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PDF Y 2 P3 - hongo.ed.jp

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Academic year: 2024

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1. 国語の試験の概要

国語の試験は、2021年も例年同様、大問一が漢字5問、大問二が論説的文章、大問三が 文学的文章から出題されました。

国語の試験時間は 50分ですので、時間配分は、大問一の漢字については1~2分程度で 終了させ、大問二および大問三に各20分程度で取り組み、残り時間を見直し当てるように することが理想的だと思います。

なお、大問二および大問三の引用文の文章量は約10,000字もありますので、本文を読む 前に設問に目を通し、解答の根拠がどこにあるのか目途をつけながら読み進めることが効 果的です。

2.各問題の解説

【大問一】

漢字の読み書き5問です。例年、同訓異字が入っていますが、2021年もありました。ま た、記号選択ではなく記述での解答が求められますので、トメ、ハネ、ハライなどに注意し て正しく書けるように演習しておくことが必要と言えます。

1 かせん

2 破(れる)

3 往復

4 秘宝

5 磁石

漢字に関しては同訓異字などに注意する必要があります。2の「破れる」に対し、「敗れ る」、4の「秘宝」に対して、「悲報」「秘法」「非法」「火砲」など多くの選択肢が考え られますので正確に覚えておく必要があります。焦って、「ひほう」を「かほう」と読み違 えて、「家宝」と書かないようにしましょう。

【大問二】

2021年第1回目は、桑子敏雄の「何のための「教養」か」で、「対話の力」に関する記述 からの出題でした。ここから、各問題の解説をします。

問1 X エ

Y ア

Xの回答がエの理由は、問題の文章では「村社会では、集団の理解に従わない、四角X、

村社会のルールにそむく者を排除する傾向をもつ。」とあり、後の文章で「村八分は、共同 体に従わない、あるいは、共同体の利益に沿わない人を排除することである。」と言い換え ていることが分ります。したがって「あるいは」が四角Xに入ることがわかります。

(2)

Yの回答がアの理由は、四角Yの前の文章はクラス環境、なかよし環境、プロジェクト環 境と列挙しているが、その後の文章で、クラス環境だけは違うと限定して言っているので選 択肢から選ぶのはアの「ただ」となります。

接続詞の問題は、前後の文章のつながりから、正解を導きましょう。

問2 ウ

クラス環境とは、子どもたち自身の選択に基づく集団形成ではなく、子どもたち以外の人 によるに指定よって決まります。子供達にとっては、自身の選択による集団ではなく、いわ ば遭遇によって形成された集団です。逆に仲良し環境とは、気の合う者同士が集まって生ま れたグループであり、楽しみや好みを共有する集団です。

設問では、ウのみが「遭遇」ではなくて、気の合う者同士が集まって生まれた集団です。

その他の選択肢は、自身の選択によらない、遭遇によって形成された集団であり、イとエに ついてはP3中ほどにクラス環境であることが記述されています。

問3 エ

アは、いやがらせを受けるという記述はされていません。

イは、罰を与えるという記述はされていません。

ウは、なかよし環境の中にさらになかよし関係が第三者によってあからさまに作られた との記述はされていません。

エは、正解でありP2の「なかよし集団がその内部に小さな集団を生み出すとき、そこに 反目と排除が発生する」と記述されています。

問4 (メンバーが)実現すべき目標に向け協働する(環境)

P3の最後の方にプロジェクト環境の説明があり、この関係を成立させるのは、「ともに 力を合わせて協働することによって実現すべき目標である。」と記述されています。またP 5最後の行に「その目標を達成するための協働を行うグループがプロジェクトチームであり プロジェクト環境である。」と記述がありますので、この部分を要約して解答を記述します。

問5 ア

四角Aの後の文章に「選択能力」やP4最後からP5にかけて、プロジェクト環境に参加 することで・・・「何を選択すべきか、その選択を可能にする能力」「最適な選択を行うこ とができるようになる。」と記述されており、プロジェクト環境にもっともかかわるのは「選 択」であることがわかります。

(3)

問6 多くの人間関係や多様で複雑な選択を経験する(ことで「思慮深さ」が培われるという 利点)

プロジェクト環境に参加する利点を、問題文の「ことで、「思慮深さ」が培われる」につ ながるように説明する必要がありますので、この「思慮深さ」に注目して文章を読んでいく と、P5の中ほど、「もちろん、・・・さまざまなプロジェクト環境に身を置くことにより、

多様で複雑な選択を経験することができる。多様な人間関係も経験することができるであ ろう。こうして、プロジェクト環境は、人間の選択能力としての「思慮深さ」を磨いてゆく のである。」と記述されています。この部分が利点を説明していますので、問題文につなが るように15字以上に25字以内にまとめます。

問7 イ

問題の「空気を読める」は、直前に「いわば」とありますので、この前に記述されている

「集団を支配する暗黙のルールを認識し、それに従った行為を選択できること」を言い換え たものだとわかります。

アは、空気を読んでいるのではなく、思いやりや、優しさにあたります。

イは、グループリーダーのA君のいつも座る席という暗黙のルールに従った行為であり、

正解となります。

ウは、気遣いであり暗黙のルールではありません。

エは、暗黙のルールではなく、先輩が指示したことに従って行動したに過ぎません。

問8 エ

アの「チームの中で調和を保つための個人の配慮」はクラス環境のことであり、誤りです。

イの「周囲の者との対話」ではなく、「目標に向かった対話」が必要であると筆者は述べて いますので、誤りです。

ウの「自分と共通の話題を持つメンバーたちと対話」は、なかよし環境のことですので、

誤りとなります。

消去法で考えると、エが正解となります。

問9 エ

アは、P5最後の方で、既存のルールや規範だけでは解決できない課題はプロジェクト環境

でその解決を図ると言っていますので、一般的に人は「なかよし環境」「クラス環境」の中 で生活するものというのは誤りです。イは、人は3つの環境の「いずれかに所属する」とは

(4)

述べていませんので誤りです。ウは、プロジェクト環境に身を置くことにより思慮深さを磨 くことができると述べていますが、身をおくことが望ましいと結論づけていませんので誤 りです。問題文は 3 つの環境の違いとプロジェクト環境に身を置くことで、問題解決の思 慮深さを磨いていくことを訴えており、エが正解となります。

大問三

伊吹有喜の「雲を紡ぐ」から、主人公の美緒が盛岡の祖父の元に家出し、温かく受け入れ てくれた職人の祖父とコレクションル-ムで会話をする場面が出題されました。

問1 a カ b エ c カ

aは、「窓の外に広がる」は「山を」説明している文です。「二階から」「山を」「眺める」

となりますので、「二階から」は「眺める」に結びつきます。

bは、「父がこの家に直接来る」ということを(私が)「思っていた」ことから、「父が」

は「来る」に結びつきます。

c は、「消火器を侵入者に浴びせて、追っ払っている」場面を(私は)「漫画で」「見た」

ことから、「漫画で」は、「見た」に結びつきます。

問2 エ

品詞の問題でした。Fの「つくり」は動詞と間違えやすいので文章から正しく判断する 必要があります。

A 不機嫌な 形容動詞(不機嫌だ) B 来る 動詞

C 丁寧に 形容動詞(丁寧だ) D 畑 名詞

E 掛かる 動詞

F つくり 名詞

G 広い 形容詞

H 触れる 動詞

I 悪く 形容詞(悪い)

(5)

問3 イ

今朝のことは、次の文「朝、起きると・・・」からP13 の「・・・逃げ出したくなっ た。」までのことです。

アは、機嫌を取るための掃除ではないため誤りです。

ウは、太一が出てくるのは三時であり、今朝のことではないので、祖父も太一もとあるの は誤りです。

エは、太一やクマの話が出てくるの三時であり、今朝のことではないので誤りです。

よってイが正解です。

問4 エ

問題文の次の文章「父と顔を合わせるのは気が重い。・・・辺りは暗くなってきた。」

に美緒の気持ちが表れています。

アは、自分は孤独なのだと寂しく感じてはいないので誤りです。

イは、自分の行動が身勝手で、心配したことを反省していないので誤りです。

ウは、言い訳に困っているわけではないので誤りです。

エが正解です。

問5 隣の部屋に化学薬品があるから

P18 中ほどに、祖父発言で「、この一角に入るなと言ったのはそれが理由じゃない。

隣の部屋に化学薬品があるからだ。」とあり、立ち入り禁止の理由を話しています。

問6 ア

気持ちの流れを拾っていくと、「なんだ、とつぶやいて、消化器を土間に置き、美緒は ほっと一息をつく。」、エアコンの冷気に気付き「気味が悪くなってきた」、色とりどりの 糸を見つけ「好奇心にかられ」となっており、不安→安心→不安→感動と気持ちが動いてい ます。

イは、エアコンの冷気が流れてく部屋に不安を感じていますので誤りです。

ウは、貴重な糸や絨毯のことは、祖父から知らされていませんでしたので、誤りです。

エは、ショ-ル-ムでは不安ではなく感動しているので誤りです。よってアが正解です。

問7 ウ

アは、祖父に諭される前の心情が設問であるため、誤りです。

イは、祖父のことをもっと知りたいとは描かれていないので誤りです。

(6)

エは、家族のもとに帰らなくてもいいのだろうかという不安ではなく、しばらく祖父の家に いてもいいと、聞いて安心しているので、誤りです。

よってウが正解です。

問8 何を求め、どのように生きていくのかということを、周囲に流されずに、じっくり と考えてほしいという思い。

ヒントになる祖父の言葉に、「器用か不器用かより作りたい気持ちがあるかどうかだ。」

「だが大きくなった今は自分で選べばいい。」とあります。この言葉を踏まえて、「何をし たいのか、自分で選ぶことをせがなくてもいい(急がなくてもよい)」という祖父の思いを 記述します。

問9 ウ

アは、クマが出没することでおどかしているわけではないので誤りです。

イとエは、祖父は優しい人物として描かれており、素っ気ない人物ではない、優柔不断な 人物ではないので誤りです。

ウが正解です。

3.最後に

国語の試験問題は、本文の内容把握・理解ができれば、それに基づいて解答できる問題ば かりです。読解問題の対策は、文章を丁寧に読み取り、登場人物の心情や、文脈をよく理解 してポイントをつかむことが第一優先になります。ただ、選択問題の1文が長く、紛らわし い場合もあります。僕は、読点ごとに区切って解答を絞るなどの工夫をしながら解きました。

コロナの中、受験勉強は大変だと思いますが、体に気を付けて頑張ってください。来年の 春、皆さんとともにここ本郷中学校で会えることを楽しみにしています。ありがとうござい ました。

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