○山梨学院給与規程
(昭和 51 年4月1日制定)
(目的)
第1条 この規程は、学校法人山梨学院(以下「法人」という )に勤務する教職員の給。 与に関する事項を定めることを目的とする。
(教職員の範囲)
第2条 この規程において、教職員とは次のものをいう。
(1) 教育職員 (2) 事務職員 (3) 技術職員
(給与決定の原則)
第3条 給与は、本人の能力、経験、年令、職責等を勘案のうえ、社会的水準、物価、
法人の支払能力等を考慮して公正に決定するものとする。
(給与の種類)
第4条 給与は、本給(基本給)及び諸手当とする。
(本給)
第5条 教職員の受ける本給は、その勤務の複雑、困難及び責任の度に基づき、かつ、
勤労の強度その他の勤務条件を考慮したものでなければならない。
(給与の支給)
第6条 給与は、現金で直接本人にその金額を支給するものとする。ただし、教職員の 申出により、口座振替の方法により支払うことができる。
2 給与は、毎月1日から末日までを1か月として計算し、毎月25日に支給する。た だし、支給日が休日の場合は、その前日に繰上げて支給する。
3 教職員の給与から控除すべき額がある場合には、教職員に支払うべき給与のうちか らその額を控除して支払うものとする。
4 教職員に対して給与の支払をする場合は、その都度別に定める給与台帳に必要事項 を記入するものとする。
5 新たに教職員となった者には、その日から本給を支給し、昇給等により本給額に異 動を生じた者には、その日から新たに定められた本給を支給する。
6 教職員が離職し、又は死亡したときは、その日まで本給を支給する。
7 前2項の規定により本給を支給する場合であって、月の初日から支給するとき以外 のとき、又はその月の末日までに支給するとき以外のときは、その本給額は、その月 の現日数から日曜日を差し引いた日数を基礎として、日割りによって計算(以下「日 割計算」という。)した額とする。
(給料表)
第7条 教職員の本給は、教育職給料表、行政職給料表及び技能職給料表に定める級号 給による。
2 前項の規定による各給料表の適用範囲は、当該給料表に規定するところによる。
3 第1項に規定する各給料表に定める職務の等級の分類の基準となるべき標準的な職 務の内容は、等級別標準職務表によるものとする。
(給料表を異にする異動)
第8条 給料表の適用を異にして異動した教職員の異動後の本給は、原則として異動後 の職務に従前から従事しているものとみなし、その職務の複雑、困難及び責任の度を 考慮して決定する。
(普通昇給)
第9条 教職員が現に受けている号俸を受けるに至った時から、 12 月以上の期間を良 好な成績で勤務したときは、1号俸上位の号俸に昇給させることができる。
(特別昇給)
第 10 条 勤務成績が特に優秀で、理事長がその必要を認めた教職員については、前条 第1項の規定にかかわらず、その号俸について同条同項に規定する昇給期間を短縮し 若しくはその教職員が現に受けている号俸より2号俸以上上位の号俸に昇給させ、又 はそのいずれをもあわせて行うことができる。
(昇格)
第 11 条 教職員を上位の職務の等級に昇格させるときは、その者の資格に応じて、1 級上位の職務の等級に決定するものとする。
2 前項の場合において、その昇給させようとする教職員が現に属する職務の等級にお いて2年以上在級していなければ昇給させることはできない。ただし、職務の特殊性 等により特に昇格させる必要がある場合は、この限りでない。
(教職調整額)
第 11 条の2 公立学校教育職員に教職調整額が支給されている実態に鑑み、教育職員 に教職調整額を支給する。
2 前項の教育職員の範囲及び支給額は、山梨県の例を参考として、理事長が別に定める。
3 教職調整額は、労働基準法第 37 条の定める超過勤務手当の概算払いとするが、
算定した超過勤務手当の額が教職調整額より少額の場合であっても、その返還を要し ない。
4 算定した勤務手当の額が、教職調整額を超える場合は、その超過額を支給する。
(扶養手当)
第 12 条 扶養手当は、扶養親族のある教職員に対して支給する。
2 前項の扶養親族とは、他に生計の途がなく主としてその教職員の扶養を受け、かつ 日本私立学校振興・共済事業団において被扶養者に認定されている者(「後期高齢者 医療被保険者」となり、当該事業団の被扶養者の資格を取り消された者で、引き続き 当該事業団の被扶養者認定要件を満たす者を含む)とし、次に掲げる者をいう。
(1) 配偶者(婚姻の届出をしないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む。
以下同じ )。
(2) 満 22 歳の年度末までの子女 (3) 60 歳以上の父母及び祖父母 (4) 心身障害者
3 扶養手当の月額は、別に定める。
4 扶養親族及びその増減については、理事長に届出その承認を受けるものとする。
5 扶養手当は教職員について新たに扶養親族としての要件を備えるに至った者が生じ たときは、その生じた日の属する月の翌月(その日が月の初日であるときは、その日 の属する月)から、その支給を開始し又はその支給額を改定する。ただし、前項の届 出が事実を生じた日から 15 日を経過した後においてなされたときは、その届出を 受理した日の属する月の翌月(その日が月の初日であるときは、その属する月)から、
その支給を開始し又はその支給額を改定する。
6 扶養手当は、教職員について扶養親族としての要件を欠くに至った者が生じたときは、
その事実が生じた日の属する月の翌月(その日が月の初日であるときは、その日の属 する月)から、その支給を停止し又はその支給額を改定する。ただし、 22 歳未満の 子女に対する扶養手当は、当該子女が満 22 歳に達した日以後その年度まで支給す る。
(住宅手当)
第 13 条 住宅手当は、次に掲げる教職員に対して支給する。
(1) 教職員本人が賃貸契約者である借家又は借間に居住し、かつ家賃又は間代を支 払っている教職員
(2) 教職員の所有に係る住宅(準ずる住宅を含む。)に居住している教職員で世帯 主の者
2 住宅手当の月額は、別に定める。
(通勤手当)
第 14 条 通勤手当は、通勤の実情を理事長に届出、その承認を受けたうえ、別に定め る算定基準によって支給する。
(時間外労働手当)
第 15 条 教職員が山梨学院教職員就業規則第4条に定める勤務時間を超えて勤務を命 ぜられた場合には、勤務1時間につき、第 15 条の2に定める勤務1時間当たりの 給与額に100分の125を乗じた額(その勤務が午後 10 時から翌日の午前5時まで の間である場合は、 100分の150を乗じた額)とする。
2 教職員が、休日(土曜日を除く)に勤務を命ぜられた場合には、勤務1時間当た りの給与額に 100分の 135を乗じた額(その勤務が午後 10 時から翌日の午 前5時までの間である場合は、 100分の 160 を乗じた額)とする。
3 前2項の規定は、役職位にある教職員には適用しない。
(1時間当たりの給与額)
第 15 条の2 勤務1時間当たりの給与額は、本給月額(職務手当及び調整手当を含 む。)に 12 を乗じ、その額を週間の勤務時間に 52 を乗じた数で除して得た額と する。
(日直手当)
第 16 条 教職員が日直勤務を命ぜられた場合には、その勤務1回につき、別に定める 基準に従って日直料を支給する。
(期末・年度末手当及び勤勉手当)
第 16 条の2 期末・年度末手当は6月・ 12 月・3月に支給し、勤勉手当は6月及 び 12 月に支給する。
2 支給基準等については別に定める。
3 期末手当・勤勉手当の6月支給は6月1日、 12 月支給は 12 月1日、年度末支 給は3月1日を基準日とする。
4 第 18 条に該当する長期欠勤者は、同条の基本給の7割の期末手当を支給する。勤 勉手当は支給しない。
5 育児・介護休業における期末手当については、算定対象期間(上半期は1月から6 月
、下半期は7月から 12 月、年度末は4月から翌年3月まで)内の休業期間中は支給 しない。ただし、その算定対象期間の途中で、休業を開始又は終了した者は、実労働 日により、期末手当にその期間の実日数から日曜日を差し引いた日数を除し、さらに 実労働日を乗じた額を支給額とし、これを支給する。
6 基準日以前に退職した教職員については、期末・年度末手当及び勤勉手当は支給し ない。
(給与の減額)
第 17 条 教職員が欠勤した場合の給与は、その勤務しないことにつき、特に承認があ った場合を除き、欠勤の回数、程度を参しやくして、給与を減額して支給することが できる。ただし、退職、休職等の場合において減額すべき給与額が本給から差し引く ことができないときは、その他の未支給の給与から差し引くものとする。
(長期欠勤者の給与)
第 18 条 傷病による欠勤者に対する給与については、原則として結核性疾患の場合に あっては、欠勤を始めた日から1年に限り、その他の傷病にあっては、欠勤を始めた 日から勤続3か年以上の者は6か月、勤続3か年未満の者は3か月に限り、その基本 給を支給し、その後の休職、欠勤した期間については、本給の半額を、支給する。
(休職者の給与)
第 19 条 教職員が業務上負傷し、又は疾病にかかり、休職を命ぜられたときは、その 期間中、給与の全額を支給する。ただし、休職の期間は、法人から特別に休職を命ぜ られた場合を除き原則として満1年を超えることはできない。
(非常勤者の給与)
第 20 条 委員、顧問等の職にある者等で、常勤を要しない者の手当については、別に 定めるところにより、これを支給することができる。
2 前項に定める者以外の常勤を要しない教職員については、理事長は、常勤の教職員 の給与との均衡を考慮し、予算の範囲内で、給与を支給することができる。
(端数の処理)
第 21 条 この規程の定めるところによる給与計算において生じた円未満の端数は切り 捨てる。
(実施細則)
第 22 条 この規程の実施について必要な事項は、理事長が定める。
附 則
この規程は、昭和 51 年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、昭和 56 年4月1日から施行する。
この規程は、平成元年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、平成4年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、平成5年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、平成 10 年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、平成 13 年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、平成 15 年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、平成 17 年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、平成 20 年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、平成 23 年4月1日から施行する。