1/4
2020 年第 2 回 8 月京大本番レベル模試 (2020 年 8 月 30 日実施)
採点基準 数学(文系)
【共通事項】
1.約分の未了,根号内の整理不備は1点減点 2.分母の有理化の不備については減点なし 3.別解の配点は解答の配点に準ずる
【文系】(150点満点)
第1問(30点満点)
Iが線分ABを見込む角が常に3π
4 となることを述べて4点 Iが線分ABを弦とする円の弧AB上にあることを述べて4点
上記の円の中心をOとするとき, AOB 2
∠ = π を述べ,Iの軌跡を図示して8点
上記のAB上の任意の点Jに対して,線分ABを直径とする円と直線OJとの交点をCのように 定めたとき,Jが三角形ABCの内心となることを示して10点
Iの軌跡Kを求めて2点 曲線Lの長さを求めて2点
※解答解説では「線分ABを固定した場合」を載せておりますが,例えば「点Cを固定した場合」など 視点の異なる別の解答については,以下の基準をもとに採点してあります。
3点A,B,Cの座標設定をして5点
点Iの座標を上記の設定のもとで求めて15点 Lの長さを求めて10点
第2問(30点満点)
経路図を利用する方針に4点
10回の操作後に金貨が11枚となっている場合の数を求めて2点
10回の操作後に金貨が1 3 5 7 9, , , , 枚となっている場合の数を求めて20点(各4点) 答えに4点
2/4 第3問(30点満点)
(1)(配点12点)
A ,B ,C ,D (i i i i i=0 1 2, , ,⋯⋯)の位置ベクトルをai, , ,b ci i diのように設定して2点
0 1
A A を3 1: に内分する点の位置ベクトルを求めて8点 残りの証明に2点
(2)(配点18点)
点Gの位置ベクトルがak +bk +ck +dk
4 であることを示して6点
k k
L = L− 1
1
3 を導いて4点 Snを求めて4点
答えに4点
第4問(30点満点)
a=1のときを示して2点
a≥3のとき,xが偶数であることを示して2点 x+1とx−1が互いに素であることを示して14点
x+1とx−1を互いに素な奇数を用いて,それぞれ3乗の形で表して6点 残りの証明に6点
第5問(30点満点)
(1)(配点10点)
CとEは点Aを共有することを示して2点
AにおけるCとEそれぞれの接線の傾きが等しいことを述べて6点 証明の結論を述べて2点
(2)(配点20点)
CとEの共有点の座標を求めて8点
不等式で与えられた領域を図示し,B( ,0 −1)に対し∠AOB = 2π
3 を述べて6点 Sの計算と答えに6点
3/4
2020 年第 2 回 8 月京大本番レベル模試 (2020 年 8 月 30 日実施)
採点基準 数学(理系)
【共通事項】
3.約分の未了,根号内の整理不備は1点減点 4.分母の有理化の不備については減点なし 3.別解の配点は解答の配点に準ずる
【理系】(200点満点)
第1問(30点満点)
Iが線分ABを見込む角が常に3π
4 となることを述べて4点 Iが線分ABを弦とする円の弧AB上にあることを述べて4点
上記の円の中心をOとするとき, AOB 2
∠ = π を述べ,Iの軌跡を図示して8点
上記のAB上の任意の点Jに対して,線分ABを直径とする円と直線OJとの交点をCのように 定めたとき,Jが三角形ABCの内心となることを示して10点
Iの軌跡Kを求めて2点 曲線Lの長さを求めて2点
※解答解説では「線分ABを固定した場合」を載せておりますが,例えば「点Cを固定した場合」など 視点の異なる別の解答については,以下の基準をもとに採点してあります。
3点A,B,Cの座標設定をして5点
点Iの座標を上記の設定のもとで求めて15点 Lの長さを求めて10点
第2問(30点満点)
経路図を利用する方針に4点
10回の操作後に金貨が11枚となっている場合の数を求めて2点
10回の操作後に金貨が1 3 5 7 9, , , , 枚となっている場合の数を求めて20点(各4点) 答えに4点
4/4 第3問(35点満点)
(1)(配点15点)
lとEの接点をパラメータ表示し,lの方程式を求めて2点 dl を求め,絶対値記号を外して①式まで整理して7点 a2 +b2 ≠0のときのM m, を求めて4点
答えに2点 (2)(配点20点)
M−m=2となる条件をa2 +b2 =1に言い換えて2点 cos cos cos
a b β −α α β
+ = +
2 2
1 8
2 2 2 まで変形して10点 a2 +b2 =1となる条件をcosβ−αcosαcosβ
=0
2 2 2 と言い換えて2点 ,
α βの条件を求めて6点
第4問(35点満点)
aをxで表して4点
上記のxの関数をf x( )とおいたとき,f x'( )を求めて10点 ( )
f x の増減を調べて5点 lim ( ),lim ( )
x x
f x f x
→∞ → −∞
をそれぞれ求めて8点(各4点)
答えに8点
第5問(35点満点)
(1)(配点10点)
( )
n n n n n n n n
A+ B −A B+ = − A B− −A− B
1 1 1 1 を示して5点
答えに5点 (2)(配点25点)
xnをAn,Bnで表して15点 ynをAn,Bnで表して8点 答えに2点
第6問(35点満点)
X5 −31の形の因数分解を示して5点
②の式を導いて10点
31の5乗根を複素数平面に図示し,k=1 2 3 4, , ,に対して③が成り立つことを述べて10点 残りの証明に10点