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行列の定義と働き 演習問題2 解答例

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Academic year: 2024

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熊本大学 数理科学総合教育センター

行列の定義と働き 演習問題2 解答例

mnを自然数とする.mn個の実数

aij (i= 1,2, . . . , m, j = 1,2. . . , n)*1m×nの長方形状に並べて[ ]で括った









a11 a12 . . . a1j . . . a1n a21 a22 . . . a2j . . . a2n

... ... ... ... ai1 ai2 . . . aij . . . ain

... ... ... ... am1 am2 . . . amj . . . amn









mn列の行列,もしくはm×n行列という.本によっては[ ]は丸括弧( )であること も多い.

• 上からi番目の横の実数の並びai1, ai2, . . . , ain をその行列のiといい,左からj 番目 の縦の実数の並びa1j, a2j, . . . , amj をその行列のj という.

• 各実数aij(i= 1,2, . . . , m, j = 1,2, . . . , n)をその行列の成分という.とくに第i行と第j 列が交わる位置の成分aij を,その行列の(i, j)成分という.

以上を踏まえた上で,以下の問に答えよ.

1. 3×5行列 

 7 2 1

5 1/3

1 2 6 2/5 10

3 4 2 2 3

に対して,以下の問に答えよ.

(i) 第2行を答えよ.

解 答. 第 2 行 と は ,そ の 行 列 の 上 か ら 2 番 目 の 横 の 実 数 の 並 び で あ っ た か ら ,

1,2,6,−2/5,10である.

(ii) 第4列を答えよ.

解答. 4列とは,その行列の左から4番目の縦の実数の並びであったから,

5,−2/5,−2 である.

(iii) (2,4)成分を答えよ.

解答. (2,4)成分とは,その行列の第2行と第4列の交わりの位置にある成分のことであっ たから,2/5である.

*1こ こ で は mn 個 の 実 数 を 1 mn ま で の 番 号 を つ け て a1, a2, . . . , amn と 表 し て い る わ け で は な く ,後 の 都 合 の た め に 1 か ら m ま で 動 く i 1 か ら n ま で 動 く j と い う 2 種 類 の 添 字 を 用 い て ,aij(i = 1,2,· · ·, m, j = 1,2,· · ·, n) と 表 し て い る .言 い 換 え れ ば {a11, a12, . . . , a1n},{a21, a22,· · ·, a2n}, . . . ,{am1, am2,· · ·, amn}という n 個の実数でできた組がm 組あると考えればよい.後にわかるように,行列の各(i, j)成分をaij と表している.

1

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熊本大学 数理科学総合教育センター

2. 3×2行列であって,各(i, j)成分が2i+j であるような行列を求めよ.

解答. 求める行列の(i, j)成分をaij とおく(i = 1,2,3, j = 1,2).各(i, j)成分が2i+j である ような行列であるから,まずa11 = 2·1 + 1 = 3とわかる.同様にして

a12 = 2·1+2 = 4, a21 = 2·2+1 = 5, a22 = 2·2+2 = 6, a31 = 2·3+1 = 7, a32 = 2·3+2 = 8

とわかるから,求める行列は 

a11 a12

a21 a22 a31 a32

=

3 4 5 6 7 8

.

3. 2×4行列 [

1 0 3 4

0 2 2 0

]

に対して,各i行をi列に並べてできる4×2行列を答えよ*2

解答. 行列 [

1 0 3 4

0 2 2 0

]

の第1行1,0,−3,4を第1列に,第2 行0,2,2,0 を第2 列に並べてできる行列を答えればよい

ので, 



1 0

0 2

3 2

4 0



.

*2一般にm×n行列に対して,各i行をi列に並べてできるn×m行列を元の行列の転置行列という.

2

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