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“‚“ÛŒâ‚è No.571 - 日本国際問題研究所

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Ⅰ 国際関係

03・03 国連安保理が安保理決議を無視してウラン濃縮活動を続けているイランに対し濃縮 の即時停止を求める追加制裁決議案を賛成14、棄権1(インドネシア)で採択、制裁決 議は3度目、全会一致が崩れたのは初めて、5日アハマディネジャド=イラン大統領が EUとの交渉打ち切りを表明

米国とEUが金融情報サービス市場への参入規制で中国をWTOに提訴

米国防総省が中国の軍事動向に関する2008年版年次報告書で米政府を含む世界のコンピ ューターネットワークが過去1年間に中国からとみられる不正侵入にさらされたと指摘 米財務省の集計によると米国の信用力の低い人向け住宅ローン(サブプライムローン)

問題関連の世界の損失額は2000億ドル(約20兆7000億円)を突破

04 スイスの民間経済研究機関の世界経済フォーラム(ダボス会議)が各国の観光と旅行に 関する競争力をランク付けした2008年版の報告書を発表、130ヵ国中スイスが前年に続 き首位を維持、日本は2ランク浮上したものの23位

05 OPECが増産を見送り高値相場を追認

06 国連人権理事会がパレスチナの人権状況に関する討議を行ないイスラエルを非難する決 議を賛成多数で採択(ジュネーブ)

10 国際決済銀行(BIS)が主要国の中央銀行総裁会議を開き世界経済の持続的な成長維持 に新興国の内需拡大が不可欠との認識で一致(バーゼル)

中国のチベット自治区ラサで僧侶ら数百人が中国のチベット政策に抗議デモ、70人が拘 束されたと米政府系放送局が報道

男子マラソンの世界記録保持者ゲブラシラシエ(エチオピア)が大気汚染を理由に北京 五輪同種目の出場回避を表明

11 米欧5ヵ国・地域の中央銀行が金融市場への資金供給を協調拡大する緊急声明を同時発 表、米サブプライムローン問題での信用不安深刻化に対応

12 ニューヨークの原油先物相場が一時初の110ドル台、13日ニューヨークの金先物相場が 初の1000ドル台

13 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核問題をめぐる米朝協議開催(ジュネーブ)、米 側は北朝鮮の核計画申告をめぐり合意に達しなかったと表明

18 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が2007年の難民申請状況を発表、先進国を中心 とする約50ヵ国に難民申請をした人は33万8350人に上り2001年以来6年ぶりに増加 20 安保理拡大問題でキプロスなど6ヵ国が本格的な政府間交渉再開に向けた交渉文書をケ

リム国連総会議長に提出、現在15の理事国を22ヵ国に拡大するなどの内容

24 ギリシャのオリンピア遺跡で北京五輪の聖火採火式、中国のチベット政策に反発する人 権団体のメンバー2人が乱入、サルコジ = フランス大統領が北京五輪開会式不参加もあ りうるとの考え表明、27日トゥクス = ポーランド首相が開会式欠席を表明

Ⅰ 国際関係Ⅱ 日本関係Ⅲ 地域別 2008年3月1日−31日

清水 敬善・細川 洋嗣 編 本蔵 一茂 (共同通信)

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30 EU27ヵ国と米国との間で相互の航空路線や便数の決定を自由化する「オープンスカイ 協定」が発効、欧米の各航空会社間の競争が本格化し低価格便の参入も加速

バチカンの日刊紙が世界のイスラム教徒の数が史上初めてカトリック信者を上回ったと 報道、2006年のイスラム教徒は世界人口の19.2%、カトリック信者は17.4%

Ⅱ 日本関係

03・02 福田康夫首相が海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故で 行方不明となった吉清治夫さんと長男哲大さんの千葉県勝浦市の自宅を訪れ家族に謝罪 06 住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)訴訟で最高裁判所がプライバシー権

侵害を認めず合憲の判断

農林水産省が植物検疫統計速報を発表、中国製ギョーザ中毒事件が発覚した1月末以降 中国産野菜の輸入量が急減

07 財務省が2月末の外貨準備高を発表、1兆79億8100万ドルと初めて1兆ドルを突破 11 福田首相がメドベージェフ = ロシア次期大統領と初めて電話会談、北方領土問題を解決

したうえでの平和条約締結に向け首脳間対話の継続で一致

13 中国製ギョーザ中毒事件で千葉県警が市川市の子どもが吐き出したギョーザの皮と具か ら有機リン系殺虫剤「メタミドホス」を検出したと発表、濃度は3000ppm以上でニラの 残留農薬基準の1万倍以上

17 東京株式市場の日経平均株価がサブプライムローン問題を受けた米国の金融不安の広が りから急落、終値は2005年8月以来約2年7ヵ月ぶりに1万2000円の大台を割り円相 場も急騰、一時1ドル=95円台に

18 セルビアがコソボ独立を日本が承認したことに抗議しムルキッチ駐日大使の召還を決定 19 次期日銀総裁に元大蔵事務次官の田波耕治氏を起用する人事案が参院本会議で民主党な

どの反対で否決され総裁が戦後初めて空席に、20日白川方明副総裁を総裁代行に 東芝が撤退を決めた次世代DVD事業に関連した損失規模が約1100億円に上ると発表、

2008年3月期の純利益予想を1800億円から1250億円に下方修正

神奈川県横須賀市の路上に止まったタクシー内で運転手の高橋正昭さんが首を刺され死 亡しているのを発見、22日在日米海軍は車内に残されていたクレジットカード名義人の 脱走兵を都内で拘束

21 イージス艦衝突事故で防衛省が「見張りが不適切で回避義務があったのに十分な措置を とらなかった」とする中間報告を公表、一連の不祥事を受け防衛事務次官、海上幕僚長 を減給とするなど海自隊員を中心に88人の処分を発表

23 日中財務対話が開かれ額賀福志郎財務相と謝旭人中国財政相がサブプライムローン問題 のアジアへの悪影響を抑え経済安定化を図るため協力を強化することで合意(東京)

26 陸上自衛隊警務隊が南シナ海の中国潜水艦事故情報に関する防衛秘密漏洩容疑で1等空 佐を書類送検、記者に防衛機密を漏らしたとして自衛官が立件されるのは初

財務省が2月の貿易統計速報を発表、中国からの食料品輸入額が前年同月比28.0%減の 553億円と急減、中国食品を敬遠する動きが広がっていることを裏付け

28 大江健三郎さんの『沖縄ノート』などでの集団自決の記述をめぐり旧日本軍の元守備隊 長らが出版差し止めなどを求めた訴訟で大阪地裁が「軍が深く関与」とし請求を棄却

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2008年度予算が参議院での否決後衆議院議決優先の憲法規定に基づき成立、一般会計総 額は2007年度当初予算より0.2%増の83兆613億円と2年連続で前年度を上回る

31 租税特別措置法改正案のうちガソリンにかかる揮発油税など道路関連の暫定税率を除い た優遇措置の効力を5月末まで延長する「つなぎ法」が成立、揮発油税など4税は失効 政府の「宙に浮いた」年金記録約5000万件を「3月中に名寄せ(照合)し通知を完了す る」との公約が期限切れ、持ち主を確認して通知できたのは約1200万件にとどまる

Ⅲ 地域別

●アジア・大洋州

03・01 李明博韓国大統領が日本の植民地支配に対する「3・1独立運動」記念式典で未来 志向の日韓関係を築くと表明(ソウル)

03 米ロサンゼルスで1981年に起きた銃撃事件でサイパン滞在中に逮捕された元会社社長三 浦和義容疑者のカリフォルニア州への身柄移送をめぐる審理がサイパンの地裁で開かれ 弁護側は即時釈放を要求し移送を拒否する申し立て、5日地裁のマングロナ判事が却下、

12日サイパンを管轄する北マリアナ諸島のフィティアル知事が三浦容疑者のカリフォル ニアへの移送命令書に署名、19日弁護側が釈放を求める人身保護請求を正式表明 04 中国の全国人民代表大会(全人代=国会)の姜恩柱スポークスマンが国務院(政府)が

全人代に提案する2008年度予算案の国防費が前年度実績比17.6%増の約4177億6900万 元(約6兆600億円)に上ると発表、20年連続の伸び

05 第11期全人代第1回会議で温家宝中国首相が政府活動報告、中国製ギョーザ中毒事件で 注目される「食の安全」を念頭に約7700品目の食品、医薬品などの安全基準を整備する と表明、北京五輪は「国際的連携を緊密にし成功を確保する」と強調

06 タイ警察が「死の商人」と呼ばれるロシアの武器密売業者ビクトル・ボウト容疑者をバ ンコクのホテルで逮捕

07 ガンバリ国連特別顧問がミャンマー軍事政権のチョー・サン情報相らと会談(ヤンゴ ン)、情報相は潘基文国連事務総長が要請した新憲法案の再考などを拒否する意向を表明 08 マレーシアで総選挙が行なわれ与党連合が39年ぶりに3分の2を割り込む大幅な議席減 12 土地を不正取得したとして汚職防止法違反の罪に問われたタクシン = タイ元首相の初公

判が最高裁で開かれ元首相は起訴事実を全面否認

14 中国チベット自治区のラサで大規模衝突、店や車が炎上、戒厳令が出た1989年暴動以 来の規模、インド北部ダラムサラのチベット亡命政府がチベット人デモ参加者30人の 死亡を確認と発表、インドの非政府組織(NGO)チベット人権民主化センターによると 負傷者は数百人、22日新華社通信が死者数19人、負傷者数は市民382人、警官ら治安 当局者が241人と報道、24日亡命政府の報道官が死者130人を確認と発表

15 全人代が国家主席に共産党内序列1位の胡錦濤総書記を再選、最有力後継者として副主 席に同6位の習近平政治局常務委員を選出、19日温家宝首相の再任を承認、第2期「胡

―温」体制の新政府が発足

パキスタンの首都イスラマバード中心部のレストランで爆弾が爆発、共同通信の前イス ラマバード支局長が重傷、現支局長も軽傷

18 温家宝中国首相がチベット自治区の暴動を「ダライ・ラマ集団の扇動」とチベット仏教

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最高指導者ダライ・ラマ14世を批判、14世は暴動収拾不能なら引退すると表明 22 台湾総統選で対中融和路線の馬英九前国民党主席が対中独立志向の謝長廷民主進歩党

(民進党)主席代行に大勝、政権は8年ぶりに国民党へ、民進党による「台湾名での国連 加盟の賛否を問う住民投票」は国民党ボイコットで成立せず

王国ブータンで行なわれた民主化総仕上げの国民議会総選挙でジグメ・ティンレイ元首 相のブータン調和党が44議席を獲得し議席をほぼ独占

24 パキスタン下院がユサフ・ギラニ=パキスタン人民党副総裁を新首相に選出、31日反大 統領派4党の連立内閣発足、辞任拒否のムシャラフ大統領との対決姿勢を強める 26 インドのタタ自動車が米フォード・モーター傘下の英高級車ブランド「ジャガー」と

「ランドローバー」の買収でフォード側と合意

27 韓国統一省が北朝鮮から「南北経済協力協議事務所」に常駐する韓国政府当局者の退去 を要求され11人全員が退去と発表、事実上の追放

28 韓国軍合同参謀本部が北朝鮮が黄海で短距離ミサイルを発射と発表、性能確認と運用能 力向上を目的とした訓練とみられ対艦ミサイル「スティックス」と推定

●中近東・アフリカ

03・02 アハマディネジャド = イラン大統領が1979年のイラン革命後初めてイラクを訪問 03 イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザで行なっていた武装勢力の掃討作戦を終了し地上

部隊を撤退(←2月27日)、期間中にパレスチナ人116人、イスラエル側3人が死亡 06 イラクの首都バグダッドの商業地区カラダで爆弾テロが2件連続して発生、68人が死亡、

約120人が負傷

エルサレム西部のユダヤ教神学校で男が銃を乱射、学生8人が死亡、約10人が重軽傷、

犯人は射殺、7日パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスが犯行声明

07 タラバニ = イラク大統領がギュル = トルコ大統領と会談(アンカラ)、安全保障など両 国の戦略的協力関係の強化で一致、タラバニ大統領はトルコ軍が越境してイラク北部の 非合法武装組織クルド労働者党(PKK)に対し軍事作戦を続けたことに理解を表明 10 スルタン = サウジアラビア皇太子がカタールを訪問しハマド首長らと会談(→12日)、

首長が出資した衛星テレビアルジャジーラによるサウジ王室批判報道で約8年間冷却し ていた両国関係の修復を確認

13 バシル = スーダン大統領とデビ = チャド大統領が関係正常化の文書に署名(ダカール)

14 政教分離の国是を侵害しているとしてトルコの検察当局がイスラム色の強い与党公正発 展党(AKP)の解党と党首のエルドアン首相やAKP出身のギュル大統領らの5年間の政 治活動停止を求め憲法裁判所に提訴、31日裁判所が受理

イラン国会選挙(定数290)が行なわれ17日開票作業終了、確定した223議席のうちア ハマディネジャド大統領に近い保守派連合「統一戦線」が103議席を獲得し最大勢力に イスラム諸国会議機構(OIC)の首脳会議がイスラム過激主義の排除を謳った「ダカー ル宣言」を採択、イスラムの名を借りたテロ行為を非難(ダカール、←13日)

17 イラク中部カルバラでスンニ派武装勢力によるテロとみられる爆発、体に爆発物を巻き 付けた女が自爆したもので少なくとも43人が死亡

ナセル = クウェート首相が内閣全閣僚の辞表を提出、19日サバハ首長が議会を解散

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18 メルケル = ドイツ首相がイスラエル国会で演説、ナチス・ドイツによるホロコースト

(ユダヤ人大量虐殺)を謝罪

21 分断国家キプロスでギリシャ系住民が多数を占めるキプロス共和国とトルコ系が多数を 占める北キプロス・トルコ共和国の両首脳が境界の緩衝地帯で会談、再統合問題などを 協議し3ヵ月以内の再会談や住民往来のための新たな検問所開設で合意

24 バグダッド南部でパトロール中の米軍車両が仕掛け爆弾攻撃を受け4人が死亡、2003年 3月のイラク戦争開戦以降の米兵死者数は4000人に

25 インド洋の島国コモロの連合政府軍がアフリカ連合(AU)軍の支援を受け反連合政府 勢力が違法に支配するヌズワニ島に進攻、主要都市を制圧

イラク南部バスラやバグダッドでイスラム教シーア派反米指導者サドル師の民兵組織マ ハディ軍と治安部隊が衝突、30日同師自らマハディ軍に戦闘中止を呼び掛け

30 アラブ連盟首脳会議がイスラエルの対応次第では「中東包括和平案」の見直しも視野に 入れるとのダマスカス宣言を採択し閉幕(ダマスカス、←29日)、サウジアラビアなど 11ヵ国の首脳が欠席、レバノン情勢などをめぐる加盟国間の亀裂が表面化

●欧 州

03・01 モンテネグロ議会が健康問題を理由に辞任したシュトラノビッチ前首相の後任に議 会第1党の民主社会党のジュカノビッチ党首(元首相)を承認

陸軍士官としてアフガニスタンに駐留していたチャールズ英皇太子の2男ヘンリー王子 が帰国、報道で駐留が明るみになり王子や部隊への危険性を考慮し早期の帰国

03 ドイツ高級車メーカーのポルシェが臨時監査役会で自動車大手フォルクスワーゲン(VW)

の持ち株比率を31%から50%に引き上げVWの子会社化計画を承認、VWもトラック大 手スカニア(スウェーデン)の子会社化を発表、巨大自動車グループが誕生

英銀大手HSBCが2007年10―12月期決算を発表、米サブプライムローン問題などの影 響で約172億ドル(約1兆8000億円)の損失

04 EUの統計機関ユーロスタットが2007年のユーロ圏のGDP成長率は2.6%、加盟27ヵ国 の成長率は2.9%だったと発表

05 ローマ法王庁が法王ベネディクト16世とイスラム教指導者代表が2008年11月にローマ で会談すると発表

フランスの銀行大手クレディ・アグリコルが2007年10―12月期決算を発表、米サブプ ライムローン問題などの影響で33億ユーロ(約5200億円)の損失、8億5700万ユーロ の赤字

06 英中央銀行のイングランド銀行が主要政策金利である短期買いオペ金利を現行の年5.25%

に据え置くことを決定

08 コシュトニツァ = セルビア首相がコソボ独立を支持するEUへの対応をめぐる連立政権 内の対立から議会を解散し総選挙を実施する意向を表明、選挙は5月11日

マルタでEU加盟後初の議会選、10日発表の最終結果で与党国民党が49.3%を獲得し 48.8%の野党労働党に小差で勝利

09 スペイン総選挙で左派与党の社会労働党が勝利、サパテロ首相が2期目に

14 EU首脳会議開催(ブリュッセル、←13日)、中東・北アフリカ諸国とEUとの政治・経

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済関係強化を図る対話枠組み「地中海連合」の設立を承認、2020年までに1990年比で 温室効果ガス排出を20%以上削減する地球温暖化対策を具体化した包括政策案を承認 16 フランス統一地方選の第2回投票実施、パリなど7大都市で野党の社会党が躍進 17 イングランド銀行が銀行間市場の金利に上昇傾向がみられるとして50億ポンド(約

9700億円)の資金供給を緊急実施、金融機関の資金繰り悪化に対処

セルビアから独立宣言したコソボ北部でセルビア系住民と国連側の警官隊、国際治安部 隊が衝突、警官1人死亡、計100人以上負傷

18 アリタリア航空の筆頭株主であるイタリア政府が欧州の航空持ち株会社エールフランス

―KLMによる同航空買収提案を承認、20日同労働組合は提案を拒否

20 北部オランダ語圏と南部フランス語圏の対立から政権の空白が続いていたベルギーでオ ランダ語圏の右派政党キリスト教民主フランドル党のルテルム氏を首相とする5党によ る連立政権が総選挙から9ヵ月ぶりに発足

21 サルコジ = フランス大統領が核、ミサイル、航空機など航空核戦力を現状の3分の2に 縮小し核弾道の総数を冷戦期の半分の300以下に減らす考えを表明

イタリアでモッツァレラチーズの一部製品から基準値を超えるダイオキシンが検出され 検察当局が食品安全に関する法律違反などで捜査を開始したと各紙が報道、28日政府は 国内外で流通している汚染の疑いのあるチーズの回収を決定

26 サルコジ大統領が就任後初の英国公式訪問(→27日)、ブラウン首相と会談し温暖化や テロ対策など世界的規模の問題に協調して対処することで一致

27 ドイツが建設コスト上昇を理由にリニアモーターカー路線建設を断念と発表

28 欧州中央銀行が米サブプライムローン問題で揺れる欧州短期金融市場への対応策として 4月上旬から計1500億ユーロ(約23兆6000億円)の追加資金供給を順次行なうと発表 29 EU外相理事会が中国政府にダライ・ラマ14世との間で「建設的で広範囲にわたる対話

を行なうよう求める」との声明を採択(リュブリャナ)

31 英王室検死官が1997年に死亡したダイアナ元皇太子妃の殺害説を完全否定

●独立国家共同体(CIS

03・01 アルメニアの首都エレバンで2月19日の大統領選の結果に抗議する野党勢力のデモ隊 と治安当局が衝突、コチャリャン大統領がエレバンに20日間の非常事態宣言を出し軍を動 員、警察によると8人が死亡、治安部隊の33人が負傷

02 プーチン大統領の任期満了に伴うロシア大統領選実施、後継指名を受けたドミトリー・メ ドベージェフ第1副首相が70.24%を得票して大差でロシア第3代大統領に、戦後のソ連・

ロシアで最年少の国家元首

03 ロシアの政府系独占企業ガスプロムのクプリヤノフ報道官がウクライナの天然ガス債務問 題をめぐり債務未払いを理由に同国に対するガス供給をモスクワ時間の3日から25%削減 したと発表、4日にさらに25%削減、5日同報道官はウクライナのエネルギー企業とガス供 給の正常化で合意したと発言

06 ロシア外務省がグルジアからの独立を目指す親ロシアのアブハジア自治共和国に対する国 家レベルでの貿易経済交流などを禁じたCISの制裁措置から脱退するとCIS側に通告 17 ライス米国務長官とゲーツ米国防長官が次期ロシア大統領のメドベージェフ第1副首相、

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プーチン大統領と相次いで会談(モスクワ)

18 米国とロシアの外務・国防担当閣僚が「2プラス2」会合、ロシアが反対する東欧での米ミ サイル防衛(MD)計画などを協議、ラブロフ = ロシア外相が米国はMD計画を撤回しな かったがロシア側の懸念を取り除くため重要で有益な提案をしたと説明(モスクワ)

19 タルレフ = モルドバ首相が辞任表明、20日ウォロニン大統領が後任の新首相候補にジナイ ダ・グレチェアニー第1副首相を議会に提案

20 ロシアの情報機関の連邦保安局(FSB)が国際石油資本(メジャー)の英BPの関連企業従 業員と英国の国際文化交流機関「ブリティッシュ・カウンシル」の関連団体代表の計2人 を拘束し産業スパイの罪で刑事訴追したことを明らかに

21 ロシア下院がグルジアからの独立を目指すアブハジア自治共和国と南オセチア自治州につ いて独立承認を検討するようプーチン政権に求める声明を採択

25 ロシアとエジプトが原子力平和利用協定を締結、モスクワを訪問中のムバラク = エジプト 大統領らが署名式に立ち会い

政治的対立で2006年秋から中断中のロシアとグルジア間の旅客航空便運航が再開

26 中央アジアのカザフスタンの軍事法廷がナザルバエフ大統領の娘婿で政権転覆を図った罪 などに問われ国外逃亡中のラハト・アリエフ氏に対し禁固20年の実刑判決

28 グルジアの首都トビリシの裁判所がサーカシビリ大統領と対立し国外に逃れている野党側 のオクルアシビリ前国防相に対し賄賂を強要した罪で禁固11年の実刑判決

●北 米

03・04 米テキサス州など4州で大統領選の民主党の予備選が行なわれ大票田のテキサスな ど3州でヒラリー・クリントン上院議員がオバマ上院議員を抑えて勝利、8日のワイオ ミング州党員集会、11日のミシシッピ州予備選はオバマ氏が勝利

ブッシュ米大統領がアブドラ = ヨルダン国王と会談(ワシントン)、中断しているパレ スチナ和平交渉やイラク、レバノン情勢を協議

05 ブッシュ大統領が大統領選の共和党候補指名が確定したマケイン上院議員の支持を表明 ブッシュ大統領が再生可能エネルギーの国際会議で基調講演(ワシントン)、温室効果 ガスの主要な排出国が参加して地球温暖化防止に効果のある国際協定ができた場合米国 も加わる意思があると表明

ゲーツ米国防長官が中国が2008年度予算案の国防費が前年度実績比17.6%増加したこと について「透明性に欠ける」と批判、いっそうの情報開示を要請

米食品医薬品局(FDA)が死亡例を含む多くの副作用が報告された米製薬バクスター社 の血液抗凝固剤から主成分のヘパリンに酷似した偽の成分が検出されたと発表

07 オバマ上院議員の大統領選対策本部の幹部がクリントン上院議員を「モンスター」と形 容したことが発覚して辞任、12日にはオバマ氏が黒人だから優位に立っていると発言し たクリントン陣営の選挙資金管理団体役員が辞任

10 ブッシュ大統領がトゥスク = ポーランド首相と会談(ワシントン)、米国がポーランド で計画するミサイル防衛(MD)施設建設の見返りとして同国軍の近代化を支援する方 針で一致

米ニューヨーク州のスピッツァー知事(民主党)が高級売春組織の顧客だったことを認

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めて謝罪する声明を発表、12日辞任を表明、17日盲人認定を受けているパターソン副知 事が後任に就任、同州では初の黒人知事で米史上でも4人目

16 米連邦準備制度理事会(FRB)が日曜に異例の公定歩合を0.25%緊急に引き下げ即日実 施、年3.25%に、18日主要政策金利も0.75%引き下げ年2.25%へ

米銀大手JPモルガン・チェースがサブプライムローン問題で資金繰りが悪化した米証券 大手ベアー・スターンズの救済買収で合意、金融市場の危機回避策

19 イラク戦争開戦から5年を迎えた米国各地で「戦争終結」を訴えるデモが行なわれ全米 で180人以上逮捕、ブッシュ大統領が戦争の「成功」を強調

25 ワイン米空軍長官が核兵器にも転用可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)の点火装置を 2006年に誤って台湾に輸出、台湾側に指摘されて返送を受けたと発表

26 柳明桓韓国外交通商相が就任後初めてライス米国務長官と会談(ワシントン)、6ヵ国協 議合意に基づき北朝鮮が行なう核計画申告について「時間も忍耐も尽きようとしている」

と述べ早期の申告を要請

ブッシュ大統領が胡錦濤中国国家主席と電話会談、チベット情勢について懸念を表明、

チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世との「実質的対話」に乗り出すよう要請

●中南米

03・01 サントス=コロンビア国防相が国内最大の左翼ゲリラ「コロンビア革命軍」(FARC)

の最高幹部の一人レジェス司令官を殺害したと発表、2日コレア=エクアドル大統領と チャベス=ベネズエラ大統領がコロンビア軍がエクアドルへ越境してレジェス司令官を 殺害したと強く反発、エクアドルとベネズエラがコロンビアとの国境に軍部隊や戦車を 派遣、3日エクアドルがコロンビアとの断交を発表、4日ウリベ=コロンビア大統領は チャベス大統領がFARCに資金支援しているとして国際刑事裁判所(ICC)での訴追を 目指すと表明、7日3ヵ国首脳が会談(サントドミンゴ)、ウリベ大統領が越境を謝罪、

3首脳は紛争を終結させ外交関係を正常化させることで合意

07 ボリビア中央選管が5月4日に予定されていた憲法改正案の是非を問う国民投票を延期 すると発表

22 キューバが中国のチベット暴動鎮圧に絡み北京五輪ボイコットを訴える声が高まってい ることを「断固として非難する」との声明を発表

25 フジモリ = ペルー元大統領が腹心だった元国家情報部顧問宅を違法に捜索したとして職 権乱用罪に問われた事件の控訴審初公判がペルー最高裁で開かれ弁護側はフジモリ被告 を禁固6年とした一審判決は重すぎると主張

国際問題 第571号(電子版) 2008年5月号 編集人『国際問題』編集委員会

発行人 佐藤 行雄

発行所 財団法人日本国際問題研究所

〒100−6011 東京都千代田区霞が関3−2−5 霞が関ビル11階 電話 03−3503−7262(出版・業務担当)

http://www.jiia.or.jp/

*本誌掲載の各論文は執筆者個人の見解であり、執筆者の所属する 機関、また当研究所の意向を代表するものではありません。

*論文・記事の一部分を引用する場合には必ず出所を明記してくだ さい。また長文にわたる場合は事前に当研究所へご連絡ください。

*電子版最近号

07年4月号 焦点:国際刑事裁判所の課題 07年5月号 焦点:盧武鉉政権の韓国

07年6月号 焦点:グローバル・ガヴァナンスの現在 07年7・8月号 焦点:危機10周年のアジア経済 07年9月号 焦点:平和構築―紛争後の不安定と安定 07年10月号 焦点:日本の海洋境界画定 07年11月号 焦点:急増するFTA ―世界貿易体制とアジア 07年12月号 焦点:グローバリゼーションと経済安全保障 08年1・2月号 焦点:転機に立つアメリカと中国 08年3月号 焦点:岐路に立つ日本外交 08年4月号 焦点:国連安保理の機能変化

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さらに成功の原因と考えられるのは、議長の努力 が挙げられるだろうし、さらに今回の会議の全体的 な雰囲気として、NPT体制は非常に重要なものな ので、それを壊すわけにはいかないという考えが各 国にあったように思われる。したがって、会議は開 催前に考えられていたよりも、実際には非常にうま く行ったと結論できる。 (2)会議の主要プレーヤー

2 研究レポート FY2021―7号 2022/2/15 日本国際問題研究所 「中国」研究会 2.1 パンロン平和会議とパンロン協定 2015年に停戦合意文書が調印されたことでタイとミャンマーの国境地域は平和を取り戻しつつあったが、中国とミャンマー国境 地域での衝突は途絶えることなく、むしろ激しくなる傾向にあった。

習近平の人脈と第 20 回党大会の注目人物 李昊 日本国際問題研究所研究員 今日の中国において、中国共産党中央委員会総書記の習近平が圧倒的な権力を手中に収めていることについて、もはや疑 問を挟む余地はない。反腐敗運動から始め、2016 年の党中央の「核心」地位の獲得、2017 年の第 19 回党大会、2018 年の国家主席任期制限撤廃、2021

1 研究レポート FY2021―4号 2022/3/31 日本国際問題研究所 「日米同盟研究会 再検討を迫られる台湾有事のシナリオ 小谷哲男 (明海大学教授/日本国際問題研究所主任研究員) 2月24日にロシアがウクライナに侵攻した。独立派が支配を続ける地域の「解放」を目指すだけではなく、隣国の首都の制圧

1 研究レポートFY2020―7号 2021/3/30 日本国際問題研究所 「日米同盟」研究会 日米2プラス2共同発表を読む 小谷哲男 (日本国際問題研究所主任研究員/明海大学教授) 2021年3月16日に東京で日米安全保障協議委員会2プラス2が開かれ、両国の外務・防衛閣僚によってその成果

サウジアラビアの未来 保坂修司 日本エネルギー経済研究所研究理事 はじめに いわゆる「アラブの春」の流れのなか、アラブ地域ではいくつもの独裁体制が崩壊した。 また、体制が崩壊せずとも、危機的な状態に陥っている国もある。しかし、サウジアラビ アを筆頭とする湾岸王制産油国は、石油の出ないバハレーンや比較的民主的なクウェート

1 研究レポート FY2021―3号 2021/8/16 日本国際問題研究所 「経済・安全保障リンケージ」研究会 人の移動とエコノミック・ステイトクラフト~マリエル危機を例に 上英明(東京大学大学院総合文化研究科准教授) 近年、経済制裁から報復関税、投資規制にいたるまで、エコノミック・ステイトクラフトと呼ばれる外交術が注目を集めている。こ

17 さらに付言すれば、検疫制度や物流関連分野は日韓間でレベルの高い協力が可能であり、こ れは将来的には中国に対する強いレバレッジともなるであろう。知的財産権保護に関しても同 様であり、日韓間で高いレベルの制度ができることは両国にウィン・ウィンの成果をもたらす。 また人的移動や資格の共通化は「即効性」が特に期待できる分野であり、議論の動向が注目さ