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多摩大ジャーナル

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Academic year: 2025

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︱多摩大学︱多摩大ジャーナル︱ No.

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大学 4 年生が間もなく終了しようとしている今、一番思うことは「感 謝」です。

「大学生」は、人それぞれ捉え方が異なると思います。その辺の大学 生の一人、多摩大学の学生の一人、そのように考える人もいるでしょう。

しかし、個々人が「私」であってほしいと思います。毎日決められた 時間に間に合うように大学へ向かって、ただただ時間が過ぎていくの は、このように文字に起こせば何の面白みもありません。もっと自分 らしく生きてみたらきっと楽しくなります。まだ学生生活が残ってい る後輩たちには、色々なことに挑戦し、気付きを得てほしいと思います。

人参は美味しくないはずなのに、美容のためにと食べられるように なり、スポーツが苦手で体育が一番嫌いでしたが、長距離走だけは得 意でした。本を読むことは苦手ですが、ゼミで扱う内容は何度も読ん で理解しようとしましたし、難しい問題を解くのはすぐにおしまいに したいのに、人に教えることは好きでした。自分の避けていたものの 中に、好きなものがあるのかもしれないとよく分かりました。挑戦し てみたり、ほんの少しだけ前に進んでみたりするだけで、新しい自分 が見えてくるとたくさんの人に知ってもらいたいと思います。

私は絵を描くことが小さい頃から好きでした。はっきり言って得意 です。正直今まで出会った人と比べても、そこそこうまい方だと思っ ていたし、自信もありました。最近は時間のある時に好きなように絵 を描くことにハマっています。SNS で絵を投稿するようにもなりまし た。でも、今までは「できる方」だったのに「まだまだ」に一瞬で変わっ た瞬間でした。ただ、この感覚が悔しさだけだったならきっと中途半 端にしていました。“その世界” の中にいる人たちを初めて見て感動し ました。諦めずに、自分らしさでもっと上を目指したいと思うように なりました。「自分の好きなことが、もっと好きになるように」と、趣 味だけでなく、没頭するということは “自分にしかない世界” を広げる と思います。

私は大学で様々なことを経験しました。それと同時に大きな悩みに

も直面しました。アルバイト、家族や就職のこと等、酷く落ち込んだ こともありました。本当は悩んでいるのに、口では「もうどうでもい い」と片付けているつもりでした。それでも、手を差し伸べてくれる 人たちがいました。こんな、どうしようもない私のことを支えてくれ る人がいる。それはきっと、大学生活を棒に振っていたら得られなかっ たものだと思います。挨拶をすれば、挨拶が返ってくるように、人を 思いやる気持ちはいつでも忘れてはなりません。

大学生活で考え方を大きく変えられた私が一番思うことが「感謝」

です。躓いても、いつでも相談に乗ってくれる先生、それは違うと助 言してくれる先輩、気晴らしにどこかへ行こうと言ってくれる友達や、

元気づけてくれる後輩、皆がいなければ私はここまで成長できません でした。それはきっと思いやりをもってしてくれたことなので、私も 誰かのためになれるように努力したいと思います。技術的なことや、

頭を使うこと、データに起こせたり、目に見えるものを伸ばしたりす ることは、大学生活において非常に重要なことです。でも、それら以 上に、多角的な視点を持つようにしたり、思いやりをもったりするこ とが大切だと思います。私は多摩大学の学生であるうちに学んだこの 気持ちを胸に、これからも私らしく生きていこうと思います。

2022 年 3 月 30 日発行 編集・発行:多摩大学 〒 206-0022 東京都多摩市聖ヶ丘 4-1-1 TEL:042-337-1111 FAX:042-337-7103 https://www.tama.ac.jp/ 通巻 34 号

2022 No.

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多摩大ジャーナル 多摩大ジャーナル 多摩大ジャーナル

経営情報学部 4 年

味蓼 恵月

大学生活で得られたもの

ゼミでの一枚 キャンパスで見える夕陽

趣味の絵

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︱多摩大学︱多摩大ジャーナル︱ No.

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私が大学 4 年間を通して皆さんに伝えたいことは、自分がやり たいことはチャレンジするということです。

私は長年学んできた書道の楽しさを多くの方に知っていただき たいとの思いから、書道イベント、中でも書道パフォーマンスに 力を入れて 1 年生の頃から活動してきました。

多摩大学でも少人数で先生や職員との距離感が近いことを活か して、自分の思いを伝え、書道パフォーマンスの機会をお願いし たことがありました。

1 年生の春休みの短期研修の時に、台湾の義守大学に行った時の ことです。プログラムの中の 1 つに文化交流がありました。そこ で学校に、台湾で書道パフォーマンスを披露したいという提案をし ました。それまで、国内では経験がありましたが、海外では初めて でした。用具の準備から段取りについての不安や当日の緊張もあり ました。しかし、安田副学長をはじめとし、国際交流課のチェン主 任など様々な方の協力により台湾で約 10 分間、音楽に合わせて書 道パフォーマンスをすることができました。台湾の学生からは大き な拍手を頂き、「書道は知っていたが大きな紙に書く書道は見たこ とがない」、「書道に興味がわいた!やりたくなった!」などという 感想もいただき、確かな手ごたえを感じることができました。

また寒川町での冬のひまわりライトアップイベントでは、光る 書道パフォーマンスをゼロから企画提案し、実行に移すことがで きました。大学側はもちろんのこと、寒川町観光協会の方々に数 か月に渡って、相談しながら準備を進め、FM 湘南ラジオで PR す る機会もいただきました。リハーサルと当日は大学生と高校生の ボランティアの方々にもご協力いただき、大勢の皆さんのご協力 を得て成功させることができました。台湾の時とはまた違った夜 のパフォーマンスを行うことで、自分の中での書道パフォーマン スに幅を持たせることができました。別の取材に来ていたタウン ニュースの記者が、記事内容を書道パフォーマンスに変更して掲 載いただいたというおまけまでついてきました。

これらの経験は、先生や職員の皆様が近い存在である多摩大学 だからこそできたと思います。皆さんもやりたいと思うことがあっ たら、例えきちんとした形になっていなくても、先生や職員の方 に相談して、力になっていただき、実現してみることをお勧めい たします。そこから、また新しい扉が開くと思います。残りの学 生生活もこのような機会をいただけたことを感謝するとともに自 分がやりたいことをチャレンジしたいと思います。それだけでは なく、4 年間で経験したことを活かしてより書道の魅力を国内外問 わず広めていこうと思います。

グローバルスタディーズ学部 4 年 

粟津 成冴

 やりたいことを現実に

冬のひまわりライトアップイベント  インターゼミでの様子

義守大学での書道パフォーマンス

大学 4 年間で作られる自分の基準は、一生続き、仕事に対する 姿勢、アウトプットの質、目標に直結すると考えています。そこで 大学入学前に、在学 4 年間で「本 1000 冊読む」目標を立てました。

この原点を掘り下げると、大学受験の失敗があります。5 年前、第 1 志望の大学に合格することができませんでした。志望大学合格を 諦めきれなかったため、両親に再挑戦させてもらえるよう説得しま した。再挑戦したけれど、限られた時間の中で適切な努力の量が 足りなかったため、第 1 志望の大学に合格することが出来ません でした。今でも当時の心境を鮮明に覚えています。合格できなかっ た悔しさを一生忘れることはないですが、正面から真剣に勝負に向 き合ったため、潔く負けを認めることができました。合格した大学 から「どこなら自分は勝てるのか」と真剣に考え、多摩大学に進 学することを決めました。偏差値という世間体ではなく、「実用的 な英語を身に付けることができる環境」が整っているため、グロー バルスタディーズ学部に入学しました。入学した当初は、難関大 学に進学した多くの友達と比較し、自分自身に対する劣等感を感 じることが頻繁にありました。しかし、「世界で活躍する」という 強い信念を持つことで、やるべき事に集中することができました。

本を 1000 冊読み終えたのは、大学 4 年生の夏前でした。毎日 3 時間の読書習慣と、毎月 1 万円分の本を購入し続けました。毎 週土曜日に九段下で学長主催のインターゼミに 1 年生から 4 年生 まで参加しました。毎週ゼミ開始の数時間前に、九段下近くの神保 町の本屋を訪れ、多種多様な本を探しに行きました。さらに、入 居している学生寮では気鋭の友達がおり、本から得た知識と見出 した考えを共有、深めることが楽しみの 1 つでした。

読書を通して気づいたことは、「勉強は贅沢」であることです。

この考えを体現した具体例が、大学 2 年生の時に 1 年間シンガポー ルへ留学した経験です。その当時、日本とある国の国際関係が非常 に険悪であり、「日本人」という理由で人種差別を受けました。シェ アルームしていた自分の部屋から出ることもままならず、過度なス トレス等が原因で体重が 10kg 落ち、病院で点滴を打つほどの状況 でした。この時に読んでいた本は、移民と難民に対する人種差別の 現状について書かれたものでした。本から得た知識と自分の考察は、

当事者本人しか見ることができない唯一無二の景色です。自分の考 えと意見を言語化し、他者と情報を共有しても、同じ景色を見るこ とはできません。さらには、読書は、「生きる意味」を見つける手 助けをしてくれます。多様な人生経験、偉人達との対話から、何が 自分の心に火をつけるのかを試行錯誤しながら、見定めることがで きます。本から見つけた「火種」を貰って来て、適切な方向性と量 の努力を続けると「情熱」に変わります。そして、「築き上げたス キルと知識を世界と分かち合う」ことが生き甲斐に繋がります。

最後に、多くの人の理解と目に見えない協力があって、今の自 分があります。感謝の気持ちを持ち続け、地道に努力と読書を楽 しんでいきたいです。

グローバルスタディーズ学部 4 年 

加藤 とまむ

 読書

神保町の本屋 切磋琢磨して高めあう友達

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