授業科目名 知的・発達障害と心理
科目番号 CE21121
単位数 1.0単位 標準履修年次 2年次 時間割 春AB火4 担当教員 大六 一志
授業概要 知的障害や学習障害、自閉症スペクトラム障害などの発達障害ある子どもにおける認 知機能の特徴とその発達について述べる。また、WISC-IVを初めとする知能検査に よって、子どもの認知特性がどのように把握できるかについて述べる。
備考
授業形態 講義
授業の到達目標 知的障害、発達障害、典型発達における認知機能の発達過程やその評価法について、
基礎的な事項を知る。
授業計画 第1回導入 ―知的障害、発達障害の心理学的理解はなぜ必要か―
第2回自閉症スペクトラム障害(1)―知覚、注意の特異性と初期発達―
第3回自閉症スペクトラム障害(2)―情動調整、他者の心の理解―
第4回自閉症スペクトラム障害(3)―青年期以降の課題―
第5回学習障害(1)―心理学的背景―
第6回学習障害(2)―読み書き習得のアセスメントと支援―
第7回注意欠陥多動性障害 第8回知的障害
第9回知的障害・発達障害とメタ認知 第10回心理検査によるアセスメントと支援 履修条件
評価方法 出席と学期末試験またはレポート、出席状況から評価する。
授業外における学習の 方法
教科書 1. 長崎勤・前川久男編「シリーズ障害科学の展開第5巻 障害理解のための心理学」
第2章第1節 初期認知機能の発達、明石書店、2008 その他必要に応じてその都度資料を配布する。
参考図書 授業中に紹介する。
1. 東條吉邦・大六一志・丹野義彦編「発達障害の臨床心理学」、東京大学出版会、2010 オフィスアワー
受講生に望むこと 教科書、参考書、その他紹介された文献を読んでみてください。また、授業で学んだ ことと、自分が臨床実習等で接している子どもに見られる現象を関係づけて考察して みてください。自分の経験や実践と授業内容とを照らし合わせながら、授業から教訓 を得るよう心がけてください。
キーワード 知的障害,発達障害,認知機能,知能検査