• Tidak ada hasil yang ditemukan

1975 年以降の日本における 少子化の要因分析

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2025

Membagikan "1975 年以降の日本における 少子化の要因分析"

Copied!
5
0
0

Teks penuh

(1)

卒業論文

1975 年以降の日本における

少子化の要因分析

(2)

要約

本論文は、「少子化とはなんなのか」という問いの答えを得るための試みである。本論 文では、1975年を1つの転換点とし、1975年以降の少子化についてその要因を探っていく。

そして、その要因が現在の若者にも関わりがあるのか、将来にも少子化は続くのかどうか を明らかにしていくことを目的としている。

手法はまず、現在の学者たちの少子化の要因に対する学説を調べるために、文献調査を 行い、その後そこで発見できた少子化の要因が現在の若者にも関わりがあるのか、インタ ビュー調査を行っている。

まず、序章ではなぜ今回このテーマを設定したのか、その動機を昨年ある生徒との会話 から得た気づきを元に、述べる。

第1章では、「少子化とは」をテーマに設定した。第1節では少子化について一般的に言 われている定義や認識を示している。第2節では、現在に至るまでの少子化の年次推移を述 べる。出生率の低下は戦後、戦後直前と、第2次ベビーブーム以降現在まで続く2つが見受 けられる。その2つの違いを提示し、本論文では第2次ベビーブーム以降、つまり、1975年 以降の出生率低下を現代の少子化として本論文で扱うことを明記する。第3節では、1975 年以降の少子化は、直接的に既婚夫婦間の子どもの数が減ったことが原因ではなく、それ 以前の結婚に問題があることを指摘している。第4節では、第3節を踏まえ、1990年後半以 降の現在の少子化についての原因が、結婚問題と、既婚夫婦間の子どもが減少しているこ との2つから成立することを述べている。

第2 章では、少子化の要因に関する学説を見ていく。ここでは、少子化から連想される、

少子化に関わりのあるキーワードを8つ提示し、それぞれにかかわる学者の要因の解読を行 った。そして、それを①経済、②価値観の変化の定着、③性別役割分業意識の残留の3つに 分類した。

第3章では、「少子化と若者」をテーマに設定し、第2章で得た少子化の3つの要因がどの ように、現在の若者と関わっているのかを、筆者の考察を加えながらまとめている。

第4 章では、第3章で、まとめた少子化の要因に関する考察が、大学生3、4年生でも言え るのかどうかを、確かめるための調査として、インタビュー調査を行っている。ここでの、

大学3、4年生は、第3章で示した若者の代表として設定している。そのインタビュー調査で 得られた結果とその考察を第3節にまとめた。

(3)

第5節では、まとめとして、これまで本論文では得た知見をもとに「少子化とはなんなの か」の筆者なりの答えを示す。まず第1節では、少子化の要因に対し得られた知見をまとめ、

今後の少子化の将来はどうなるのか、少子化の対策としてどのようなものが有効と考えら れるかを提示している。第2節では、本論文の反省点として、本論文がどのような結果を出 せ、また何が足りないと考えられるのかを提示した。

おわりに、はじめにで、目的としてきた「少子化とはなんなのか」という問いに答える ことができたのかどうかを述べている。また、自分が少子化という問題全体に感じたこと についても言及し、本論文を締めくくる。

(4)

目次

はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

第1章 少子化とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 第1節 少子化の一般的定義・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 第2節 現在に至るまでの少子化の推移・・・・・・・・・・・・・・・・5

1-2-1 少子化の年次推移 /5

1-2-2 戦後直後の出生率低下と、第2次ベビーブーム以降の出生率低下の違い /6

1-2-3 1975年という年 /10

第3節 少子化は結婚問題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 第4節 現在の少子化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18

第2章 少子化の要因に関する学説・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 第1節 少子化と関連するキーワード・・・・・・・・・・・・・・・・・20 第2節 学説から見た少子化の要因分析・・・・・・・・・・・・・・・・23 (1)少子化の要因分析 結婚回避編 /24

2-2-1 経済 /24

2-2-2 価値観の変化の定着 /29 2-2-3 性別役割分業意識の残留 /34 (2)少子化の要因分析 出産回避編 /37 2-2-4 経済 /37

2-2-5 価値観の変化の定着 /40 2-2-6 性別役割分業意識の残留 /42

第3節 少子化の要因の分類と、社会・経済の動きとの関連・・・・・・・43 2-3-1 少子化の要因の分類 /43

2-3-2 少子化の要因と学説 /44

2-3-3 少子化と社会・経済の動きとの関連 /45

(5)

第3章 少子化と若者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47 第1節 結婚回避要因の考察・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48 第2節 出産回避要因の考察・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・52

第4章 大学生における検証・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55 第1節 調査概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 55 4-1-1 調査目的 /55

4-1-2 調査対象 /55 4-1-3 調査方法 /57

第2節 インタビュー記録・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・57 第3節 インタビュー結果と考察・・・・・・・・・・・・・・・・・・・73

(1)結婚回避、出産回避に関連する要因 /73 4-3-1 経済 /73

4-3-2 価値観の変化の定着 /74 4-3-3 性別役割分業意識の残留 /75

(2)性別役割分業意識の形成/77

(3)結婚は未来への投資/79

第5章 まとめと考察・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・82 第1節 若者世代の少子化の将来・・・・・・・・・・・・・・・・・・・83 第2節 本論文の反省点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・86

おわりに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 88 参考文献・参考URL

謝辞

Referensi

Dokumen terkait

【解説】 破骨細胞は造血幹細胞に由来したマクロファージと近縁の細 胞で,生体内で骨吸収を営む唯一の細胞である.近年の研究 から,破骨細胞の分化に必須なサイトカインRANKLが発見 さ れ,RANKL受 容 体RANKの 下 流 のFos, NF-κB, NFATc1 などの転写因子が破骨細胞の分化で重要な役割をもつことが

の水素結合によって形成される経路を通じて,活性中心 を経て細胞外に運ばれるとされている(20).これに対し てNORはプロトンポンプ機能をもたないとされてい る(21). cNORの結晶構造から,2つのヘムのプロピオン酸残 基の近傍には水分子がクラスターを形成していることが 観測され,この水クラスターと細胞膜のペリプラズム側

8-3 図4 因子分析実行結果 この結果でまず見るところは、「寄与率」と「累積寄与率」です。寄与率は説明変数の分 散(ばらつき)を各因子がどの程度説明できているかを与え、累積寄与率はその合計です。 主成分分析のときと同様、0.9以上という目安がありますが、変数が多くなるとなかなか難

PRMU2003-118 NC2003-49 2003-10 因子分解法の完全レシピ 金谷 健一† 菅谷 保之† †岡山大学工学部情報工学科 あらまし ビデオ画像上を追跡した特徴点からその3次元形状を復元するTomasi・Kanadeの「因子分解法」は“特 異値分解によって行列の因子分解を行なう方法”

racemifer SOSP1-21Tの生育が遅いせい か,胞子着生や気菌糸の様子,培養ステージ毎の形態 などについて判然とする観察結果が掲載されていな い.このように複雑な形態分化を示すが,情報の乏し い珍しい系統からさらに培養株を分離し,その形態学 的特徴や性質を明らかにする事は系統分類学や形態分 化,進化学の観点からも重要であると考えられる.

おわりに 中国の政治制度、シンクタンク設置の経緯などから、中国のシンクタンクは他国と異な る特徴を有し、特有な政策立案へのアクセスルートを保持している。こうしたアクセスル ートは法律や制度によって保障されているものではないが、定例化しているのが実情であ る。 中国のシンクタンクはさまざまな役割を担っているが、主たるものは政策提言、政府政

come.on throw trash on place-SUFF ‘Let’s throw a trash on it is place’ 3.2.3 行動要求を明示しないもの インドネシアの禁止サインにも日本と同じく,行動要求を明確に表現しないものも見られる.日本語のと同じ

要 約 本論文は、化粧をめぐる社会の規範意識と、女性にとっての化粧がどのような役割を果 たしているかを見出すことを目的としている。現代日本社会における女性の化粧は、マナ ー、たしなみ、そして楽しみとして、一種の文化を形成している。女性たちは化粧を肯定 的な自己表現の手段・技法として用い、周囲との関係性をとりもつために用いていると言