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3%と多く、国民健康保険は 26.7%であった。

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後期高齢者医療制度が 65. 3%と多く、国民健康保険は 26.7%であった。

健康・医療ニーズについて、まず、健康状態をみると、体格では一般高齢者は、やせが 5.5%であったのに対し、要支援・要介護者では、やせが 16.6%と多く、要支援・要介護 者においては、低栄養予防対策の重要性が示された。健康度自己評価は、一般高齢者では、

非常に健康・まあ健康が約 75%であったのに対し、要支援・要介護者では、非常に健康・

まあ健康は約 31%であり、生活機能の低下により健康度自己評価が著しく低下すること が示された。高次生活機能の状況では、要支援・要介護高齢者においては、バスや電車を 使っての 1 人での外出、日用品の買い物については、できない者がいずれも 6 割を超え、

また、自分での食事の用意、請求書の支払い、銀行預金・郵便貯金の出し入れについても、

できない者がいずれも半数を超えており、支援の重要性が示された。食事、入浴、トイレ

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使用などの日常生活動作能力が障害されている者は、要支援・要介護高齢者では、それぞ れ 2 割を超えていた。

過去 1 年間の転倒歴は、要支援・要介護者では 55.5%と高く、一般高齢者でも 27.3%

と比較的高く、転倒予防対策の強化が大きな課題であることが示された。

疾病状況をみると、高血圧症を有する者が、一般高齢者の 55.3%、要支援・要介護高 齢者の 51.9%と最も多かった。何らかの薬を服薬している者は、一般高齢者の 76.2%、

要支援・要介護高齢者の 96.8%と非常に多く、ほとんどがかかりつけ医をもち、また、

約 8 割は手稲区内にかかりつけ医をもっていた。しかし、医療機関受診の際、外来で治療 できる傷病の際は病院より診療所を受診するようにしているとの回答は、一般高齢者の 60.1%、要支援・要介護高齢者の 55.5%にとどまっており、病院と診療所の役割につい てより周知させる必要があると考えられた。

かかりつけ歯科医がある者は、一般高齢者の 76.2%に対し、要支援・要介護高齢者は 68.2%と比較的少なかった。誤嚥性肺炎が高齢者の重要な死因となってきている今日、要 支援・要介護高齢者に対する口腔ケアは大きな課題であると考えられる。

居住地域の医療施設の不便・不満足があるとの回答は、一般高齢者の 7.5%に対し、要 支援・要介護高齢者は 16.1%と比較的多かった。

介護サービスニーズについてみると、介護・介助が必要だが現在は受けていない者は、

一般高齢者の 5.2%、要支援・要介護高齢者では 16.7%にみられ、介護・介助の潜在的 ニーズは大きいものと考えられる。

現在の要介護度では、要介護1が男性の 24.4%、女性の 24.6%と多くを占めていた。

要支援・要介護高齢者のうち 1 年前は「非該当」であった者は、男性 21.9%、女性 12.4%

であった。介護予防活動の評価としては現在の要支援・要介護高齢者の数での評価でなく、

新規に要支援・要介護となる割合をいかに低減させるかが重要となる。しかし、予防の取 組みの状況をみると、介護予防事業に参加している一般高齢者は 1.8%にすぎず、また、

「参加を勧められても参加しない」との回答が、一般高齢者の 26.1%、要支援・要介護 高齢者の 53.4%と多かった。住民に対する介護予防への取組みの重要性についての啓発 の必要性が示された。

介護保険サービスを利用している者は、要支援・要介護高齢者の 70.9%であった。

要支援・要介護高齢者に知られてない介護保険サービスとしては、医師や薬剤師などに よる療養上の指導(49.8%) 、小規模多機能型居宅介護(44.9%) 、認知症対応型通所介護

(39.6%) 、夜間対応型訪問介護(34.9%) 、訪問診療(29.2%) 、訪問リハビリテー ション(28.4%)が多かった。また、 「介護予防センター」について「知っている」との 回答は、一般高齢者の 22.2%、要支援・要介護高齢者の 30.7%と比較的少なかった。 「地 域包括支援センター」についても「知っている」との回答は、一般高齢者の 23.3%、要 支援・要介護高齢者の 46.5%であり、とくに一般高齢者の周知状況が悪かった。

札幌市が行っている保健・福祉サービスの周知状況では、一般高齢者は、すこやか倶楽

部については 72.4%が知っていたものの、その他のサービスの周知状況は、いずれも 3

割に満たなかった。一方、要支援・要介護高齢者については、札幌市高齢者配食サービス

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(50.0%)、すこやか倶楽部(46.2%)は比較的知られていたものの、その他のサービス の周知状況は、いずれも 3 割に満たなかった。地域包括ケアにかかわるさまざまの地域の 資源についての広報活動の重要性が示された。

生活支援ニーズについて、まず、閉じこもりの状況についてみると、外出が週 1 日未満 の閉じこもりに該当する者は、一般高齢者の 4.1%に対し、要支援・要介護者では 30.2%

と多く、外出の際困ることとして、要支援・要介護者では、長い距離歩けない(71.2%)、 転ぶのが怖い(60.0%)、トイレが不安(34.6%)、体調が不安(33.4%)をあげた者が多 かった。要支援・要介護者の閉じこもりの要因は内的要因が多いが、環境整備により外出 することができる可能性があるともいえる。

生活の中で手助けが必要なことがある者の割合は、一般高齢者が 23.1%であったのに 対し、要支援・要介護者では 83.9%と非常に多く、要支援・要介護者に対する生活支援 のニーズが大きいことがあらためて示された。その内訳では、一般高齢者では、庭の手入 れ(5.8%)、家の整備(電球交換等)(5.5%)、買い物(5.4%)の支援を必要とする者が 5%を超えており、要支援・要介護者では、買い物(44.2%)、市・区などへの手続き(38.9%)、 通院や薬をもらいにいくこと(38.4%)、家の掃除や洗濯(37.6%)、外出時の付き添い

(37.6%)、食事のしたく(36.3%)、外出時の交通手段(34.9%)、ゴミ出し(31.2%)、

家の整備(電球交換等)(31.2%)、急病などの緊急時の通報(30.8%)の支援を必要とす る者が 3 割を超えていた。要支援・要介護者に対しては、ホームヘルプのみならず、成年 後見制度など権利擁護に関する支援、セルフケアへの支援など幅広い場面での生活支援 ニーズが潜在することが明らかとなった。

心配事や悩み事を聞いてくれる人がいない者は、一般高齢者の 2.7%、要支援・要介護 者の 3.4%と少なく、高齢者が受けている情緒的サポートの状況は良好と考えられた。悩 み事を聞いてくれる人では、一般高齢者では、配偶者(65.6%)、子ども(56.7%)、友人

(35.2%)の順であったが、要支援・要介護者では、子ども(71.2%)、配偶者(36.3%)

と子どもが多かった。一方、心配事や悩み事を聞いてあげる情緒的サポート提供を行って いない人は、一般高齢者の 13.3%に対し、要支援・要介護者では 35.3%と多かった。情 緒的サポートを提供する対象は、一般高齢者では、子ども(43.7%)、配偶者(50.1%)、

友人(33.6%)が多く、要支援・要介護者でも、子ども(35.5%)、配偶者(24.0%)、友 人(15.6%)が多かった。このようなサポートの授受の状況のもと、人づきあいが足りな いと感じることがよくある者は、一般高齢者の 5.1%に対し要支援・要介護者では 14.4%

と多かく、やや男性に高い傾向がみられた。要支援・要介護者に対する傾聴ボランティア などの取り組みでは、一方的な情緒的サポートの提供だけでなく、高齢者に心配事や悩み 事を相談してアドバイスを得るなどサポートの授受をするピアカウンセリングで要支 援・要介護者の社会貢献もはかるよう配慮する必要がある。

手段的サポートの状況として、体調を崩したときに病院への付き添いや買物などをお願 い出来る人の有無についてみると、一般高齢者、要支援・要介護者とも「いない」者は 4%

未満と少なく、高齢者が受けている手段的サポートの状況も比較的良かった。一方、高齢 者自身の手段的サポートの提供状況をみると、「別の誰かが体調を崩したときに病院への

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付き添いや買物などを引き受ける」との回答が、一般高齢者で 91.8%、要支援・要介護 者でも 49.9%と比較的多く、地域で支えあいができる状況がみられた。

体調悪化時の連絡先は、一般高齢者、要支援・要介護者とも、子ども、配偶者をあげた 者が多く、救急車(消防署)をあげた者は 4 人に 1 人程度であった。

携帯電話のメールが使用できる者は、一般高齢者の 47.0%、要支援・要介護者の 12.1%

と比較的少なく、現在の要支援・要介護者に対しては携帯電話のメールを用いた支援は時 期尚早と考えられた。

一般高齢者の地域活動では、自治会・町内会(33.3%) 、サークル・自主グループ(22.5%)

が比較的多く、ボランティア活動(7.0%)は比較的少なかった。介護支援ボランティア 活動への参加意向では、ボランティア活動の参加に前向きな者(参加したい、興味はある)

は約 6 割にみられ、社会貢献活動の推進にむけた環境整備、仕組みづくりが今後、より重