指して―」日本音楽教学会編『音楽教育学研究

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福島県芸術文化団体連合会編『福島県芸術祭五十周年震災 復興記念誌 ふくしまの芸術文化五十年』福島県芸術祭 運営委員会,2013年。

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 http://fukushima-net.com/sites/content/798,

 2014年₆月11日参照。

松下行馬「地域の伝統芸能を学校教育で取り上げることの 意義についての一考察」日本音楽教育学会編『音楽教育 実践ジャーナル』第₂巻₁号,2004年,72~80頁。

民俗芸能学会福島調査団『福島県域の無形民俗文化財被災 調査報告書 2011~2013』民俗芸能学会福島調査団,

2014年。

文部科学省『中学校学習指導要領解説─音楽編─』教育芸 術社,2008年。

文部科学省国立教育政策研究所『評価規準の作成,評価方 法等の工夫改善のための参考資料 中学校音楽』教育出 版,2011 年。

〈謝辞〉

 広野町教育委員会,広野町の地域の音楽に携わって いる関係者の皆様には好意的に対応していただき,感 謝申し上げます。とりわけ,納涼盆踊りの皆様には取 材や演奏録音等で大変お世話になりました。また,授 業実践校の音楽科教諭,生徒のみなさんには貴重な時 間を提供いただきました。厚く御礼申し上げます。

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