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であると、あっという間にわかる。 - 九州工業大学

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Academic year: 2024

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(1)

おまけが全5種類として、n個購入したとき、何種類そろったかの確率を、

p5

( )

n …5種類そろっている。

p4

( )

n …4種類そろっている。

p3

( )

n …3種類そろっている。

p2

( )

n …2種類そろっている。

p1

( )

n …1種類そろっている。

と表現すると、

p5

(

n+1

)

=5

5p5

( )

n +1 5 p4

( )

n p4

(

n+1

)

= 45 p4

( )

n +25 p3

( )

n p3

(

n+1

)

= 3

5p3

( )

n + 3 5 p2

( )

n p2

(

n+1

)

=2

5p2

( )

n + 4 5 p1

( )

n p1

(

n+1

)

=1

5p1

( )

n

と書くことができる。これは行列で表記すると、

p5

(

n+1

)

p4

(

n+1

)

p3

(

n+1

)

p2

(

n+1

)

p1

(

n+1

)

 

 

=1 5

5 1 0 0 0 0 4 2 0 0 0 0 3 3 0 0 0 0 2 4 0 0 0 0 1

 

  p5

( )

n p4

( )

n p3

( )

n p2

( )

n p1

( )

n

 

  となる。これを見ればぴーんときて、

p5

( )

n p4

( )

n p3

( )

n p2

( )

n p1

( )

n

 

 

= 1

5n−1An−1 0 0 0 0 1

 

 

ただし、

A=

5 1 0 0 0 0 4 2 0 0 0 0 3 3 0 0 0 0 2 4 0 0 0 0 1

 

 

であると、あっという間にわかる。

(2)

行列のべき乗をやっつけるには対角化しかない。

Aの固有値を調べてみると、5,4,3,2,1であることが簡単にわかる。

Aの固有ベクトルも、

Aが上三角行列なので、すいすい求まる。

このとき階乗に似た計算がでてくるけれど、それがコンビネーション(組み合 わせ

C

n,r)であることは、すぐに気がつくだろう。

こうやって求めた固有ベクトルを都合よく並べることで、

P= 1 −

C

1,1

C

2,2

C

3,3

C

4,4

0 1 −

C

2,1

C

3,2

C

4,3

0 0 1 −

C

3,1

C

4,2

0 0 0 1 −

C

4,1

0 0 0 0 1

 と、

P−1= 1

C

1,1

C

2,2

C

3,3

C

4,4

0 1

C

2,1

C

3,2

C

4,3

0 0 1

C

3,1

C

4,2

0 0 0 1

C

4,1

0 0 0 0 1

 を算出する。

P−1は、

Pから計算して求めるのだけれども、具体的な数字を実際 に計算してみると、なんとその計算結果は、

Pの各要素のマイナス符号をはず したものになっている! 実は、おまけの種類を5種類に限定しない、すなわ ち、一般的な条件においても、

P−1が、

Pの各要素のマイナス符号をはずしたも のになっていると、証明することができる。この証明は後で行なう。

さて、

P

P−1を利用すると、

P−1AP=

5 0 0 0 0 0 4 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 1

 

 

と対角化できる。これを利用すると、

P−1AP

( )

n−1=P−1An−1P=

5 0 0 0 0 0 4 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 1

 

 

n−1

=

5n−1 0 0 0 0 0 4n−1 0 0 0 0 0 3n−1 0 0 0 0 0 2n−1 0 0 0 0 0 1n−1

 

  である。

(3)

行列のべき乗をとりのぞいてやると、当初の求めたい確率は、

p5

( )

n p4

( )

n p3

( )

n p2

( )

n p1

( )

n

 

 

= 1

5n−1An−1 0 0 0 0 1

 

 

= 1

5n−1P

5n−1 0 0 0 0 0 4n−1 0 0 0 0 0 3n−1 0 0 0 0 0 2n−1 0 0 0 0 0 1n−1

 

  P−1

0 0 0 0 1

 

 

であるから、あとはもう、数回の行列計算をがんばるだけでよく、たとえば、

p5

( )

n を求めてみると、

p5

( )

n =

( )

−15−i

C

4,i−1

i 5

  

 

n−1

i=1 5

となる。

これまで、おまけの種類を5と限定して考えてきたけれど、おまけの種類を N と一般化しても、まったく同じ手順をとることができ、

pm

( )

n =

( )

−1mi

C

Ni,mi

C

N−1,i−1

i N

  

 

n−1

i=1 m

を導出することが可能である。ただし、一般条件においては、対角化処理にお ける

Pを出すところまでは簡単でも、

P−1を求めることがむずかしい。

Pの各要 素のマイナス符号をはずしたもの

P?が、

P−1になっていると予想するのだけれ ど、その予想は正しいのか? それを証明するには、

PP?が単位行列となること を示せばよい。

さて、一般条件における

Pの要素(i行j列)を

aijとし、

P?の要素を

bijとすると、

aij =

( )

−1 i+j

C

j−1,i−1 (ji)

0 (j<i)

 

 

bij =

C

j−1,i−1 (ji)

0 (j<i)

 

  である。

PP?の計算結果の要素を

cijとすると、

cij= aikbkj

k=i j

=

( )

−1i+k

C

k−1,i−1

C

j−1,k−1

 

 

k=i

j

(ji)

0 (j<i)

 

 

であり、(i=j)のときを区分わけすれば、

(4)

cij =

( )

−1i+kk−1,i−1

C

j−1,k−1

C

 

 

k=i

j

(j>i)

1 (j=i)

0 (j<i)

 となる。

PP?が単位行列であるためには、(j>i)のとき、

( )

−1i+k

C

k−1,i−1

C

j−1,k−1

 

 

 =0

k=i j

であることを示せればよい。左辺を計算すると、

( )

−1 i+k

C

k−1,i−1

C

j−1,k−1

 

 

k=i

j

=

( )

−1i+k(i(k1)!(k−1)!i)!(k−1)!((j−1)!jk)!

 

k=i

j

=(j−1)!

(i−1)!

( )

−1 i+k 1 (ki)!(jk)!

 

 

k=i

j

となる。ここで、

k=i+n (0≤nd,d= ji>0) なるn、dを導入し、計算を続けると、

=(j−1)!

(i−1)!

( )

−1n 1 n!(dn)!

 

 

n=o

d

=(j−1)!

(i−1)!

( )

−1n 1 d!

d!

n!(dn)!

 

 

n=o

d

=(j−1)!

(i−1)!

( )

−1n 1 d!

C

d,n

 

 

n=o

d

= (j−1)!

(i−1)!d!

( )

−1n

C

d,n

 

n=o

d

を得るところまできた。さて、ここで二項定理を思い出そう。二項定理とは、

自然数nについて、

x+ y

n

( )

=

C

n,r

x

r

y

nr

r=0 n

が常に言えるという定理である。この式に対し、

x=−1,y=1を代入すると、

( )

0 =

C

n,r

− 1

r r=0

( )

n

ということがわかるのだけれど、これはつまり、さっきの式が0だということ だ。これで、Pの各要素のマイナス符号をはずしたものが、P−1になっていると 証明できた。

(5)

後日の成果について これまでの説明より、

p0

( )

n 0種類そろっている確率

も含めて考えたほうが、より一般化して考えることができる。

たとえば、以前、種類数5のとき5×5の正方行列で表現していたけれど、

p0

( )

n を導入すると、6×6の正方行列で考えることになる。

そして、以下のような一般化的な解を求めることができた。

N 種類のおまけのうち、欲しいものが b 種類ある。そして、すでに a 種類入手 しているとする。これから n 個のおかしを買い増ししたとき、手元に揃った種 類数がmになる確率pは、次のようになる。

p N,a,b,m,n

( )

=

( )

−1bm+i

C

i,bm

C

ba,i

Ni N

  

 

n

i=bm ba

=ba,ma

C ( )−1 b−m+im−a,m−bC +i N−i

N

  

 

n

i=bm ba

ただし

N>0,n≥0,Nbma≥0

( )

通常、

m=bの場合に興味を持つが、その場合に限定すると、

( )

−1i

C

ba,i Ni

N

  

 

n

i=0 ba

である。この式の(b-a)とは、「あと何種類欲しいか」を意味している。

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