平成 31 年度版「中学道徳 とびだそう未来へ」
3年 年間指導計画・評価の視点 案
月
教材名
「主題名」
【内容項目】
配当
時数 ねらい 導入(○)・主な発問(●) 評価のポイント 他教科・特別活動
などとの関連
4 月
③
1 父のひと言
「 責 任 を 全 う す る」
【 A 自 主 , 自 律,自由と責任】
1
父が筆者に 発した 言 葉の意味を考えるこ とを通して,責任を もつことの大切さを 自覚し ,自分の 責任 を全うしようとする 態度を育てる。
○自分の役割をきちんと果たしてよかったなと思った経験はあるだろ うか。
●「……おまえのカワウソが寂しがっているぞ……。」という父の言葉 は,「私」の生き方にどんな影響を与えただろう。
●最後まで責任をもって行いたいと思ったことはあるだろうか。なぜ そう思ったのだろう。
●責任を果たすことについて,今日の授業で新たに学んだことを出し合 おう。
【生徒の評価】
責任をもつことの大切さについて,自分との関わりの 中で考え,またそのことと様々な道徳的価値とのつな がりについて考えを深めているか。
【授業の評価】
責任をもつことの大切さについて,様々な道徳的価値 とのつながりの中で考えさせることができたか。
総合的な学習の時 間
委員会活動
2 僕は友達を 裏切ったのか?
「真の友情」
【 B 友 情 , 信 頼】
1
個性の 相違を超えた 友情の尊さについて 考え,よりよい友情 を培っていこうとす る態度を育てる。
○「友達っていいな」と思うのは,どんな時だろう。
●「僕」は友達から何を与えてもらったのだろう。
●「僕」は友達を裏切ったのだろうか。みんなで話し合ってみよう。
●真の友情をつちかうために必要なものはなんだろう。キーワードを 考えよう。
【生徒の評価】
真の友情を培っていくうえで自分に補っていかなけれ ばならないことを,自分なりに考えているか。
【授業の評価】
友情のすばらしさについて多面的・多角的に考えさせ ることができたか。
部活動
5 月
③
3 歩きスマホ をどうするか
1 スマホとのつき合い 方を考えることによ り ,節度を 守り ,節
○歩きスマホをしている人を見かけたことはあるだろうか。あなた は,どうだろう。
【生徒の評価】
歩きスマホの問題を,自分自身はどう解決できるのか を考えることにより,節度を守り,節制を心がけるこ
技術・家庭(技術 分野)
〇本表は,4・6・11・1・2月に,それぞれ1時間のゆとりの時間を想定して作成しています。
〇ゆとりの時間では,学校の実情に応じて補充教材を活用したり,それに替えて郷土資料等を活用したりすることを想定していま す。
「自制する心」
【 A 節 度 , 節 制】
制を心がけようとす る心情を育てる。
●危険なことや迷惑なことはわかっているのに,歩きスマホが減らな いのはなぜだろう。
●歩きスマホを規制するための法律は,必要だろうか。話し合ってみよ う。
●あなたは,スマートフォンや携帯電話とどのようにつき合っていこ うと思うだろうか。
との大切さについて考えを深めているか。
【授業の評価】
歩きスマホの問題を解決するために,多面的・多角的 に解決方法を考え,節度や節制という視点から,自分 自身の行動と重ね合わせて,考えを深めさせることが できたか。
4 平和への願 い
「平和と共存」
【C 国際理解,
国際貢献】
1
参戦国相互の 人々の 立場か ら考え議論す ることを通して,平 和と共存を 実現して いくために多様な他 者と主体的に関わっ ていこうとする態度 を育てる。
○外国の人々と接したり,外国の文化に触れたりする中で,感じたこと や考えたことをあげてみよう。
●語尾を震わせながら話すおばあさんの言葉を聞いて,「僕」はどんな 気持ちになったのだろう。
●あなただったら,オードリーさんにどんな言葉をかけるだろうか。
隣の人とペアでやってみよう。
●「同じ仲間の人類」として私たちが忘れてはいけないことはなんだ ろう。
【生徒の評価】
国際理解のためにとるべき態度について自分なりに考 えているか,話し合いを通して考えを多面的・多角的 に広げているか。
【授業の評価】
平和と共存についての話し合い活動を通して,自分と 国際社会との関わりや,これからとるべき態度につい て考えを深めさせることができたか。
社会 (歴 史的 分 野,公民的分野)
学校行事 平和教育
月
教材名
「主題名」
【内容項目】
配当
時数 ねらい 導入(○)・主な発問(●) 評価のポイント 他教科・特別活動
などとの関連
5 月
③
5 二通の手紙
「法やきまりの意 義」
【C 遵法精神,
公徳心】
1
規律あ る安定した社 会の実現を目ざし , きまりや法の意義に ついて深く考え,主 体的に守ろうとする 態度を育てる。
○どんな場合でも,きまりは優先されるべきなのだろうか。
●元さんがはればれとした顔で身のまわりを片づけ,職場を去って いったのはなぜだろう。
●姉弟を入園させた元さんの判断を,あなたはどう思うだろうか。
●きまりや法は,なんのためにあるのだろう。
【生徒の評価】
二通の手紙をもとに,きまりや法の意義について考え を深めているか,話し合いを通して考えを多面的・多 角的に広げているか。
【授業の評価】
元さんの判断についての話し合い活動を通して,自分 と社会との関わりや,これからとるべき態度について 考えを深めさせることができたか。
社会 (公 民的 分 野)
生徒会活動 キャリア教育
6 月
6 ハゲワシと 少女
1 写真 が 語 る事実 か ら,かけがえのない
○かけがえのない命を守るためには,どうすればいいのだろう。 【生徒の評価】
かけがえのない生命を大切にするにはどうしたらよい
社会 (地理 的 分 野)
④
「かけがえのない 命」
【D 生命の 尊 さ】
生命を尊重しようと する心情を育てる。
●写真を撮影したあと,カーターさんが泣き続けていたのはなぜだろ う。
●カーターさんの行動について,あなたはどう思うだろうか。
●「かけがえのない命を守る」ということは,どういうことだろう。
かを,自分自身と重ね合わせて考え,生命を尊重しよ うとする思いを深めているか。
【授業の評価】
少女を助ける行為も写真撮影の行為も,どちらも命を 救おうとした行為であることを捉えさせ,どうするこ とが生命を尊重することになるのか多面的・多角的に 考えさせ,生命を尊重しようとする思いを深めさせる ことができたか。
7 あなたは顔 で差別をします か
「互いの個性や立 場の尊重」
【B 相互理解,
寛容】
1
藤井さんの体験につ いて考えることを通 して,それぞれの個 性や立場を 尊重し,
寛容な心をもって相 互に理解し ,謙虚に 他に学び,自らを高 めていこうとする態 度を育てる。
○外見だけで人を判断してしまったことはないだろうか。
●藤井さんは自分のどんなところを変えたのだろう。それによってど んな変化が起きたのだろう。
●藤井さんの生き方から,あなたはどんなことを学んだだろうか。
●差別や偏見のない社会を築いていくためには,どんなことが大切なの だろう。
【生徒の評価】
差別や偏見のない社会を築くために大切なことについ て,自分なりに考えているか。
【授業の評価】
周りが藤井さんを理解するべきということだけではな く,藤井さん自身も周りを理解して自ら向上しようと している点に気づかせることができたか。
社会 (公 民的 分 野)
8 舁き縄
「地域社会の一員 として」
【C 郷土の伝統 と文化の尊重,郷 土を愛する態度】
1
郷土の伝統や地域社 会の一員としての自 覚 の 大 切 さ に 気づ き ,郷土を愛し ,進 ん で郷土の 発展に努 めようとする態度を 育てる。
○郷土の伝統や文化に触れたり関わったりしたことはあるだろうか。
●「僕」は,博多祇園山笠のどんなところに魅力を感じているのだろ う。
●あなたがこれから大切にしたい,守っていきたい郷土のよさはなん だろう。
●人はなぜ,郷土の伝統や文化に魅力を感じるのだろう。
【生徒の評価】
郷土や地域社会について,自分との関わりの中でその 大切さについて考えているか。
【授業の評価】
郷土の伝統や地域社会の一員としての自覚の大切さに ついて,多面的・多角的に考えを深めさせることがで きたか。
総合的な学習の時 間
月 教材名 配当 ねらい 導入(○)・主な発問(●) 評価のポイント 他教科・特別活動
「主題名」
【内容項目】 時数 などとの関連
7 月
②
9 無限の道
「真理を求め続け る」
【 A 真 理 の探 究,創造】
1
自らの 信念や生き 方 について考え,真理 を探究していこうと する態度を育てる。
○あなたは,自分の未来にどんな「予想図」を描いているだろうか。
●「はっと我に返った」時,「私」はどんなことに気づいたのだろう。
●歌舞伎の芸の「限りない道」を歩み続けてきた「私」を,支えてきた ものはなんだろう。
●あなたは,どんな「道」を切りひらいていこうと思うだろうか。自 分の「今」と「これから」を,立ち止まって考えてみよう。
【生徒の評価】
歌舞伎道を探究し続ける「私」の生き方について共感 的に考えることを通して,自らの「今」や「将来」に おいて真理を探究していこうとする意欲を高めている か。
【授業の評価】
伝統芸能のすばらしさにも触れながら,歌舞伎に限ら ずどんな人生においても自ら探究していく「真理」が あることに気づかせ考えさせることができたか。
10 変わりゆく 地球
「地球とともに生 きる」
【D 自然愛護】
1
私たちの暮らす地球 の姿を知り ,自然を 愛護し ,人間の力を 超えたものに対する 畏敬の念を深めよう と す る 態 度 を 育 て る。
○私たちが生きている地球の姿に関心を向けたことがあるだろうか。
●あなたにとって快適な地球は,どんな姿だろう。
●将来の世代に,あなたはどんな地球を残したいだろうか。
●地球とともに生きるために,あなたは何をしようと思うだろうか。
【生徒の評価】
人間と自然との関わりの中から,人間の力を超えた自 然との共存について考えを深め,自然を大切にしてい こうとする意欲を高めているか。
【授業の評価】
人間の力を超えた自然を謙虚に受け止めさせ,自分と の関わりの中で多面的・多角的に考える議論を通し て,自然を大切にしていこうとする態度を育てられた か。
理科
社会 (公 民的 分 野)
環境教育
9 月
③
11 鳩が飛び立 つ日~石井筆子~
「よりよい社会の 実現」
【C 社会参画,
公共の精神】
1 自分の 行動が,世の 中を変える 活動の一 端を担うことを意識 し ,積極的に社会に 貢献しようとする態 度を育てる。
○あなたはこれから,どんな生き方をしたいと思っているだろうか。
●筆子はどんな思いで,亮一とともに障がいのある子どもたちの教育に 取り組んだのだろう。
●筆子が,一度は廃止しようと考えた学園を続けていったのは,どんな ことに気づかされたからだろう。
●筆子の生き方から,あなたはどんなことを学んだだろうか。
【生徒の評価】
自身の体験をふり返り,社会に参画することについて 多面的・多角的に考え,深めているか。
【授業の評価】
社会に参画することや自身の進路について考えを深め させることができたか。
社会 (歴 史的 分 野)
国語
ボランティア活動
12 ニワトリ
「命のつながり」
【D 生命の 尊 さ】
1
人間以外の 生命ある ものに,生命の尊さ を 感 じ る 心 情 を養 う。
○私たちが生きていくということは,どういうことなのだろう。
●トモノリとの別れの日,「私」はどんなことを考えて順番を待ってい ただろう。
●トモノリがつけていたアルミの輪を,なぜ「私」は大切にしている のだろう。
●食事の時の「いただきます」という言葉にこめられた意味を考えてみ よう。
【生徒の評価】
命をいただくという飼育実習の作文をもとに,人間以 外の動物にもかけがえのない生命があるということに ついて,考えを深めているか。
【授業の評価】
主人公の心情の読み取りではなく自分の思いとして,
トモノリの生命について多面的・多角的に考え,人間 以外の生命あるものの生命の尊さへの思いを深めさせ ることができたか。
技術・家庭(家庭 分野)
月
教材名
「主題名」
【内容項目】
配当
時数 ねらい 導入(○)・主な発問(●) 評価のポイント 他教科・特別活動
などとの関連
9 月
③
13 フットライ ト
「互いのよさを認 め合う」
【 B 友 情 , 信 頼】
1
個性の 相違を超えて 相手のことを大切に 思うことの尊さにつ いて考え,よりよい 人 間 関係や 友 情 を 培っていこうとする 態度を育てる。
○あなたは,友達とよい人間関係を築くことができているだろうか。
●「俺」が由紀のことをもっと理解しようと思ったのはどうしてだろ う。
●友情と愛情は,違うのだろうか,同じだろうか。
●性別にかかわらずよい人間関係を築いていくために,大切なことはな んだろう。
【生徒の評価】
相手を理解し認め,大切にしようとする心情の大切さ について自分なりに考えているか。
【授業の評価】
友情と愛情で大切なことについて,多面的・多角的に 考えさせることができたか。
学校行事 学級活動
1 0 月
④
14 外国から見 た日本人
「日本人のよさ」
【C 我が国の伝 1
日本人とし ての自覚 をもって生きていこ うとする実践意欲を 高める。
○「日本人のよさ」とは,どんなところだろう。
●外国の人に,日本人が列に並んでいる理由を説明してみよう。
●並ばない人がいたら,あなたならどうするだろう。
●あなたは,世界の人たちに胸を張れるどんな人になりたいと思うだ ろうか。
【生徒の評価】
日本人のよさについて考え,どんなよさを生かして生 きていくのかを,自分自身と重ね合わせて考えること で,日本人として胸を張って生きていこうという意欲 を高めているか。
【授業の評価】
社会 (地理 的 分 野,公民的分野)
保健体育 防災教育
統と文化の尊重,
国を愛する態度】
日本人のよさについて多面的・多角的に考えさせ,こ れからを生きる日本人として,自分自身のよさを伸ば し,日本人としての自覚をもって生きていこうとする 意欲を高めさせることができたか。
15 卒業文集最 後の二行
「いじめを許さな い心」
【 C 公 正,公 平,社会正義】
1
いじめの加害者が抱 え る自責の念や,被 害者の気持ちについ て考えることを通し て ,差別や偏見のな い社会を実現してい こうとする態度を育 てる。
○差別や偏見をなくすために,私たちが考えるべきことはなんだろ う。
●このできごとが「私」にとって「取り返しのつかない心の傷」に なっている理由について考えよう。
●T子さんの作文の最後の二行を読んで,あなたはどう感じただろう か。
●「全ての人に公平に接すること」をはばんでいるものがあるとした ら,それはなんだろう。話し合ってみよう。
【生徒の評価】
差別や偏見についての話し合い活動を通して,深く考 え,それらを解消し,よりよい社会を実現していこう とする意欲を高めているか。
【授業の評価】
教材をもとに生徒の本音を引き出し,差別や偏見につ いて深く考えさせ,いじめや差別のない社会の実現を 目ざす態度を育てることができたか。
社会 (公 民的 分 野)
学級活動
16 サルも人も 愛した写真家
「自然との共存」
【D 自然愛護】 1
大自然のかけがえの なさに触れ,自然と 人間,自己との 関わ りについて考えを深 めることにより,自 然との調和の中で 生 かされていることを 自覚し ,共存し てい こうとする態度を育 てる。
○自然を守り,自然と共存するとは,どういうことなのだろう。
●サルによる被害に遭ったおばあさんから言われた言葉を,松岡さん はどう受け止めたのだろう。
●あなたが松岡さんの立場なら,サルの駆除に協力するだろうか,しな いだろうか。それはなぜだろう。
●人間が生活していくことと,自然を守ることとの関わりについて考え よう。
【生徒の評価】
「判断の基準」について自分なりに考えているか,話 し合いを通して考えを多面的・多角的に広げている か。
【授業の評価】
教材中の人物の立場に立って考え,議論することで,
自然との関わりやこれから人間としてとるべき態度に ついて考えさせることができたか。
理科
月
教材名
「主題名」
【内容項目】
配当
時数 ねらい 導入(○)・主な発問(●) 評価のポイント 他教科・特別活動
などとの関連
1 0
17 足袋の季節 1 おばあさんの思いや り に感謝し ,自分の
○「あのことがあるから今の自分がある」と思った経験はあるだろう か。
【生徒の評価】
多くの人々の善意により今の自分があることに気づ
月
④
「思いやりの心」
【B 思いやり,
感謝】
弱さを見つめ,たく ましく生きる「私」
の生き方を考えるこ とを通して,多くの 人々の善意により 今 の自分があることに 気づき,思いやりあ ふれる 人間愛の精神 を深めようとする態 度を育てる。
●「私」が「むしょうに自分に腹が立った」のは,どうしてだろう。
●「私」が「あのおばあさんが,私にくれた心を,今度は,私が誰かに さしあげなければ」と考えたのは,どんな気持ちからだろう。
●人が人を思う気持ちについて,自由に話し合ってみよう。
き,思いやりの心をもって他者に関わろうとする意欲 を高めているか。
【授業の評価】
思いやりについて考え,これまで関わってきた人々に 対して感謝の気持ちを高め,思いやりの心をもって他 者に関わろうとする人間愛の精神を深めることができ たか。
1 1 月
④
18 ひび割れ壺
「自分らしく生き る」
【A 向上心,個 性の伸長】
1
自分の 個性を生かし て自分らしくよりよ く生きるためには,
どんなことが大切な のかを考え,実践し ようとする態度を育 てる。
○自分らしく生きるとは,どういうことだろう。
●最後の水くみ人の言葉から,気づいたこと,考えたことを出し合お う。
●自分らしく生きるためには,どんなことが大切だろう。
●あなたが考える「自分の長所・短所」を,もう一度見つめ直してみよ う。
【生徒の評価】
短所を長所に言いかえる活動を通して,バランスのと れた自尊感情をもち,前向きに生きていこうとする意 欲を高めているか。
【授業の評価】
ひび割れ壺の立場に立って考えることや友達との話し 合いを通して,それぞれの個性を大切にして,よりよ く生きていこうとする態度を育てることができたか。
音楽 美術 係活動 学校行事
19 死刑制度を 考える
「よりよい社会と 法」
【C 遵法精神,
公徳心】
1
法やきまりの意義を 理解し,よりよいあ り方について考え,
規律あ る社会の 実現 に努めようとする心 情を育てる。
○社会の秩序を守るために必要な法やきまりは,どのようなものだろ う。
●「死刑もやむをえない」という考えを,あなたはどう思うだろう か。
●よりよい社会を実現するには,死刑制度は必要なのだろうか,必要な いのだろうか。
●裁判員に必要な力は,どんな力だろう。
【生徒の評価】
法やきまりの意義を考え,法のよりよいあり方につい て,自分自身の考えを深め,よりよい社会を実現しよ うとする思いを深めているか。
【授業の評価】
法のよりよいあり方について,法の意義という視点か ら多面的・多角的に考えさせ,自分自身の考えを深 め,よりよい社会を実現しようとする思いを深めさせ ることができたか。
社会 (公 民的 分 野)
生徒会活動
20 校長先生の 1 校長先生と の模擬面 ○お互いに気持ちよく過ごすために,ふだん心がけていることはある 【生徒の評価】 キャリア教育
模擬面接
「礼儀の意義」
【B 礼儀】
接の場面か ら,時と 場に応じた適切な 言 動について考え,形 の根底にある礼儀の 意義を 理解し ,主体 的に関わっていこう と す る 態 度 を 育 て る。
だろうか。
●面接官が「おかけください。」と言わなかったら,どうすればよい のだろう。
●礼儀にとって大切なことはなんだろう。
●ルールとマナーとエチケットの違いについて話し合ってみよう。
礼儀にとって大切なことは何かについて自分なりに考 えているか。
【授業の評価】
礼儀にとって大切なことは何かについて考え,議論す ることを通して,時と場に応じた適切な言動について 考え,形の根底にある礼儀の意義を理解し,主体的に 関わっていこうとする態度を育てることができたか。
月
教材名
「主題名」
【内容項目】
配当
時数 ねらい 導入(○)・主な発問(●) 評価のポイント 他教科・特別活動
などとの関連
1 2 月
③
21 カーテンの 向こう
「気高い生き方」
【D よりよく生 きる喜び】
1
人間には弱さや醜さ を克服する強さや気 高さがあることを信 じて,誇りある生き 方をしようとする心 情を育てる。
○あなたは,誇りをもてる生き方をしているだろうか。
●カーテンの向こうを見た時の「私」は,どんな気持ちだっただろう。
●あなたは,ヤコブがとった行動をどう思うだろうか。
●窓ぎわのベッドに移った「私」は,このあとどうしただろう。
【生徒の評価】
ヤコブが場所を譲らなかった理由を知った時,「私」
はその生き方をどのように捉え直したかを自分なりに 考え,自分自身の価値ある生き方への思いを深めてい るか。
【授業の評価】
ヤコブの行動を多面的・多角的に考えさせることか ら,誇りある生き方について思いを深めさせることが できたか。
学級活動
22 ふきのとう
「勤労を通して社 会に奉仕する」
【C 勤労】
1 勤 労の 尊 さ を 理 解 し,自らの生きがい のある人生を探求す るとともに,勤労を 通して社会に奉仕す る 気持ちを 深め,進 ん で社会の 発展向上 に努めようとする意
○働くことの原動力になっているものはなんだろう。
●「私」は,土手のふきのとうを見ながら,何に気がついたのだろう。
●「孤独感も,後悔心も,きれいに消えてしまった」のはどうしてだろ う。
●社会人として働くうえで,大切なことはなんだろう。
【生徒の評価】
ふきのとうを見て「私」は何に気がついたのかを,自 分なりに考えているか,話し合いを通して考えを多面 的・多角的に広げているか。
【授業の評価】
「私」の立場に立って考え,意見を交換することを通 して,社会人としてとるべき態度について考えさせる ことができたか。
ボランティア活動
欲を育てる。
23 あふれる愛
「世界平和と人類 の発展」
【C 国際理解,
国際貢献】
1
マザー゠テレサの生 き 方か ら,世界の 平 和と人類の 発展のた めにはどのような視 点をもつことが大切 なのかを考えること を 通し て,国際的視 野に立って ,世界の 平和と 人類の発展に 寄与していこうとす る態度を育てる。
○「あふれる愛」というタイトルから思いつくことを,できるだけた くさんあげてみよう。
●マザー゠テレサが瀕死の人を病院に運んだり,「死を待つ人の家」を つくったりしたのは,どんな思いからだろう。
●マザー゠テレサの生き方からどんなことを学んだか,グループごと に話し合ってみよう。
●あなたは,これから誰に,どんな「愛」を届けたいか,考えてみよ う。
【生徒の評価】
世界の平和と人類の発展のためにはどのような視点を もつことが大切なのか,自分ごととして多面的・多角 的に考え,話し合うことを通して,考えを広げている か。
【授業の評価】
マザー゠テレサの生き方について話し合う活動を通し て,世界の平和と人類の発展のためにはどのような視 点をもつことが大切なのかについて考えを深め,実践 していこうとする態度を育てることができたか。
社会 (公 民的 分 野)
1 月
③
24 片足のアル ペンスキー ヤー・三澤拓
「目標に向かう強 い意志」
【 A 希 望と勇 気,克己と強い意 志】
1
目標を実現するため に希望と勇気をもっ て 実 行 す る と と も に ,困難に屈せず粘 り強くやり抜こうと する態度を育てる。
○あなたは今,どんな夢や目標をもっているだろうか。
●三澤さんが競技人生を続ける原動力となっているものはなんだろう。
●三澤さんの生き方から学んだことを出し合おう。
●自分の夢や目標を実現するためにこれから取り組みたいと思っている ことをあげてみよう。
【生徒の評価】
三澤さんが競技人生を続ける原動力となっているもの について自分なりに考えているか,話し合いを通して 考えを多面的・多角的に広げているか。
【授業の評価】
教材中の人物の立場に立って考え,意見を交換するこ とで,自分自身の生き方やあり方について,夢や目標 の実現という視点で考えさせることができたか。
キャリア教育
月
教材名
「主題名」
【内容項目】
配当
時数 ねらい 導入(○)・主な発問(●) 評価のポイント 他教科・特別活動
などとの関連
1 月
25 テーブルの 卵焼き
1 自分の 成長を願い,
愛情をもって育てて
○家族の大切さを感じるのは,どんな時だろう。 【生徒の評価】
自分と家族との関係を見つめ直し,家族の一員として
技術・家庭(家庭 分野)
③
「家族の絆」
【C 家族愛,家 庭生活の充実】
く れた 父母や祖父母 に対する敬愛の念を 深め,家族を大切に しようとする態度を 育てる。
●『天使の舞い降りた朝』の中で,大野さんがなくなったお母さんにい ちばん伝えたいことはなんだろう。
●春菜はどうして,「朝の卵焼きが,まだ残っていますように。」と 祈ったのだろう。
●家族の一員として,あなたにできることはなんだろう。
自分にできることについて考えようとしているか。
【授業の評価】
家族の愛情や信頼関係について考え,家族の一員とし て自分がなすべきことについて考えさせることができ たか。
2 月
④
26 家族の思い と意思表示カー ド
「自他の生命の尊 重」
【D 生命の 尊 さ】
1
かけがえのない自他 の生命を尊重しよう と す る 心 情 を 育 て る。
○臓器提供について,さまざまな考えがあるのはなぜだろう。
●父の考えと母の考えを,それぞれどう思うだろうか。
●「命を大切にする」とは,どういうことだろう。
●あなたは,臓器提供意思表示カードにどんな意思を示そうと思うだろ うか。
【生徒の評価】
自分をとりまく家族の思いに想像をめぐらせ,自分の 生命のかけがえのなさへの思いを深めているか。
【授業の評価】
自分と関わり深い家族の思いから,生命のかけがえの なさを多面的・多角的に考えさせ,自他の生命を尊重 しようとする思いを深めさせることができたか。
社会 (公 民的 分 野)
27 憧れの消防 団
「社会連帯 の精 神」
【C 社会参画,
公共の精神】
1
「僕」と消防団との 交流か ら社会参画,
社会連帯,公共の精神 について考え,話し 合うことを通して,
社会をよりよくする た め に 主 体 的 に 関 わっていこうとする 意欲を育てる。
○ボランティア活動をしたことがあるだろうか。
●「いつか僕もその一員になれたらと強く思う」主人公を,あなたはど う思うだろうか。
●ボランティア活動で大切なことはなんだろう。
●社会の一員として生きるということはどういうことだろうか。考え てみよう。
【生徒の評価】
ボランティア活動の意義や価値について自分なりに考 えているか,話し合いを通して考えを多面的・多角的 に広げているか。
【授業の評価】
「僕」と消防団との交流から社会参画,社会連帯,公共 の精神について考え,話し合うことを通して,社会を よりよくするために主体的に関わっていこうとする意 欲を育てることができたか。
社会 (公 民的 分 野)
ボランティア活動 防災教育
28 償い
「人間としての誇 1
人間に は,弱さや醜 さもあるが,それを 克服し 気高く生きよ
○人間ってすばらしいなと思った経験はあるだろうか。
●「償いきれるはずもないあの人」から手紙をもらったゆうちゃん
【生徒の評価】
人の弱さについて踏まえながらも,それを「克服し,
生きる喜び」に目を向け,自らも強く気高く生きよう
社会 (公 民的 分 野)
ボランティア活動
り」
【D よりよく生 きる喜び】
うとする心があるこ と を理解し ,人間と してよりよく生きて いこうとする態度を 育てる。
は,どんな気持ちだっただろう。
●自分が「あの人」だったら,どう行動しただろうか。
●人間のやさしさとは何か,人間の哀しさとは何か,話し合ってみよ う。
とする意欲を高めているか。
【授業の評価】
教材をもとにした話し合い活動を通して,「人間の気 高さ」について多面的・多角的な視野から考え,自ら も実践していこうとする態度を育てることができた か。
月
教材名
「主題名」
【内容項目】
配当 時数
ねらい 導入(○)・主な発問(●) 評価のポイント
他教科・特別活動 などとの関連
3 月
②
29 旅立ちの日 に
「集団の一員とし て」
【C よりよい学 校生活,集団生活 の充実】
1
中学校生活最後の大切 な 行事である卒業式 に臨む姿勢を考えさ せることで,自分た ちの学校を改めて見 つ め直し,学校の一 員として自分にでき ることは何かを考え ようとする態度を育 てる。
○卒業式は,誰のために,なんのためにあるのだろう。
●「なんとなく口だけは開けて」歌っていた「僕」は,どんなことを考 えていたのだろう。
●「僕も本気で歌うよ!」と大声で言った「僕」は,何に気づいたのだ ろう。
●学校の一員として,あなたは誰に,何を伝え,何を残して卒業してい きたいだろうか。
【生徒の評価】
「卒業式が誰のために,なんのためにあるのか」につ いて自分なりに考えているか,話し合いを通して考え を多面的・多角的に広げているか。
【授業の評価】
教材中の人物の立場に立って考え,議論することで,
中学3年生として卒業式にどのように臨むべきかにつ いて考えさせることができたか。
音楽 学校行事
30 もう一つの 時間
「自然と自己との 関わり」
【D 感動,畏敬 の念】
1
人間の力を超えたも のに対して美しさや 気高さ を感じ,自然 の中で生かされてい ることを自覚して,
自己の あり 方・生き 方を深めていこうと する心情を育てる。
○自然の風景に心を動かされたり,自然の不思議さを感じたりしたこと はあるだろうか。
●「全てのものに平等に同じ時間が流れている不思議さ」とは,どうい うことだろう。
●「僕」はなぜ,もう一つの時間が流れていることを意識できるかどう かは,天と地の差ほど大きいと考えるのだろう。
●二枚の写真にタイトルをつけてみよう。
【生徒の評価】
「僕」のメッセージを受け止めたうえで,2枚の写真 にタイトルをつけ,話し合いを通して,考えを広げて いるか。
【授業の評価】
「僕」の視点に立って考えることや友達との話し合い を通して,人間の力を超えたものに対する美しさや気 高さに気づかせることができたか。
国語
補 充 教 材
31 それでも僕 は桃を買う
「偏見や差別をな くす」
【 C 公 正,公 平,社会正義】
1
身のまわりにある偏 見や差別を認識し,
議論することを通し て,それらを克服す るために積極的に取 り組もうとする態度 を育てる。
●学校生活の中で,ここで書かれているようなことはないだろうか。
●偏見や差別はなぜ起こるのか,「僕」はどう考え,なくすためにどう しようと言っているだろうか。
●あなたは,偏見や差別をなくすための鍵は,何をどうすることだと 考えるだろうか。
【生徒の評価】
「僕」の決意の強さを受け止め,話し合いを通して,
偏見や差別をなくすための鍵について,自分のことと して考えているか。
【授業の評価】
「他の人をよく知ろうとする姿勢」「他の人の気持ち を思いやる想像力」が,自分にも求められていること を考えさせることができたか。
社会 (公 民的 分 野)
32 音楽は対話 の始まり
「社会 に 貢 献 す る」
【C 社会参画,
公共の精神】
1
五嶋みどりさんの,
幅広く 国際社会に 貢 献している姿につい て考えることを通し て ,進んで社会と 関 わ り積極的な生き 方 をしようとする態度 を育てる。
●みどりさんが,心のバランスを崩した体験を乗り越え,活動を続けて きているのはなぜだろう。
●みどりさんの生き方から感じたことを出し合おう。
●社会貢献のために,「今自分ができること」「これからできるように したいこと」を考えてみよう。
【生徒の評価】
幅広い社会貢献活動を行うみどりさんを遠い存在とは せず,自分は何ができるのかについて話し合い,考え を深めているか。
【授業の評価】
「今自分ができること」「これからできるようにした いこと」について話し合わせることで,社会に参画し 貢献していこうとする意欲をもたせることができた か。
ボランティア活動
月
教材名
「主題名」
【内容項目】
配当
時数 ねらい 導入(○)・主な発問(●) 評価のポイント 他教科・特別活動
などとの関連
補 充 教 材
33 琵琶湖の水 を京都に送る~ 郷土の復興に尽く した北垣国道と田 辺朔郎~
「郷土の先人への
1 郷土の 発展に尽くし た先人への 尊敬と 感 謝の念を深め,自己 を見つめ郷土に対し て主体的に関わろう と す る 態 度 を 育 て る。
●資金面の不足,住民の反発などの中で,北垣は,なぜ疏水計画を実現 させようとしたのだろう。
●「今も支えてくれている」北垣と田辺の二人の業績について,あなた はどのように思うだろうか。
●地域の発展のために,あなたが大切にしていこうと思うのは,どん なことだろう。
【生徒の評価】
「郷土の発展」について自分なりに考えているか,話 し合いを通して考えを多面的・多角的に広げている か。
【授業の評価】
郷土の復興に尽くした先人の思いについて考え,話し 合うことを通して,先人への尊敬と感謝の念を深め,
社会 (歴 史的 分 野)
総合的な学習の時 間
尊敬と感謝」
【C 郷土の伝統 と文化の尊重,郷 土を愛する態度】
郷土に対して主体的に関わろうとする態度を育てるこ とができたか。
34 世界に誇る
「BONSA I」
「日本の伝統・文 化の継承」
【C 我が国の伝 統と文化の尊重,
国を愛する態度】
1
我が国の伝統や 文化 に つ い て 理 解 を 深 め,それを継承して いくことの重要性に 気づき ,自国の 文化 を尊重しようとする 態度を育てる。
●加藤留吉は,三郎の出征中,どんな思いで盆栽を守り続けたのだろ う。
●(エゾマツ,お前,出世したなあ……。)には,三郎のどんな思いが こめられているだろう。
●日本の伝統文化で受け継いでいきたいもの,世界に発信したいものは なんだろう。
【生徒の評価】
興味をもって教材に向かい,日本の伝統や文化のよさ について自分なりに考えているか。
【授業の評価】
盆栽の他にも多くの魅力が日本にはあることを認識さ せ,それらを大切に守っていこうとする気持ちを育む ことができたか。
美術 音楽 学校行事
35 カムイモシ ㇼとアイヌモシ ㇼ
「自然への畏敬」
【D 感動,畏敬 の念】
1
アイヌの人たちの自 然との関わり方につ いて考え,議論する ことを通して,自然 への畏敬の念をもち ながら自然と共存し ていこうとする態度 を育てる。
●アイヌの人たちは,自然をどのように捉えているだろう。
●アイヌの人たちは,カムイの怒りを畏れることで植物や動物の乱獲を 抑えている。私たちの場合はどうだろう。お互いに意見を交流させよ う。
●あなたは自然をどのように捉え,関わっていきたいと思うか。自分 の考えをまとめよう。
【生徒の評価】
自然と人間の関係や自然と共に生きるための態度につ いて自分なりに考えているか,話し合いを通して考え を多面的・多角的に広げているか。
【授業の評価】
自然と人間の関係についての話し合い活動を通して,
自然と共に生きるためにこれからとるべき態度につい て考えを深めさせることができたか。
理科
社会 (歴 史的 分 野)