SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
SDGsは、「エス・ディー・ジーズ」と発音します。最後は、Goals(ゴールズ)の略です。
2015年9月に、国連サミットで採択された17の目標で、国連加盟国193か国が、2016年から 2030年までの15年間で達成するために掲げた目標です。
17の目標、169のターゲット、さらにその下に232の指標があります。
たとえば、1.貧困をなくそう、2.飢餓をゼロに、5.ジェンダー平等を実現しよう等です。
SDGsの前には、2000年9月に国連ミレニアム・サミットで採択された国連ミレニアム宣言を
基にまとめられたMDGs「Millennium Development Goals(ミレニアム開発目標)」が、
2001年から2015年までの達成目標でした。
極度の貧困と飢餓の撲滅など達成すべき8の目標、21のターゲット、60の指標がありました。
MDGsは、途上国の開発問題が中心で、先進国はそれを援助する側という位置づけでした。
MDGsの未達成の課題について反省をふまえて、SDGsは採択されたものです。
未達成の課題については、引き続き対応が必要とされています。
SDGsでは、MDGsの未達成な課題への取り組みを進めるとともに、先進国にも重要な新たな
課題に対して、世界各国共通の目標を取り組んでいくことが求められています。
途上国の開発問題への援助のみならず、先進国も経済・社会・環境のすべての共通課題として 目標を設定しています。
従って、掲げられた目標も全ての人類が取り組むべき課題として、8つの目標から17の目標に 増えて包括的となりました。