1 会計トピック
JR 西日本の列車事故と株価
ＪＲ西株が一時１万１０００円安、
今年最安値
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兵庫県尼崎市のＪＲ福知山線の列車脱線事故 を受け、２６日の東京株式市場で、ＪＲ西日本
（東証１部）の株価は一時、前日終値比１万１０ ００円安の３８万９０００円まで値を下げ、年初 来の最安値を更新した。
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午後１時現在、同８０００円安の３９万２０００ 円で取引されている。
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市場では「遺族や負傷者への補償や復旧に 伴う費用が膨らみ、業績を圧迫する可能性が ある」（大手証券）との見方が出て、売り注文が 膨らんでいる。 2005/4/26/13:43 読売新聞
JR 西日本の株価動向
4月25日
ＵＢＳ証
ＪＲ西日本を「中立」に引き下げ
zＵＢＳ証券は２６日付でＪＲ西日本 <9021> の投資判 断を「Ｂｕｙ」から「ニュートラル」（中立）に引き下げた。昨 日のＪＲ宝塚線の事故を受けたもの。リポートでは「短期 収益に与える影響としては、（１）直接的な復旧費用、（２）
復旧までの機会損失、（３）代替輸送コスト、（４）被害者 への賠償、中期的には、（５）メンテナンス費、教育関連 等の安全対策費用の増加、（６）競合する大手私鉄への シェア移転など、が考えられる。同社株への投資価値と いう観点から我々が特に懸念しているのは、（５）（６）の 可能性である。今回の被害の大きさを考えると、同社が 従来のコスト抑制策を基本的な経営姿勢の一つとして標 榜し続けることは難しくなるとみるのが自然だろう」などと していた。（Ｈ．Ｗ）
[ラジオNIKKEI２００５年０４月２６日]
市場とアナリストの評価
z西日本旅客鉄道（ＪＲ西日本）<9021> が一時、１万１ ０００円安の３８万９０００円と売られて連日の年初来安 値更新。２５日午前に発生した兵庫県尼崎市のＪＲ福 知山線脱線事故を嫌気したものだ。死者は２６日午前 １０時時点で計７３人にのぼり、８７年のＪＲ発足後、最 悪の惨事となった。２６日付日本経済新聞１面では「県 警は２５日、尼崎東署に捜査本部を設置し、近く業務上 過失致死傷容疑で同社本社などを家宅捜索する」と報 じており、嫌気売りに加速をかけているようだ。
株価は前日２５日に出来高を伴って急落。きょう２６日 も引き続き売り先行となっており、当面は下値を探る展 開となりそうだ。新規投資は手控えが賢明だろう。
［ 株式新聞ダイジェスト ］2005年4月26日（火）10時12分
