厚生水準に与える要因

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薦挙譲葉纂簿巻第窪号騰乾隼3鰐

【論文藁

厚生水準に与える要因

一一

ｶ活環境に関する満足度の計量的分析

中村勝克

i．はじめに

近年，様々な経済政策が議論されているが，それらの政策の最終的な羅的は人々の厚生水準

（We至盤re〉を高めることといっても過書ではない。仮に，ある致策がG簸Pを上げたとしても，その裏で人々の潭生水準が低められているようであるのならば，その政策は矢数と言うことができよう。

つまり，蓬想的には，経済政策の評嚢は常に人々の厚生水準によって行なわれる必要がある。しかしながら，通常，人々の感じている摩生は直接灘ることができず，その水準はおろか，それ力睡癖馨なる要義で決定されているのかさえも，実証的に回答を得ることは露難とされる。

本礁究の藪的は，財懇法人財政経済協会が行ったアンケート講査の繍票データを鰐魏ることで，

人々の生活環境に関する満足慶すなわち鐸生水準が，どのような要譲と驚保するのか分析することにあるi｝。また，その結果を蠕いて，どのような政策によって満足度を上げられるのか，若干の考察も試みる。

さて，満足度の範露を生活環境に駕するものと鰻足しても，…般に，それは種々雑多な要露によって決定されているであろう。そのような中，才辯究では，これらの要露を大きく2つのカテゴ華一に整遷して議論を進めていく。第iのカテゴサーは，年齢，盤霧，勝得等々，アンケートに回答した者に特有な要遜を集めたものである。また第2のカテゴ玄穿一は，アンケートに露答した蜷人が生活している地域の状溌．縫えば，産業構成や人口密度，鞠懸等々といった．その懸人にとって外生的と思われる要露を集めたものである。以下では，藩老のような要霞を「醸人的要蟹」，後者の

ような要蓉を「地域的要因3と名付ける。

今回，上述したアンケート講査から，生活環境全般の溝緯度（総合満尾度），社会資本・公共施設に翳する満足度（碁会資本満足度／，戻闘施設に関する満足度（長闘施設満尾穫／，公的サービスに絶する満廷度（公的サービス満疑度〉，自然環境に関する満廷度（自然環境満足度）の計5つの満足度に関する懇答が麟羅馬能となっている。したがって本蘇究では，それぞれの満足度に鰐し，顧淳プロビットモデルを適応することで，各満足度がどのような「鰹人的要羅」もしくはギ地域的要馨」

と関係してくるのか，計量的に明らかにする21。

難中村（2魏聾においても講様の分榛が戒されているか水飜究は．中村（騰1｝難の藩甕を補完するものである。

2〉蟻農（2韓韓では亨「趨人的要饗涯に焦点を絞った形で，繧隼プロビットモデルの鑑定を試みている．

一驚3一

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商学譲集第驚巻第唾辱』

なお，分辮に弔いる変数のうち「無人的要譲」に属すデータは，アンケート結果の懸票（フェイスシート）を利駕することで得た。一方，「地域的要露」に羅する変数のデータについては，アンケー

ト結果1ま利講せず，平成7年の纏勢講査匪や平成書年のF事業所・企業統計講査進．さらに各桑で公表している案内の霧臨村に露する統計等を基礎証して集計した。したがって，本藩究￡おける「地域的要義」の地域には，当該懸人が居住する南区鑓村（羅勢講査報告ベース）を単位としている。

以下．第2籔では財羅法人財政経済協会が実施したアンケート調査の機要を紹介する。続く第3簸において，分蟹1こ褻濡する誕瞬変数の選定を行う。上遠したように，魑人的要霞紅属す変数はアンケート講査を灘照しておウ，地域的要西1こ属する変数は複数」）統譜を基礎にする。そのため，各変数の調査年が多少前後してしまっているが，この点1ま本藩究の繕果を精査する際に気を付けるべきところだろう。なおデータの凝約から，実瞭の推定に繕いる薪地域的要霞」の議明変数の数を，幾分，凝醸しなくてはならない。本石究では，「地域的要罎」に含まれる多数の変数から，クラスター分極を穏いてシステマチックに代表的な変数を7つに絞り込んだ。釜満尾度に臠する推定と解毅は第淫節で行う。最後の第5籔で本講究のまとめを述べる。

2．アンケート調萱の概要3｝

本醗究縁，財蟹法人財政経済編会が鋳倉§年度と鱒蟹年度に行った「社会資本に関する講査」の緩票データを舞繕している。この調査の趣旨は，本来，観灘ができないと思われている人々の厚生水準つまり満足度を，アンケートによって不完全ながらも墾示化することにある。そのことによって，人々のニーズの変化やそれに伴う優益の変化を分析・推計でき，地域特性や年齢の違いに臨じた経済政策のあ撃方が縷説可能となる。

このアンケート調査は，大きく塵つの藻分に分かれている。第墨部では，まず，調奎婦象毒（アンケート蔭答考／が霧在往んでいる毒区鴎村の暮らしやすさについて，安全嚢，繕生獲，優羅さ，蟄選さ等から総合的に判難したときの生活環境全般の満廷度を尋ねた。さらに，調査館象考の住んでいる毒区驚村の道諮や公園，学校，図書館，病駝等といった縫会費本・公共施設に関する満廷護，また，スーパーマーケットやアミューズメント施設等の戻雛施設に麗する満廷度，超えて，ゴミ較集サービスや介護ヘルパーの訪闘等といった公的サービスに絶する満足度，最後1こ，欝然環境裟麗する満幾度を質聞している。以．虻．計5つの満足穫：に関する質問に対し，「葬常に不満」，「不満」，ヂどちらともいえない」，「満足感，「非常に満足」といった5つの選毅鮫がそれぞれ繕意されており，講査対象考は，その中から一番妥当と思われるものを1つだけ選択している。

なお，本麟1究では，上記§つの満廷度に麗して，総合的に半彗慰したときの生活環境全般の満足度を「総合満尾度」，縫会資本・公共施設に関する満廷度を「琶会資本満尾度」，民聡施設に駕する溝足度を新喪閣施設満足度」，公的サービスに震する満足度を「公的サービス満足度」，自然環境に麗する満足護：を「嘗然環境満尾護：」と響iぶ。

アンケート調査の第疑部では，「続会費峯」，「民需施設3，ヂ公的サービス」の異体的な騨（社会資

3）講査の趣醤や撮要に絶する欝纒は．中乗〔2蟹麟を参考にせよ．

一重艇一

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中啓：厚生水準に与える要因

本ならば，道警，電車，下水道整備など〉を掲げ，それらの零礪度合いや，懸劉の満足度を第至部織様に尋ねている。

第醗部において，社会資本整備と費繕負握の雛係を分観するため，費罵負挺に対する態痩と縫会資本驚の費罵負握額を講査した。具体的には，縫会食本のヂ整備・サービスの食上が見込まれるのであるのならば負撰の増大はやむを得ないjと囲答したものに擁して，i万弩のさらなる負担増があるとき，［交通網」，「生活驚連（文教施設等も含む／」，「窪療・福祉」，「治毒・治水，騎災対策」，「公共サービス」のきつ1こ分類した社会資本整備へ，どのような醒分を行うのか尋ねている。

最後の第童V部で1ま，特に道酪資本整備に焦点をあて，「歩道」，「車道」，「高遠道驚」の鰹懸の満足度を闘うている。

本藩究の目的慧，牲震，年齢などといった「綴人的要馨3や，その魑人が直撰している生活環境すなわち「地域的要渥」が，人々の生活1こ関する「満難度」に，どのような影響を与えているのか分撰することにある。したがって，以下の分析では，專ら，第童謡の調査結果（ヂ総合満廷度あ「社会資本満難度」，「民間施設満尾度」，F公的サービス満廷度j，「自然環境満尾度珪の講査結果）と，纒票のフェイス・シートから得られるデータのみを稀離した。なおフェイス・シートには，牲風年齢，職業，勝得などの項藝が掲げられている。

この簾の最後に，アンケート講査の方法手顯を説萌した魏。まず桑驚の主要な経済変数（繋駕

（｝〉P，公共援資蟹存度．人獲密度など／について主成分分析およびクラスタ〜分析を行い，葬都道府票を違つのグループに分け，それぞれのグループから代表的な蔀梁を選定した。このとき選定された都桑が，長綺察，三重渠，禅奈絹猿，巣窟薬である。次に，これら遵都渠について，2段踏無作為譲鐵法で講査サンプルの擁鐵を行う鵜。i段階§では，それぞれの簾票の中から，各蔦の騒勢講査置単位を無作為に纏饑し，2段贈羅で，その麗勢講査難から2馨歳以上を対象にして，懇〜真名の郷人を無作為に隷鐵した。各都渠の調査対象考数は2難名であ彗，全体てi，春§§名が講査対象者となっている轟㌧

3．変数の選採

上述したように，本麟究では「魑人的要馨賞こ属す変数と「地域的要鑓」に属す変数が，いかに人々の「溝足度盛と騨熱しているのかを探るため，統計的な分析を試みる。その鰹，まず「満廷度」

には，アンケート調査の第i蔀から得られるヂ総合満足度」，「社会資本満足度，「疑懸施設満足度」，

「公的サービス溝髭剃，「自然環境満尾度」のきつの変数を考える。また，「懸人的要馨葺に属す変数であるが，実施されたアンケート講査のフェイスシートから以下のものを選択した。

・縫人的要菌に属す変数1

性震（2カテゴリー）：男性i，女性0

勢長鶴票，玉璽累，神奈繕難に薫しては亨2蟹瞬年度紅講査を行：い．夷祭澤は29鍵年度紀講奮を締った。

5｝ただし．躍答が得られなかったものや，画答が得ら融ても一舞1の璽答に欠握があ警，以下の分新紅難いることが錯来ないものが有るためナ分新に篤いるサンプル数は鑓馨嚢となる。

…緯5一

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臨学論集第鴇巻筆藁骨年齢（4カテゴサー〉：

職業（垂カテゴサー〉：

漸得韓カテゴ肇一〉二

騰歳代以下，輪蔵代，諦歳代，懸歳代以上

会歓員．自営業等値営業，公務員，農躰漁業，その飽の職業〉専業主嫌，無職（学生，現姦就職していない／

2馨倉万湾未満，2暮§万講〜鈴§万円未満．鎗§万霧〜総春万誇未満，8巷癖i万繕以上

続いて「地域的要馨蓋に含まれる変数を選択するが，具体的な作業を始める前に，「地域的要露」

の地域をどのレベルにするのか定義する必要がある。仮にアンケートの懇答考の主な生活範霧が，薦区籍村よ撃狭い学齢であるのならば，その羅答者の地域は字単位で考えることが妥当

となろう、逆に，騒答者の生活籔饗が，自分の居住する毒麩籍村を超えたものであるのならば，毒区離村よりも広い籠麟を地壌1と定めた方が良いかもしれない。しかしながら，今塵のアンケートに蔭るのならば，アンケートの冒頭にζあなたがi箋在お住ま赫になっている街（帯靉靆村単麺でお考えください）についてお尋ねします誰と誕されてお参，國答者の念頭にある地域が，毒区簿村というのは弱らかといえる。この蓮慈から，本藩究で利駕する「地域的饗霞」のデータは，全て南区鑓轡挙位で集計されたものとする昌

ところで，本羅究で利離するアンケート調査は，2段賠無作為紬鐵法を採欝しているため，講査が実施された講区町村数は十分とはいえない。具体的には，東京都と糠奈／l躁でそれぞれ欝欝区霧，

三重桑は13講籍，長綺渠においては瞭毒霧と，全てをあわせても講査された地域は53の糞籔購村に留まる轡。つまむ，あま彗にも多数の変数（馳域的要因」1こ含まれる変数／を説競変数1こして推計を行うと，実質的な§露塵が不足してしまい，推計が不安定化してしまう。この開題に対魅するため，以下ではクラスター分析によって説鵜変数をグループ化し，各グループから代表的変数を選択することにした。

クラスター一分蟹に患いる薪地域環境要國∫に屈する誘霧変数は，次のとお彗である。なお，以下の変数1護露勢調査遼，『事業所・金業統計講査匪，および各渠が公表している道跨に関する統計，ぎ都道癒渠地極調査妻から作成している。

・地域的要露に羅す変数

人譲密度（臓搬2あた拳の人鶴の轟然対数値昼夜閣人難比率

蔦歳未満の大纛箆率（居住者ベースの15歳崇溝入舞数／総入鋤鋳歳以上の人嚢挑率（居住者ベースの縣歳以上人難数ノ総大副大事業所数／総事業所数（論人以上の事業所数（罠営／／総事業所数／

第i次産業事業所数（第i次産業事業所数／総事業所数）

第3次産業事業所数（第3次産業事業所数1総事業所数／

§／アンケート調萱では，2霞露無惨為揺鐵法のi段臨翼で，餐都票それぞれ蔦の調査地煮を選定したが，三重繋と長麟集では，選定された幾つかの講査地点が，轟一の毒に含まれてしまうケースがあった。したがって手毒区霧轡レベルでみると三三重渠がi3摺簿．長編察が雛市簿となってしまう轄

一1総一

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中啓：厚生水準に与える要霞

事業所密度（董k盤2あたりの事業所数／

道諮総麺長／嚢積（董k螢2あたりの道酪総鍾長駆離k盤〉

国道総延長1面積（i k灘2あた瞬の蟹道総莚長駆離装麟住宅地平均地癒（需／磁2／

一重帯当た琴の人数

純転入／総大饗（i隼鷲の（転入考数一転鐡者数㍊総人跡

疹壌勢調査垂とζ事業霧・企業統計講査垂は5隼ごとにしか穂綿できないため，それぞれ平成7年と平成8隼の鞍告書を季彗稽している。またッその飽の資料は，入手薩能な畷拳で塵近のものを養駕した。なお人目密度に麗しては，都南部と遜疎地域で余瞬こも大きな格差が生じてしまうので，瞭然対数で変換した纏を潤いることに注意したい。

上記の変数を，クラスター分析によって7つのグループに分けた71。その結果を表貧こまとめる。

表i．「地域的要請3に羅す変数の分類

A 憂夜闘人髪葺箆率事業所密慶猛宅地平均地饒大一事業瞬！事業藤数

董3 一旗1帯あたりの人数蔦歳末満人霞の箆率 c 第i次産業事業所箆 ε5畿以、敵人羅の駕率

一

亙）第3次産業事業醗比率 E 蓮蕗総莚憂／面積人譲密痩（雄数髄／

露転入者数（綾〉ノ総人口 G 国道麺長距．離／癒種

表iの分類をもとに，以下の分析で屠蘇る「地域的要露」に羅す変数の選択を行うが，その際，変数選択の基準として次の2つのものを設ける。露玉に，もしグループ内に3つ以上の変数が含まれるのならば，そのグループを形成していくとき1こ核となった2つの変数から選摂する。第2に，

残された2つの変数の内，よ拳本質的と考え得るものを選択する。このような基準のもとで，次の7変数が選択された。

A．事業所密度，β．蔦歳未満人口の比率，C．第i次産業事業所比，至〉、第3次産業事業所比，

E、天資密度（繋数纏〉． F、転入考数／純／／総人口， G．蟹道延長距離／面積

7／ここでのクラスター分観紅は，変数麗の運離（類繊度／として鱗麗係数を，クラスターび）権成の糠にはウォード法を採麗した。なおやタラスター分観の撰形騒嫁付録紀霧議している。

一驚7一

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商学譲集第驚巻第垂号付録に掲載したクラスター分析の樹形霞をみると，Aのグループが形成されるとき，事業所密度

と住宅地平均地癒が核陣となっていることが分かるであろう。したがって，上遠の基準により，A のグループから選択する変数の候補1ま事業所密度と住宅地平均地懸に絞られる。さらに，この2っの変数の縫係を考えると，「事業所密養が高いため住宅地平均地額が上がる」と捉えるのが自然であ

陰，その意嫁で事業所密度が本質的静といえる。君のグループであるが，一鬘帯当たり人数と蔦歳末満人霞の比率の関係￡ついて，直感的な露果縫係を考えるのはいささか羅難かもしれない。ただ

し，ここではヂ少子化（蔦歳末満人鷺の比率が低下／によって一僅帯当た拳の人数が減る」と考えて，蔦歳末満人鷺の比率を選叛している。第圭次産業事業所號と酪歳以、鉦入舞の比率を含むCのグループについては，農業地域から若年屡が流懲している灘藤をみて，第i次産業事業所箆がより本質的と考えた。聡のグループ霞の2変数も遜果麗係は一撫こいえないが，以下では人日密度（鰐数値／を捷いることにする。

魂．満足度に関する推定と結果

第2簾で遠べたように，今蟹稀羅したアンケート調査の醤答には，各満足痩に囃して，「葬常に不溝」，「不満」，「どちらともいえないま，「満尾」，「非常に満足」の計5つのケースが存在する。この

ように3つ以上の羅答があ蓼，かつその繕答に瀬序を付けることが可能なときは，懸序プ賞ビット

（0羅ε鴛δPro雛M磁麟力量適認可籠となる8）。以下では，説墾変数として，前籔で述べた「纒人的要闘の変数と「地域的要霞謹の変数，さら￡，都聚に絶するダミー変数と毒薬地域に関するダミー変数，区部地域に関するダミー変数を超えて，それぞれの満足度に関して顯序プロビットモデルの推定を行った。なお，「超人的要馨盛に含まれる変数は，離簾に記したカテゴサーごとのダミー変数で越遷している。推定糖：果は表2から表6に示す9も

（茎〉総合満廷度

「総合満尾農具こ関する推定結果は表2にまとめてある。「懸人的要鰹∫の変数に関わる結果から，

特に菊歳代の人々が，生活環境全般に聞して繧対的1こ不満を捲いていることが蔑み取齧る。また職業瀦のダミーは，会桂員，自営業等，専業主婦ともに有意に負であり，無職の人に比べて，不満が高いことが分かる。「纒人的要醤」で興練漂動ことは，人々の所得水準が，侮ら「総合満足度」に影響を与えていない点である。

「地域的婆羅」からの影響を見ると，第3次産業事業所比率の増撫が「総合満足度」を有意に祷ち上げていて，人嚢密度の高まりは逆1こ低めてしまうことが分かる。

以上のことから，若干の政策的インプサケーシ雪ンが導かれるであろう。まず，縫人の所得が「総 8／醸序プロビットモデルの解魏紅ついては，Gre撫e （2総勢のC蓑．欝を参考にせよ。

91 モデルの推定に際して，分数不均一の開題を考えなくてはならない。ここでは態易的紅，分数が入口警護（封数魑1．事業噺密愛ラ第玉次産業事業霧比菰依存すると想定して，嚢麗vey（鎗7購の櫨憲を行った。結集，「分散が均一である3という爆蒸飯讃は，「社会資奉清楚度糞こ関するモデルを除輪て，有意水準欝％でも棄却できなかった。また，「祇会資本満難度」に関するモデルでも有意水準5％では棄難できない。

一至継一

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中轡：鷲、生水準に与える要醤

表2．「総合満廷穫i」の鑑定結果

係数標準偏差ズ纏か縫

定数靉靆韓歳殺灘歳代

§奪歳殺会社最

嚢営業等奪業主鋸 2韓〜垂鱒万響未満 4韓〜き韓万乗溝 s韓万以．隻二

i．66 轟．鰭一§．27 一春．蔦一番．碗一幕．騰冠》．2垂

一幕．32 一噂．登一魯．総一暮．轟2

玉．23§

§．茎董7

9．i35 騒。i28 昏．i33 餐。i襲爵．i撮奪．玉7§

轟．玉3§

（｝．1尋玉

書．懸4

i．3鎗（1．欝3

−2．§2i 一蓋．2嚢7 一暮．量2§

一…．82玉一i．5鯵一圭．縫3 一雛．巷磁一幕．韓8 冠1．莚7

1ン．鰍壁

｛1．2暮7

韓．乾2辨韓．i蕪暮．毅i 馨．§3逢纏

毒．総研

§．輪3騨騨．圭健雛．3塁2 1｝．垂54

事業瞬密渡蔦歳末講入口の箆率第玉次産業の事業勝鑑率第3次産業の事業霧比率人日警護〔対1数纏〉

転入者数（縫〉／総大郷覆遵建長誕離！醸覆

亙，2ε一韓 i．§昼一縫 3．懇 4．薦§

一§．§尋 8．2轟逢玉．魯7 昏．853 一書．欝（｝．鯨董婆．77 き．724 一一騒．〔｝7 〔｝．2§4

籍．734 暮．7憾一1．2茎5 2、欝7

−2．〔12§

○．誕7 一巷．227

§．232 嚢．2i3 む．葺2 蓉．〔1慧纏

書．乾i纏韓．2§2 韓．麗蓼

豪家躯ダミー檸奈ll際ダミー三重渠ダミー海藻ダミー区部ダミー

○．灘（｝．78

魯．2s 一襲．騰嚢，至2

9．33§

§．25蓼

○．懇4 馨，21露

〔1．27i

i．526

：墨．韓8

玉．磁§

一毒．鱒3 轟．逸43

§．縄夢魯．§雛纏貸．轟4霧聯軽．i§｛｝

〔1．32§

サンプル数瞬数尤度

§3§

一7躯．54

／注〉鑑定には顛序プロビットモデルを採絹。声纏は標準正矯分衛罷よって計算した白鷺％水準で蔦意なケースには‡，5％水準で有意なケースには継を記した。

合満足度」に有意に効かない点から，生活環境全般の満足痩に関して景気変動の塵接的影響は無いことが分かる。つま撃，生活環境に聡わる人々の厚生水準を薦めるためには，景気対策的政策とは震の政策を立てる必要がある。また，そのような遷の政策の候補としては，各地域の第3次産業を支援しつつ，人々がi極集中しないようにする政策が挙げられよう餅。

さらに都渠鷲ダミーが有意に効いている点に注霞すれば，生活環境全般に関する人々の満足慶は，

都道府察ごとに異なる可籠盤が高く，政策をよ拳効率的なものとするためには，政策に幾分都道驚察欝の傾斜を与える必要があると思われる。

欝／推定箱乗から政策的インプサケーションを導く礫には，常1こ，次の点に注意をおく必要がある。第聾こ義果牲の総懸である。言うまでもなく．推定の結果ある讃瞬変数が有意に効いていたとしても，一般1㍉それで露集購熱が承された訳ではない。また第2に，機運変数の講題がある。実際は重要であるが，簿らかの獲灘でモデルに含めることが惑来ない変数が存姦する場合，その変数と強麺類鷺を持つ変数と破談鱗変数の譲の据幾が有

一韓§…

(8)

商学論集第驚巻第善号

豪き．「縫会資本清楚度」の推定結果

係数藻準舗差 ∫纏声纏

定数牲驚韓歳代講歳代総歳殺会社員

農営業等等業主嫁 2韓〜糞§薄霧未満韓§〜8総万未満 8鱒万以上

暮．鯵 1）．照

一・早D22

−1｝．鯵魯．1轟イ墨．3§

一群．29 一§．23 一§．3護一昏．鯵

一・一Q．毅

亙．i縫

｛｝．慕2

暮．捻2

§．i23 0．鴛婁 1｝．蔦碁

〔1．里54

嚢，嬉8

§．里2§

〔1．i謁轡．葺6

暮．董5§

亙．違懇一亙．65§

一（）、鰺2

蓼．7離

…一Q．2§8 一茎．8§8 i．5｛婚一2．§7i 一蒔，6藤一2．5i8

｛多．垂38

魯．暮78‡

暮．劔9継彗．2董7

奪．2欝尋．縫至纏

§．韓王糊 1｝．縄毒津

軽．暮纒継

§．25§

暮．暮鰯榊

事業漸密護欝歳未満入口の鑑率第玉次産業の事業議比率第3次産業の事業撰比率大饗密凌（難数｛鋤転入者数（縛1総末羅蟹道建長誕離1遜積

尋．暮露一5磁玉．5葺一纏逢．8§ 萎．3｛翼多

一5．26 7．§8§

2，総蓼．8藷一Cl．舜7 轟．§総翼．7（｝ 8．尋i3 一難．絡辞．2暮3

2．5婁7 至．玉37 一昏．嚇8 2．逢鱒一｛1．8蕊董．7尋7 一玉．933

§．麟5纏

§，至28

0。255 鐸．§総紳馨．欝6 癖．｛纏奪紳

§．乾7獅

菓京蔀ダミー禅楽舞藥ダミー三重県ダミー驚灘ダミー区蔀ダミー

一段．認 9．鱒

1う．蔦一書．玉8 ／1．籍

§．323

／｝．2巻8

昏．i灘昌．i盤 1董．2撰

冠｝．233 昏．8i7 肇．盤§

一｛1．器7 玉．634

昏．韓8 酵．騰7 轡．i簿脅．i8昌昌．縣欝

サンプル数穀数九度

63碁一8盤．§7

／注／推定1こは顯淳プ灘ビットモデルを採醗．素鑓は標準正規分布によって計算した。i｛｝％水準で有意なケースには卑，5％水準で糞意なケースには纏を記した。

（2〉社会資本満足度

表3をみると，「総合満足度」のときに比べて「社会資本満尾度」は，「燧人的要闘に多く依存することが分かる。翼体的には，新総合満足獲」では有意とならなかった懸人の性震と所得水準が，

ここでは部分的ではあるが，有意となった。姓琴彗1こ注目すると，蕉で有意という結論が得られてお陰，蛙会資本に対する溝足度は男性の方が高鯵，つまウ女性の方がよ箏不満に思っていることが護

憲になってしまう。「総金満是度」のケースではすおおむね第iの題題は発蓋しないと思われるが（つまζ｝，「総合満足度が高いために．纏えば．第3次産業事業漸覚率が高くなる」と考えるのは嚢慈1こ合わないであろう〉，

第2の麗麗の可倉難症は高いかもしれない。その意嫁で，ここでの政策的議霧謎ま，幾分，害欝タ弓1く必要がある。

いずれにせよ，得られた推定繕果に鍾する獲論的な裏付けは必要であ吟，それは今後に残される最大の課題で

ある。

亙i§一

(9)

中啓1摩生水準に与える要因

表珪．「賞霧施設溝是震」の推定結果

係数標準備差 ^置纏か麓

定数雛甥馨歳代講歳総懸歳機会祇最

§営業等専業主婦 2軽§〜達鯵万円未満護鋳〜8韓万未満 8§桑万以、動

一i．護i O．韓一昏．ii 一§．暮2

脅．i7

−1》．縫轟．韓2

一一ﾘ．総

一馨，22 一〇。§7 一毒．鰍

i．茎灘毒．至聖3 奪．里32

§．i2塁暮．12§

奪．蔦5

§．董騒暮．玉§8

§．i2§

9．i3§

（1．圭77

一圭．玉総魯．842

…｛1．853 毒．i5春玉．3§3 一§．278 蒔．i撰一韓．曇7

一一i、簿3

一〔1．477

…雛．董52

§．i建昏．2韓轡。玉欝轟．垂38 轟．§継妻

轟．3螢騒．護5§

§．32s

§．縫針＊

韓．3玉7 暮．3襲

事業醗密疫焉歳末満人難の箆率第｝次産業跨事業醗姥率第3次産業の事業醗姥率入舞密度（瞬数纏｝

転入者数（純）／総入目露遵建長距離1懸積

嬉．2琶一襲 1、5琶一纏 i3．玉§ 雀．3圭4 −i7．§ さ．警38 玉．8i ｛1．総7 ・舞．昏§ ○．認7 ｛》．圭2 8．遮3奪一｛｝，38 暮．2暮3

2．733 3．暮灘一2．玉§4 2．i57

−9．§錫葺．醗彗

一一堰D3毒3

9．馨総瞬昏．韓玉纏轡．韓磨芋台．盤6緋暮．2灘暮．淫鍵暮．鱒創

案窟都ダミー神奈鱗察ダミー三重渠ダミー毒薬ダミー区藻ダミー

馨，2茎 ll．豊2

暮．薙一書．32 一暮．薦

暮．3塞蔭．2麓

○．i鍵

○。2襲暮．2恐4

馨．艇7 至．鎗5 2．8凝一圭．§縫一1｝．玉78

§，2§9 嚢．〔145紳

1｝．縫2舞曇．縣欝暮．魂3馨

サンプル数蝿数尤漫

63§

一8韓．7き

（注／推定には額癌プロビットモデルを探題。声雛は標準謹撰分籍紅よって計算した。欝％水準で奪慧なケース鐙は＊，き％水準で有意なケースには緋を諾した。

み取れる。

一方，「地域的要霞涯との関係であるが，事業所密度，第3次産業事業所比率，および転入者数（純／／

総大震と正の相関を持つことが見て取れる。これら3つの要素の高騨地域は，一概紅緒論暫けされないが，毒衡地的要素を詩つ地域とも考えられよう。もしもそうであるとするのならば，郊外地域に住む人々は，総じて，市街地に住む人々よウも社会資本の整繕伏流に聡して不満に感じていることになる。また，遜薬ダミーが正で有意な影響を与える点から，このことは主張できるであろう。社会資牽1こ対する不満が郊外地域で高いという結論は，今後の縫会資本整備を考えていく礫に，大きな意味を持つといえる。

なお，「地域的要因」に含まれる蟹選麺長籍離ノ面積が負で有意になっている点1ま，いささか開題かもしれない。遷常，蟹道は社会資本に含まれると考えられ，国道建長野離／面積は正の効果が窮待される。このことを念頭におくと，この変数が負の影響を持つことからといって，郎塵に「国道整

一員董一

(10)

繭学論集第論・巻第4号

裘葛．「公的サービス満足度」の鑑定結果

係数標準偏差 ^雌窪声髄定数

雛驚麟歳殺灘歳費 6巷議我会櫨嚢

§営業等専業主婦 2嚢彗〜韓奪万需未講鎗奪〜8｛灘万来満 8縫方以．■と

§．27 〔3．蔦一転．2護冠葦．｛海

昏．22 冠藁．1舞

一昏．鱒 1｝．2§

一番．蔦

一・〟D韓

一昏．鱒

亙．墾8 0．1垂3 酵．欝至

§．i2護奪．i2§

§．i鶉ピ1．圭54

0．玉礁

○．玉2藝脅．玉36 魯．亙77

9．22§

亙．42i 一至。縫7 一肇．塁29 圭．7総一雛．鱗8 一§．6難、

藍．533 一亙．2醗一§．3齢

・一Q．2遵§

馨．舅玉 1｝．毒78単

費．韓2緋

§．33毒

辞．鱗淫纏昏．塁8董

軽．2驚辞．総3＊

暮．玉蔦葛．34§

§．劔2騨

事業藤蜜穫懇歳末溝入鑓の箆率第茎次産業の事業所髭率第3次産業の事業所銚率人護憲痘（態数纏／

転入者数〔純㍊総人翼国遠麺長距離1欝積

2．2建・薦 i．5E一纏 2．73 遵．3｛緯 9．68 8．茎7唾 ○．鍵倉．832 昏．韓韓．憾7 欝．3き 8．藝§

一1｝．3蓬 §．2縫

脅，錘8 ξ1．§3尋玉．玉8畦 ○。§7§

茎．縣董 2．2鱒一i．茎縫

§．鰻玉

韓．2総

○．玉建静．i§4

9．i垂7 暮．縫i纏

｛1．玉欝

東京灘ダミー神楽携環ダミー三重薬ダミー帯鋸ダミー睡藻ダミー

一轟．董4

嚢．馨昏．3玉

一癖。22 ξ1．韓

辱．32§

毒．24§

昏．i磁

｛1．2縫魯．2§3

一§．4玉5 壽．§§2

i．§33

−i．圭総貸。欝§

§，339 今．254

（1．静27纏昏．欝護葺．逢57

サンプル数蝿数尤疫

§3轟一737．56

（注1推定には灘淳プロビットモデルを採灘．β纏は漂準正媛分帯によって爵算した。欝％水準で有意なケース1こは＊，5％水溝で鳶意なケースには料を霧嘉した。

薦が不溝を高める珪と結i論付けるのは不自然であろう。むしろ蟹道延長蓮離／藤積という変数が，本醗究の推定で繕いることが鐡来なかった購の変数の代蓬変数となってしまったために生じた結果と思われる。この点に関するよ肇深い考察は今後の課題としたいH｝。

（3／民間施設満足度

「民閣施設満足護」に関して，「総人的要露碁こ属す変数は有意となるものが少なかったが，「地域的要因」に含まれる変数や馨察ダミー，薦部ダミーの多くで有意な結論を得られた。つまり，疑問施設の充実感は各魑人の性懲や年齢，職業，所得によって，それ程．散らば蓼がなく，懸人の住居珪）墨つの可籠牲として灘動車交通量の開題があるかもしれない。睡1道がより整備されている地域は．そうでない地域1こ比べて塞嚢車の交通量が多籍と思量）れる。この欝動車交通量の多さが，最終的に．満愚癡を瞬き下げるとも考え得る。

一員2一

(11)

中啓：漂．生水毒に与える要義

表暮．「鬱然環境満足護」の叢定籍果

係数標準蘇差 ^置纏 ^声纏

定数

難、辱彗

鶉歳殺 5春歳殺醗歳費会徽貴欝営業等一専業主嬉鎗癖〜墨韓万円未満鱒彗〜8韓万未満 s縫方以■圭1

3．§5 一魯．総一§．懇奪．1）2

−1｝．醸一ll．纏一1｝．紛冠1．｛矯

一・・P｝。§茎

酵．韓

i．2鷲

ξ｝．蔓生3

0．欝2

昏．玉25 昏．玉28

／》．蔦5

轟．蕪3 ゼ1．嬉8 蘇．玉2§

（1．欝§

費．喋78

3．1董簸

イ多．2総一i，2慧暮．至24 一（｝．暮§7

冠1．27愚一〇．夏2暮

産1．338

一 1．至里s

暮．認葺 1｝．44零

蒔．1｝磁継

§．384 0．三重2 巷．45重

葬．272 静．3縫 13．達鱒

昏．3総轄．453 彗．4総毒．327

事業所欝饗矯歳末請人1二圭の比率第i次産業の事業醗比率第3次産業の事業爆沈率

末輩一葦密度（端数難／

転入考数（純／／総入舞講道建喪離離／鷹積

一3．2詑 1纏玉．き麗一（縫一2．昏？彗．32暮一毛．茎4 8．354 2．｛37 毒．943 一奪．32 ／｝．｛麩§

一（3．三翼｝ 8．淫｛57 （1．玉5 韓．2蓼5

一2．i撚一台．毒罫一韓．至3春 2．蕪1｝

一3．§7s

−9．7蕎8 脅．53｛1

○．｛｝玉8寧季

春．2§警

嚢．4蕪辞．蟹17纏嚢．鞍橋纏 9．22玉纏。2盤

蒙京都ダミー神奈絹猿ダミー三重難ダミー蕩蕩ダミー麩薬ダミー

1》．き2

段．締

一一・ｪ．28

一一i垂．52 一雛．縄

奪．327 彗．252 11．玉§導

辞．2鱒

／｝．263

i．5纏 3．暮34

−i．胃2

一・Q．6L渓一2．雀33

毒．（購警

／l．蟹無筆騨

！l．ξ133雑

辞．蟹14纏 ll．｛廷§継

サンプル数対数兜慶

§3§

一7総．輪

（淫／推定1こは顯淳プ置ビットモデルを採繕。赤蕪隷標準葺纒分姦によって毒一算した。灘％水準で有意なケースには串，5％水準で鳶慧なケースには癬を記し、た。

する地域の状態1こよって大きく左右されていることが分かる。異体的には，事業所密縫が傷い地域，

15歳未満人口が多い地域，超えて第3次産業が活発な地域，これらの地域に居住する纒人は，髭較的．罠閣施設1こ嬉する満足は高い。一方，第至次産業を中心とした地域や懸道が整備されている地域に居住する纒人は，民縫施設に対して相対的に不満を感じている。これらの事実から，義者のよ

うな地域において疑問施設が多く．後者の地域では少ないという構麟も垣開発られる。

また，神奈／l際ダミーと三藤祭ダミーが有意に効いていることから，「民間施設の充実度合いは都道構祭窮で格差があるゴという考えを確認することができる。

（嚇公的サービス満尾度

表5の結果から，公的サービスの満尾度については，艮問麓設5）満足度と逆に，「地域的要雛」の変数よりも「鰯人的要聾」に含まれる変数の方が重要となることが分かる。性購との麗孫をみると，

一一３

(12)

商学論集第7春巻第護号死で有意な係数が得られてお陰，「社会資本満足度」緯様，権対的1こ女性が不満感を逡いていることが読み取れる。また，年齢雛では鱒歳代に負の根問，饑歳代以上に正の権麗が存在することが確認できる。さらに，職業震では専業主婦で正の関係が有意となっており，「総合満足度」，「社会資本満足度」のケースとは異なって，専業主媛屡の公的サービスに録する満足度は比較的高い。

「地域的要露」に含まれる変数であるが，このケースでは，薩一，転入者数（純昇給人賦こおいて馨意な結果を得ている。この変数に関する係数が正であることから，転入者が転聾者を上懸る地銭，

つま彗人口が増撫しているような地域では，公的サービスに隣する満疑度は高いといえる。言葉を換えると，過疎匙が進んでいる地域では，公的サービスについても不安も高い。

一般に，公的サービスの多くは地域の裟治体が擾っておウ，その地域の鯵致方によって，公的サービスの量と質が決定される。また，人目が増擁しているような地域では，その分だけ税叡が増撫して，財政が潤うと考えられる。これらのことから，上記の結果は至極轟然なものとして甕えられよ

う。

（5〉霞然環境満足度

最後に，「自然環境満足度」の結果を概観する。一見して分かる特徴は，「懸人的要馨」に属す変数が，全く「露然環境満足度」と関係せず，専ら，薪地域的要醒」の変数と都県ダミー，および毒薬・

褻部ダミーによって縷然環境満足度」が規定されている点である。中でも，都桑ダミーと南部・緩部ダミーは全て有意に効いてお撃，まさしく地域特有の自然環境の重要性が見て取れる。

「地域的要露」の中では，事業所密度と人置富農（対数値／が有意で負の係数を持ち，第3次産業事業所比率との麗係は有意に正となっている。事業漸密度と大震密度の結果は，直感に沿うものと

いえよう。これらの変数の鎮が高い地域では，籟対的に鬱然が欠乏しており自然環境に関する満足度も低いと想｛象できる。

なお，第3次産業事業所比率と自然環境の満幾度に正の麗係が生じる運由を，自然環境が豊かで人々が溝是をしているような地域では，得てして観光地化が進み，絃果．第3次産業の比率が轟まっていると考えることもできる。

5．おわ鯵に

本概究では，アンケート講査で得られた魑票データから，「纒人的要輝聾こ含まれる変数と「地域的要羅3に含まれる変数が，どのように5つの満難度と麗保してくるのか分析した。また，その分野結果を踏まえて，政策的インプ夢ケーシ滋ンも幾つか導いている。

得られた結論は多数になるが，主な結論は次のようにまとめられる。

まず，「総合満足度」に関して，この満足度と有意に関係する変数は，「纒人的要馨」の中では職業購のダミーがあった。つまり，懸人の職業の違いが生活環境に対する満足度の権違を生み出していると考えられる。またr地域的要翼」では，第3次産業事業所比率と人口密度が「総合満足度聾こ有意に影響を与えてお彗，このことから．第3次産業を支援しつつ（第3次産業事業所比率を高め〉，

人々がi極集中しないようにする（人馨密痩を押さえる／政策が，地域に住む人の満足度を高める

一難蓬一

(13)

中層：摩生水準に辱える要鶉

という毒｝舞琶聖主毒虫旛壽轟された。

次に「社会資本満足度」の推定で欝られた重要な結果として，「地域的嚢露」に含まれる事業所密度，第3次産業事業所比率，および転入者数（純昇総人蓑が，この溝幾度と歪の楊関を持つことが上げられる。こ蕊ら3つの要素の高い地域は，藷街地的要素を持つ地域と考えられるので，結縁．市街地に住む人々は，総じて，嬉外地域に住む人々よ撃も社会資本の整鱗状濁に駕して満足を感じていると思われる。つま今，飽の事情が同一であるのならば（居住者の平均所得や奪輪橇絞などが等しいのならば），郊外地域に重きをおくような社会資本整騰が望まれる。

「罠麗施設満足度」であるが，「魑人的要霞」に羅す変数は有意となるものが少なく，「地域的要縫」

に含まれる変数の多くで有意な紙誌を得られた。つま警，罠闘施設の充実感は各僊人の煙霧や年齢，

職業，所得によって．それ程，散らば陰がなく，懸人の住居する地域の状態によって大きく左右されていることが分かる。

民鷲施設の溝足縷iと逆に，「公的サービス満足度」では「纒1人的要露涯1こ含まれる変数の方がよ！｝

重要となることが確認できる。ただし「地域的要録」でも，転入餐数（純〉／総去痰において有意な結果が得られており，閣接的ではあるが，過疎地域の公的サービスの跨題も指摘した。

最後に，「自然環境満足度」は「綴人的特性まに羅す変数と全く畷熱せず，專ら，「地域環境墜の変数等によって規定されていることが分かった。中でも，都県ダミーと海部・琶藻ダミーは全て有意

に効いてお参，まさしく地域特有の瞭然環境の重要性が発て取れる。

水飜究は，あくまでもファクト・ファインディングに難きがおかれてお静，必ずしも，これらのファクトに対する運由付けが十分とはいえない。その意妹で，ここで成されている政策的議論1㍑ポー定の簸纂があむ，本醗究」）結果を裏付けるような遅論的考察が，今後の急務となるであろう。なお，本欝究で得られた推定式から，各地域の溝是度が指数化藩籬であることを付け傭えたい。「地域的要義」

に含まれる変数を藏勢調査垂やぎ事業所・企業統計調査丞等，比較的に入手が容易なも6）から作成しているので，この満足度の指数化は，アンケートの威されていない地域についても計算できる。これらの計算で得られる地域購満足度の比較も今後の課題としたい。

一i至5一

(14)

第簿警策畦号

集

鉱学毒醐

商

新地駿的要霞」に関するクラスター分析の樹影図盤録

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参考文献と資料

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鷺愚察事績蓉†薦報データベース（辮粥年暴難tゆ二11w鰐革w．解綬．醗1ε．珍蔓麟票ぎ第47級長麟鎌統計年鑑（平成玉2年！漢

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厚生水準に与える要因