授業「エイズとともに生きる」の試み

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授業「エイズとともに発きる」の試み鎗3

授業「エイズとともに生きる」の試み

三石黒澤

初建

雄（教麿実践醗究捲導センター・選科教畜〉

一（横馬青立露上小学校）

小学校の教科書にも，牲菰興する爽容が多く含まれるようになってきた。それを受酵，現講でも盤に隣する捲導が進められてきているが，それが手擦彗の状懇であるというのも現族のひとつだと患われる。

本稿隷，その率でおこなわれた牲教官，エイズ教官のささやかな実践の鞍｛彗である◎

∈キーワード）エイズ教官，盤教書，小学軟教育

現行小学校学習指導要領への移行によ移，小学校低学年の桂会科と理科の廃艦，生活科の新設という大きな教畜課程編成上の変更がなされ，瞬時に教育内容・方法においても小さくない変更がなされている。体「薄科の第5〜6学年と理科の第さ学年で新盤に臠する教畜嵯の機会がと権わけ鉱売

されたことも，その変璽の一つである。

それは，罫牲まに騰わった現代歓会の抱える教育課題への鯉癒としてだ1すではなく，子ども自身が体・ヂ牲涯の学習を通じて，自分の体への自覚，

嚢己の猿遣と特籔の嚢覚とと麟こ飽人への溶覚を促される機会として積極的に受けとめておきたい。

この実践は，近隣の保健所主任の専門釣な知見を得ながら，子どもと観たちとともに学鷲活動をつく鯵あげてきたところにその特騒があるといえよう。今露まで「盤・エイズ教育婁に関しての実践炉様々な形態・内容で積み上げられてきているが，その申で注欝しておきたいことは，性・エイズ教官としてはじめたことが．その枠に牧まらず．

いわば子どもらの生活の｛t方．生き方にまで少なくない影響を与えているということである。黒澤実践で，「学校で撰便する子どもを冷やかしたむする子どもがいなくなったま「男女が以薦よ辱協力して活動をおこなうようになったまというのは，

決して靄然なことではないだろう。ここにも「牲教；育毒害生き方の教育につらなる謹という羅藤を晃いだ躄るように思われる。今後，様々な形態・内容でおこなわれている牲教官実践とあわせた検討，

「牲・エイズ教育まというような総合朗学習を教育課程にどう位置づけるかという検1討をおこなっていきたい。（三石卜初雄）

亙はじめに

今舞，様々なメディアからエイズ舛の精報が私たちに与えられている。少年少女が病気に簸み鰯晃に苦しみながらも，自分の現状に欝を背けず羨海きに生きようとしている姿から，大害か薬害かをいまだ争う製薬会桂や国の機鷺と感染者の姿など，心を痛ませられる事実，納得できない事実が§や耳から入ってくる。

しかし暮本人は（大人も子どもも1，獲Vや感染者に短して死しい認識を持ち．この琴老実を窃分達に身透な縫題としてとらえていないのでは，と慰むられる。我1がクラスの6年生にも．このことが繕様に感じられた。事議アンケート（欝鱗．9．

3§実施／では，鴻名中盤名がエイズに恐締というイメージを抱き，そして全員がエイズに鰐してマイナスイメージを抱塾ていたのであるひまた感染の仕方や経驚の知識もほとんどが誤ったもので，

今まで勝手にうつ琴やすく傭い病気聾のイメージをつく鯵あげてきたことがわかる。

そこで，私霞身のエイズに対する認識も威張れるようなものではなかった炉．子どもたちがエイズ（田V．PWA〉と共に生きる見通しを持ち，

それをこれから盤きる歓会の中で役立ててくればと懸い，本実践をおこなってきた。

また本実践は，原簿保健漸主任保健技蕪の菅聾クニ先生（以後，菅野先盤／に，授業に入って頂いた鯵（協力授業／，エイズに臠する最新の資料を随蒔礎盤していただいた陰と．多大なる協力を得ながら進めることができた。

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至艇橿鳥大学教畜実践覆究紀要第器号

簸エイズ教育と性教育

礎Vが多量に存姦する場藩は，灘蔽と糟糠，そして膣分泌液である。また獲Vの感染経跳は醗液

（注窮の園し打ち・鍵蔽製離〉，母子感染，セックス，この3つのルートだという，このような薫から，授業実践をおこなっていくと必ず姓に関する無識や罵語が子どもたちに必要とな琴，その予備知識がないことが授業を進める上での弊害ともな辱得る。エイズ教育を進める上で，盤麟接縫による感染について小学校では搬わず，中学校での学習に懇待するという考えもあるが，後の実践の実際で遽べるように，授業を進めていくと子どもたちはなぜ感染するの？樽弱どんな事で感染するの苧という疑鵜を露然に生み出してくる。その子どもたちのニーズに答えるためにも，エイズ教曹をおこなう上で．事薦の盤教奮（盤交教奮）は必要不薄欠であると考える。このように述べると，

私炉性教育（性交教奮／を，その後のエイズ教官のためにだけ必要であると考えて炉るのでは，と思われるかもしれないが，そうではない。

第S学年の保健と選科の内容を溺達させ，捲導書や教科書を矯騨学習を進めていけば，確かに子どもたちは懇春鱗にあらわれてくる2次性徴を知弩，自分たち炉大人に近づいている事を感ビてくる。そして，精子と弾子が綴会い母体内で欝分たちが；薄ってきたことを知穆，生命の糠穂さに心を動かされ．爾窺への感謝の気持ちも芽盤えてくるだろう。しかし．発達段講等で懸人差もあるが，

ほとんどの子どもが褻然と次の疑競を持ちはじめるだろう。私の授業後のアンケーートでは，男子の半数籔上，女子の約半数が「どのようにして精子は女性の体の串に入っていくのだろう？達という疑闘を持っていると答えた。徳人かの子どもたちは蟻舞たくないのかもしれない。寒蓉たい子ども炉多いからといって性交教袴を学綴全体でおこなっていいものか。私自身はこのことに不安を感じながら性交教育をおこなう機会を待っていたというのが本音である。私が業縁で性交軟膏をおこなったきっかけはある子どもが纒書館の絵本を教室に持ってきて男子羅士で読んでいたことである。低学年梅きの本ではあるが，私たちはお母さんか

ら生まれてきたけれど．お父さんは穂をする人なんだろう㍗という視点からお父さんの役離を探るなかで自分たちがお父さんに轍ていることから，

奮弱§一華2

私たちはお母さんのあかちゃんの駆（灘子）とお父さんのあかちゃんの種く精子）から誕塗したことを知る。そしてそれらを「ひとつにくっつける」

という言葉で受精を表現している．お父さんとお母：さん毒｛姦翅の申で抱き合い．轡i器（内性器）講士が鮫れ合う場面の挿絵があるが，文章の率ではペニスをワギナに挿入すると騨つた説購はない。

議しは戻るが，このときの教室の雰醗気はというと，男子炉飼人か集ま鞍穂かニヤニヤしながら，

詩には大きな声を発し笑いながら饒んでいる。そして女子はというと，簿か男子が悪いことでもしているように冷めた目で男子を見つめ，購の方でこそこそと集まって女遜士で楼談。しまいには私のところにきて「先生，男子が擁か変なこといってくる3と叢ってきた。子どもたちは「変なこと」

として牲のことをとらえてしまっている。今早い時難に盤交教育をおこなっていかなければ，子どもたちがこれからも歪んだ撹点で牲と懲会っていくのではないかと考え，早速，次の学綴活動の時麗に性交教官をおこなうことになった。準備はあ除きた鞭の男雛器と女難器の懸だけ。教職i隼§

で．今思い濃しても本当に麹足弩ない授業であった。自己嫌悪に臨警ながら授業を撮む返ってみるとその海容は．繊幾饗の男雛器と女性器のしくみと機能を振琴返る．麟講親か愛し合って性交がおこなわれ。露分たちが生まれたことを知る，（3盤交やセックスなどの舞窪餐｝を知る，と害うことであった。また5年生と雛う発達段踏をふまえ，コミュニケーシ婁ンとしての盤には験れず生殖の盤に鰻足した捲導であった。

この指導を土台とし，菅野先生力竃先生方旨や子どもたちに見てほしいと繧介してくれたビデオ『子どもたちへ一いのちと愛のメッセージー登を教耕として，次年度（§年生時／に性交軟膏をおこなった。このビデオは性教育に関して大変参考になるだけでなく，教緬が内容を据握して子どもたちと一一緒に見ることによむ．噺分に性教育の授業を進めることができる教材であると考える。

ビデオの再生とともに授業がスタート。まず神嫉の境内で，数人の小学生の男の子が隠していた

ポルノ雑誌を麟し読みしている場面。そして女の子たちがその姿に鎌悪感を持ち，男雛の撞任に告発する。それを機会に握任と養護教護が協力して牲教鳶を実越しようと決意する。子どもたちと，

それを取む巻く親や教離すべてが主人公であるが，

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授業旨エイズととも菰強きる」の試み ^欝5

次分三者σ屑隻数欝における変容；び，このビデオのポイントであると考える、、

櫛ポルノ雑誌に興瞭を題す響の子たち。

12｝経義の薦三乗蔑によ琴議｝霧紅鱒して簸悪感を持ちはビめる女の子／辮潮が鎗まる）、、

13｝静養の子どもの鍵。

ビデオの串の第i次の授業で慧，2次髄徽での

捧の変秘，男性器・女盛器グ）名称や機能を学ぶ一、

この部分は私の学綴で獄畿饗事項の確認となった。

そして第2次，鴛交についての議し合いがある。

離業譲分は，砿なぜお濠さんの小さい穴ζ駿）にお父さん4）ペニスが入ることができる講か？の質遜に修して・舅女構互の愛があることを蕪揚1こ入瞬の体が機能鵡難つ合攣1霧にできていることを菱どもたちに伝える。この部分蝕，幾習事壌をさらに深髭させて復鷲できた．そこで次に「愛があ

才駕毒ま，づ諾鏡鐙三でもセックスをしても㌧、裕》の？藩という靉靆が，｝どもから鐵てくる，，ここでビデオを停鑑。

ぞ1みんなは愛があればセッケスをしてもいいと

、蟹う？

C l私はしたくな録㌔

（〕：まだセックスはできないんビやないかな（機能的に）？

C：もし精選1騨あったら，鰻：長しているということなので，セックス1まできると患う。

T：できる？そう，鯵こ薄書大入毒こな才暴蜜セックスすることはできると思う。でも，今みんながセックスをしてもいいのかな？

C lしてはいけないと患う一一。（多数｝

τ：どうして？

Cτもしも赤ちゃん勇奮できたら脳る。

C l赤ちゃんができても，窪分たちだけでは育てられないと患う。

C：学校1こ行雑なくなるんじゃないかな？

C l（ビデオの書葉を欝琴て／大人になって毒ちゃんが欲しくなってからの方がいいと思う。

T lいろいろ考えが轟たね。先生もみんなと購ごように考えています。

議し合いの後，またビデ産を再生。ビデオの中で教麟がその質鵜に対して答える。その指導は，

先ほどの子どもたちの意見とほぼ瞬じ内容である。

この遺程で子どもたちは，新体炉大人でも，まだ

（毛・が〉本嶺の大人でない。3ということをとらえ，

§分たちがこれから鐵会う姓（セックス／に対し

ての箆通し（心請え）を持つことができたのではないかと考える。

このビデオのポイントと蕪遽した子どもたち1ま難教官を受けていく還程の中で，次のように変容

していく。

縫1落ちていたポルノ雑誌に暮もくれず，巣から落ちてしまった雛鳥を嚢鞭ようとする（命の大窮さを知る）。

1饗馨女の捧グ）しくみや饗篠について考えを深め，

舞霧の捧内の赤ちゃんの議長1を家躾と一『日繕紅1鞍うようξこなるっ

鋤縁義かち，父幾と愛し合って欝分を生んだことを縫いて安心感を持ち，さらに羅蔑1こも命を大篝算するように進書するようになる。

いささか穣籔的で，爽嶽の中だ諺の饑寒事と感じられるかもしれないが，子どもたちの生活に望ましい姓教奢を受経たことσ）影響1ま，少なからず現れてくる縣現に私のケラスで，学校で誹褻をする子どもを塗やかしたむする子どもがいなくなった諺（娠議1はかくれてトイレに行かなければならないような状溌であった），男女が銭講よ瞬裏方して活嚢をおこなうようになった琴という姿がみられる，，一斑，雛教畜とは無縫徐なような事象のようだが，人聡の体のしくみや心について学習することは，羞恥心からうまれる陰縫な蕎勤，そしてそれらが登緩したいじめ撃簿をなくそうとす過程の申で，重要な役畜を果たし得ると考える．

このように雛i教育は人が入らしく生きるため紅必要な知識や愚考力を資んでいく学響であること

を遜べた上で，私は難教畜が，エイズ教欝を絞立させるための十分条件であることが事実であることも伝えたい。

羅実践の実燦

（覇実践の欝薩

① 第雑寺病気の予跡（エイズの重体1 〈保健〉至〆2

②第2蒔病気の予防（エイズの予防／

〈保健〉2〆2

第3鋳エイズとともに生きる（学綴活動）

学習発表会麟エイズ ⑤

④

（2／授業の実擦①

i 単発名病気の予防（エイズの五体／茎／2

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玉総橿轟大学教育案銭醗究紀要第爵号

2．本締の欝標

エイズに対する蓋しい知識を持つ事ができる 3．授業の展灘

（丁豊：握任丁が菅野先鑑 C：子ども〉

◆僅罪の推定磁V感染者数と，それの燈鼻人口に霞める割合を提示し，子どもたちに課題をつかませた。エイズはどんな病気なんだろう

そして，事前アンケートで子どもたちが短琴たいと答えたことの串から翼題を提示していった。

問i エイズウイルスが体の中に入るとなぜ病気になるのだろう？

C l（プ華ヌントに露分の考えを書く。／

T、二考えを発表してください・

C l颪郷などもウイルスから病気毒こなるので，ほかの病気と疑じだと患う。

C：ほかの病気と違って，跡か瞬こくいウイルスだから，体の中に入ると病気になってしまう。

C lエイズウイルスが体の中で増えていくからだと患う。

C：撲もなんかのひょうしに（ウイルスが）堪えていくと思う。

膿1どうして病気になるのか菅野先生に闘塾てみましょう。

Tピみんな巌嵐郷をひいたことがあるよね？

C：（あ琴ます。〉

Tゴ風騒のウイルスが棒の率に入ると白難球の中のリンパ球かそれをやっつける働きをします。

◆麟を驚いて．リンパ球中の騨員や免疫の饑きについて説墾。

でも獲Vは講令窟のヘルパー丁纏胞につ赫ちゃうんです。そして蟹Vはヘルパー丁綴胞のなかで培えていくんです。講今宮がいなくなると命令が鐵ません。それで免疫の力炉弱くな鯵病原藍と戦うことできなくな馨ます。それで普通の人なら平気な病気に掛かってしまうのです。これがエイズです。

Tビエイズウイルスか体の中に入ると，どうして病気になるのかわか穆ましたか？今蓉野先生の議しの中で，H至Vが鐡てきました。エイズゥイルスのことです。これも覚えておきましょう。

◎図を使い，子どもたちに大変分か弩やすい説明だったと考える。またエイズの学習のおいて，免疫の知識は必要不再欠であると考える。

欝騰一12

乳：次はこの問題を奪えてみよう。

潤2 灘Vが棒の中に入るとどれくらいで死んでしまうのでしょう。

C l（プリントに露分の考えを書く。／

丁重：考えを発表してください。

C：免疫炉やられてしまうから．すぐに死んでし

まう。

C注か月。 C淫遺題。 C：半年ぐら恥。

C淫隼ぐらい。

C：けっこう長く盤きれると思うから鯵隼ぐら》・。

C：人によって違うと思う。大人は子どもよ吟体力があるから長盤きする。子どもは磁Vに感染したらすぐに死んでしまうと思う。

Tジみんな魯々な考えがあるね。奉当のところはどうなんだろう？菅響先盤に震いてみようね。

T2：なかなか違い数字オ艦あを｝ましたね。大毒こよって違うというのは，どのくら雛の違いがあると患う？

C：i隼ぐらレ・は違うと思う。

T2：風駆はすぐはやるでしょう。でも難董Vは．

体の串に長く潜んで．体の抵抗力がなくなるの待っています。

◆麟を編いて，感染してから発病するまでの段購

を説瞬。

先嚢，籏浜で羅際麹なエイズの会議かあ辱ました。それによると欝Vに感染して鐙年経っても．エイズにならない人が8％もいるそうです。

磁Vに感染しても鯵人差があるんだね。でも韓隼，鰺隼でほとんどの人がエイズにな弩ます。

このように，感染してもエイズになってすぐに死んでしまうわけではあ鞍ません。

Tジみんなの予想と比べてどうだった？

C：患ったよ絵長生きすると患った。

C：綴Vに感染しても，すぐには死なな塾ことが分かったG

T、：もうひとつ，菅響先生から，感染者の入とエイズの人とは違うというお議し炉あ弩ました。

これは大事なことですね。普段もこの二つ矯語（感染者と思考／を，区幾して使うようにしましょう。

次は，この問題を考えてみよう。

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授業rエイズとともに生きる蓬の試み ^董解

瞬3 エイズの薬はあるのでしょうか？

C：（プリントに露分の考えを書く。／

Tジ考えを発表してください。

C：薬はまだないと思う。

C：発病すると死んでしまうのだから，薬は艶講にないと思う。

C：あるけど，あま琴病気に合って雅ない薬だと思う。

C：僕もあま移動き目のない薬だと患う。

Cニエイズになるのをのばす（発病を遅らせる。）

薬；があると患う。

C：だれかが食い薬を灘発牢だと思う。

罫1たくさん考えが鐵ました。では，菅野先生に麗雛てみましょう。

Tピ薬はあるんです。でも残念ながらエイズを完全に治してしまう薬はまだあむません．今どんを治療をしたらいいのかは，ヘルパー丁総胞の数を調べると分か穆ます。それによって，症状を押さえる治療をします。

① 免疫が弱まってかかった病気に対する治療。

②紐Vが培えるのをおさえるための治療。

③免疫力を薦めるための治療。

これらの治療によって，発病を遅らせた鯵，

命を延ばした塾すること；びできるのです。また，

獲Vを予隣する薬はまだあむません。褒産多くの麗で食い薬を覆究申です。必ず良い薬炉できると愚》ます。

喰1今獄まエイズについて，いろいろな勉強をしましたね。｛畿か質霧のある人はいますか。

C lエイズはどんなことでうつるんですか？

丁玉：そうだね，どんなことでうつるんだろうね。

このことは，次の時糞垂こまたみんなで隻塞強しましょう。少し考えてきてみてください。

T、：それでは，今饗の勉強で分かった事や懇懇をプリントに書いて発表してもらおうかな。

C：エイズがどんな病気なのかがわかった。

C l喪い薬ができるまで，感染しな魏ように涯意したい。

Clすぐに死んでしまうと思っていたけど，エイズになるまでに（感染してから／欝奪ぐらいかかることがわかった。

C：早く喪い薬炉できるといいなと思います。

C l将来，露分でエイズの薬をつく鞍たいと思う。

◎本授業後のアンケートでは，エイズの感染経酪として，事蕪アンケートよ舞人織に盗濠に関する事項を挙げる子どもが増撫した。これは子どもたちが授業でしっか鯵と．薮至V善書免疫（窪露球1の仲霧〉を竣撃するウイルスであることをとらえた縮果だと考える。

また，懇懇に将来，露分でエイズの薬をつく弩た》・茸と発表した子ども寿書いた。これは，エイズを身透にとらえ真鑓に取鯵績んでいこうと，子どもながらに考えているのだと私は感じた。

紛授業の実瞭②

i 単元名病気の予防（エイズの五体／2隠 2 本蒔の目標

3．

欝Vの感染のしかたと予防について知る。

授業の展籠

◆導入ではビデオぎ免疫とエイズ欝を3分鷺に纏集したものを視聴し，蔚鋳の学響を振舞返った。

このビデオは，アニメで猛墨Vオ鐘どのように髄き．

免疫力を弱めていくのかを分か翰やすく説賭してくれ，小学生にとてもあった教材であると感じる。

ビデオ視聴後に，本時の課題について確認した、

T、：今鐡まどんな魑強をしたいと醤ってたっけ？

C涯｛Wはどんなことでうつるか？ということ。

T、：それでは今騒もまた，萱鬢髪生と一緒に勉強していきましょう。

雛Vはどんなことでうつるのだろうか？

T、：どんなことで蟹Vに感染するのかを予想してみよう。

◆子どもたちは，感染すると思う事項，感染しないと思う事項をそれぞれをカードに書き，それを黒板に貼っていった。

《子どもたちの考え（複数意見〉》

翻論☆∵鉾「

1蚊麟ブラシセックス l l 丁重：うつると思った理滋を難いてみょうがな。

C：繊麗は咳やくしゃみからもうつる。だから，

欝Vも咳やくしゃみと…緒に鐙てきてしまって，

そのくしゃみを受けた人はうつってしまうと愚

う。

C l霞Vがうつっている人の壷濠の中にはウイルスが入っていると患う。だからその壷が皮膚に

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i鰭轟轟大学教鳶莫践鞭究紀要第2§号

つくとうつってしまうと患う。

C：叢茎薄縁奉毒こっくと，そこから｝鷺》オ虜入っていってしまうと想う。

C二輪簸も，それ．でうつるんだと思う。

丁玉：みなさんの考えを闘いていると，なるほどそうかなと患えるんだ隷ど，もしみんなが言っているようにうつったら，量弊申が獲マの感染者だら轄になってしまうかもしれないね。

◎年齢の近い感染考の少年を艇1として挙影ずれはf，

エイズという病気を身選に感じ，よ鼕鼕解しやすいのではと考え，ジョナ号ンの本 5 から露葉を構聡し，騰Vの感染経黙について考えさせることに

した。

τドアメリカの少年ジョナサン震は，普通の人よ諺小さな体で生まれたんです。その時に命が危ないということで，なんとオ忍駒けようと治療がおこなわれました。その時の輸盤が療毯で，

ジ彗ナサンは張Vに感染してしまったのです。

帖ジ3ナサンくんは咳もしますし，家譲とキスもするでしょう。また生活している申で．自分の蓋がお母さん尋こついた毒したこともあるでしょう。それでもジ3ナサン看の家族は，だれ一人として感染していません。実はみんなが懲してくれた考えの中で，うつると愚わ蕊るのはセックスだけなんです。

◎ここで鐵Vの特徴（盤質1を知ることによ諺，

子どもたちが懸Vを感染しにく恥ものととらえ，

自分たちの考えを変えていくようになると考え，

エイズの特徴をいくつか挙げた。その串で，よく聞かれる讐蔓Vは普通の生活では感染しなレ轡や鷹常生活では感染しない滑は，感染者を差翳することにもなむ得ると思い，そのような表現は避けるように謡癒した。

《エイズの驚鐵》

熱に弱い・緯鑓藩に薄めると感染力はない

・睡濠，涙．汗，嶽にはほとんどない

・健康な皮膚からは感染しない大鹿のからだの串でしか生きられない

・籔Vのすみかは灘簸・精濠・膣分譲蔽

◎獲Vの特籔を挙げたことによ吟，子どもたちは懲Vの感染経露をセックスだけに醸足した様子で，

その後に質講をする子どもがいなかった。それで授業適程を変更し，私から菅野髭生へ感染経鋒についての賛同をする彫をとったG

T重：琵至Vはセックスでしかうつらないのですか？

橋懸一管

τ、1う一ん，難しくなってきますね。本妻はあと2つくらいあるんです。、

争涯財孝）翻し打ち・舞子感染の説霧1略／

◎予防のしかたについては，次のような事壌を考癒し，再びジョナサンの本から携耀しながら説明

した。

① 子どもたちが．エイズだけが鞍懸な病気でなく，飽裟も漣意しなければならな疑感染症があることをとらえられるよう毒こする。

②子どもたちが，感染症を防ぐことのできる彗常的な方法を矯る。

F一一 W書ナサンの本からの雛構文（糠粋）一㎜r 嚢のお兄ちゃんはね，………つま導エイズと1

暮らしてきた繍轡ど・回廊かかって

なんかいな塾よ。（途中略／

きっと縷の家族もみんなの家族と難じだよ。i 家族なら…緒に食事をするでしょう。たぶん，1 絶1こ入のお縷から食べ鞠を取って貧べること1 もあるでしょう。うちではそんなことはしなi いけど食事はいつも一緒。エイズは講じお懸i の宣べ鞠をつつきあっても決してうつらな》i けれど，ほかの病気はうつることもあるんだっi て。だから，羅じお羅を使うことはあま舞い1 いことじゃないね。あと，うちでもひとつやつていな塾ことはね，一つの歯ブラシを一纏に一使うこと。でもそんなことをやっている人がi いたら．本当にぴっく給しちゃうよ。お臓…

呂……，トイレ……，患鐙｝……，ひげそ辱……，i 抱擁……，＜途串略〉幼稚鍵で友達に，

ゼもし，僕がころんでけがをして難iが墨たら，

みんな瞬けを呼びにいってね。看達が僕を覆頚けようと懲っちゃダメ。僕1の癒にさわっちゃいけないよ。」

C：もし繕かあって，麹人の姦を懲ってしまったら，その鋳はどうずればいいのですか？

丁重：よく水遊で洗ってくださ》㌔流した水道で洗うだけで心翫あ琴ません。それから，友達がけがをしたのなら，ジ翼ナサン慧が書っているように嚢分で手当てをしょうと患わないで．先生や大人の入を大声で呼ぶようにしたほうかいいですね。

◎ジ翼ナ号ンの書葉を彊絹したことで，予防法だけでなく感染者の覆めた瀬いも子どもたちに少なからず伝わったと考える。このことが次鋳の共生

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授業「エイズとともに生きる」の試み ^欝9

の授業にも生きてきたむ

T、：今講の授業で分かったことを書》て発表してください。懇懇でもいいです。

C！エイズはキスや輸壷ではうつらな塾が，セックスなどでうつることがわかった．エイズだけが悪い病気ではないことも分かった。

Cl｝難Vはうつ弩にくいことが分；かった、，またエイズが体の中に人ってきてほしくないので，予紡方言去をしつ毒踏｝守って生1善して㌧寒きたいです。

C lエイズはセックスや麻薬などの鋳σ）注麟でうつることオ雀オっオΣつた。衰耄ノ丸の垂至毒害ついたら水遊で洗えば大丈夫だ。｝羅Vは弱騨事が分かった。

C二もし聡達って飽入の嚢に験ったら，水遊で洗えば感染力が弱くなるので大丈夫だ。ほかの病気の予隣にもなる。

◎子どもたち一・入ひと辱が，カードに書塾て魚板に提示することで自分の考えを産し，意欲を持って学習に取垂｝緩むことができた。またそれを感染者の声をもとに解決1していくことによって，よ辱実感できる学轡になったと考える。事後アンケートからは，ほとんどの子どもが，今までの鰯違った知識を歪し，望ましい方爽に変容しているのが見られた。

紛授業の実際①

i．単元名エイズとともに生きる 2．本時の§標

感染者や患者との共生について考えることができる。

3．実擦の展磯

◆まず，事蕪アンケート（感染者の友達が転校してきても晒いか？）の結果を提示し，来て欲しくないと答えた子どもに遽癌を縫いたみた。

ニサ

麟談論膿ll！1』』』』：二』』1！罐1

丁員なぜ（感染者が転校してくるのが）様だと

懇、つたの？

C l（鰹となくいて欲しくない。／

C lエイズがうつらないのは分かるけど，講じ教室にいるのは粥となく嫌だ。

◆ここでライアン書の写真纏エイズと縫った少年の麗緑野の表紙をカラー拡大コピーしたもの〉

を提示した。

丁重1だれだか知っている？みんな会ったことがある？

C：ジ鐸ナ号ン？

T｛1講じアメ弓毒入だけど．この子はライアン鷺です。どんな入か知っている？

C lエイズの入？

丁重：みんなが酵がをして簸が鐵たらどうなる？

嚢は流れっぱなしかな？

C lままる。少したつと暖まる。

T，：ライアン茎離ま，生まれつきみんなよ鞍鐵1毅が慮まるのが遅い病気なんです。それでちょっとの傷でもたくさん灘が鐵ますから，大変なん

です．鑑蠹毒｛議たとき簸二まらないと臨る毒》ら，薄霧

もって鐡醜が鑑ま絵やすくするような薬を注癖していたんです。その薬の中に鐙Vが入っていたために，ライアンi君は感染してしまったのです．ライアン嚢は盤才の鋳に，お医者さんに「あなたはエイズですよ豊と教えられ，あと三か稽の命だといわれたそうです．みんなが今そんなふうに言われたらどうだろうね。この写真は舞歳環の写真だと思う？

C：i2歳 C：鯵歳 C：銭歳

C：漢らと舞輩じくらレ渇の琴嚢だと思う。

丁重1実は，これは舞歳の鋳の写真なんです。

C：（驚き）

丁玉1ライアン1君はエイズだといわれてから，いろいろなことと疑ったそうです。

◆このあと，次のように板書した。

努アン趣「…㎜

^{uとたたかった}

Tビこの中に誰か書葉を入れられる人はいますか？

c：難V。病気と縫ったと患います。

C：自分。病気で苦しんだのだから，農分との灘いだつたと思う。

C：みんな……。感染者だから，きっとみんなに嫁なことをされたんじゃないカ、と思う。

覧：みんなそれぞれ考えがあるようだね。それでは今露ま，ライァン書が徳と麗つたのかをみんなで考えてみよう。

◎1アンケート結：果やライアン悪の写真の提示は，

子どもたちが課題をつかむ上で熱果的だったと考える。また、繭2時の学習で子どもたちが得たものは，本鋳の学習に取舞鰹む上で大切な髪麹1を振ったと考える。

◆次に，議iみ資料ライアン撫ホワイト巻のたたかい磐を範議した（約5分／。羨遠野エイズと麗つた少年の糞登録茎の内容を私力薩友粋し，書き直した

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玉i毒橿鳥大学教畜実跳覆究紀要第29号

ものである。書き竄したといっても，表現などは本文のままである。内容や簿繊は次に記す逓弩で

ある。

《は￠めに》

ライアン慧が学校に戻る権鵜を裁講で勝ち取鞍．

大会で講演をしている中で，今まで自分がおかれていた状溌を振鯵返書，それを私たちに訴えよう

とする場蚕。

《教会で》

穫炉退錠してきてから．自分の住んでいるココモの簿の人が自分を歓遅していないことを，教会での挙し拝のときに気づく。

《学校に弩曇ない》

彼を歓還してくれないココモの人たちが，彼が学校に通うことを擾否していることを，舞幾から気iらされる。綾は無知なココモの霧の人を嘆く。

《裁甥での勝利》

霰は裁鞍で勝率華し，再び登校することになる。

しかし依然として嫁がらせは続き，纏のi家は引っ越しを決意する。

《新しい学校》

新しい欝シセ｛コの人達は，稜を歓還してくれた。

シセロの学校の友達が．彼に普通に接してくれるのは，エイズの勉強をしたからだと奮うことを感

じる。

《おわ←銭こ》

彼は露分が有名になってしまったことに対して，

エイズで有名になんかな馨たくなかった，普通の少年でいたかったと話す。

τ董：ココモの欝とシセ震の繕とでは，どこが違ったのかな。

C：ライアンはココモではいたずらをされたけれど，シセ凝ではそんなことはなかった。ライアンは撰っ越して良かったと患う。

C：ライアンはココモの簿では嫌われていたけれど，シセロの欝ではそうではなかった。

C：ココモの簿の人はエイズをうつされたくないと患っていたから，ライアンを恥じめた。シセ覆では，ライアンを歓達してくれた。

C lココモの簿では，競もライアンのことを警戒していた。シロセの露ではうイアンに声をかけたむしてくれた。エイズの驚強をしていたからだと思う。

◎ここで，自分たちが感染者にどのように接していけばよいかを，実感をもって考えるようにと思

薄弱§一葉2

い，次のように進めてみた。

Tジもしみんながライアン愚だったら，どのよ一うに友達に接してほしい？

C：シセ凝の人のように歓遅してほしい。

C l声をかけてほしい。撲と仲よく遊んでほしい。

C：普通でいい。みんなと講じ青書い》㌔

τぢみんなと同じにしてほしいんだG

C l僕も，購に親燐にされた鯵特騨搬塾された馨しなくてもい塾。ほかの友達と瞬じように接してもらうだけでいいと思う。

簸：みんなそれぞれ思いがあるようですね。では，実霞に量雰や§本の感染者の人たちはどんな生活をしているのか，どんなことで苦しんでるのかを菅野先生に闘いてみましょう。

T2：三露授業をやってきましたね。みんながだんだんココモの人たちからシセ滋の人たちのように変わってきたなと私も感激しながら驚いていました。でもみんなはもしかしたらエイズを，

ライアン鴛やジ5ナサンのようにアメ積力だ鯵の議しだと思っていないかな？

◆ここで欝庫入感染者の鰐を挙げた。

T，1目本の璽鷺は去隼（緯鱗隼〉の鴛月ある会議で懲己紹介した鋳にこう害いました。「僕は Mです。まみんな露分の霞己紹介するとき縛と言いますか？

C：（露分の名蔚を覆う。〉

τ、：欝叢はどうして麩分の名離が誓えなかったのでしょう？この少隼が露分の名鋳を言えないと言う苦しみを会議に鐵潔したみんなが感じたそうです。どう患います？

C lエイズだとみんなにわかるの嫌だったと思う。

孚至：どうして？

C：エイズだとわかると，みんなに差翳された弩するから。

◆ここで感染者の蓋しみ（縫う構手／として．

病気死への恐締鶴見や差騨

を挙げた、特に最後の傷見や差騒歌に苦しむことが感染者や患者にとって一番の痛みではないか，

ということを子どもたちに議した。

製1みなさんと今馨まで楽しく魑強してきました。懸後に私が書いたいことは，亜しい知識を持っていてもなかなか普通に付き合えないのは，

本盗にその人のことを考えていないからかもしれません。構手の心を本気で考えてあげなければと思います。

(9)

授業「エイズとともに生きる握の試み ^重縫

T、：これからは友達だけでなく，みんなの家族や親戚；が感染者になるということもあるかも知れません。これからみんなは感染者の人たちとどのように接していこうと思》球すか？みんな．

にはどんなことができると思いますか。みんなの気持ちを闘かせて下さい。

C：もし感染者の入に墨会ったら，親切にしてあげたい。

C l感染者の人たちはいろいろなことと麗っているのが分かった。また，その寧でも偏見や差鷲と灘っていることが一番苦しいことがわかった。

その人の気持ちになって考えてあげたい。

C二ほかの友達と購じように付き合っていく努力をしていきたい。

T、：今欝まで3縛翼エイズの勉強をしてきました。みんながこれから生きていく中で，この勉強が役立つときがくるかも知れません。その時に，菅野先生に教えてもらったことを是葬患いだして欲しいと愚弾ます。

◎子ども一人ひとむが，露分な鱗こ露分の霞葉で，

感染者に対する露分の態度（心購え）がどのようにあればいいのかをノートに綴っていた。授業霞棒には．これから政善すべき点はまだまだ多くあると思われるが，子どもたちに情鞍を与え，嶽分を撮む返らせる縛穏を与えることの必要性を政めて感じさせられた。

《授業後の子どもの感想文》

エイズの勉強して六隼濃辺真猛撲は最秘．エイズの勉強をすると聡いた縛野エイズなんかめんどくさいな璽と思いました。でも，クニ先猛の語を縫いていると，とても楽しかったです。エイズはどんな病気か1 とか，どのくらいで病気になるかなど，とても分か鯵やすかったからです。それに．たくさん知らなかったことがわか弩ました。セッグスや，麻薬をするとうつることもわか琴ました。それに，勉強をする蕪はエイズの人が転校して来たら［無視をする達とかr近よらな》彗と思って晒ました。でも，魑強してからは普通に学校で接することができるような気オ産してきました。

ライアン叢ホワイト鴛のことを縫いた時，

ココモの人たちが．とても悪いことをしているように感じました。でも蕩のぼくもそのような人になっていたかも知れません。今のぼくはシ冒セの入になれそうな気がします。

⑤ 学習発表会での実践

我炉校の学習発表会は，P響Aか協力的で参綴巻炉多いだけでなく，発表会後には親子の集いと嫁してゲーム大会や餅つき大会炉あ鯵，大変楽しい雰醗気でおこなわれている。

私のクラスは，学習発表会の鎗嚢繭（第3特の学級活動の授業）に，まだ饑し鞠が決まっていない状態であった。それは私の心の申に．子どもたち炉欝主的にエイズの麟を発表し．爾羅や地域の人に啓蒙してほしいという願い炉あったからである。できるだけ無理強いはしたくはなかった。

授業後の学綴活動で私は子どもたちにこのように話した。

「みんなにとって最後の学習発表会ですね。学習発表会はみんなが勉強してきたことを，お父さんやお母さんに発表する機会です．みんなで良く議し合って議し勃を決めてくださ》㌔」

男子の中からはエイズの読み勃資料をもとに麟をつくって行こうという意見が鐵てきた。しかし予想どおむに女子は，もっと感動釣な麟をしたいとばか瞬こ，縫にいろいろと題材を鐵してきた。

私はひと誉も狐を鐵さずに，それを見守った。最後の学蟹発表会だからという女子の気持ちもよく分かったからである。結縁その時暖海には決まらなかったが，2蒙後にやっとエイズの麟をすることに決まった。「先生は1どっちがいい？」と露かれ，「授業で魑強した事を発表したほうがいいか

もしれないな。まと答えた一言で決まったのである。練習鋳幾は葬常に煙かったが，子どもたちは男女とも協力し工夫しな寮ら麟をつく辱あげた。

海容は読み鞠資料の漸々に，免疫の鶴きやエイズがどのように免疫を壊していくかという説窮を換えたものだった。握任の私が言うのもなんだが，

鰺分強の本番の中で，子どもたちは元気はつらつに演技し，エイズについて学習したことを観客に分か弩やすく表現できたと思っている。

また発表会の後に，保護者からエイズ教育への感想をいただいた。その一藻を紹介したい。

保護者から

エイズに臠して鷺違った考えを持っている人がまだまだいると悪います．この麟のよう1 にエイズを理解すれば．エイズに録する偏見はなくなっていくのではと愚恥ます。

遠い騒の病気だと愚っていましたが，私た 1ち親ももっともっと魑強する必要炉あると思，

(10)

i董2 蕪編大学教奮実践難甕綻要第2§号難弱一篇

います、（保護灘（）さん） 1 病気の牲震を知った弩，これから爆登的にi 増えて難く病気だなどと震う羅遊を饑くと， 1

これから織窪して恋愛や結婚，そしてお産を1 経験していく子どもの簾境のすぐ隣にエイズi

が擁して蝿ことは二建も1ことって嬢i

なことだと奮うことはわか弩ます。ですから…

今1羅1子どもたちが学校でエイズ紅ついて正しi 糖無識を学饗したことはとても濃かったと愚i 疑ます．（檬護鷺τさん〉 …

『鱗たちは子どもたち鰍こ考えて・『

蜷鋼って暁よ猛悪糠就た・このi

気持ちのままで遵い将来に慈染考に醸会った・

ときに接することができたらなと思います。

子どもと一鶴1馬講じ1人鵜として事等に生きi る梅毒き勤辱あることを雛養聾してレ・きたいと思い一まず。（保護蕊Sさん）

この後，授業参観嚢の学綴懇談会でも，エイズに色まらず性についても親子で議し合う機会を持てた，という議しを繰護者から耳にした。義子で盤について譲弩合える姿は，基本であ玲ながらなかなか実現しないものではないだろうか。このような議しを保護者から獲診たことは，私にとって大変嬉しいことであった。

し去ることオ玄できないものなの雍｝も難牽駈ない、、今・

後もこ融点については．新たな実義を通して考えでいきたいと思う。

騰力授業についてだが，授業の中で鷺ll弩が多く置銭た琴，芋・どもたちの懲懲の窪離こ疵跨肇筆先鐘三と象塗強して良かった分か弩やすかったという声が多くあったように，子どもたちにとってこの学齋彩式は，奮欲を磯きたてるものであったと考える。また教懸欝1としても，妻入には見えな》〜導跨的なアドノ母イスをいただき．それが本震銭をさら

／こ深めたものとするために大変窟勤であった，．その中で，協力春とスケジュー勘を合わせることが露難であった筈のマイナス晦もなかったわけではない。今後は全職嚢で≡業達運解を謙講，養護教諭等との轟力授業を進める態勢を整えて恥く必要も

あると考える，、

またエイズ教蕎という言葉嚢華体が編発や差幾を表していることにも，今後翫懇しながら指導態勢を整えていこうと考えている。エイズを特欝な病気にせず，エイズ以外の懸架症と講じ量二台に宣ってエイズについて語琴合えるような授業が形威されていくことを額っている。

最後に，本実践で多大なるご協力を麟いた，原野保健鋳の菅響クニ先鑑，そして出一と小学糠の職場の先生方に感謝の意を記し，私の鞭舞を終わを）

たい。（黒澤建一）

欝おわりに

実践麟には全員がP響Aに対してマイナスイメージを持っていたのだが，婁銭後2§名中質名が普通に接していけそう甥俸良くしたい野と考えている。残琴の3名串2名は，努力してレΣきたレ野

室名は霧懸がない僻と答えているわけだが，これも甕薩な意見だと患う。この2§名の考えが，これから生きていく中でどのように変化していくかは舞懸できないが，子どもたちがエイズとともに生きる見通しを持つことができたことは，確かであると考える。

はじめに，聡違った知識から羊締い病気窒という像を，エイズに対してつく鯵あげていると達べた。しかし，正しい知識を持ち，PWAに対する考えも変容を見せているにもかかわらず，病気に対する恐締心は藤らげられていないことが分かる

（アンケートよ瞬。病気への恐締心は，題時翼の指導では消しされないもの，またはどうしても消

註

（i／槙坪歩鶴子監督野ビデオ教材1子どもたちへいのちと愛のメッセージ垂￥翼S パオ

（21中井益代監修ぎビデオ教舞1免疫とエイズ肇 V雛S 株式会社サン・グラフ

（3！由本直英訳ζ僕はジ葺ナ号ンエイズなの選平成逢奪大鰐書店

／郵撫藤耕一・談ζエイズと縫った少年の誌録墨平成蓬年ポプラ社

参考文献

緯財顯法人舞本学稜線健会編蓬エイズに鷺する指導の手引き墨平繍§隼第一法燈

（2／欝藤章監修ぎA夏至）Sこれだけは難っておきたい選平成§年小学館

（3）ζ総合教育技徳肇平成6葬i鐙骨塔磯ヂエイズ・性教欝学校はどうするま小学館鋤鼠絹行男著蓼五分懸盤教官のすすめ一こんなときどうする毒昭鵜磁年ぎょうせい

授業「エイズとともに生きる」の試み