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21 - 北海道大学

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Academic year: 2024

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(1)

(平成21 年 2 月 5 日実施)   

平成 21 年度  2次募集 

北海道大学大学院理学院  量子理学専攻・宇宙理学専攻    修士(博士前期)課程  入学試験  専門科目問題 

   

受験に関する注意 

• 試験時間:9:00~12:00の3時間

• 解答紙、草案紙ともに受験番号を記入する。氏名は記入しない。

•解答の際、途中の問が解けないときも問題文に記されている結果等を使ってそれ以 降の問を解いてよい。

• 試験終了後、解答紙、草案紙ともすべて提出する。

•量子理学専攻志望者・宇宙理学専攻志望者とも問 題 I,II,III,IVを解答すること。

• 配布するものは

専門科目問題冊子 問題I 1枚 問題II 1枚 問題III 1枚 問題IV 1枚

解答紙 8枚(各問題2枚)

草案紙 4枚(各問題1枚)

(2)

問題 I

問1 ロケットは搭載した燃料の燃焼ガスを後方に噴射する反作用で推進力を得る。以下では初期質 量M のロケットが重力に抗して直線上を運動する場合を考え、ロケットは燃焼ガスを大きさ uの相対速度で後方に噴射するものとする。また、ロケットの進行方向を座標軸の正の向きに 取る。

1-1. 時刻tにおけるロケットの質量と速度をm(t), v(t)とし、微小時間dtの間に−dmの質 量の燃焼ガスを噴射して本体の質量と速度がm(t) +dm, v(t) +dvになったとせよ。ロ ケットが質量に比例する重力−m(t)g(t)を受けるとして、運動量変化と力積の関係式を 求めよ。ただし、2次の微小量については無視せよ。

1-2. 仮に外力がなく(g(t) = 0)、ロケットの初速度が0の場合に、燃料を使い切ったときの ロケットの速度を求めよ。ただし、ロケット本体の質量はm0とする。

1-3. 重力加速度が一定(g(t) =g)とみなせる場合に、ロケットが単位時間に噴射する燃焼ガ スの質量cが一定であるとして、時刻t におけるロケットの速度を求めよ。ただし、ロ ケットの初速度は0とする。

問2 同じ質量mを持つ2つの質点1と2が、下図のように質量が無視できる長さl の糸に結ばれ て天井から吊り下げられている。図のように2本の糸が鉛直方向となす角を φ1, φ2 と表す。

重力加速度の大きさをgとして以下の問に答えよ。

2-1. この質点系のラグランジアンLを求めよ。ただし、天井の位置を重力ポテンシャルの基 準の位置とする。

2-2. ラグランジュの運動方程式を求めよ。

2-3. 微小振動の場合に、この系の基準振動の角振動数を求めよ。

       

φ1

φ2 l

l 質点1

質点2

(3)

問題 II

問1 半径Rの球の内部に総電荷Q(Q > 0)が一様な電荷密度で分布している。球の中心Oからの 距離をr(0≤r <∞)、真空の誘電率を!0 として次の設問に答えよ。

1-1. ガウスの法則を用いて、電場の大きさEr の関数として求め図示しなさい。

1-2. 無限遠点の電位を0として、この電場より導かれる電位V rの関数として求め図示し なさい。

問2 図のような、透磁率µ、断面積S、長さlの磁性体に導線が一様な密度でN 回巻き付けられた ソレノイドを考える。導線に電流I を流すと磁場が発生する。この磁場の磁束密度Bは、磁 性体内部では一様であり、外部では無視できるものと仮定して以下の設問に答えよ。

S B

l μ

2-1. アンペールの法則を使って、内部の磁束密度の大きさBを、I を用いて表しなさい。

2-2. このソレノイドの自己インダクタンスLを求めなさい。

次に、電圧V0 の直流電源に、このソレノイドと抵抗Rを直列に接続して電流を流す。

V

0

R L I

2-3. 時刻t= 0にスイッチを接続した。その後の電流の時間変化を求め図示しなさい。

2-4. この時、定常状態になるまでは、誘導起電力に逆らって電流が流れるため、ソレノイド にエネルギーが蓄積される。定常状態におけるエネルギーの大きさをV0LRを用い て表しなさい。

2-5. 一般に、透磁率 µの物質中での磁場のエネルギー密度は B2/2µ で与えられる。磁性体 内部の全磁場エネルギーを求め前問の結果と比較しなさい。

(4)

問題 III

問1 下図のように、体積 V 2つの容器があり、十分に細い管 ( 長さL、断面積A)で連結され ている。時刻 t = 0において容器1にはCOガスとN2ガスの混合気体が 、容器2にはN2ガ スが入れられていたとする。t >0では、細い管を通って気体の混合が起きる。容器1および 容器2の気体はともに圧力 P、温度T、数密度 n の理想気体とし 、t = 0 における容器1 各成分の数密度はCOガスが n0N2 ガスが n−n0 とする。管の体積は無視でき、気体の温 度は変化しないとして、以下の問に答えよ。

t = 0での気体の状態

1-1. 管の中の各気体の流量 F は拡散係数 D と気体の数密度の勾配、管の断面積の積で与え られる。各容器内では混合気体の密度は一様に保たれ 、細い管の中では数密度の勾配は 場所によらず一定とする。時刻 t(>0) における容器1と容器2COガ スの数密度を それぞれ 、n1(t)n2(t)とし 、容器1から容器2へ流入するCOガ スの流量 F(t)を求 めよ。

1-2. 各容器内の COガスの数密度 n1(t)n2(t) が従う微分方程式を記せ。

1-3. 質量保存則を使って、n1(t) n2(t) の時間変化を求めよ。

1-4. 準静的過程では、温度T、体積V、数密度 n の理想気体のエントロピー S の変化 dS は、内部エネルギー U =cVnV T (cV 1分子あたりの定積比熱) として

T dS =dU +P dV

で与えられる。この式を積分して、理想気体のエントロピーを求めよ。ただし 、積分定 数は、エントロピーが示量変数となるように定めよ。

1-5. 上記の結果を使って、混合前 (t = 0) と 混合後 (t = ∞) での全系のエントロピーの変 化を求めよ。

(5)

問題 IV

問1 図のようなデルタ関数型のポテンシャル,U(x) = −αδ(x), α >0がある場合につい て, 以下の設問に答えなさい。

x )

( x U

0 x

) ( x U

0

1-1. このような無限大のポテンシャルがある場合に,その点で波動関数 ψ(x)の微分が次 式を満たす事をシュレーディンガー方程式を微小区間[−$, $]に渡って積分することに よって示しなさい。ここで,$は正の微小量とする。

!→0lim

!dψ

dx

"

"

"

+!− dψ dx

"

"

"

!

#

=−2mα

¯

h2 ψ(0)

1-2. 質量mの粒子が,このデルタ関数型のポテンシャルに束縛されているときの固有関数 と固有エネルギーを求めなさい。波動関数は規格化すること。このとき、束縛されてい る粒子の固有エネルギーは負である。

次に,質量mの粒子が正のエネルギーE を持って,左側からこのデルタ関数型のポテ ンシャルに入射してきた。そのときの粒子の散乱について考える。

1-3. この粒子の反射率と透過率を求めなさい。

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