山梨学院大学 国際交流センター
Vol.42 2022.3
「無限に発展する道はいくらでもある。要は、その道を探し出す努力である。」
by 松下幸之助
~新たな国際交流の道のり~
山梨学院大学は「広い国際的視野を持ち実践的な知識と技能を備え創造力と行動力を 発揮して理想の未来を創る人材を育成する」を教育理念としており、現在、550名を超え る留学生が甲府のキャンパスで学んでいます。
また、海外の提携大学との交流も積極的に行っており、毎年、様々な国・地域から多くの短 期留学生を受け入れています。新型コロナウイルス感染症の影響で、過去2年間はプログラ ムを実現することができませんでした。そこで、本学の短期留学生プログラムがどのようなもの で、どのような体験ができるのかを、提携校の学生に知っていただくために、オンライン交流会
「Campus Life in YGU」を開催しました。
アンケートの結果
日越大学(ベトナム)
北京語言大学(中国)
長栄大学(台湾)
リア外国語大学(インドネシア)
フエ外国語大学(ベトナム)
プラウィジャヤ大学(インドネシア)
アストラハン国立大学(ロシア)
サハリン国立総合大学(ロシア)
マラ工科大学(マレーシア)
To be continued…
(複数回答)
イベントに参加する理由 票数 イベントの満足度 % YGUに留学への意欲が増えた %
日本留学に興味があるから 39 大変満足 54% 是非行きたい 45%
YGUに興味があったから 23 満足 41% 行きたい 32%
YGUについてもっと知りたいから 28 どちらとも言えない 5% どちらともいえない 21%
友達に誘われたから 12 不満 0% 意欲は変わらない 2%
特に理由はない 1 大変不満 0% 全く変わらない 0%
シリーズ 「世界の大学」
経済発展真っ只中の国 ~【 ベトナム 】~
インドシナ半島に位置し、中国、ラオス、カンボジアと国境を接している「ベトナム」。
1986年にドイモイ政策のもとで市場経済が進められ、まさに今最も注目されている、経済発展真っ只中 の国をご紹介します。
◆面積:32万9,241㎢ ◆人口:約9,762万人(2020年、越統計総局)
◆首都:ハノイ ◆民族:キン族(越人)約86%、他に53の少数民族
◆政体:社会主義共和国 ◆言語:ベトナム語
◆主要産業:農林水産業(GDPに占める割合14.85%)、鉱工業・建築業(同33.72%)、
サービス業(同41.63%)
ベトナムの民族衣装である アオザイは、ベトナムで最も 印象的な美の象徴の1つで す。何百年以上もの間、
アオザイはベトナムとともに 進化し、豪奢なものから実 用的なものへ、質素なもの からハイファッションへ、そして 流行は繰り返していきます。
ベトナムの国民食「フォー」
米粉から作られた麺
バイクはなくてはならない交通手段
2021年1月から2月にかけて、国際交流センターは新たにベトナムの3大学と協定を結びました。
◆ハロン大学(Ha Long University)
2014年、50年以上の歴史を持つクアンニン教育短期大学とハロン文化 芸術観光短期大学が統合され、ハロン大学として設立されました。
クアンニン省唯一の日本語学科は2016年に開講され、現在130名ほどの 学生が日本語を学んでいます。
地域の特徴
クアンニン省はUNESCO世界遺産に登録されている「ハロン湾」があり、観光地としても有名です。
◆ハノイ大学(Hanoi University)
1959年にベトナムの首都であるハノイに設立された、
ハノイ外国語大学を前身とする名門の国立大学です。
(ベトナム国内ランキング13位)。英語や日本語など
10か国の外国語教育に力を入れています。(日本語学科学生数は約1,000名。)
地域の特徴
旧市街の昔ながらの風情と、近代的なビルが立ち並ぶ風景とのコントラストがハノイの風景の特徴 です。ハノイには国会・最高裁判所・官公庁などが集中しており、ベトナムの政治・文化の中心です。
◆ベトナム国家大学ハノイ校日越大学(Vietnam Japan University)
ベトナムでは、21世紀に入り、高等教育が急速な量的拡大を遂げましたが、その過程で、質 の向上の重要性が叫ばれるようになりました。2010年、日本の総理大臣がベトナムを訪問し た際に発表された「日越共同声明」には、「ベトナムにおいて日本の協力による質の高い大学 を設立するという検討案(日越大学構想)」が盛り込まれました 。この構想は、2014年3 月のベトナム国家主席が来日した際の日越共同声明にも改めて織り込まれました。これを受 け、ベトナム政府はベトナム国家大学ハノイ校の7番目のメンバー大学として日越大学を置く ことを決定し、2014年7月に設立しました。
山梨学院大学 国際交流センター 2022年3月発行