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レポート課題2(解答例)

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Academic year: 2024

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(1)

レポート課題2(解答例)

科目: 線形代数学IA及び演習(1‐3組)

担当: 相木

[1] 以下の行列の逆行列を(存在すれば)求めよ.存在しない場合は存在しないことを    示せ.

(i)

(3 0 2 1

)

(ii)

1 0 2 1 12 0 0 1 3

 (iii)





0 1 2 4 0 2 4 8 3 0 2 4 1 2 4 0





解答.

(i) 問題の行列をAとすると

det(A) = 3·(1)0·2 =3̸= 0 なので逆行列が存在する.余因子行列Cof(A)は

Cof(A) =

(1 0

2 3 )

で与えられるので,

A1 =1 3

(1 0

2 3 )

である.

(ii) 問題の行列をBとおくと

det(B) =

1 0 2 1 12 0 0 1 3

=

1 0 2 0 12 2 0 1 3

= (1)

12 2

1 3

= (1) (1

2 ·3(2)·(1) )

= 1 2

となり,det(B)̸= 0なのでBは逆行列をもつ.ここで,上の計算において2つ目の等号 では第1行目を第2行目に足し,3つ目の等号では第1列目に関する余因子展開を用いた.

余因子行列Cof(B)は

Cof(B) =

3

2 2 1

3 3 2

1 1 12

1

(2)

となるので,逆行列B1

B1 = 1

det(B)Cof(B) = 2

3

2 2 1

3 3 2

1 1 12

=

 3 4 2

6 6 4

2 2 1

である.

(iii) 問題の行列をC とおくと

det(C) =

0 1 2 4 0 2 4 8 3 0 2 4 1 2 4 0

=

0 1 2 4

0 + 2·0 2 + 2·1 4 + 2·(2) 8 + 2·4

3 0 2 4

1 2 4 0

=

0 1 2 4

0 0 0 0

3 0 2 4 1 2 4 0

= 0

となる.ここで,2つ目の等号において第1行目の2倍を第2行目に足して計算した.

det(C) = 0なので逆行列は存在しない.

[2] Snn次対称群とし,τ ∈Snを任意の置換とする.σSnに属す置換を全て動く    とき,σ·τSnに属す置換を全て動くことを示せ.つまり,

{σ·τ | σ∈Sn}=Sn

  を示せばよい.

解答. 集合A

A={σ·τ | σ∈Sn} によって定める.示すべきことは,Sn=Aである.

Sn⊂Aであること

∀x∈Snをとる.このとき,

x=(τ1·τ) = (x·τ1)·τ

であり,x, τ1 Snなのでσ·τ1 ∈Snである.したがって,x = (x·τ1)·τ Aであ

2

(3)

り,Sn ⊂Aが示された.

A⊂Snであること

∀x∈Aをとる.Aの定義から

∃σ ∈Sn, x=σ·τ

が成り立つ.σ, τ ∈Snなのでσ·τ ∈Snであるのでx∈Snとなり,A⊂Snが示された.

以上からA=Snである.

[3] n次行列A

A=









a1 0 · · · 0 0 a2 0 · · · 0 0 0 . .. ... ... ... . .. 0 0 0 · · · 0 an









  で与えられるとき,det(A)を求めよ.

解答. A = [aij]とおく.nに関する帰納法によって det(A) =a1a2· · ·an (1)

であることを示す.

n= 2のときは

detA= a1 0

0 a2

=a1·a20·0 =a1a2

なので(1)は成り立つ.

n 3に対して,n−1まで成り立つと仮定してnのときに成り立つことを示す.第1行 目に関する余因子展開より

det(A) =

n j=1

a1j∆(A)1j

である.ここで,1 i, j nに対して∆(A)ij = (1)i+jdet(Aij) であり,Aijは行列A から第i行目と第j列目を除いて得られる(n−1)次行列である.今,行列Aの形から

a1j =



a1, j = 1, 0, 2≤j ≤n,

3

(4)

であるので,

det(A) =a1∆(A)11 となる.A11









a2 0 · · · 0 0 a3 0 · · · 0 0 0 . .. ... ... ... . .. 0 0 0 · · · 0 an









で与えられる(n−1)次行列なので帰納法の仮定から det(A11) = a2a3· · ·an なので

det(A) =a1∆(A)11 =a1{(1)2a2a3· · ·an}=a1a2· · ·an が得られ,(1)が成り立つことが示された.

4

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