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「もう一つのノリオの物語 」をつくろう

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Academic year: 2024

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第6学年 国語科学習指導案

1 単元名 感想を話し合おう『川とノリオ』

〜「もう一つのノリオの物語 」をつくろう〜

2 目標

3 学習指導要領との関連

4 児童の実態 調査6月16日(火) 調査人数 2組(30名)4組(31名)

これまで児童は, 6年生になってから国語科の学習で随筆を読んだり, 書いたりしてきた。( 古典の「枕草子」

では, 暗唱し, 自分流の枕草子を楽しんで書いた。)また, 説明文の「森林のはたらきと健康」では, 説明の仕 方等, 様々な観点から文章を読み, 納得したことや感心したことを推薦文に書く活動をしてきた。

物語文を読むのは, 6年生の国語科では最初となるが, 大小タイムや普段の読書では, 物語もよく読んでいる 姿を見かける。以下アンケート調査による実態である。

1 単元に関する実態

本学年の児童は, 読書量に個人差はあるものの, 日頃からよく読書をしている姿をみかける。しかしな がら, 人物の心情と文章上の表現の関係を感じて読んでいるか, 人物の心 の変化を感じて読んでいるか は不明である。それらの実態をふまえて事前調査を実施した。

①この物語の中で, 変わっていくものと変わらないものは何ですか。

<変わっていくもの>

・ノリオ(成長していく) ( 17 )( 17)

・月日や季節 ( 8 )( 4)

・その他 ( 4 )( 10)

・無回答 ( 1 )( 0)

<変わらないもの>

・川 (最初にも最後にも流れている 等 ( 29)( 30)

・母への気持ち ( 1)( 0)

・その他 ( 0)( 1)

○優れた表現を味わいながら,人物の心情を読み,優れた表現についての感想を話し合おうとしている。

<関心・意欲・態度>

○優れた表現に気づき,その効果を考えながら文章を朗読することができる。 <読むこと>

○優れた表現に表れた登場人物の心情の変化を丁寧に読むことができる。 <読むこと>

○文や文章にはいろいろな構成があることや,比喩や反復などの表現の工夫があることを読み取ることができ る。 <伝統的な言語活動文化と国語の特質に関する事項>

C読むこと(3)「目的に応じ,内容や要旨をとらえながら読む能力を身に付けさせるとともに,読書を通し て考えを広げたり深めたりしようとする態度を育てる。」

「ア 自分の思いや考えが伝わるように音読や朗読をすること。」

「エ 登場人物の相互関係や心情,場面についての描写をとらえ,優れた叙述について自分 の考えをまとめること。

「オ 本や文章を読んで考えたことを発表し合い,自分の考えを広げたり深めたりするこ と。」

(2)

・無回答 ( 0)( 0)

②「川とノリオ」では, 様々な表現の工夫があります。どんなものがありますか。

・擬人法 ( 12)( 13) ・繰り返し ( 9)( 4)

・体言止め( 5)( 8) ・比喩 ( 6)( 18)

・情景描写の工夫(色・におい・音 等) ( 18)( 13)

・その他 ( 0)( 2)

・無回答 ( 0)( 0)

③ノリオの気持ちが一番高まるのは, どこの場面ですか。

・八月六日(母ちゃんが帰ってこない場面) ( 13)( 16)

・最後の場面(サクッ サクッ サクッ) ( 6)( 10)

・川で遊んでいるとき ( 8)( 3)

・その他 ( 2)( 1)

・無回答 ( 1)( 1)

④この作品で, 前と後で変わったものを書き出しましょう。

・母ちゃんのおしおき→母ちゃんのおしおきがない ( 13)( 25)

・母ちゃんの子 →じいちゃんの子 ( 5)( 1)

・ノリオ(2才) →ノリオ(小2) ( 4)( 2)

・川と一日中遊ぶ →仕事をする ( 0)( 4)

・その他 ( 5)( 3)

・無回答 ( 3)( 1)

⑤題名がなぜ「川とノリオ」なのだと思いますか。

・ノリオとずっと川は一緒だから ( 17)( 16)

・どちらも主人公だから ( 3)( 2)

・川にはない原爆を通したノリオの成長 ( 0)( 1)

・川とノリオの対比 ( 0)( 8)

・その他 ( 9)( 3)

・無回答 ( 1)( 1)

⑥これまでに読んだことのある戦争に関する本は, どんなものがありますか。

一つの花 ( 9)( 0) はだしのゲン ( 9)( 5)

かわいそうなぞう ( 6)( 0) 広島のピカ ( 5)( 0)

天に焼かれた ( 3)( 3) ちいちゃんのかげおくり( 2)( 0)

ぼくは生きている ( 0)( 6) それから ( 0)( 6)

金魚が消えた ( 0)( 5) ぼくの防空ごう ( 0)( 5)

ふりそでの少女 ( 0)( 3) 悲しい顔のマリア ( 0)( 3)

うしろの正面だあれ( 0)( 2) その他 ( 0)( 9)

無回答 (10)( 1)

2 考察(2組)

(3)

実態調査から, 文章上の優れた表現については, 様々な工夫があることを, どの児童も読み取っている様 子はうかがえた。しかし,それが登場人物のどんな心情を表しているかは,まだ十分読みとれているとはいえな い。「川とノリオ」では, 変わっていくものと変わらないものの対比がでてくるが, 児童らは変わっていくも のを「ノリオの成長」, 変わらないものを「川」と捉えている。また, 物語での大きな変化を, 半数近くの児 童が, 「母ちゃんが いなくなったこと」と捉えているが, 残りの半数 近くの児童らは, 表面的な変化にし か目を 向けられていないのも実態である。

戦争に関する読書では, 教科書に出てきたものや, マンガ「はだしのゲン」等を挙げる児 童が多いことか ら, あまり戦争に関する本には, 積極的に手をのばしている児童は少ないことが考えられる。

以上のことから, 本単元では, 様々な優れた表現がどんな心情を表しているのかを読み取ること, 並行読書 で戦争や登場人物が変容する物語に多く触れる中で, その中に生きる登場人物の生き方ついて考えることに 重点を置いていきたい。

考察(4組)

実態調査から,「川とノリオ」の物語の内容はほとんどの児童が理解している。戦争によって(原爆が投 下されて)変わっていくものと変わらないものの対比がある。児童は変わっていくものを「ノリオの成長」, 変わらないものを「川」と捉えている。

ノリオの気持ちが一番高ぶったのは,「また,八月六日がやってくる。」「サクッ,サクッ,サクッ,母ち ゃん帰れ。サクッ,サクッ,サクッ,母ちゃん帰れよう。」のところを見つけられた児童は1/3程度であっ た。 半数近くの児童が, 「母ちゃんがいなくなった8月6日」と捉えている。ノリオの心情の高まりではな く,生活が大きく変わったところを捉えていた。この物語で,川や川っぷちの声がノリオの心情を読み取る上 で欠かせない。どの児童も文章上の優れた表現があることには気づいているが,その表現がノリオや川の心情 や情景をどう表しているのかを理由立て話せるまでには至っていない。さらに,自分にとって心に残る優れた 表現(比喩,体言止め,擬人法,擬声語,擬態語,繰り返しの表現,倒置法,対句等)の場面が人に伝わるよ うに朗読に力を入れて行きたい。優れた表現を味わいながら,戦争という状況の変化によって変わっていった ノリオの生き方も考えさせていきたい。

「川とノリオ」のような戦争に関する書物を読書活動推進補助教諭の支援で読んでいる子が多くなってきた。

さらに,並行読書を進めながら,本単元と関連して,優れた表現がその場の情景や登場人物の心情をどう表し ているのか,また,その後の生き方の変容も想像させていきたい。

「もう一つのノリオの物語 」をつくろう

5 指導観

本単元は, 文章中の様々な優れた表現を味わい, それと関連づけながら場面の様子や登場人物の心情を想像し て物語を読み深められる文学教材である。

また, 「戦争」という出来事の中で, 変わっていくものと変わらないものを考え, 大きな悲しみの中で必死に生 きていく登場人物の生き方について考えることができる物語でもある。

今回,この教材を通して児童につけさせたい力は, 登場人物の心情を表す優れた表現に気づき,その効果や役割 等を理解しながら登場人物の心情を想像することである。そのためには, まず文章の中から登場人物の心情を表す 情景や優れた描写を見つけさせ, 絵巻物に書き留めさせたい。そして, それをもとに, どんな気持ちが隠されてい るのか話し合わせ, 絵巻物にも 登場人物の心の声として書き加えさせたい。そうした活動が優れた表現を味わい, 想像豊かに物語の世界を広げていく力につながると考える。

さらに, 「戦争」や「災害」等のような, 自分の力ではどうにもできない大きな出来事をきっかけとして, 登場

(4)

人物が変容する物語を並行読書として読み, 「川とノリオ」と比較しながら, その登場人物がどう生きるか関心 をもって読み進められるようにさせたい。「川とノリオ」の学習が終わった時に, 自分が心を動かされた生き方 について触れながら,「わたしのおすすめ本」として 全体の場で紹介させたい。出来事の前と後で変容のある本 を選んで読み進めることは, 登場人物の生き方に着目させることにもなり, それぞれが人の生き方について考え るきっかけとなることだろう。

授業の中では, 音読によって優れた叙述に気づかせたり, 話し合ったりした後に音読することで 物語の内容を 読み味わうことができると考える。より効果的に音読を生かすために, ここではグループによる役割読みを取り入 れ, 読み取った内容をどのように表現すればよいのかについても話し合わせたい。そうすることによって, 今後, 自分自身の表現活動にも生きてはたらく力になっていくと考える。

6 仮説との関わり

仮説1 つけたい力に応じた単元を貫く言語活動の工夫

・優れた叙述と登場人物の様子を絵巻物に書き留めながら, 登場人物の心の声を書き加えていくことで, 登場人物の心情にせまる。

・出来事によって, 前と後に大きな変化がある本を並行読書で読み進め, 「わたしのおすすめ本」を選ん で紹介する。

仮説2 音読を効果的に取り入れる工夫

・グループごとに役割読みを取り入れ, どう読んだらよいか考えて話し合うことで,登場人物の心情にせま れるようにする。

仮説3 評価の工夫

・「わたしのおすすめ本」を紹介する際, 心に残った表現や出来事の前と後では, 何が変わったのかにつ いて伝えられるようにする。

文章の姿

7 指導計画(8時間扱い)

感想 を話 し合 う

川と ノリ オ

いぬ い とみ こ 一〈

プロ ロー グ

〉 二〈 早春

〉 三〈 また 早春

〉 幸せ な二 才の 神様 四〈 夏

〉 五〈 八月 六日

〉 母ち ゃん が帰 って こな い 六〈 おぼ んの 夜( 八月 十五 日)

〉 じい ちゃ んの 子に なる ノリ オ 七〈 また 秋

〉 八〈 冬

〉 九〈 また

,八 月六 日が 来る

〉 いく たび めか の 忘れ るこ との でき ない 悲し い日

「母 ちゃ ん帰 れ。 母ち ゃん 帰れ よう

。」

〈 エピ ロー グ

いっ とき も休 まず 流れ 続け る川

すぐ れた 川の 声の 表現 を見 つけ なが ら, ノリ オの 気持 ちを 想像 しな がら 読も う。

(5)

過程 学習内容と学習活動 評価規準(観点・方法) 時配 み

と お す

(2) ○単元のめあてを確かめ,学習の見通しをもつ。

○読書活動推進補助教員の範読を聞き,感想を書く。また,心に 残った表現や場面はどんなところかをノートに書く。

<単元を貫く言語活動>

もう一つのノリオの物語をつくろう。

○単元の見通しをもち,課題を 設定している。

・感想文がノートに書けたか。

○物語のあらましをつかむ。

○優れた表現を見つけ,川とノリオを対比させながら心情や情景 を話し合う。

○あらましをつかみ,課題を書 いている。

・ノートに物語のあらましが書 けたか。

ふ か め る

(4)

○川や川ぷっちの様子からノリオの気持ちを想像する。

○川の声の優れた表現を見つ けている。

・川の声の言葉に線が引けた か。

○8月6日,ノリオの生活が大きく変わったことを川の様子から 想像する。

○川の声や情景の優れた表現 からノリオの生活が一辺した 様子を見つけている。

・生活が変わったことがわか るところに線が引けたか。

1 4組

(本時)

○ノリオの言葉を探し,ノリオの気持ちを想像する。

○川はノリオに何を伝えたいのか考えさせる。

○ノリオの母に対する強い思 いと,これから前向きに頑張 ろうという気持ちを想像し て音読している。

・「サクッ、サクッ、サクッ、

母ちゃん帰れ。」の音読の表 現方法を工夫したか。

ま と め る

・ ひ ろ げ る

(2)

○様々な優れた表現の中から,心に残った表現について関心をも って伝えたり,聞いたりする。

○読書活動推進補助教員から心に残った表現,または,書物を紹 介してもらう。

○心に残った表現について,感 心をもって伝えている。

・心に残った表現について,根 拠をはっきりさせて発表し たか。

○読んだ書物を紹介しようと している。

・心に残った場面を紹介した か。

1 2組

(本時)

8 本時の学習( 5 / 8 ) 指導者 4 組 増田 清美

「川とノリオ」の物語の学習の進め方を知ろう。

「川とノリオ」の文章のあらましをつかみ,課題を見つけ よう。

ノリオと母ちゃんと川と追いかけっこするノリオの気持 ちを川の声の優れた表現から読み取ろう。

8月6日,ノリオの生活が変わったことを川の声や情景 の優れた表現から読み取ろう。

8月6日を中心に,ノリオの生活が変わったことを川の 様子の優れた表現から読み取ろう。

「また,8月6日が来る」の場面から,なぜ気持ちが大きく 高ぶったのかを読み取ろう。

友達の心に残った表現について知り,ノリオの生き方を 考えよう。

「川とノリオ」のように,戦争や災害によって登場人物 の生活や気持ちが変わった書物を紹介し合おう。

(6)

(1)本時の目標

○「川の声」や状況から,ノリオの気持ちや生活の様子を想像しようとしている。<関心・意欲・態度>

○優れた表現を味わい,登場人物の心情を読み深めることができる。 <読むこと>

○語感,言葉の使い方に関する感覚などについて関心をもつことができる。

<伝統的な言語文化国語の特質に関する事項>

(2)展開

時配 学習内容と学習活動 指導・支援 ○評価 3

20

10

1 前時の学習を想起する。

・三の場面「また早春」を音読する。

2 本時の学習問題を確認する。

3 四と五の場面を音読する。

・指名読み

4 ノリオの心情が表れている文章に線を引き,その時 の心情を想像し合う。

・一人読み

・せみの声はやんでいて,川の音だけが・・・

・黒いゴムぐつを,川はたぶたぶ流していった。

・麦わら帽子も,川はぷかぷか流していった。

・黒いパンツまで川は流してしまった。

・黒いゴムぐつは帰ってこない。

・麦わら帽子も帰ってこない。

・黒いパンツも,行ったきり・・・・・・

・一日中川の中にノリオはいた。

・ザアザア高まる川音の中に,

・〜あったかいあの手・・・・・・

・おそろしそうな人々のささやき声

5 川の声を想像し,ノリオの気持ちを考えながら ノリオの物語を書く。

6 四と五の場面を音読する。

・指名読み

7 次時の予告をする。

・「幸せな二才の神様だったノリオ」を押さえてか ら本時の学習につなげる。

・優れた表現がわかるところを見つけながら,音読 を聞かせる。

・優れた文章表現に着目するよう,読みのめあてを もたせる。(擬態語・擬声語・繰り返し・……・

体言止め・擬人語)

・川の声や状況からノリオの切ない気持ちや不安感 を想像させる。

・友達と交流しながら,ノリオの気持ちを深く考え させる。

○友達と交流し,ノリオの切ない気持ちや不安感を 想像しようとしている。

(話し合いができるように,3,4人のグループ で構成する。ノリオの気持ちを想像できない子 には,友達の話をよく聞くよう支援する。)

・自分の心に残る優れた表現を絵巻物に書かせる。

○川の声を想像しながら,ノリオの気持ちを書いて いる。

(書けない子には,板書の中からノリオの気持ちが わかるところを見つけ,書くよう支援する。)

・読み取ったことを生かし,ノリオの生活の変化を 想像しながら音読させる。

・「また,8月6日が来る」の場面から,なぜ,気 持ちが大きく高ぶったかを読み取ろう。

8月6日,ノリオの生活が変わったことを川の声や情景 の優れた表現から読み取ろう。

(7)

板書計画

(8)

感 想 を 話 し 合 お う 川 と ノ リ オ い ぬ い と み こ

あっ たか いあ の手

・・

・・

・・

・せ みの 声は やん でい て, 川の 音だ けが

・・

・黒 いゴ ムぐ つを

,川 はた ぶた ぶ流 して いっ た。

・麦 わら 帽子 も, 川は ぷか ぷか 流し てい った

・黒 いパ ンツ まで 川は 流し てし まっ た。

・黒 いゴ ムぐ つは 帰っ てこ ない

・麦 わら 帽子 も帰 って こな い。

・黒 いパ ンツ も, 行っ たき り・

・・

・・

・ザ アザ ア高 まる 川音 の中 に,

・お そろ しそ うな 人々 のさ さや き声 ノリ

オは

、じ いち ゃん の子 にな った

。 川は

、今 日も 変わ らず 流れ てい る。

8月 6日

,ノ リオ の生 活が 変わ った こと を川 の声 や 情景 の優 れた 表現 から 読み 取ろ う。

(9)

8 本時の学習(7/8)

(1)本時の目標

○様々な優れた表現の中から, 心に残った表現について,関心をもって伝えたり, 聞いたりしよう

とする。 <関心・意欲・態度>

○比喩や体言止め等, その特質を理解し, 心に残った表現について根拠をはっきりさせて発表で

きる。 <伝統的な言語文化国語の特質に関する事項>

(2)展開

時配 学習内容と学習活動 指導・支援 ○評価

1 1 前時の学習を振り返る。 ・比喩や体言止め, 擬人法, 色や音の表現に ついて, 心に残ったものをまとめたこと を確認する。

2 2 本時の課題を確認する。

友達の心に残った表現について知り, ノリオの生き方を考えよう。

・自分の発表については, メモをもとにし て伝えさせ, クラス全体ではどんな表現 に関心が集まったのか, 最後にまとめる ことを確認する。

25 3 心に残った表現について話し合う。 ・それぞれの表現について, 根拠をあきら かにして発表させる。

・比喩の表現 (じいちゃんの横顔が,へいけがに ・自分の考えと同じもの, 違うものを比較 のようにぎゅっとゆがむ。) しながら聞けるようにさせる。

・体言止め (馬たちの飼い葉のすえたにおい。) ○心に残った表現について根拠をはっきり

・擬人法(川の声 すすきのほが旗をふった させて, 発表したり聞いたりしている。

・音や色の表現 (赤や青の輪がぐるぐるする) (根拠を明らかにしているか,ワークシー

・繰り返しの表現(「サクッ,サクッ,サクッ, トで確認する。書けていない児童には,

母ちゃん帰れ。・・・」) その表現からどんな心情が感じられるか 等 考えさせる。)

10 4 友達の発表した心に残る表現で,共感した ・書き加えた表現やその理由について,何 文章をワークシートに書き加える。 人か発表させる。

○様々な表現のよさに気づき,登場人物の

せみの声はやんでいて,川の音だけが・・・ 心情と結びつけて考えている。

・父ちゃんは小さな箱だった。 (友達の発表した表現を,ワークシートに

・あらしが過ぎた。 書いているか確認する。書けていない児

「サクッ,サクッ,サクッ,母ちゃん 帰れ。 童には, 板書の中から選ばせ,選んだ理 サクッ,サクッ,サクッ母ちゃん帰れよう。」 由も明らかにさせる。 )

(10)

6 5 登場人物のノリオの生き方について話し ・ノリオの何が変わったのか, そして変わ

合う。 らないもの(母への気持ち)もあること

を考えさせる。

1 6 次時の予告をする。 ・ こ れ ま で 行 っ て き た 並行 読 書 の 中 か ら, 主人公の生き方が変わり, 心を動かされ た一冊を紹介し合うことを確認する。

(3)板書

(11)

川とノリオいぬいとみこ

学友達の心に残った表現について知り、ノリオの生き方について考えよう。

比喩の表現

体言止め

擬人法

色や音の表現

繰り返しの表現

【ノリオの生き方】・大切なものを失ったが、がんばって生きている。・母への気持ちは変わっていない。

主人公の生き方が変わり、心を動かされた一冊を紹介しよう。

Referensi

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