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I.はじめに 1.論文の大切さ - Sophia

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Academic year: 2024

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論 文 を 書 い て み る I.はじめに

1.論文の大切さ

論文を書くことは、大学生活の中できわめて重要な位置を占めている。なぜなら、論文執筆の過程で、自分の知識を 確認し、足りない知識を補い、自らの考え方を整理し、情報を収集し、これを(否定的拒絶ではなく)批判的に分析し、

さらに発表・表現力を磨くことになるからである。

ここで注意して欲しいのは、「自分の」という部分であり、「他人の」考えや情報と明確に区別すべき点にある。これ らを混同したり、他人の知的財産を確信犯的に自分のものであるかのように扱うことは、断じて行なってはならない。

剽窃は犯罪であり、大学だからこそ厳しく罰せられる。

もちろん、最初から論文を書くための一連の作業が完璧にできるわけではない。たとえば、単なる感想文になったり、

論文の体裁が整わなかったり、自分の言いたいことが受け手に伝わらない場合がある。すると、悪い成績がついて論文 が返却されるので、一気にやる気が失せてしまうこともある。それを防ぐには、以下の手順やコツに気をつけてほしい。

[本稿は、上智大学外国語学部ドイツ・ロシア・ポルトガル語各学科公刊の『地域研究のすすめ』に掲載された論文作 法に拠るところが大きい。書誌情報は文末の参考文献を参照されたい。]

2.大学の論文

そもそも大学の論文は、高校までの作文や感想文とどのように異なるのだろう。一言でまとめるならば、大学では教 官から指定された課題あるいは自分が関心をもった課題について、自らの考えや見方を、各学問分野の理論や専門家の 論考、各種の資料やデータを材料にして、読み手が理解できるように整理し、分かりやすく書かれたものが論文である。

そこで、以下では、論文を書くにあたって必要最小限の約束事について、簡単にまとめてみよう。ここで紹介する内 容は、ごく基本的なもので、決して網羅的ではない。だから、多くの教官から指導を受けて、各自それぞれに論文の書 き方についてのノウハウを蓄積していって欲しい。それは、大学を巣立った後も、あなたの知的人生に役立ち続けるだ ろう。

II.学術論文とは

1.論文の内容

学術論文は、どのような内容から成り立っているのだろう。さまざまな定義が可能だろうが、ここでは以下のように まとめてみる。まず、課題を設定する。つまり、自分で得た問題意識を明確にする。つぎに、その問題意識にもとづい て、一次資料(当事者が残した記録)と二次資料(書籍や論文)を読む[別の表現をするなら、一次資料を使って書か れた研究成果が二次資料である]。さらに、それらの情報から、自分の問題設定に沿った情報を選び、整理し、組み立て る。つまり、文章を書いていく。

とくに学術論文の問題設定において、既存の研究を自分なりに整理しておくことが大事である。これまでの研究者た ちが何を問題にしてきたのか、どのように問いを解いてきたのかは、自分が論文を書く際に役立つのみならず、研究者 としての自分がどのような学術的貢献をするのか、明確に理解する際、不可欠だからである。さしずめ、数多くの先輩 たちが積み上げてきた偉業の上に、自分が一つ小さな成果を付け足すといったイメージだろうか。

2.論文の作法

そして、論文を作り上げていくのに大切なことを順番に挙げるとすれば、以下のようにまとめられよう。まず、問題 設定が明確であること。つぎに、結論を導き出す筋道が論理的であること。それから、十分な量と質の証拠が(感情的・

主観的でなく)客観的に分析されていること。また、表現が明快であること。そして、論文としての体裁・形式が整っ ていることである。

III.大学生の論文

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1.手間を惜しまない

学部の学生が論文を書く場合、それは短期的にできあがるものではない。つまり、思い付きの問題設定や片手間の情 報収集、下書きに加筆・修正を加えない執筆作業などはもってのほかである。また、執筆の過程は確かに孤独な作業で あることが多い。しかし、中間報告をすることで、学友との相互批判や教官による指導を受け、徐々に時間をかけて完 成させていかねばならない。

2.駄目なパターン

大学生のレポートに散見される問題は、たとえば以下のようなパターンがある。

第一に、一冊の概説教科書を要約した上で、最後に感想が付け加えられている場合。これは、自分の問題設定や論理 展開が欠落している原因によるものが多い。

第二に、いくつか特定の文献のみに依拠することで、結果的に他人の説を繰り返すだけの、やはり要約型の場合。こ れも、第一の原因と共通しているといえよう。

第三に、多くの資料を参照しているにもかかわらず、何が問題で、何が結論なのか不明の場合。これは、問題設定が 明確でない、あるいは説明不足、論理構成が不十分であることから起こる。

第四に、善悪や好悪の感情ばかりが前面に出すぎる場合。これは、知的未熟さや読書量の不足、あるいは一般的常識 の欠如などに由来する。たとえば、仮説や課題の設定が不適切であるか、思考そのものに柔軟性が欠けている原因で起 こる。とくに後者は、強い思い込みによって自分の主観以外は受け入れられない状態と言えばよいか。

第五に、情報源が多様で、問題設定もできているにもかかわらず、段落の役割が守られない場合。段落とは、言うま でもなく、一つの事柄だけを一貫して統一的に議論する最小単位のことだが、この約束が守られないことが非常に多い。

他方、きちんと書かれた段落では、何が問いなのか、どのように問いが解かれていくのか、問いに対する答えは何か、

これだけのことが明らかになるはずなのだ。ちなみに、段落は構造上、序論・本論・結論という論文全体の縮小版でも ある。したがって、段落が駄目だと、連動して論文全体も駄目になる場合が多い。

IV.論文の構成

1.目次

論文は、目次、本文(序論、本論、結論)、注、参考文献一覧から構成される。もちろん、論文の中心は本文だが、他 の部分も重要である。まず、目次だが、これは論文の構成や論旨の積み上げが明示される箇所にあたる。極端な言い方 をすれば、目次だけをみて、論文の水準を推し量ることもできよう。たとえば、序・本論・結論が対応関係にあるか、

それぞれの部分がまとまっているか、全体のバランスはどうか、など一目瞭然となる。

2.本文

(1)序論

さて、本文の始めに置かれる序論では、自分の問題意識や設定した課題を明示し、論文構成や依拠する情報について 簡単な説明を行なう。たしかに、読み手の関心をひくために、導入部分は面白い話を書くべきだ、とよく言われる。し かし、えてして、この導入部が長くなりすぎて、なかなか本題に入らないために、かえって読者がしびれを切らして論 文から離れてしまう場合もある。そこで、最初は思い切って「本論の目的は・・・である」という一文から始めたらど うだろう。慣れてきたら、読者をひきつける工夫を考えても遅くないだろう。さらに、序論は、最初に書くのだが、最 後まで書き終わってみると、当初の計画からズレることがある。その時には、もう一度、序論を書き直すことになる。

(2)本論と結論

本論では、序論で示した課題に応え、結論が無理なく導き出されるように構成されていなければならない。そこでは、

十分な事例が示され、かつ明快な論理で整理される必要がある。結論は、序論で示した設問に、本論で述べたことによ って応える部分である。つまり、結論は序論と本論と密接に関連している。また、本論のまとめのみならず、論文執筆 時点で十分に展開できなかった残された課題について付記するのもよいだろう。それは、自分が次の研究を始める際の 出発点になるし、また後に続く研究者がどのような設問を引き継いだらよいかの指針になるからだ。

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(3)注

つぎに注だが、大きく分類すると、典拠を示す場合と、補足説明を加える場合がある。先行研究に依拠して、事実を 解釈したり、因果関係を説明したりする場合、必ずその出典を明示しなければならない。また、本文で述べるには、論 旨の展開を妨げる可能性があるものの、大事だと思われるような事例を注に入れる場合がある。たとえば、自分とは異 なった説の存在を認めつつ、本論ではこれを採用しない、といった場合に注で補足説明を展開する。

(4)参考文献一覧

最後に、参考文献一覧だが、論文を作成するにあたって参照した文献を整理する箇所にあたる。つまり、まだ読んで いないが、いずれ役に立ちそうな文献を並べたり、図書館所蔵目録検索に出てきたものすべてを紹介したり、既存の研 究に掲載されているあらゆる文献を列挙する、など頁数をかぜぐだけの行為は不必要。

V.作業の手順

1.テーマ

まず、テーマは教官に与えられる、あるいは自分で設定する場合がある。いずれの場合も、テーマをしっかりと把握 する必要がある。そして、自分の問題意識を絞り込んでいく。テーマの内容を絞り、問題設定を明確化していくことは、

資料収集を容易にするばかりでなく、論理の筋道が混乱したり、中途半端な考察で終わってしまわないようにするため 不可欠である。本を書くのに適切なテーマでも、論文では大き過ぎることが多い。大切なことは、数百頁にわたる書籍 を著すのではなく、その十分の一以下の論文に収まるように、という意識だろう。

さらに、一度決めた題目は徹底的に追求すべきだが、資料収集などで限界がはっきりした場合には、思い切ってやり 直す勇気も大切である。だからこそ、早めに作業を始めることが重要になる。

とはいえ、テーマを自分で設定する場合、どこから手をつけたらよいのか、分からない場合もある。そのような時に は、概説的な教科書や百科事典を読むことで、自分の関心がどこにあるのか確認することが可能である。また、学友や 教官に相談することもできる。いずれにせよ、常日頃から知的なアンテナを張って、事実を覚えるだけでなく、5W1H を活用して観察したり考察したりすることが肝要だろう。

2.資料・データ収集

つぎに、テーマが絞り込まれたら、資料やデータの収集を行なう。その際、大切な点は以下の通りである。

第一に、記録媒体を決定し、継続して使用する。それは、ノート、ルーズリーフ、カード、パーソナルコンピュータ のいずれかであり、それぞれに一長一短があるので、熟考が必要だが、一旦決めたら安易に変えない。

第二に、資料・データの書誌情報や(頁を含む)出所を必ず明記し、注をつくる時に役立てる。

第三に、文献から抜書きした文章と自分のメモをはっきりと区別しておく。これを怠ると、後で剽窃の原因となる。

たとえば、抜書き部分を日本語なら「」外国語なら“”でくくる。また、抜書きは原文に忠実に行ない、引用文中に誤 りがあれば、修正することなく、その箇所の後に(ママ)あるいは(sic)と入れておく。それは、引用時に論文執筆者 が間違えたのではなく、そもそも原文に誤りがあることを読者に伝える記号である、

第四に、記録したものの検索が容易にできるよう、自分なりに工夫した見出しをつけたり、分類方法を考えたりする こと。

3.アウトライン

そして、資料やデータ収集と同時並行して、アウトライン(研究計画のあらましを箇条書きにしたもの)の作成も進 める。その際、大切な点は以下の通りである。

第一に、自分の問題意識や思考過程を明確化するために、早い段階から作成を始める。

第二に、作成を始めたアウトラインは、資料やデータの収集や分析に応じて、どんどん修正を加えていく。その際、

日付をつけるなどして、改訂のプロセスが分かるようにしておく。

第三に、章[たとえば、I、II、III]、節[1、2、3]、項[(1)、(2)、(3)]、その下は1)、2)、3)などと明確に段 分け区別して示す。これは、論理過程の問題点、情報の過不足、各項目のバランスなどを可視化する作業につながる。

4.表現上の約束

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また、アウトラインから文書作成へと移行するにあたり、以下の点に留意して欲しい。

第一に、客観的記述に徹するため、主観的な表現や感情移入を避ける。たとえば、第一人称での記述を原則として行 なわない。その代わり、「本論では」といった具合に第三人称を使う。その理由は、私が個人的に思うのではなく、誰が みても検証できるような形で表現するためである。

第二に、客観的事実あるいは他人の説と自分の主張とを明確に区別し、混同しないため、引用箇所を明示し、参照箇 所は注で出所をいちいち示す。

第三に、他人に読んでもらう、という姿勢が重要。たとえば、短い一文や平易な文章を心がけ、主語を省略するよう な受動態表現を避ける。

第四に、文章作法に関るさまざまな約束事を守ること。例を挙げれば切りがないが、たとえば段落の最初は、日本語 なら1文字分、英語なら5文字分を空けるなど。教官から詳細な指導を受けて欲しい。

5.推敲

論文を書き終えたら、必ず読み直すこと。その際、大切な点は以下の通りである。

第一に、読み手の立場に身を置いて、改訂を加える。

第二に、声に出して音読することによって、文章のリズムを確認したり、論旨の不自然な展開を発見する。

第三に、誤字や脱字を修正する。

第四に、目次、本文、図表、注、参考文献一覧の整合性をみる。

第五に、用語の使用方法が全文を通して一貫しているかどうか、確かめる。

VI.口頭発表

1.「声」に出す論文

口頭発表は、論文を「文字」で執筆する過程で、その途中経過や最終成果を「音声」で発表する機会である。手順と しては、論文のそれと同じだが、特有の留意点を以下に示しておきたい。

もっとも大きな違いは、読み直すことが可能か否か、という点だろう。論文の場合、読み手が自らのスピードをコン トロールできるのだが、口頭発表の場合、そうはいかない。話し手のペースでどんどん進んでいってしまうからだ。す ると、一度聴衆が話の行方を見失ってしまうと、取り返しのつかない惨事が起きてしまうのだ。よほどのことがない限 り、口頭発表中に、聞き手がいちいち話し手をさえぎって「そこのところが分からないので、もう一度説明して」など とやり取りをするわけにはいかない。

2.テーマと構成

このような問題が起きないよう、冒頭でテーマと構成を明らかにすること。発表の最初に明らかにすべきなのは、第 一に、自分の発表がどんなテーマを扱うのか、第二に、話の流れがどうなっているのか、第三に、結論がどこにあるの か、である。たとえば、以下のような発話が考えられる。

(1)「私はこれから・・・についてお話したいと思います。」「私の研究目的は・・・です。」

(2)「まず始めに・・・について、次に・・・について、最後に・・・について述べ、結論としたいと考えています。」

(3)「それでは、まず最初の/それから第二の/そして第三の点、・・・について」

(4)「ここで、これまで申し上げたことをまとめてみます。」「結論として、以下のことが申し上げられると思います。」

(5)「ご清聴ありがとうございました。それでは、質疑応答に移らせていただきます。」

3.ハンドアウト

聞き手の理解を促すためには、ハンドアウトを作ることも大切だ。これは、発表の内容をアウトラインとして整理し、

引用する文章をまとめたり、文字情報を補う図表を載せたり、参考文献を列挙したりする印刷物である。学術論文を口 頭発表する際、特殊な場合を除き、ハンドアウトを作成・配布する必要がある。以下に、ハンドアウト作成の要点と目 的をまとめてみる。

(1)発表者・場所・日時を記す

(2)発表内容の順番を明示する

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(3)引用文や図表を掲載する

(4)参考文献を列挙する

確かに、昨今はパーソナルコンピュータを利用したプレゼンテーションを行なう場合が増えている。しかし、ハード ウェアやソフトウェアのトラブルで、貴重な発表時間を失ったり、聴衆がメモをとる便宜を考えると、印刷物が配布さ れる方が、親切と言えまいか。さらに、コメントを書き込んでもらったハンドアウトを回収して、論文の加筆・修正に 役立てることもできる。その意味で、聞き手が理解しやすい工夫をこらしたハンドアウトを作成することが大切になる。

4.質疑応答

最後に、口頭発表で大切な点は、時間制限を守ることで、質疑応答が最後にできるよう余裕をつくることである。確 かに、口頭発表は準備も本番も緊張を強いられるものだが、せっかく自分が追求してきたテーマについて、聴衆からじ かに反応を得ることができるという意味で、とても有意義な機会である。したがって、難しい質問に答えられないかも しれない、という不安を抱えつつも、それを糧にして前へ進んでいくだけの勇気を持って欲しい。

そこで、大事になるのは、どのようにして聴衆との間で活発な情報・意見交換をするか、という点であろう。たとえ ば、次のような方法が挙げられる。

(1)自分の研究が解明できている部分とできていない部分を明確に分けて紹介する。

(2)発表の結論が、新しい問いになるよう、工夫する。

(3)とくに発表が終わってからコメントしてほしい部分に関しては、発表の途中で「この件に関しては、のちほど皆さ

んのご意見を頂戴したいと思います」などとあえて言い添えておく。

VII.おわりに

1.知的財産

小さなものでは授業のレポートから大きなものは卒業論文、さらには口頭発表を通して、論文は文字あるいは音声で 他人に伝えられる。上では、論文執筆や口頭発表を行なう際、ごく基本的な手順やコツについてまとめてみた。

中等教育までに得た知識を基に、高等教育では分析・発信力を養う。さしずめ「知の受容者」から「知の創造者」への 進化とでも言おうか。そこで、大学で学んだことが、論文あるいは口頭発表という形で、学問的成果としてまとめられ る。こうした研究の結果は、きちんとした形式に整理されることで、同じテーマに関心をもつ多くの人々に共有される 知的財産となることだろう。

ここで、改めて強調しておくと、自他の知的財産を尊重し、出典を示さずに他者の解釈や発見を無断で盗用すること が決してないように。

2.叡智を目指して

いかなる論文でも、その根底にある「人間とは何か」「平和はいかにして実現できるのか」「コミュニケーションはど のように成立するのか」といった諸命題こそ、まさに上智大学が目指す「ソフィア(叡智)」そのものである。究極的に は、こうした大命題と格闘し、大目標を達成するためには、時間をかけて、能力を培って、徐々に前進することが重要 である。だからこそ、この営みは、大学4年間に留まらず、四谷を巣立ってから、生涯を通して、いつも追いかけてい くべきものなのだ。あなたの人生を、実り豊かなものとするために。

参考文献

「論文の書き方」『地域研究のすすめ ロシア語編 改訂版』上智大学外国語学部、2001年

「論文・口頭発表の方法」『地域研究のすすめ ドイツ語編 改訂版』上智大学外国語学部、2002年

「レポート・論文作成のABC」『地域研究のすすめ ポルトガル語編』上智大学外国語学部、2009年

小 塩 和 人 (2009年5月1日)

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