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線形代数 (木1)の期末試験の略解

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Academic year: 2024

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(1)

線形代数 ( 木1 ) の期末試験の略解

2月6日実施

配点について基本的には各大問ごとに20点づつですが,もう少し詳しくは以下のようになる予定です.

問題1 20点, 問題2 20点(そのうち対角化に10点), 問題3 5点+10点, 問題4 10点+10点, 問題5 5点+10点+10点

中間点は答案のできに応じて,5点きざみで出します.

成績について: 合格者の総数に対して,A, B, Cの人数がそれぞれ約40 : 40 : 20になるようにします.(これは同 学科の別の組とそろえています.)

問題1 Aの固有多項式を計算すると

|tE−A|=

t+ 2 1 4 3 t−2 3 1 1 t−3

= (t+ 1)(t−2)2

と因数分解されるので,固有値は2,−1である.それぞれの固有値に属する固有空間を求めると

W(2;A) ={st(1,0,1)|s∈R}, W(1;A) ={st(1,1,0) |s∈R}

と求まる.よって,固有空間の次元の和は2で,全体空間の次元3に満たない.教科書の定理5.4.2(p. 108)によ り,Aは対角化できない.

問題2 Bの固有多項式を計算すると

|tE−B|=

t−3 1

2 t−2

=· · ·= (t−1)(t−4).

と因数分解されるので,固有値は1,4である.固有値1に属する固有ベクトルは(E−B)x= 0を解いて,t(1,−2) の定数倍と求まる.また固有値4に属する固有ベクトルは(4E−B)x= 0を解いて,t(1,1)の定数倍と求まる.よっ て,この2本の縦ベクトルを並べたものをPと置くと

BP =B

( 1 1

2 1 )

= [

B ( 1

2 )

, B (1

1 )]

= [

1 ( 1

2 )

,4 (1

1 )]

=P (1 0

0 4 )

. PP1が隣同士打ち消しあうことを使うと

Bn= [

P (1 0

0 4 )

P1 ]n

=P (1 0

0 4 )n

P1=P (1 0

0 4n )

P1 となる.多少面倒くさいが,この右辺を露骨に計算すると

Bn=1 3

( 1 + 2·4n 1 + 4n

2 + 2·4n 2 + 4n )

と求まる.

(2)

問題3 (1)基になっている方法はいろいろある.例えば{a1,a2,a3}を並べて作る3×3行列が「ランク3である」

とか,「行列式が0でない」ことを示せばよい.

(2) シュミットの直交化法を露骨に適用する問題.まず

u1= 1

a1a1= 1 3

 2

1 2

.

次は

b2=a2(a2,u1)u1=a2+1 3a1=1

3

4 2 5

, u2= 1

b2b2= 1 3

5

4 2 5

.

最後は

b3=a3(a3,u1)u1(a3,u2)u2=a3+2 3a1+2

3a2=

1 2 0

, u3= 1

b3b3= 1

5

1 2 0

.

問題4 XEは交換可能(つまりXE=EX=X)なので,Xの多項式は普通の多項式と同様に計算してよいこ とに注意せよ.

(1) Xの固有多項式は

|tE−X|=

t−1 1 0 0 t−1 1

0 0 t−1

= (t−1)3=t33t2+ 3t−1

なので,ケーリー・ハミルトンの定理5.4.2(教科書p. 108)により,上の式で形式的にt=X と置いた次の式が成 り立つ.したがって,(1)の答えは(p, q, r) = (3,3,−1)である.

(X−E)3=X33X2+ 3X−1 =O.

(2) 多項式の割り算を用いても計算できるがやや煩雑になるので,ここでは2項定理を用いる.(上に書いた理由で2 項定理を適用できる.)(X−E)3=Oに注意すると

X11={(X−E) +E}11=

11 k=0

11Ck(X−E)kE11k

=11C2(X−E)2+11C1(X−E) +11C0E

= 55

0 0 1 0 0 0 0 0 0

+ 11

0 1 0 0 0 1 0 0 0

+

1 0 0 0 1 0 0 0 1

=

1 11 55 0 1 11

0 0 1

.

(3)

問題5 (1) 固有多項式は以下のように求まる.

|tE−A|=

t−4 1 1 1 t−4 1

1 1 t−4

=· · ·= (t−3)2(t−6).

よって,固有値は3と6である.

(2) 固有値3に対応する固有空間は3E−Aの核である.3E−A

3E−A=

1 1 1 1 1 1

1 1 1

−→

1 1 1

0 0 0

0 0 0

と簡約化できるので,固有空間の基として(例えば){t(1,1,0),t(1,0,1)}が求まる.

固有値6に対応する固有空間は6E−Aの核である.6E−A

6E−A=

 2 1 1

1 2 1

1 1 2

−→

1 0 1

0 1 1

0 0 0

と簡約化できるので,固有空間の基として(例えば){t(1,−1,1)}が求まる.

(3) (2)で求めた固有空間の基をそれぞれ正規直交化して

{

p1:= 1

2

1 1 0

, p2:= 1

6

1 1 2

} ,

{

p3:= 1

3

 1

1 1

}

を作ると,{p1,p2,p3}R3の正規直交基になっている.そこで P := [p1,p2,p3] とおけば,Pは直交行列であり,お馴染みの議論により

P1CP =

3 0 0 0 3 0 0 0 6

 と対角化できる.

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