総 則
1 平 成 1 6 年 度 北 海 道 公 立 学 校 学 習 状 況 調 査 ( 高 等 学 校 ) の 分 析 結 果 (1) 調 査 の 概 要
本 調 査 は 、 学 習 指 導 要 領 の 目 標 及 び 内 容 に 照 ら し た 本 道 の 児 童 生 徒 の 学 習 の 実 現 状 況 を 客 観 的 に 把 握 し 、 今 後 の 学 習 指 導 の 改 善 ・ 充 実 に 資 す る こ と を 目 的 と し て 、 無 作 為 抽 出 に よ る 約 2 , 4 0 0 人 の 高 校 3 年 生 を 対 象 に 、 平 成 1 6 年 1 0 月 2 0 日 に 実 施 し た も の で あ る 。 調 査 内 容 は 、 国 語 Ⅰ 、 数 学 Ⅰ 、 英 語 Ⅰ の 3 科 目 の ペ ー パ ー テ ス ト 調 査 と 、 生 徒 を 対 象 と し て 学 習 状 況 等 を 問 う 生 徒 質 問 紙 調 査 、 教 員 を 対 象 と し て 指 導 方 法 等 を 問 う 教 師 質 問 紙 調 査 の 3 種 類 で あ る 。 こ れ ら の 調 査 内 容 に つ い て は 、 国 の 調 査 結 果 と 比 較 で き る よ う に す る た め 、 国 が 実 施 し た 「 平 成 14年 度 高 等 学 校 教 育 課 程 実 施 状 況 調 査 」 の 国 語 Ⅰ 、 数 学
Ⅰ 、 英 語 Ⅰ の そ れ ぞ れ 2 種 類 ( 問 題 冊 子 A 及 び B ) の ペ ー パ ー テ ス ト か ら 問 題 を 選 択 し て 活 用 す る と と も に 、 同 調 査 の 質 問 紙 の 調 査 項 目 も 併 せ て 参 考 と し た 。
こ こ で は 、 本 調 査 結 果 の 特 徴 的 な 内 容 に つ い て 説 明 す る 。 詳 細 に つ い て は 、 次 の 報 告 書 に と り ま と め て い る 。
「 平 成 1 6 年 度 北 海 道 公 立 学 校 学 習 状 況 調 査 【 高 等 学 校 】 報 告 書 」
( http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/gky/gakute/gkttop.htm)
(2) 調 査 結 果 の 特 色
ア ペ ー パ ー テ ス ト の 結 果 に つ い て
各 教 科 に お け る 本 道 の 通 過 率 (※1) は 、 全 国 の 通 過 率 と 比 べ 同 程 度 で あ っ た 。 ま た 、 設 問 ご と に 本 道 の 通 過 率 を 設 定 通 過 率 (※2) と 比 較 す る と 、 国 語 で 約 8 割 、 数 学 で 約 1 割 、 英 語 で 約 6 割 の 問 題 が 、 設 定 通 過 率 を 「 上 回 る 」 又 は 「 同 程 度 」 と な っ て い る 。 こ れ ら の 状 況 も 全 国 の 状 況 と 比 べ 同 程 度 で あ る こ と か ら 、 本 道 の 生 徒 の 学 力 は 全 国 の 平 均 的 な 水 準 と 考 え ら れ る ( 図 及 び 表 1 参 照 )。
し か し 、 通 過 率 と 設 定 通 過 率 を 各 教 科 の 内 容 ・ 領 域 別 に 比 較 す る と 、 設 定 通 過 率 を 下 回 っ て い る 状 況 も 一 部 見 ら れ る な ど 課 題 も あ る こ と か ら 、 各 学 校 に お い て は 、 生 徒 の 実 態 を 踏 ま え つ つ 本 調 査 の 結 果 を 分 析 し 「 確 か な 学 力 」 の 育 成 に 向 け た 授 業 改 善、 に 取 り 組 む こ と が 重 要 で あ る 。
※1 通過率は、設問ごとの正答、準正答数の合計を解答者数で割った数値(%)で、いわゆる正答率である。
ただし、ここでの「通過率」は、図中の「通過率」と同様、教科ごとに、すべての設問の正答、準正答数の 合計を解答者数の合計で割った数値で 「教科全体の通過率(表1 」のことである。、 )
※2 設定通過率は、学習指導要領に示された内容について適切な学習活動が行われた場合、個々の設問ごとに、
正答、準正答数の合計の割合である通過率がどの程度になるかを予想し、設定した数値(%)である。 図 及 び 表 1 の 「教科全体の設定通過率」は、教科ごとに各設問の設定通過率を単純に平均したものである。
※ 本道の通過率と全国の通過率を比較する場合、約2%程度までの差は同程度と判 断している。
※ 通 過率と設定通過率を比較する場合、5%までの差は同程度と判断している。
図 教 科 ご と の 本 道 の 通 過 率 の 状 況
72.4
50.2 59.7
52.0 58.9
67.3 60.6 60.6
72.3
0 10 20 30 40 50 60 70 80
国語(国語Ⅰ) 数学(数学Ⅰ) 英語(英語Ⅰ)
%
全国の通過率 北海道の通過率 教科全体の設定 通過率
表 1 設 問 ご と の 本 道 の 通 過 率 の 状 況
教科全体の 教科全体の 設 問 ご と の 設 定 通 過 率 と の 比 較
区 分 全 問 題 数 通 過 率 設定通過率
( % ) ( % ) 上 回 る と 考 え 同 程 度 と 考 え 下 回 る と 考 え
ら れ る 問 題 ら れ る 問 題 ら れ る 問 題
12問 (54.5%) 5 問 (22.7%) 5 問 (22.7%) 72.3 北 海 道
国 語 Ⅰ 2 2 67.3
12問 (54.5%) 7 問 (31.8%) 3 問 (13.6%) 72.4 全 国
1 問 ( 6.3%) 1 問 ( 6.3%) 14問 (87.5%) 52.0 北 海 道
数 学 Ⅰ 1 6 60.6
1 問 ( 6.3%) 1 問 ( 6.3%) 14問 (87.5%) 50.2 全 国
8 問 (30.8%) 8 問 (30.8%) 10問 (38.5%) 58.9 北 海 道
英 語 Ⅰ 2 6 60.6
8 問 (30.8%) 9 問 (34.6%) 9 問 (34.6%) 59.7 全 国
※表中の「設問ごとの設定通過率との比較」では、設問ごとに定めた設定通過率を中心に上下それぞれ5%の幅を 設け、通過率がこの幅に収まっていれば設定通過率と「同程度と考えられる問題 、上の幅を超えていれば「上回」 ると考えられる問題 、下の幅まで 達しなければ「下回ると考えられる問題」として、それぞれ問題数を数え、全」 問題数に占める割合(%)を示した。
イ 生 徒 質 問 紙 調 査 の 結 果 に つ い て
本 調 査 で は 、 学 習 状 況 な ど に つ い て 、 各 教 科 共 通 に 30項 目 の 質 問 と 、 教 科 ご と に 22
〜 29項 目 の 質 問 を 行 っ た 。 こ こ で は 、 調 査 し た 質 問 項 目 の 中 か ら 、 特 徴 的 な 調 査 結 果 を 取 り 上 げ る 。
(ア) 家 庭 学 習 に つ い て
平 日 の 家 庭 学 習 を 全 く し な い 生 徒 の 割 合 は 約 4 割 で 、 こ れ に 家 庭 学 習 時 間 が 30分 未 満 の 生 徒 を 加 え る と そ の 割 合 は 約 5 割 に も 達 し て い る 。 全 国 と 同 様 の 状 況 に あ る
、 、 。( )
も の の 家 庭 で の 学 習 習 慣 の 確 立 は 本 道 に お い て 重 要 な 課 題 で あ る 表 2 参 照 家 庭 学 習 の 内 容 と し て 「 宿 題 が 出 れ ば 、 宿 題 を す る 」 と 答 え た 生 徒 の 割 合 が 約 6 割 で あ る こ と か ら 、 宿 題 が 家 庭 学 習 の 重 要 な 動 機 付 け に な っ て い る こ と が 分 か る 。 ま た 「 予 習 や 復 習 を す る 」 と 答 え た 生 徒 の 割 合 は 約 2 割 と 少 な い も の の 、 こ う し、 た 生 徒 の 得 点 (※3) が 最 も 高 い 状 況 に あ る こ と か ら 、 予 習 ・ 復 習 に 関 連 付 け た 課 題 を 与 え る な ど 、 家 庭 に お け る 学 習 の 充 実 を 図 る こ と が 大 切 で あ る ( 表 3 参 照 )。
※3 得点は、各生徒の通過率を基に、いわゆる偏差値(SS)を求め、その値を10倍した数値であり、各教科 の平均点は、500点となっている。
表 2 「 学 校 の 授 業 時 間 以 外 に 、 1 日 に だ い た い ど の く ら い 勉 強 し ま す か ( 土 曜 日 、 日 曜 日 は 除 き 、 塾 ・ 予 備 校 で 勉 強 し た り 、 家 庭 教 師 の 先 生 に 教 わ っ た り し て い る 時 間 は
( )
含 め る )。」 単 位 %
全く、または、 30分より少な 30分以上、1 1時間以上、2 2時間以上、3 3時間以上 無回答 区 分 ほとんどしない い 時間より少ない 時間より少ない 時間より少ない
北 海 道 42.5 7.0 7.1 9.7 10.8 22.1 0.8
全 国 41.0 7.6 7.4 9.8 11.0 22.6 0.5
得 点 439.4 475.7 499.5 526.5 561.7 586.0 444.7 ( )
( )は全 国 (438.8) (472.8) (493.1) (522.1) (553.7) (576.4) 437.8 表 3 「 ふ だ ん 家 庭 で し て い る 勉 強 は 、 次 の う ち ど れ に 近 い で す か ( 複 数 回 答 可)。」
(単 位 %) 興味があることについて自分で 試験があれば、それにそなえて 区 分 宿題が出れば、宿題を 予習や復習をする
調べたり、たしかめたりする 勉強する する
北 海 道 60.6 23.7 25.8 81.6
全 国 59.2 26.4 26.7 79.8
得 点 509.7 567.6 513.2 503.1
(512.4) (563.1) (510.3) (506.5)
( )は全 国
(イ) 高 等 学 校 で 学 習 し た こ と を 北 海 道 の 発 展 の た め に 生 か し た い 分 野 に つ い て
高 等 学 校 で 学 習 し た こ と を 北 海 道 の 発 展 の た め に 生 か し た い と す る 分 野 と し て 、
「 北 海 道 の 自 然 環 境 を 守 り 、 生 か す こ と 」 と 回 答 し た 生 徒 の 割 合 が 、 約 5 割 で 最 も 高 い 状 況 に あ る こ と か ら 、 北 海 道 の 自 然 を 理 解 し 、 環 境 に 配 慮 し た 行 動 が 実 践 で き る 自 然 体 験 活 動 や、環 境 や 防 災 に か か わ る 学 習 の 充 実 を 図 る こ と が 必 要 で あ る。(表 4 参 照 )
表 4 「 将 来 の 北 海 道 の 発 展 の た め に 、 あ な た が 高 等 学 校 で 学 習 し た こ と を 生 か す と す れ
( )
ば、次 の ど の 分 野 で 生 か し た い と 考 え ま す か(複 数 回 答 可)。」 単 位 % 農林水産業など 北海道の特色を 北海道の国際化 北海道における 北海道の自然環 北海道の情報通 の北海道の特色 生かした新しい を進めること 科学技術を発展 境を守り、生か 信ネットワーク 区 分 ある産業を発展 産業を生み出す させること すこと を発展させるこ
させること こと と
北 海 道 15.5 21.5 24.9 15.9 47.7 22.5
ウ 教 師 質 問 紙 調 査 の 結 果 に つ い て
本 調 査 で は 、 教 科 に 関 す る 10〜 11項 目 の 質 問 を 行 っ た 。
特 徴 的 な 調 査 結 果 と し て は 、 理 解 が 不 十 分 な 生 徒 に 対 し 、 教 師 が 補 充 的 な 指 導 を 行 っ た 場 合 、 そ の 生 徒 の 得 点 が 高 く な っ て い る こ と が 上 げ ら れ る ( 表 5 参 照 )。
こ の こ と か ら 、 各 学 校 に お い て は 、 一 人 一 人 の 生 徒 の 理 解 や 習 熟 の 状 況 等 を 的 確 に 把 握 す る と と も に 、 理 解 が 不 十 分 な 生 徒 に 対 し て 基 礎 的 ・ 基 本 的 な 内 容 の 確 実 な 定 着 を 図 る よ う 、 生 徒 の 実 態 に 応 じ た 指 導 体 制 や 指 導 方 法 の 工 夫 ・ 改 善 に 努 め る 必 要 が あ る 。
表 5 「 理 解 が 不 十 分 な 生 徒 に 対 し 、 授 業 の 合 間 や 放 課 後 な ど に 更 に 指 導 し て い ま す か 」。
(単 位 %) 行っている方だ どちらかといえば行っ どちらかといえば行っ 行っていない方だ 無回答
区 分 ている方だ ていない方だ
国 語 20.9(17.0) 46.3(44.8) 23.9(29.6) 9.0( 8.1) 0.0( 0.4) 数 学 17.9(21.2) 42.9(43.4) 31.0(25.5) 7.1( 5.2) 1.2( 4.7) 英 語 11.3(18.3) 45.1(43.4) 40.8(28.8) 2.8( 9.3) 0.0( 0.2)
533.7 501.8 496.7 468.8 *
担当している
(519.9) (502.2) (491.1) (478.7) (511.9)
生徒の得点
※ ( ) の 数 字 は 全 国 の 状 況 で あ る 。 ま た 「 」 は 回 答 者 数 が 少 な い た め 空 欄 と し た 。、 * (3) 指 導 上 の 改 善 方 策
こ こ で は 、 ( 2 ) で 取 り 上 げ た 課 題 の 中 か ら 、 各 学 校 に 共 通 す る 課 題 と し て 「 家 庭 学、 習 の 充 実 」 と 「 自 然 体 験 活 動 等 の 充 実 」 を 取 り 上 げ 、 課 題 解 決 の た め の 方 策 等 を 示 す 。 ア 家 庭 学 習 の 充 実
質 問 紙 調 査 の 結 果 を 踏 ま え 、 各 学 校 に お い て は 、 意 図 的 ・ 計 画 的 に 家 庭 で 取 り 組 む 課 題 を 与 え た り 、 そ の 内 容 を 授 業 の 予 習 や 復 習 に か か わ る も の と し た り す る な ど 、 日 常 の 学 習 指 導 を 工 夫 ・ 改 善 し 、 生 徒 に 家 庭 学 習 の 習 慣 を 身 に 付 け さ せ る こ と が 大 切 で あ る 。
課 題 を 与 え る 際 の 留 意 事 項 と し て 、 次 の よ う な こ と な ど が 考 え ら れ る 。
・ 家 庭 で 取 り 組 ま せ る 課 題 に ど の よ う な ね ら い が あ る の か を 説 明 す る こ と 。
・ 生 徒 自 身 が 課 題 に 取 り 組 む こ と に よ っ て 、 力 が 身 に 付 い た こ と を 実 感 で き る 内
容 で あ る こ と 。
・ 授 業 に お い て 、 家 庭 学 習 の 成 果 が 反 映 で き る 場 面 を 設 定 す る こ と 。
・ 提 出 さ れ た 課 題 に 対 し て 、 一 人 一 人 の 生 徒 に 対 す る 教 師 の 細 か な 評 価 ( ア ド バ イ ス や 励 ま し の コ メ ン ト ) を 書 き 加 え る こ と に よ り 、 生 徒 に 達 成 感 や 満 足 感 を 味 わ わ せ 、 学 習 意 欲 を 高 め て い く こ と 。
・ 自 発 的 な 家 庭 学 習 の 習 慣 と し て 定 着 す る よ う 、 計 画 的 ・ 継 続 的 に 課 題 を 課 す こ と 。
次 の 実 践 例 は 、 英 語 の 学 習 指 導 に お い て 「 H o m e - r e a d i n g a n d R e t e l l 」 の 活 動 を 取 り 入 れ 、 家 庭 学 習 の 定 着 や 充 実 を 図 る と と も に 、 授 業 に お け る 発 表 と 家 庭 学 習 を 効 果 的 に 結 び 付 け な が ら 「 聞 く、 」、「 話 す」、「 読 む」、「 書 く 」 の 4 技 能 を 総 合 的 に 身 に 付 け さ せ る 取 組 で あ る 。
ま た 、 次 の 実 践 例 は 、 生 徒 が 家 庭 で 、 ど の 教 科 に つ い て ど の 程 度 の 時 間 、 学 習 に 取 り 組 ん で い る か な ど を 「 家 庭 学 習 の 記 録 」 に 記 録 さ せ る こ と に よ り 、 生 徒 一 人 一 人 の 家、 庭 で の 学 習 状 況 を 把 握 し 指 導 す る 、 家 庭 学 習 の 充 実 に 向 け た 取 組 で あ る 。
●「夢と活力あふれる高校づくり推進事業」の北海道フロンティアハイスクールA高等学校等における
「Home-reading and Retell」の実践例
【実施科目】第1学年 「英語Ⅰ」及び「オーラル・コミュニケーションⅠ」
【ねらい】英語を抵抗感なく表現する環境を整えるとともに英語における4技能の総合的な習得を図る。
【実施の手順】
① 事前に生徒に英文(コラム)を配布する。
・日本語の新聞のコラムを英訳したものなどを用意する。
② 次のことを課題として指示する。
・渡されたコラムを読んで内容を理解する (読む力)。
・内容を30秒程度で発表できるように英文でまとめる (書く力)。
・感想を1分程度で発表できるようスピーチ原稿を作る (書く力)。
③ 授業のはじめに4名ずつ、スピーチ原稿をもとに発表させる (話す力)。
・発表後、2、3人の生徒から質問を取る (聞く力)。
・生徒相互による評価を「相互評価票」に記入する。
④ 教師からのワンポイントアドバイスをする。
相互評価票 EVALUATION SHEET
Speech by student number Evaluated by student number
Content 4 Fluency and Clarity 3 Performance 3 Total 10
●北海道フロンティアハイスクールB高等学校における「家庭学習の記録」の実践例
今週の目標 中間考査に備えて、計画的に学習に取り組みます! 第 7 週
1日の合計 月 日 教科・科目 数 学 英 語 生 物 現代文 日本史 古 典
5月15日 月 0:30 0:25 0:00 0:00 0:00 0:00 0:55
16 0:45 0:30 0:30 0:00 0:00 0:00 1:45
月 日 火
17 0:30 0:00 0:00 0:45 0:30 0:00 1:45
月 日 水
21 0:40 0:40 0:00 0:00 0:30 0:30 2:20
月 日 日
3:25 3:25 1:10 1:05 1:20 1:20 11:45
今週の合計
反省等記入欄 HR担任記入欄
よいところに気が付きましたね。勉強 12時間近くも勉強しました。やっているうちに、どこが理解でき
しながら自分にあった学習法を身に付 ていなかったかが分かってきました。やっぱり時間をかけて繰り返
けることはとっても大切なことです。
し勉強することが大切だと思いました。 今度は、予習にも取り組みましょう。
イ 自 然 体 験 活 動 等 の 充 実
質 問 紙 調 査 の 結 果 を 踏 ま え 、 各 学 校 に お い て は 、 各 教 科 や 特 別 活 動 、 総 合 的 な 学 習 の 時 間 等 に お い て 、 自 然 体 験 活 動 を は じ め 、 環 境 や 防 災 に か か わ る 学 習 を 積 極 的 に 取 り 入 れ 、 生 徒 の 学 習 意 欲 を 向 上 さ せ る と と も に 、 北 海 道 の 自 然 を 守 り 、 生 か す 人 材 の 育 成 に 努 め る こ と が 大 切 で あ る 。
次 の 実 践 例 は 、 自 然 や 施 設 等 、 地 域 の 教 育 資 源 を 生 か し た 体 験 的 な 学 習 を 通 し て 、 科 学 的 な 自 然 観 な ど を 育 成 す る 取 組 で あ る 。
2 キ ャ リ ア 教 育 の 推 進
(1) キ ャ リ ア 教 育 が 求 め ら れ る 背 景
今 日 、 若 者 の フ リ ー タ ー 志 向 の 広 が り や 無 業 者 の 増 加 、 高 水 準 で 推 移 す る 就 職 後 の 早 期 離 職 等 、 学 校 か ら 職 業 へ の 移 行 に か か る 課 題 は 深 刻 な も の と な っ て い る 。 ま た 、 近 年 の 社 会 ・ 生 活 環 境 の 加 速 度 的 な 変 化 が 生 徒 の 社 会 的 発 達 に 大 き な 影 響 を 及 ぼ し て お り 、 次 の よ う な 生 徒 の 成 長 ・ 発 達 上 の 課 題 が 指 摘 さ れ て い る 。
、 。
・ 身 体 的 に は 早 熟 傾 向 が あ る に も か か わ ら ず 精 神 的 ・ 社 会 的 自 立 が 遅 れ る 傾 向 に あ る
・ 遊 び や 消 費 活 動 、 情 報 活 用 能 力 等 に お け る 早 熟 化 が 進 む 反 面 、 生 産 活 動 や 社 会 性 等 に 未 熟 さ が 見 ら れ る 。
・ 人 間 関 係 を う ま く 築 く こ と が で き な い 、 自 分 で 意 志 決 定 で き な い 、 自 己 肯 定 感 を 持
● 「 夢 と 活 力 あ ふ れ る 高 校 づ く り 推 進 事 業 」 の 北 海 道 サ イ エ ン ス ハ イ ス ク ー ル C 高 等 学 校 等 に お け る
「 体 験 的 ・ 問題 解 決 的 学 習 プロ グ ラ ム 」 の実 践 例
【 実 践 の 目 標 】 地 域 の 自 然 や 特 色 を 生 か し た 体 験 を 通 し て 、 知 的 好 奇 心 を 高 め 、 科 学 的 に 探 究 す る 能 力 と 態 度 を 育て る 。
【 実 践 内 容 】
野 外 巡検 実 施 要 項 連 携 施設 研 修 実 施 要 項
[ 目 的 ] ○ ○市 の 恵 ま れ た 自然 や 独 特 の 地形 等 を [ 目 的 ] 施 設 の 社 会 的 役 割 を 科 学 的 な 視 点 か ら 考 見 学し た り 体 験 し たり す る こ と で、 郷 土 え さ せ る と と も に 、 体 験 を 通 し て 科 学 的 の 自然 に 対 す る 知 的好 奇 心 を 喚 起す る と な 理 解 を 深 め る こ と に よ り 、 科 学 的 好 奇 と もに 、 科 学 的 な 見方 や 考 え 方 を身 に 付 心 を 高 め 、 科 学 的 に 探 究 す る 態 度 の 育 成
け させ る 。 を 図る 。
[ 日 時 ] 平 成18年 ○ 月 ○ 日 (○ ) [ 日 時 ] 平 成18年 ○ 月 ○ 日( ○ )
8:50〜 15:30 13:30〜 17:30
[ 場 所 ] △ △山 、 □ □ 峡 谷 、○ ○ 川 河 川 敷 [ 場 所 ] A コー ス △ △ 動物 園
[ 対 象 ] 理 数科 1 年 ○ 組 40名 B コー ス □ □ 市科 学 館
[ 学 習 内 容 ] [ 対 象 ] 理 数科 2 年 ○ 組
・ 生 徒 に よる テ キ ス ト の 作成 A コー ス 25名
・ グ ル ー プご と の 課 題 設 定 B コー ス 15名
・ 巡 検 に よる 観 察 、 採 集 活動 等 [ 研 修 内 容 ]
・ レ ポ ー ト作 成 ・ グ ル ー プご と の 研 修 課題 設 定
・ プ レ ゼ ンテ ー シ ョ ン ・ 施 設 見 学、 担 当 者 へ のイ ン タ ビ ュ ー 、飼 育 体
・ 生 徒 相 互の 評 価 、 自 己 評価 験 、 教 材製 作 体 験 等
・ 礼 状 、 レポ ー ト 作 成
・ 施 設 担 当者 を 交 え て のプ レ ゼ ン テ ー ショ ン
・ 生 徒 相 互の 評 価 、 自 己評 価 、 施 設 担 当者 等 に よ る 評 価
身近な自然環境を活用した体験活動 地域の施設と連携した体験活動
て な い 、 将 来 に 希 望 を 持 つ こ と が で き な い 、 進 路 を 選 ぼ う と し な い 。
こ う し た こ と か ら 、 各 学 校 に お い て は 、 生 徒 が 明 確 な 目 的 意 識 を 持 っ て 日 々 の 学 業 生 活 に 取 り 組 む 姿 勢 、 激 し い 社 会 の 変 化 に 対 応 し 、 主 体 的 に 自 己 の 進 路 を 選 択 ・ 決 定 で き る 能 力 や 望 ま し い 勤 労 観 、 職 業 観 を 身 に 付 け 、 そ れ ぞ れ が 直 面 す る で あ ろ う 様 々 な 課 題
、 、
に 柔 軟 に か つ た く ま し く 対 応 し 社 会 人 ・ 職 業 人 と し て 自 立 し て い く こ と が で き る よ う キ ャ リ ア 教 育 の 推 進 が 強 く 求 め ら れ て い る 。
(2) キ ャ リ ア 教 育 の 進 め 方
各 学 校 に お い て キ ャ リ ア 教 育 を 進 め る に 当 た っ て は 、 学 校 の す べ て の 教 育 活 動 を 通 し て キ ャ リ ア 教 育 が 行 わ れ る よ う 、 教 育 課 程 の 工 夫 ・ 改 善 に 取 り 組 む こ と が 大 切 で あ る 。 具 体 的 に は 、 生 徒 の キ ャ リ ア 発 達 に か か る 課 題 を 明 ら か に し 、 生 徒 一 人 一 人 が そ れ ぞ れ の 発 達 段 階 に お け る 発 達 課 題 を 達 成 す る た め の 能 力 ・ 態 度 ( 表 6 、 7 参 照 ) を 身 に 付 け る こ と が で き る よ う 、 3 年 間 を 見 通 し た 学 習 プ ロ グ ラ ム を 作 成 す る こ と や 、 学 校 全 体 と し て 継 続 的 か つ 組 織 的 ・ 系 統 的 に 取 り 組 ん で い く こ と な ど が 大 切 で あ る 。
北海道におけるキャリア教育
キャリアとは………児童生徒一人ひとりが具体的な職業や活動の場などの選択、決定をとおし、また、生涯 にわたって努力しながら「職業能力」を蓄積していく過程を示す概念
キャリア教育とは…児童生徒が社会人・職業人として、主体的に自分の人生を生きるために必要な能力や態 度、知識を学校の教育活動全体を通じて育てる教育
<学校段階別に見た職業的(進路)発達段階、職業的(進路)発達課題>
表6
小学校段階 中学校段階 高等学校段階
< 職 業 的 ( 進 路 ) 発 達 段 階 >
進路の探索・選択にかかる基盤形成の時期 現実的探索と暫定的選択の時期 現実的探索・試行と社会的移行準備の時期
< 職 業 的 ( 進 路 ) 発 達 課 題 >
・自己及び他者への積極的関心の形成・発展 ・肯定的自己理解と自己有用感の獲得 ・自己理解の深化と自己受容
・身のまわりの仕事や環境への関心・意欲の向上 ・興味・関心等に基づく職業観・勤労観の形成 ・選択基準としての職業観・勤労観の確立
・夢や希望、憧れる自己イメージの獲得 ・進路計画の立案と暫定的選択 ・将来設計の立案と社会的移行の準備
・勤労を重んじ目標に向かって努力する態度 ・生き方や進路に関する現実的探索 ・進路の現実吟味と試行的参加 の形成
<職業的(進路)発達にかかわる諸能力>
表7
人間関係形成能力 情報活用能力 将来設計能力 意志決定能力
自他の理解能力 情報収集・探索能力 役割把握・認識能力 選択能力
コミュニケーション能力 職業理解能力 計画実行能力 課題解決能力
(国立教育政策研究所生徒指導研究センター 児童生徒の職業観・勤労観を育む教育の推進について による「 」 )
次 の 実 践 例 は 、 学 校 全 体 で 組 織 的 ・ 系 統 的 に キ ャ リ ア 教 育 を 進 め る た め 、 校 内 に 「 キ ャ リ ア 教 育 推 進 委 員 会 」 を 設 置 す る ほ か 、 3 年 間 を 見 通 し て 、 各 学 年 に お け る 発 達 課 題 を 学 習 活 動 の テ ー マ と し て 位 置 付 け る と と も に 、 課 題 解 決 の た め に 身 に 付 け さ せ た い 諸 能 力 を 明 確 に し 、 生 徒 の キ ャ リ ア 発 達 を 支 援 す る 取 組 で あ る 。
● 「夢と活力あふれる高校づくり推進事業」の北海道ふるさとハイスクールE高等学校(全日制専門学科4間口)
における組織的・系統的なキャリア教育の実践例 1 全体計画
(1) 目指す生徒像
・自分や他人のよさを認めることができる生徒
・自分のよさを生かせる職業や仕事について現実的に考えられる生徒
・自ら課題を見付け主体的に解決を図ることができる生徒 (2) ねらい
自己の在り方生き方について深く見つめさせる
(3) 身に付けさせたい諸能力(職業的(進路)発達にかかわる諸能力)
【人間関係形成能力】
リーダ−・フォロアーシップを発揮して相手の能力を引き出し、チームワークを高める
【情報活用能力】
職業生活における権利や義務、責任及び職業に就く手続き・方法などについて、情報を収集し理解する
【将来設計能力】
自己の役割や職業的な能力・適性を理解するとともに、将来設計をしたり、進路希望実現に向けての 計画を立てたりする
【意志決定能力】
将来設計・進路希望の実現を目指して課題を設定し、その解決に取り組む
2 各学年の実践
第1学年 第2学年 第3学年
テーマ(発達課題) 自己理解の深化 職業観・勤労観の確立 将来設計の立案
人間関係形成能力 情報活用能力 将来設計能力
職業的(進路)発達
情報活用能力 将来設計能力 意志決定能力
にかかわる諸能力
主な学習活動等 ○各種検査 ○進路別ガイダンス ○進路別ガイダンス
○進路別ガイダンス 「職業を知る」 「進学・就職を考える」
「仕事を知る」 ○インターンシップ(事 ○就職オリエンテーション
○キャリア教育講演会 前指導・事後指導)及び ○進路講演会
○進路体験発表会 成果発表会 ○将来設計・進路計画
○キャリア教育講演会
○進路体験発表会
○地域の環境美化 ○地域福祉施設連携介護活動
○小学生へのものづくり教室 ○ものづくり体験・工場見学会
○家電無償修理活動 ○花・野菜販売実習及び広告作成
3 校内組織等
○全体計画、年間指導計画の作成
○キャリアカウンセリング計画の作成
○学習プログラムの開発 キャリア教育推進委員会
○小・中・高連絡会議等の開催・運営
○研修会等の運営
校長 教頭 各分掌 ○関係機関・企業等との連携
学年団
キ ャ リ ア 教 育 に お い て は 、 生 徒 が 学 ん だ 知 識 を 実 感 を 伴 っ て 理 解 す る た め 、 前 述 の E 高 等 学 校 の 実 践 例 に あ る よ う に 、 イ ン タ ー ン シ ッ プ や ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 な ど の 体 験 活 動 を 積 極 的 に 導 入 す る こ と が 重 要 で あ る 。
ま た 、 生 徒 の 発 達 段 階 に 応 じ 、 様 々 な 産 業 や 職 業 に 興 味 ・ 関 心 を 持 た せ 、 理 解 を 深 め さ せ る と と も に 、 将 来 、 社 会 人 ・ 職 業 人 と し て 必 要 と さ れ る 自 立 心 ・ 創 造 力 ・ チ ャ レ ン ジ 精 神 な ど の 起 業 家 精 神 を 培 う こ と を 目 的 と す る 「 起 業 家 教 育 」 も キ ャ リ ア 教 育 を 推 進 す る 上 で 有 効 な 取 組 の 一 つ で あ る 。 道 教 委 が 平 成 1 6 〜 1 8 年 度 に 実 施 し た 「 起 業 家 教 育 実 践 研 究 事 業 」 の 成 果 等 は 「 指 導 ・ 実 践 事 例 集 」 と し て ま と め 、 下 記 に 掲 載 さ れ て、 い る 。
「 北 海 道 に お け る 起 業 家 教 育 の 実 践 〜 創 造 力 豊 か に 自 立 心 あ ふ れ る 人 を 育 む 〜 」 (http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/kki/kigyouka.htm)
「 総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 改 善 ・ 充 実 3
「 総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に つ い て は 、 多 く の 学 校 に お い て 、 創 意 工 夫 を 生 か し た 実 践 が 行 わ れ て い る が 、 こ の 時 間 の 趣 旨 ・ 理 念 が 必 ず し も 十 分 に 実 現 さ れ て い な い 状 況 も 指 摘 さ れ て い る 。
各 学 校 に お い て は 「 総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 一 層 の 改 善 ・ 充 実 を 図 る た め に 、 学 習 指、 導 要 領 の 一 部 改 訂 ( 平 成 15 年 12月 ) に よ っ て 追 加 さ れ た 内 容 を 確 認 す る と と も に 、 こ の 時 間 の ね ら い を 踏 ま え 、 次 の 点 に 留 意 す る 必 要 が あ る 。
・ 課 題 発 見 能 力 、 思 考 力 、 判 断 力 、 表 現 力 な ど を 育 成 す る と と も に 、 各 教 科 ・ 科 目 及 び
、「 」 。
特 別 活 動 で 身 に 付 け た 知 識 や 技 能 等 を 相 互 に 関 連 付 け る な ど 知 の 総 合 化 を 図 る
、 、
・ 学 校 に お け る 全 教 育 活 動 と の 関 連 の 下 に 総 合 的 な 学 習 の 時 間 に お け る 目 標 及 び 内 容 育 て よ う と す る 資 質 や 能 力 及 び 態 度 、 学 習 活 動 、 指 導 方 法 や 指 導 体 制 、 学 習 計 画 な ど を 示 す 全 体 計 画 を 作 成 す る 。
次 の 実 践 例 は 、 各 教 科 等 と の 関 連 を 図 り 、 学 校 全 体 で 組 織 的 ・ 計 画 的 に 取 り 組 む 「 総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 取 組 で あ る 。
「夢と活力あふれる高校づくり推進事業」の北海道ネイチャーハイスクールF高等学校における「総合的な学
●
習の時間」の実践例
1 学習目標
地域の自然を愛する心を養うとともに、環境問題等に対して主体的に取り組む人材を育成する。
2 評価の観点
【関心・意欲】自然環境や地域社会に対する関心・意欲が高まったか
【知識・理解】環境に関する理解を深め、環境保全に必要な知識を習得することができたか
【技能・表現】学習の成果を発表するためのプレゼンテーション能力が身に付いたか
【思考・判断】地域社会の一員として、持続可能な社会の実現に向けた判断力や問題解決能力が身に付いたか 3 名称
NET(Nature Exploring Time)
4 連携する関係機関等
漁業協同組合、栽培漁業ふ化センター
4 特 別 支 援 教 育 の 推 進
(1) 高 等 学 校 に お け る 特 別 支 援 教 育 の 推 進
「 学 校 教 育 法 等 の 一 部 を 改 正 す る 法 律 」 が 平 成 1 8 年 6 月 2 1 日 に 公 布 さ れ 、 高 等 学 校 等 に お い て 、 L D ・ A D H D ・ 高 機 能 自 閉 症 等 ( 以 下 「 L D 等 」 と い う。)、 教 育 上 特 別 の 支 援 を 必 要 と す る 児 童 生 徒 に 対 し 、 障 害 に よ る 学 習 上 又 は 生 活 上 の 困 難 を 克 服 す る た め の 教 育 を 行 う こ と が 、 学 校 教 育 法 第 七 十 五 条 第 一 項 に 新 た に 規 定 さ れ た 。
こ の 法 律 は 、 平 成 1 9 年 4 月 1 日 か ら 施 行 さ れ る こ と と な り 、 各 学 校 に お い て は 、 L D 等 の 生 徒 一 人 一 人 の 教 育 的 ニ ー ズ に 応 じ た 適 切 な 指 導 及 び 必 要 な 支 援 を 行 う た め 、 校 内 研 修 の 充 実 、 校 内 支 援 体 制 の 整 備 、 関 係 機 関 等 と の 連 携 な ど に 取 り 組 む こ と が 必 要 で あ る 。
5 学年別テーマと実践内容の概要(一部抜粋)
学 年 テーマ 実践内容概要 教科等との関連 総合的な学習の時間における学習内容等
○野外活動事前指導 理科、保健体育 地域の森林に生息する動植物の学習、アウトドア活 動を安全に行うための学習
1学年 森 ○森の観察学習 美術、国語 観察記録をスケッチと文章で作成するための事前学習
○植樹の状況調査 地歴公民、理科 植樹と水産業の関連等についての学習
○町内及び森林公園清掃 特別活動 HR担任の指導によるレポートの作成
○河川の果たす役割 地歴公民、理科 地域における海運の歴史や洪水・治水のしくみの学習
○水質調査(パックテスト) 理科 河川の水質調査及び結果の分析 2学年 川 ○生物採取・釣り体験 理科 河川を中心とした生態系の学習
○浄水 下水処理施設見学・ 地歴公民、理科 地域巡検の実施及び簡易浄水器の作成
○石アート 芸術(美術) 河原にある石や流木を使った作品づくり
○鮭学習1 理科、地歴公民 アイヌ文化における鮭の活用及び鮭の生態の学習
○鮭学習2 鮭稚魚放流体験、水産加工場での施設見学及び加工体験
○鮭学習3 人工授精体験
3学年 海 ○調理実習 家庭科 魚をさばくなど、魚料理の実習
○環境学習 理科 海鳥センターにおける環境学習
○課題研究発表会 調査報告書等の作成及び発表
6 校内組織
(1) NET推進委員会 (年4回開催)
・教頭、教務主任、教務NET担当者、学年主任、教科主任で構成する。
・総合的な学習の時間にかかわる全体計画、評価計画等の企画・立案、
関係機関との連絡調整等を行う。
(2) 学年推進委員会 (随時開催)
・学年主任、学年担当者、関係教科主任で構成する。
・各学年ごとの年間計画の作成、総合的な学習の時間の運営等を行う。
7 全体計画作成上の工夫点
(1) 各教科のシラバスに「総合的な学習の時間」における学習活動との関連 を記載する。
(2) 各教科や特別活動との関連が分かるような総合的な学習の時間の全体計 画を作成し、生徒に示す。
(3) 1年生から3年生まで系統的・段階的に学習活動を配置する。
組 織 図
NET推進委員会 教頭 教務主任 教務NET担当者 教科主任
1学年 2学年 3学年 学年主任 学年主任 学年主任
学年 学年 学年 推進 推進 推進 委員会 委員会 委員会
(2) L D 等 の 生 徒 を 理 解 す る た め の 校 内 研 修 の 充 実
高 等 学 校 に 在 籍 す る L D 等 の 生 徒 は 、 小 ・ 中 学 校 の 段 階 で 本 人 や 保 護 者 の 障 害 に 対 す る 認 識 が 不 十 分 な こ と や 医 師 に よ る 診 断 が な さ れ て い な い 場 合 も 多 い こ と か ら 、 学 級 担 任 や 教 科 担 任 等 は 、 L D 等 の 生 徒 が 示 す 学 習 面 ・ 行 動 面 に お け る つ ま ず き や 困 難 に 気 付 き 、 適 切 な 対 応 を 行 う こ と が 必 要 で あ る 。
各 学 校 に お い て は 、 L D 等 の 生 徒 が 示 す つ ま ず き や 困 難 の 原 因 ・ 背 景 な ど に つ い て 、 全 教 職 員 の 理 解 を 深 め る た め 、 地 域 の 盲 ・ 聾 ・ 養 護 学 校 や 専 門 家 等 と 連 携 し 、 校 内 研 修 の 充 実 を 図 る こ と が 大 切 で あ る 。
G 高 等 学 校 に お け る 養 護 学 校 と 連 携 し た 校 内 研 修 の 取 組
G 高 等 学 校 1 学 年 に 在 籍 す る A さ ん は 、 学 習 面 で は 、 教 科 に よ っ て 得 意 不 得 意 の 差 が 目 立 つ 程 度 で あ る が 、 行 動 面 で は 、 些 細 な こ と で 学 級 の 仲 間 と 衝 突 し た り 、 ク ラ ス メ イ ト の 冗 談 な ど を 真 に 受 け 、 本 気 で 言 い 返 し た り す る な ど 、 対 人 関 係 の 課 題 が 目 立 つ 生 徒 で あ っ た 。
近 隣 の 養 護 学 校 が 開 催 し た L D 等 の 理 解 に 関 す る 研 修 会 に 、 G 校 の 教 員 数 名 が 参 加 し た こ と を き っ か け と し て 、 養 護 学 校 に 研 修 会 の 講 師 を 依 頼 し 、 全 教 職 員 を 対 象 に L D 等 の 障 害 の 特 性 や 基 本 的 な 対 応 な ど に 関 す る 校 内 研 修 会 を 実 施 し た 。
、 、
研 修 会 後 A さ ん の 指 導 に 当 た る 複 数 の 教 職 員 と 養 護 学 校 の 講 師 が 話 し 合 い を も ち
、 。
A さ ん の 対 人 関 係 の 課 題 が 高 機 能 自 閉 症 の 特 性 と 重 な る 部 分 が 多 い こ と が 分 か っ た さ ら に 、 言 葉 の 意 味 を 場 面 と 関 連 さ せ て 理 解 す る こ と が 苦 手 な A さ ん に 対 し て 、 行 動 を 注 意 す る の で は な く 、 な ぜ そ う し た の か を 本 人 か ら 聞 き な が ら そ の 場 の 状 況 を 説 明 し た り 、 ど う す れ ば 良 か っ た の か を 本 人 と 一 緒 に 考 え た り す る よ う に 取 り 組 ん だ 。
そ の 結 果 、 自 分 の 気 持 ち を 教 員 に 話 す よ う に な り 、 些 細 な こ と で 学 級 の 仲 間 と 衝 突 す る こ と が 減 る な ど 、 A さ ん の 行 動 に 改 善 が み ら れ た 。
(3) 学 校 全 体 で 支 援 す る た め の 校 内 支 援 体 制 の 整 備 各 学 校 で は 、 L D 等 の 生 徒 に 対 し 、 学 校 全 体 で 支 援 す る 体 制 を 整 え る た め 、 校 内 委 員 会 の 設 置 や 特 別 支 援 教 育 コ ー デ ィ ネ ー タ ー の 指 名 を 行 う こ と が 必 要 で あ る 。
校 内 委 員 会 の 設 置 に つ い て は 、 新 規 の 委 員 会 と し て 設 置 す る 以 外 に 、 既 存 の 委 員 会 ( 生 徒 指 導 委 員 会 等 ) の 機 能 の 拡 充 や 既 存 の 委 員 会 を 整 理 ・ 統 合 す る な ど 、 学 校 の 実 情 に 応 じ て 工 夫 す る こ と が 大 切 で あ る 。
校 内 委 員 会 で は 、 対 象 と な る 生 徒 の 実 態 把 握 や 支 援
、 、
体 制 の 検 討 な ど を 行 う が 校 内 委 員 会 の 推 進 や 保 護 者 関 係 機 関 等 と の 連 絡 ・ 調 整 の 窓 口 と し て 、 特 別 支 援 教 育 コ ー デ ィ ネ ー タ ー を 校 務 分 掌 に 位 置 付 け 、 機 能 さ せ る こ と が 必 要 で あ る 。
<校内委員会の主な役割>
○生徒の実態把握
・学習面や行動面、知的発達の状 態等、総合的な情報の収集
○担任等へのアドバイス
・個別の指導計画の作成等
○支援体制の検討
、 、
・TT 個別指導やグループ指導 放課後の指導等の検討
○関係機関との連携
・医療、相談機関等との連携
○家庭や地域社会との連携
・特別支援教育に関する保護者へ の理解促進
H 高 等 学 校 に お け る 校 内 委 員 会 を 設 置 し た 特 別 支 援 の 取 組 H 高 等 学 校 に 入 学 し た B さ ん は 、 ク ラ
ス メ イ ト と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が 上 手 く と れ ず に 孤 立 し て い る た め 、 学 習 に 集 中 で き な い 状 態 が 続 い て い た 。
、 学 級 担 任 と 養 護 教 諭 が 保 護 者 と 相 談 し B さ ん の 状 態 の 改 善 に 向 け て 、 医 療 機 関 を 受 診 す る よ う す す め た と こ ろ 、 ア ス ペ ル ガ ー 症 候 群 と 診 断 さ れ た 。
そ の 後 、 医 師 の ア ド バ イ ス を 受 け な が ら 、 B さ ん に 対 す る 適 切 な 支 援 を 学 校 全 体 と し て 進 め る た め 、 校 内 に 教 頭 、 教 務 部 長 、 生 徒 指 導 部 長 、 学 級 担 任 等 か ら 構 成 さ れ る サ ポ ー ト 委 員 会 を 設 置 し た 。
サ ポ ー ト 委 員 会 で は 、 B さ ん へ の 具 体 的 な 支 援 の 方 法 や 校 内 で の 役 割 分 担 な ど に つ い て 検 討 す る ほ か 、 必 要 に 応 じ て 職 員 会 議 等 で 経 過 を 報 告 し 、 協 力 を 要 請 す る な ど し て 、 学 級 担 任 の 負 担 軽 減 を 図 っ た 。
B さ ん が 落 ち 着 け る 場 所 と し て 図 書 室 や 生 徒 指 導 室 を 確 保 し 、 教 員 と の 信 頼 関 係 の 構 築 や 、 周 囲 の 生 徒 の サ ポ ー ト 、 障 害 の 特 性 に 配 慮 し た 対 応 ( ア ス ペ ル ガ ー 症 候 群 に 対 し て は 、 情 報 を 分 か り や す く 提 示 す る こ と が 効 果 的 で あ る こ と か ら 、 B さ ん の 質 問 に 対 し て は 、 一 つ 一 つ 丁 寧 に 答 え る よ う 配 慮 し た ) に よ り 、 B さ ん は 学 校 生 活 に 適。 応 し て 、 卒 業 す る こ と が で き た 。
(4) 適 切 な 支 援 を 行 う た め の 関 係 機 関 等 と の 連 携
L D 等 の 生 徒 の 支 援 に 当 た っ て は 、 校 内 委 員 会 に お い て 実 態 を 把 握 し て 支 援 の 方 法 を 検 討 す る と と も に 、 保 護 者 の 了 解 を 得 た 上 で 、 地 域 の 関 係 機 関 等 と 連 携 し 、 支 援 の 充 実 を 図 る 必 要 が あ る 。 学 校 や 地 域 の 実 情 に 応 じ て 、 盲 ・ 聾 ・ 養 護 学 校 か ら の 研 修 支 援 や 道 立 特 殊 教 育 セ ン タ ー の 教 育 相 談 な ど を 活 用 す る こ と が 考 え ら れ る 。
I 高 等 学 校 に お け る 養 護 学 校 、 医 療 機 関 と 連 携 し た 支 援 の 取 組
I 高 等 学 校 3 年 に 在 籍 す る C さ ん は 、 小 学 校 の 頃 か ら ク ラ ス メ イ ト と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が う ま く と れ ず に 、 い じ め や 不 登 校 を 経 験 し て き た 。 高 校 に 入 学 し た 後 も 、 ク ラ ス の 仲 間 か ら 孤 立 し 、 体 調 不 良 を 訴 え て 休 む こ と が 続 い て い た 。 3 年 生 に な り 、 進 路 に つ い て 心 配 し た 保 護 者 か ら 「 自 閉 的 傾 向 が あ る の で は な い か 。 本 人 の 状 態 を 踏 ま え た 進 路 を 考 え た い 」 と の 要 望 が あ り 、 校 内 で 検 討 し 、 近 隣 の 養 護 学 校 の 教 育 相。 談 を 紹 介 し た 。
本 人 ・ 保 護 者 か ら 専 門 機 関 で の 診 断 の 要 望 が あ っ た の で 、 養 護 学 校 で は 、 医 療 機 関 を 紹 介 し 、 医 師 か ら 高 機 能 自 閉 症 と 診 断 さ れ た 。 そ の 後 、 保 護 者 、 養 護 学 校 、 I 高 等 学 校 の 3 者 で 話 し 合 い を も ち 、 医 師 の ア ド バ イ ス に 基 づ き 、 C さ ん へ の 学 校 生 活 上 の 配 慮 事 項 に つ い て 確 認 し た 。
< 学 校 で の C さ ん に 対 す る 配 慮 事 項 >
ア 体 調 不 良 を 訴 え て き た 際 に は 、 励 ま す だ け で な く 、 気 持 ち を 受 け 止 め る こ と 。 H高等学校 支援体制(サポート委員会)組織図
*コーディネーター 校 長
職員会議
教 務 サポート委員会
、 、 、
教頭 教務部長 生徒指導部長
学級担任、該当学年主任、 生徒指導 教育相談担当、養護教諭
教育相談
* 教科主任 学 年 団 養護教諭
学級担任
主治医 保護者
<支援スタッフ>
サポートする教師・生徒
イ 話 を 聞 き 取 っ て 理 解 す る こ と が 難 し い た め 、 話 す テ ン ポ を 遅 く し た り 、 間 を あ け て 順 序 立 て て 説 明 し た り 、 必 要 な 場 合 は 紙 に 書 い た り し て 説 明 す る こ と 。 ウ 学 習 内 容 が 難 し く 理 解 で き な い 場 合 に は 、 C さ ん が 分 か る よ う な 内 容 の プ リ ン
ト を 工 夫 し 用 意 す る こ と 。
I 高 等 学 校 で は 、 担 任 を 中 心 に 学 年 団 や 養 護 教 諭 が C さ ん の 支 援 を 行 う と と も に 、 学 級 の 生 徒 に 対 し て も C さ ん の 障 害 に 基 づ く 種 々 の 困 難 と 必 要 な 支 援 に つ い て 具 体 的 に 説 明 し た 。 ま た 、 学 校 だ よ り に 、 特 別 支 援 教 育 に 関 す る 内 容 を 掲 載 し 、 保 護 者 へ の 理 解 を 図 っ た 。 そ の 後 、 C さ ん は 、 精 神 的 に 安 定 し た 状 態 で 学 校 生 活 を 送 り 、 希 望 す る 専 門 学 校 に 推 薦 で 入 学 す る こ と が で き た 。
用 語 解 説 L D ・ A D H D ・ 高 機 能 自 閉 症 等 の 定 義
学 習 障 害 と は 、 基 本 的 に は 全 般 的 な 知 的 発 達 に 遅 れ は な い が 、 聞 く 、 話 す 、 読 む 、 書 く 、 計 算 す る 又 は 推 論 す る 能 力 の う ち 特 定 の も の の 習 得 と 使 用 に 著 し い 困 難 を 示 す 様 々 な 状 態 を 指 す も の で あ る 。 学 習 障 害 は 、 そ の 原 因 と し て 、 中 枢 神 経 系 に 何 ら か の 機 能 障 害 が あ る と 推 定 さ れ る が 、 視 覚 障 害 、 聴 覚 障 害 、 知 的 障 害 、 情 緒 障 害 な ど の 障 害 や 、 環
「 学 習 障 害 児 に 対 す る 指 導 に つ い て ( 報 告 」 に よ る
境 的 な 要 因 が 直 接 的 な 原 因 と な る も の で は な い 。 )
(平 成 11年 7月 学 習 障 害 及 び こ れ に 類 似 す る 学 習 上 の 困 難 を 有 す る 児 童 生 徒 の 指 導 方 法 に 関 す る 調 査 研 究 協 力 者 会 議、 )
A D H D と は 、 年 齢 あ る い は 発 達 に 不 釣 り 合 い な 注 意 力 、 及 び / 又 は 衝 動 性 、 多 動 性 を 特 徴 と す る 行 動 の 障 害 で 、 社 会 的 な 活 動 や 学 業 の 機 能 に 支 障 を き た す も の で あ る 。 ま た 、 7 歳 以 前 に 現 れ 、 そ の 状 態 が 継 続 し 、 中 枢 神 経 系 に 何 ら か の 要 因 に よ る 機 能 不 全 が
「 今 後 の 特 別 支 援 教 育 の 在 り 方 に つ い て − 最 終 報 告 − 」 に よ る
あ る と 推 定 さ れ る 。
(平 成 15年 3月、特 別 支 援 教 育 の 在 り 方 に 関 す る 調 査 研 究 協 力 者 会 議)
高 機 能 自 閉 症 と は 、 3 歳 位 ま で に 現 れ 、 他 人 と の 社 会 的 関 係 の 形 成 の 困 難 さ 、 言 葉 の 発 達 の 遅 れ 、 興 味 や 関 心 が 狭 く 特 定 の も の に こ だ わ る こ と を 特 徴 と す る 行 動 の 障 害 で あ る 自 閉 症 の う ち 、 知 的 発 達 の 遅 れ を 伴 わ な い も の を い う 。 ま た 、 中 枢 神 経 系 に 何 ら か の 要 因 に よ る 機 能 不 全 が あ る と 推 定 さ れ る 。
「 今 後 の 特 別 支 援 教 育 の 在 り 方 に つ い て − 最 終 報 告 − 」 に よ る
(平 成 15年 3月、特 別 支 援 教 育 の 在 り 方 に 関 す る 調 査 研 究 協 力 者 会 議)
な お 、 近 年 、 ア ス ペ ル ガ ー 症 候 群 や 、 広 汎 性 発 達 障 害 と い う 言 葉 を 聞 く こ と が あ る 。 こ れ ら に つ い て 最 終 報 告 で は 「 ア ス ペ ル ガ ー 症 候 群 と は 、 知 的 発 達 の 遅 れ を 伴 わ ず 、 か つ 、 自、 閉 症 の 特 徴 の う ち 言 葉 の 遅 れ を 伴 わ な い も の 「 な お 、 高 機 能 自 閉 症 や ア ス ペ ル ガ ー 症 候 群」 は 、 広 汎 性 発 達 障 害 に 分 類 さ れ る も の 」 と 示 さ れ て い る 。
文 部 科 学 省 の 協 力 者 会 議 に お い て こ れ ま で 示 さ れ た L D 等 の 判 断 基 準 ( 試 案 、 実 態 把 握) の た め の 観 点 ( 試 案 、 指 導 方 法 に つ い て は 「 小 ・ 中 学 校 に お け る L D ( 学 習 障 害 、 A D) 、 ) H D ( 注 意 欠 陥 / 多 動 性 障 害 、 高 機 能 自 閉 症 の 児 童 生 徒 へ の 教 育 支 援 体 制 の 整 備 の た め の) ガ イ ド ラ イ ン ( 試 案)」( 平 成 1 6 年 1 月 、 文 部 科 学 省 ) に 掲 載 さ れ て い る 。
LD(学習障害:
Learning Disabilities
)ADHD(注意欠陥/多動性障害: Attention Deficit/Hyperactivity Disorder )
高 機 能 自 閉 症
5 北 海 道 公 立 高 等 学 校 平 成 1 8 年 度 入 学 生 教 育 課 程 編 成 の 状 況
○ 資 料 1
「 学 校 設 定 科 目 」 等 の 設 置 状 況
教 科 数 科 目 数 設 置 校 数 設 置 学 科 数
平 成 1 8 年 度 2 5 5 1 1 1 9 2 2 8 3
平 成 1 7 年 度 2 4 5 0 1 1 9 2 2 8 8
※ 「 教 科 数 」 は 届 出 済 教 科 の み 「 科 目 数 」 に は 届 出 予 定 科 目 を 含 む 。。
○ 資 料 2
「 学 校 外 に お け る 学 修 の 単 位 認 定 」 の 状 況
大 学 ・ 高 専 等 に 技 能 審 査 等 の 成 果 ボ ラ ン テ ィ ア 活 動
お け る 学 修 等 の 学 修
全 日 制 課 程 普 通 科 1 3 校 4 6 校 7 校
全 日 制 課 程 総 合 学 科 2 校 6 校 2 校
全 日 制 課 程 専 門 学 科 8 校 4 6 校 6 校
定 時 制 課 程 普 通 科 4 校 1 7 校 6 校
定 時 制 課 程 専 門 学 科 2 校 1 4 校 2 校
○ 資 料 3
「 類 型 を 設 定 し て い る 学 校 ( 全 日 制 」 の 状 況)
第 1 学 年 か ら 第 2 学 年 か ら 第 3 学 年 か ら
普 通 科 3 校 5 8 校 4 4 校
専 門 学 科 3 校 2 3 校 2 校
○ 資 料 4
「 履 修 と 修 得 を 分 離 し て い る 学 校 」 の 状 況
全 日 制 課 程 全 日 制 課 程 全 日 制 課 程 定 時 制 課 程 定 時 制 課 程
普 通 科 総 合 学 科 専 門 学 科 普 通 科 専 門 学 科
校 数 5 7 校 9 校 3 0 校 9 校 1 1 校
○ 資 料 5
「 学 期 の 区 分 ご と の 単 位 修 得 の 認 定 を 行 っ て い る 学 校 」 の 状 況
全 日 制 課 程 全 日 制 課 程 全 日 制 課 程 定 時 制 課 程 定 時 制 課 程
普 通 科 総 合 学 科 専 門 学 科 普 通 科 専 門 学 科
校 数 2 8 校 5 校 1 1 校 8 校 8 校
○ 資 料 6
「 2 学 期 制 を 実 施 し て い る 学 校 」 の 状 況
平 成 1 8 年 度 平 成 1 7 年 度 平 成 1 6 年 度 全 日 制 課 程 2 0 3 校 1 9 8 校 1 8 7 校
定 時 制 課 程 4 2 校 4 1 校 3 8 校
6 法 令 の 解 説
[学 校 教 育 法 施 行 規 則 の 一 部 を 改 正 す る 省 令 等 ]
平 成 1 8 年 3 月 3 0 日 一 部 改 正 ( 文 部 科 学 省 令 第 5 号 ) 改 正 の 概 要
(1) 就 学 校 の 指 定 に 係 る 通 知 及 び 就 学 校 の 変 更 の 取 扱 い に つ い て ( 省 略 ) (2) 教 頭 の 資 格 要 件 の 緩 和 に つ い て ( 省 略 )
(3) 技 能 審 査 に お け る 成 果 に 係 る 学 修 の 単 位 認 定 に つ い て
国 又 は 民 法 第 3 4 条 の 規 定 に よ る 法 人 等 が 実 施 す る 知 識 ・ 技 能 審 査 に 合 格 し た 場 合 の 学 修 の み な ら ず 、 合 格 ・ 不 合 格 の 形 式 に 限 定 さ れ ず に 受 検 者 の 知 識 ・ 技 能 の 程 度 を 判 定 す る 型 の 審 査 の 結 果 に お い て 相 当 程 度 の 成 果 を 収 め た 学 修 に つ い て も 高 等 学 校 に お い て 単 位 認 定 が で き る よ う に す る こ と 。
改 正 の 内 容 ( 上 記 (3))
技能審査における成果に係る学修の単位認定関係 1 改正の趣旨
高等学校の生徒の能力・適性、興味・関心等の多様化の実態を踏まえ、選択の幅を広げる観点から、生徒の在学す る高等学校での学習の成果に加えて、生徒の在学する高等学校以外の場における学修の成果について、より幅広く評 価できるようにすることを通じて、高等学校教育の一層の充実を図ること。
2 改正の内容
施行規則第63条の4第2号に基づいて、一定の要件を満たす知識・技能審査に合格した場合には、その合格に係 る学修について、当該生徒の在学する高等学校の科目の履修とみなし単位を与えることができることとされているが、
これに加え、合格・不合格の形式に限定されずに受検者の知識・技能の程度を判定する型(例えばTOEFL及び TOEIC等)の審査において相当程度の成果を収めた学修についても単位認定ができるようにすること。併せて 文部省告示において同様の改正を行うこと。(施行規則第63条の4第2号及び平成10年文部省告示第41号第2 第2号(以下「告示」という )関係)。
3 留意事項
(1) 当該制度の活用に当たっては、各学校長において、当該高等学校の教育課程の全体からみて、当該学修が教育上 有益と認められるか、当該科目の単位を与えることが適切であるか等について判断する必要があること。
(2) 告示中の「その他の団体」については、国又は民法第34条法人のほか、団体の趣旨、目的、事業の種類、運営 の健全性と継続性、及び過去の実績等から、これらに準ずると考えられる団体が含まれること。
(3) 告示中の「十分な社会的信用を得ていること」については、学生・生徒や社会人等の多数の受検者が継続的に存 在しているなどの状況が考えられること。
(4) 告示中の「審査の実施の方法が、適切かつ公正であること」については、審査の実施の方法等に関する規定が整 備されていること、全国的に同一条件で行われていること、審査問題の管理及び審査の実施が厳格かつ公正に行わ れていることなどの状況が考えられること。
4 関係法令
(1) 学校教育法施行規則第63条の4第2号
新 知識及び技能に関する審査で文部科学大臣が別に定めるものに係る学修
旧 知識及び技能に関する審査で文部科学大臣が別に定めるものの合格に係る学修 (2) 平成10年文部省告示第41号の第2第2号(改正後)
2 次に掲げる要件を備えた知識及び技能に関する審査で、当該審査における成果に係る学修が高等学校教育 に相当する水準を有すると校長が認めたもの
イ 審査を行うものが国又は民法(明治29年法律第89号)第34条の規定による法人その他の団体であ ること。
ロ 審査の実施に関し、十分な社会的信用を得ていること。
ハ 審査が全国的な規模において、毎年1回以上行われるものであること。
ニ 審査の実施の方法が、適切かつ公正であること。
[各学校における単位認定の手続きと報告]
平成12年3月31日付け教高第3118号通知「学校外 各学校において、単位認定を行う時には、
における学修の単位認定について」にある「学校外における学修の単位認定に係る指針(平成 12年3月31日教育長決定 」に基づいて進めることになります。)
5 単位認定の手続き (2) 1の(2)の学修
ウ 標 準 例に 示 さ れ て い な い技 能 審 査 に つ い て は、 そ の 級 ・ 種 別 、対 応す る教科 ・科 目、 単位数 に ついて 、学 習指導要領の示す目標、内容を踏まえ、校長が適切に定めることができるものと する。なお、この場合は別記様式により報告すること。