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物理チャレンジ・オリンピック日本委員会規約

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物理チャレンジ・オリンピック日本委員会規約

制 定 2006 年 9 月 20 日

一部変更 2006 年 12 月 26 日 一部変更 2007 年 2 月 10 日 一部変更 2008 年 9 月 15 日

(名称)

第1条 この委員会は「物理チャレンジ・オリンピック日本委員会」(以下「日本委員会」)と 称する。

(目的)

第2条 日本委員会は、高校生などを対象とした全国物理コンテスト「物理チャレンジ」(以下「物 理チャレンジ」)の開催及び「国際物理オリンピック」への日本代表派遣を行うとともに、

これらを通してわが国の科学・技術を支える人材の育成と、社会全体の科学・技術への 理解増進を図ることを目的とする。

(事業)

第3条 日本委員会は前条の目的を達成するために次の各号に掲げる事業を行う。

(1)「物理チャレンジ」の開催

(2)国際物理オリンピックへの日本代表の派遣

(3)前2号に伴う事業

(4)前3号の事業を遂行するために、国、地方公共団体、企業、関連団体及び個人に対 して協力と支援の呼びかけを行うこと

(5)その他前条の目的を達成するために必要な事業

(日本委員会の組織)

第4条 前条の事業を行うために日本委員会に次の各号に掲げる組織を置く。

(1)顧問会議。

(2)運営会議。

(3)運営会議のもとに置く、物理チャレンジ実行委員会(以下「実行委員会」)、国際物理オ リンピック派遣委員会(以下「派遣委員会」)及び総務委員会。

(4)実行委員会のもとに置く、第1チャレンジ部会、理論問題部会、実験問題部会、現地実 行部会。

(5)派遣委員会のもとに置く、教育研修部会、参加派遣部会。

(6)事務局。

(7)物理チャレンジ・オリンピックフェロー委員(以下「フェロー委員」)。フェロー委員の 制度等については別に定める。

2. 前項の各組織の構成はそれぞれ次の各号の定めるところによる。

(1)顧問会議は、15名程度の議員(うち議長1名)で構成する。

(2)運営会議は、実行委員会、派遣委員会、総務委員会の各委員長及び副委員長のほか、運 営会議委員長1名、副委員長2名で構成する。運営会議委員長、副委員長は、日本委員 会の委員長、副委員長に就任する。

(3)実行委員会は、実行委員会のもとに置かれた各部会の委員のほか実行委員長1名で構成 する。なお、各部会部会長は、実行委員会副委員長に就任する。

(4)派遣委員会は、派遣委員会のもとに置かれた各部会の委員のほか派遣委員長 1 名で構成 する。なお、各部会部会長は、派遣委員会副委員長に就任する。

(5)総務委員会は委員若干名(うち委員長 1 名、副委員長若干名)で構成する。

(6)第 1 チャレンジ部会は、委員若干名(うち部会長 1 名、副部会長若干名)で構成する。

(2)

(7)理論問題部会は、委員15名程度(うち部会長 1 名、副部会長若干名)で構成する。

(8)実験問題部会は、委員15名程度(うち部会長 1 名、副部会長若干名)で構成する。

(9)現地実行部会は、委員若干名(うち部会長 1 名、副部会長若干名)で構成する。

(10)教育研修部会は、委員10名程度(うち部会長 1 名、副部会長若干名)で構成する。

(11)参加派遣部会は、委員10名程度(うち部会長 1 名、副部会長若干名)で構成する。

(12)事務局は、事務局長 1 名及び事務局員若干名で構成する。また、必要に応じて事務局次 長を置くことができる。

3. 第1項に掲げる組織の構成員を日本委員会委員とする。 日本委員会には委員長1名、副委 員長2名を置く。

4.顧問会議議長、運営会議委員長及び副委員長、実行委員会、派遣委員会、総務委員会の委 員長及び副委員長、事務局長を日本委員会の役員とする。

(役員、議員及び委員の選任)

第5条 顧問会議は、物理関係学協会を代表する議員、日本委員会の事業に協力・協賛等を行う 団体及び機関から推薦された議員、並びに「物理チャレンジ第2チャレンジ」の開催地域 の自治体及び開催地域の大学から推薦された議員をもって構成し、議長は議員の互選によ り選任する。

2. 前項の顧問会議の議員を除く日本委員会委員は次の各号に定めるところによる。

(1)物理関係学協会、日本委員会の事業に協力・協賛等を行う団体及び機関、並びに第2チ ャレンジ開催地域の自治体及び開催地域の大学から推薦された者。

(2)日本委員会委員2名の推薦とともに運営会議で承認された者。

3.運営会議委員長及び副委員長、並びに運営会議に置かれた実行委員会、派遣委員会、総務 委員会委員長及びその他日本委員会委員は、前の期の運営会議が選任する。

4.各部会の部会長は、運営会議が選任する。ただし現地実行部会部会長については第2チャ レンジ開催地域の大学からの推薦を得て選任する。

6. 各部会副部会長は、部会長が部会委員から選任する。

7.日本委員会の各組織の役員及び委員は兼任することができる。

(各組織の任務)

第6条 日本委員会の各組織の任務は次の通りとする。

(1)顧問会議は日本委員会の活動が円滑に行われるように、各協力団体及び機関の総意を 背景に運営会議に対して必要な助言及び連絡調整を行う。このために必要な場合、顧問 会議の議長は役員会を招集することができる。

(2)運営会議は日本委員会の意思決定及び実施機関として日本委員会の活動の責任を負う。

(3)実行委員会は「物理チャレンジ」の実施に関する事項全般を担当する。

(4)派遣委員会は「国際物理オリンピック」日本代表派遣に関する事項全般を担当する。

(5)実行委員会、派遣委員会のもとに置かれた部会、及び総務委員会の任務については別に 定める。

(日本委員会の運営)

第7条 日本委員会の運営は次の通りとする。

(1)日本委員会委員長が必要と認めるとき又は日本委員会委員から請求のあるときは、全体 会議を開くことができる。全体会議は、日本委員会委員長が招集し議長となる。

(2) 全体会議においては、日本委員会運営にかかる重要事項等の検討を行う。

2. 顧問会議の運営は次の通りとする。

(1)議長は毎年少なくとも1回、顧問会議を招集する。

(2)顧問会議においては日本委員会の事業及び収支について運営会議委員長の報告を受ける とともに、運営会議への助言及び関係団体・機関相互の連絡調整について協議する。

(3)

(3)議長は運営会議委員長及び事務局長に顧問会議への出席、資料の提示及び説明を求める ことができる。

(4)顧問会議は必要があると認めるときは決議を行うことができる。

3. 運営会議の運営は次の通りとする。

(1)運営会議は、運営会議委員長が招集し議長となる。運営会議委員は委員長に会議の開催 を請求することができる。

(2)運営会議では、事業計画及び収支予算、事業報告及び収支決算、日本委員会各組織及び 委員、本規約の変更及び本規約を実行するための諸規則、業務の委託に関する事項、そ の他事業遂行上の重要事項の決定を行う。

(3)運営会議の定足数は委任状を含めて現任委員の数の3分の2以上とし、採決を行う場合 は出席委員の過半数により決する。

(4)顧問会議の議員は運営会議に出席して意見を述べることができる。運営会議はその意見 を尊重しなければならない。

(5)運営会議構成員でない日本委員会委員も運営会議に出席することができる。ただし議決 に参加することはできない。運営会議の委員長は必要に応じて関係各団体の職員及び日 本委員会委員以外の者の運営会議への出席を認めることができる。

(6) 運営会議委員長は運営会議開催の余裕がない場合又は必要かつ適切と判断する場合は、

召集による会議の開催に代えてインターネットによる会議を行うことができる。

(7)インターネットによる会議は開催通知に対して、現任委員の数の3分の2以上の委員から 参加の回答があった時から成立する。採決を行う場合は、参加回答があった委員の過半 数により決する。

(委員及び役員の任期)

第8条 日本委員会の委員の任期は毎年9月 1 日から翌々年8月31日までの2年間とし重任す ることができる。ただし現地実行部会の委員については部会長が必要に応じて任期の短 縮を認めることができる。

2.任期の途中から就任した委員の任期は、前委員の残任期間とする。

3.委員及び役員は任期終了後も次期委員及び役員の就任までは引き続きそれぞれの職務を遂 行する。

4.第 1 項にかかわらず役員の任期は、毎年9月 1 日から翌年の8月31日までの 1 年間とす る。ただし重任又は再任を妨げない。

(報酬)

第9条 日本委員会の委員は原則として非常勤かつ無報酬とする。ただし別に定める規定にもと づき交通費等の支弁を受けるほか、事業のために要した費用の支弁を受けることができ る。

(事務局)

第10条 事務局は事業を円滑に実施するために必要な業務を行う。

2.事務局業務は適当な外部機関に委託することができる。また、「物理チャレンジ」の実施 のため、必要に応じて事務局支部を置くことができる。

(会計)

第11条 出納会計処理及び契約行為等については事務局が行う。事務局が外部機関に委託され る場合、受託機関は出納会計処理及び契約行為等を、運営会議の承諾を得て、自らの 名において行うことができる。

2. 運営会議は、会計監査にあたる者2名(うち 1 名は公認会計士)を選任する。

3. 日本委員会は、本事業の目的達成と収支均衡のために最大限の努力を払うものとし、事

(4)

務局が委託される場合は、受託機関もその責を負うものとする。

(事業年度)

第12条 本事業の事業年度は4月1日から翌年3月31日までとする。

2.事務局は毎年度の収支決算報告を事業年度終了後3か月以内に運営会議に提出する。

(委員会の解散)

第13条 本規約に定める目的の達成又は事業の継続が不可能又は不要と思われる場合、日本委 員会は現任委員数の3分の2以上の賛成により解散することができる。

2.日本委員会が解散するときは解散期日をもってすべての事業活動を停止する。

3.解散期日において日本委員会委員長及び事務局長であった者は日本委員会の清算事務に あたる。

附 則

(施行時期と経過措置)

1.本規約は2006年9月21日から施行する。

2.本規約の施行前に行われた第2条及び第3条のための行為は本規約の施行にともない本規 約にもとづく行為とみなす。

3.本規約にかかわらず、2006年9月20日に開催された物理チャレンジ組織委員会議にお いて、次の経過措置が承認された。

(1) 本規約成立時の日本委員会の役員を以下の通りとする。

顧問会議議長 有馬朗人

日本委員会委員長(運営会議委員長) 北原和夫

同副委員長(運営会議副委員長) 並木雅俊、二宮正夫 物理チャレンジ実行委員会委員長 有山正孝

同副委員長 常深 博(理論問題部会長)、小牧研一郎(実験問題部会長)、

有光敏彦(現地実行部会長)

国際物理オリンピック派遣委員会委員長 原田 勲

同副委員長 杉山忠男(教育研修部会長)、長谷川修司(参加派遣部会長)

総務部会長 江尻有郷 事務局長 興 直孝

(2)「物理チャレンジ 2005」及び「物理チャレンジ 2006」の組織委員は第5条2項の手続 きを経ることなく日本委員会の委員となる。

4. 本規約の施行に伴い「物理チャレンジ組織委員会」が実施した「物理チャレンジ」の開催お よび「国際物理オリンピック」への代表派遣に関する一切の事業及びこれに伴う事務は日 本委員会が引き継ぐ。

(5)

総務委員会に関する細則

制 定 2006 年 9 月 20 日 一部変更 2008 年 9 月 15 日

(総務委員会の設置)

第 1 条 物理チャレンジ・オリンピック日本委員会(以下「日本委員会」という)がその任務を 円滑かつ効率的に遂行するために運営会議のもとに総務委員会を置く。

(総務委員会の役割)

第2条 総務委員会は運営会議の意を受けて広報、募金、ホームページ運営、報告書作成、その 他日本委員会の事業のうち実行委員会、派遣委員会の任務に属さない任務を担当する。

(委員)

第3条 総務委員会の委員長及び委員は、日本委員会規約第5条第3項及び第5項により運営会 議が選任する。ただし総務委員会委員は、実行委員会及び派遣委員会委員がそれぞれ 1 名以上兼任する。

(細則の変更)

第4条 本細則の変更は運営会議において行う。

(6)

物理チャレンジの実施及び国際物理オリンピックへの日本代表派遣に関する細則

制 定 2006 年 9 月 20 日 一部変更 2007 年 8 月 25 日 一部変更 2008 年 9 月 15 日

(事業の区分)

第1条 この事業は、1クールが16ヵ月から成る。これを三段階に分けて事業を実施する。

2.毎年の「物理チャレンジ」は開催年の西暦を付して「物理チャレンジ 20xx」と称する。

(第1チャレンジ)

第2条 「物理チャレンジ」の一次選考を第1チャレンジと称し、毎年第2チャレンジに先がけ て適切な時期に行う。

2.第1チャレンジでは、「物理チャレンジ」に参加しようとする生徒を募集し、参加申込み 者を対象として一次選考を行い、第3条に定める第2チャレンジの参加者約100名(以 下「チャレンジャー」という。)を選抜する。

3.募集要項及び一次選考の実施方法は物理チャレンジ実行委員会(以下「実行委員会」と いう)が別に定める。

(第2チャレンジ)

第3条 第1チャレンジで選抜されたチャレンジャーを対象に学校の夏季休業期間中に開催する 合宿形式のコンテストを第2チャレンジと称する。

2.第2チャレンジは、チャレンジャーに対して、「国際物理オリンピック」の形式に準拠し た理論問題及び実験問題のコンテストを実施するとともに、第1線の科学者・技術者によ る講演、研究施設等の訪問、物理実験の演示、その他チャレンジャーと物理研究者、大 学院生及び大学生などが交流できる機会を設けることにより、物理を中心とする科学に 対する興味と関心を啓蒙、喚起し、相互に磨き合うことをめざす。

3.第2チャレンジの成績優秀者に対して「物理チャレンジ 20xx」の金賞を6名程度、銀賞 を12名程度、銅賞を12名程度、さらに平均点を基準にして優良賞を20名程度に授 与する。その他のチャレンジャーに対しては、奨励賞を授与するほか、成績等を基にし たいくつかの表彰を設ける。

4. 第2チャレンジの問題の出題範囲及び評価の方法については、実行委員会でこれを決定 して公表する。

5.運営会議は、第2チャレンジの成績優秀者の中から、翌年の「国際物理オリンピック」

の出場資格を充たす生徒10名程度を、本人及び保護者の承諾の下に「代表候補」とす る。

(第3チャレンジ)

第4条 代表候補決定から翌年に開催される「国際物理オリンピック」までの期間を、第3チャ レンジと称する。

2.第3チャレンジの期間中、国際物理オリンピック派遣委員会(以下「派遣委員会」とい う)は「代表候補」に対して、「国際物理オリンピック」参加のためのトレーニングを行 う。トレーニングは、主としてネットを利用した問題提供と解答の提出による「通信添 削」、冬休み・春休みの期間を利用した「合宿研修」及び希望者に対する「チュートリア ル・システム」の3種類から構成される。

3.派遣委員会は、前項のトレーニングの結果を参考にして「国際物理オリンピック」日本 代表5名を決定する。

4.日本代表5名に対しては、「国際物理オリンピック」直前までトレーニングを継続する。

(7)

(部会の設置と使命)

第5条 この事業を機動的かつ円滑に運営するために、日本委員会規約第4条に基づき、実行委 員会のもとに第1チャレンジ部会、理論問題部会、実験問題部会及び現地実行部会、派 遣委員会のもとに教育研修部会及び参加派遣部会を置く。

2.それぞれの部会長は、属する委員会に対して、部会会議の決定事項などその部会の現状 を適切に報告・連絡・相談するものとする。

3.実行委員会とその部会の役割は次の通りとする。

(1)実行委員会は第1チャレンジ及び第2チャレンジの運営に当たる。

(2)第1チャレンジ部会は、第1チャレンジ実施計画の立案と実行、コンテスト問題の作 成と採点になど第1チャレンジの運営に必要な実務を行う。

(2)理論問題部会は第2チャレンジにおける理論問題の作成と採点を担当する。

(3)実験問題部会は第2チャレンジにおける実験問題の作成とそれにともなう物品等の設 計製作、並びに採点を担当する。

(4)現地実行部会は第2チャレンジ実施計画の立案と開催地における運営実行をともなう 実務を担当する。ただし問題及び解答作成に関する事項を除く。

4.派遣委員会とその部会の役割は次の通りとする。

(1)派遣委員会は第3チャレンジの運営に当たる。

(2)教育研修部会は「通信添削」、「合宿研修」及び「チュートリアル・システム」の運営を 担当する。

(3)参加派遣部会は、日本代表の「国際物理オリンピック」参加に際してリーダー、サブ リーダー及びオブザーバーとして開催地に同行し、日本代表5名のケアを行うととも に、「国際物理オリンピック」大会期間中の「問題の検討」、「問題の翻訳」、「答案のモ デレーション」ほか必要な実務を行う。

(細則変更)

第6条 本細則の変更は運営会議が行う。

(8)

物理チャレンジ・オリンピック フェロー制度に関する細則

制 定 2008 年 11 月 23 日

(総則)

第1条 本細則は、物理チャレンジ・オリンピック フェロー(以下「フェロー」)に関する制度 について定める。

(目的)

第2条 物理チャレンジ・オリンピック日本委員会(以下「日本委員会」)の活動に参画し、顕著 な功績のあった委員等が、その任または立場を離れる際に、それまでの貢献に対して日本 委員会としての感謝と敬意を顕すとともに、日本委員会の円滑なる活動継続のため引き続 き示唆・支援等を受けるため、フェロー制度を設ける。

(認定)

第3条 フェローは、日本委員会において委員として顕著な貢献があり、日本委員会委員 2 名以 上の推薦のあった者を運営会議の議を経て認定する。

(権限)

第 4 条 フェローは、次の各号の権利を有する。

ⅰ)運営会議ならびに各部会等に出席し、意見を述べることができる。

ⅱ)希望があれば、運営会議の議を経たうえで、委員に準じて「物理チャレンジ」ならび に「国際物理オリンピック」等の行事に参加することができる。

ⅲ)フェロー委員が日本委員会の行事に参加する場合、必要に応じて旅費・交通費の支弁 を受けることができる

(任期)

第5条 フェローの任期は、運営会議において認定された日からはじまり、認定した運営会議の 任期の終了までとするが、重任を妨げない。

(認定解除)

第6条 フェローは、本人から申し出のあった場合には運営会議の承認を得て認定を解除する。

(定数)

第7条 フェローには、特に定数制限を設けない。

(細則の変更)

第8条 本細則の変更は運営会議において行う。

(9)

国際物理オリンピック日本代表に関する内規

1.候補者の選出

「物理チャレンジの実施及び国際物理オリンピックへの日本代表派遣に関する細則」の第3条 第5項に定める国際物理オリンピック代表候補の決定方法について以下の通り定める。

1)国際大会に派遣する日本代表候補者(以下代表候補という)は、物理チャレンジの第2チ ャレンジにおける金賞、銀賞、銅賞及び優良賞受賞者の中から選出する。

2)国際物理オリンピックの規則(※1)では、参加資格が高等教育機関(大学、高等専門学校 4年生以上)に在籍する前の20歳未満の男女青少年に限られている。代表候補決定時に高 等学校3年生、中等教育学校後期3年生、それらの学校の卒業生、及び高等専門学校3年 生以上である者は、翌年 7 月の国際大会の時点で大学生又は高等専門学校4年生以上とな っていると想定されるので、第2チャレンジ終了時現在で、中学生、高等学校・中等教育 学校後期・高等専門学校2年生以下の生徒を代表候補とする。

3)国際物理オリンピック派遣委員会(以下派遣委員会という)は代表候補に対してトレーニ ングを行う。なお、代表候補が合宿研修参加に要する交通費・宿泊費は日本委員会が負担 する。

2.日本代表の決定

派遣委員会はトレーニングの結果を参考にして代表候補の中から国際物理オリンピックに派 遣する日本代表5名と補欠若干名を選出する。

3.国際大会派遣日程

国際物理オリンピックの派遣日程には国際大会会期前後に行う結団式及び帰国報告、開催地 への往復に要する日数並びに関係省庁等への表敬訪問などを含む。

4.国際大会派遣に要する費用の負担

国際大会派遣に要する費用のうち大会参加費、開催国までの往復の交通費及び旅行保険の費 用は日本委員会が負担する。大会参加費には開催国内交通費、宿泊費、食事代は原則として 含まれる。

5.日本代表団

国際大会派遣に際しては日本代表生徒のほか、リーダー、サブリーダー各1名及びオブザー バー数名からなる引率者を加えて日本代表団を構成する。リーダー、サブリーダー及びオブ ザーバーは、派遣委員会参加派遣部会委員を中心に選任する。日本代表生徒在籍校の指導教 員及び保護者・家族・親族日本代表団に加わることは認められない。ただし、当該者が日本 委員会委員である場合にはこの限りではない。

6.試験問題の言語

国際物理オリンピックの試験問題は代表生徒の母国語に翻訳することを基本とし、日本代表 は日本語で試験を受けることができる。翻訳は引率者が行う。

(※1)

Statutes of the International Physics Olympiads §3

The contestants shall be students of general or technical secondary schools i.e. schools which cannot be considered technical colleges. Students who have finished their school examinations in the year of the competition can be members of the team as long as they have not commenced their university studies. The age of the contestants should not exceed twenty years on June 30th of the year of the competition.

(10)

物理チャレンジ・オリンピック日本委員会発足の経緯

物理学は過去 1 世紀の間に飛躍的発展を遂げた。その成果は純粋物理の領域にとどまら ず、広く応用分野に広がり、また、物理学の概念や方法論は、化学、生物学、地球科学、

天文学及びそれらの融合領域などすべての理学の分野、さらには電気・電子、機械などの 工学の分野にも幅広く応用され、人類の生活を豊かにするとともに、私たちの世界観・人 生観、さらには様々な精神活動の分野にも多大な影響を与えている。

しかし現代物理学に基礎をおいた科学と技術の飛躍的発展は、生活を豊かにするという

「光」だけでなく、「影」の部分をも、人類とその環境にもたらしてきたことも事実であ る。核の利用に人類の英知が問われているとともに、エネルギーなど地球資源の利用の拡 大により、地球の循環システムへの不可逆的な影響が懸念されており、「持続可能性」も 重要な課題になっている。

科学の研究は、自然の美しさへの畏敬、自然現象の奥にある真理への想像力など、人間 性の本質に係わる動機付けによって促されてきた。また物理学は我々人類を取り巻いてい る全ての現象がどのように構築され、どのような物理法則が支配しているかを明らかにす ることを目的とした科学である。

現在人類が直面している地球規模の諸問題に取り組むために、科学と技術における物理 の重要性はますます高まっており、とくに未来を担う青少年を対象として、科学・技術に 対する深い知識と論理的思考にもとづく問題解決能力を育て、さらには国際化に対応でき るコミュニケーション能力の涵養と相互啓発を進めることはきわめて重要である。

このような状況のなかで、2005 年において、国連総会の決議にもとづく「世界物理年」

の記念行事が世界中で行われ、日本においても物理学関連の学会や団体、国の機関などが 多くの教育者・研究者・市民との協力のもとに、青少年の科学・技術への理解と関心を深 めることを目的として多くの活動を行った。

とくに高校生等を対象とした「物理チャレンジ 2005」は、国際物理オリンピック(IPhO)

の形式に倣い合宿形式で行われた、わが国で初めての全国規模の物理コンテストであった。

参加した高校生等は、同年齢層の同好の参加者との交流、大学院生や一線の研究者との交 流、最先端の研究施設の見学や研究内容の説明などを通して、物理の面白さや科学・技術

における物理の重要性を学んだ。また、そこで選抜された選手が初めて日本代表として参 加した IPhO2006 は、選手にとって大きな経験となっただけでなく、引率した教育者・研 究者にとっても、多くの国々からの参加者や教育者・研究者との交流を通して、我が国の 理科教育の在り方を国際的な広がりの枠の中に位置づける機会となり、多くのことを学ぶ ことができた。

過去2回の物理チャレンジの開催と IPhO への初めての参加のために力を合わせて努力 を傾注してきた関係者一同は、これらの経験を将来に向かってさらに継承することが、高 校生等の物理学習の意欲、自発的探究心や論理的思考能力を高めること、また学校教育の 現場にも大きなインパクトを与え、わが国の物理教育の充実と国際的比較における教育水 準の向上に役立つこと、延いては社会全体の物理に対する関心と理解を深め、わが国の科 学と技術を担う多数の人材の育成につながると確信する。そこでこの確信のもとに、関係 者一同は賛同・支援してくださる方々とともに「物理チャレンジ・オリンピック日本委員 会」を発足させることとした。

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