発行:山梨学院大学 学習・教育開発(LED)センター
(1)オーダーメイド型 FD への試み ~学生を成長させる授業デザインとは?~
今月、新入生の基礎学力に関するIRレポートを配信しました。2017年度後期には、こうした学生情報や 先生方のニーズを踏まえながら、全学FD研修会(講演会)及び学科オーダーメイド型でアクティブラーニン グ手法に関するFD研修を実施したいと考えています。具体的には、 90分の授業をどのようにデザインして いくのかを学ぶワークショップを学科ごとに実施する予定です。
実施月日 対象 形式 内 容
9~10月 学科別 各学科の研修ニーズの聞き取り
11月15日 全学 講演会
講師:豊田 義博 氏
(リクルートワークス研究所 主幹研究員)
「キャンパスライフに埋め込まれた学習」(仮題)
11~2月 学科別 ワークショップ 授業デザインに向けたワークショップ
(2)FD に関わる学外研修先・学会のご紹介
① 名古屋大学高等教育研究センター「学生の深い学びを促す発問とは?」
2017年8月9日(水)13:00~16:00(@名古屋大学東山キャンパス)
http://www.cshe.nagoya-u.ac.jp/seminar/170809_tanaka/
② SPODフォーラム2017「Feeling と Thinking を Learning につなげる」
2017年8月23日(水)~ 25日(金)(@徳島大学常三島キャンパス)
https://www.spod.ehime-u.ac.jp/forum2017/pdf/chirashi.pdf
※ 教員の学外FD研修に関わる費用については、年間一人2万円まで支給されます。研修会への参加申請 を行う場合は、事前に、教務課「学生総合支援室」(担当:小池 [email protected])までお願い いたします。なお、申請書式は、「教員ページ」(https://www.ygu.ac.jp/category/teacher_login.php)
からダウンロードできますので、ご利用ください。
Switch!
Vol.2017.07.2807 教育力の山梨学院
教育支援部門
発行:山梨学院大学 学習・教育開発(LED)センター
学習支援部門(初年次教育)
授業に失敗はつきものです。しかし、大学の授業に関する論文や書籍には「成功例」ばかりが載っています。
成功例から学ぶことが多いのは確かですが、「失敗例」から学ぶことも同様に多いのではないでしょうか。
私たち教員が知りたいのは、〇〇すれば上手くいくというだけではなく、上手くいくためには□□しない
..............
ようにする
.....
、ということであるように思います。
『アクティブラーニング失敗事例ハンドブック』
(産業界ニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業、中部圏の地域・産業界との連携を通した教育改革力の強化、平成26年度東A(教育力)チームの成果物 )
このハンドブックには、授業の失敗例と改善策がたくさん集められています。
例えば、次のケース「教員が成果を焦るあまり学生に指示を出し過ぎてしまった。その結果、プロジェクト 活動の中心の学生が指示待ちの状態になってしまった。」
教員であれば、「あるある」と思わず言いたくなるケースが多数掲載されています。ぜひご一読ください。
アドレスは次のとおりです。
(http://www.nucba.ac.jp/archives/151/201507/ALshippaiJireiHandBook.pdf)
~スポーツ強化指定選手を対象とした課外授業【数的処理クラス】の実施について(報告)~
今年度は、木曜日1限と2限の時間帯で望月学先生に、火曜日2限の時間帯で白鳥匡宏先生に、スポーツ 強化指定選手を対象とした課外授業として、数的処理クラスの授業をご担当いただきました。全学生対象の就 職試験対策講座は、平日の5限以降もしくは土曜日の開講であり、これはスポーツ強化指定選手には参加が困 難な日程であるため、当該課外授業を設定しました。
対象学年は、原則として1年生とし、2 年生以上でも参加の希望があれば検討することとし、結果として 1年生9名と2年生2名の合計11名が参加しました。今回は、補完授業というよりも、学力上位の学生が 早い時期に数的処理分野の学習をすることを目指し、1年生に対しては、本年度4月に実施したプレイスメン トテストで数的処理分野が60点以上であることを参加条件としました。
授業を通じて、実施している小テストなどの結果は点数の上昇が認められ、また、個々の学生からも好意的 な意見が多かったことから、前期に実施した意味は大いにあったように思います。
今後は、より多く学生に参加してもらえるよう、この課外授業の趣旨をスポーツ強化指定選手に伝え、後期 に実施する課外授業の更なる成果につなげていきたいと考えています。