「大単元構想盛きこよる錘1語季落授業改善の試み 弱
「大単元構想」による国語科授業改善の試み
林 和樹幅島大学教育学講蠣小学校・睡藷科教渤
露語嫌いの子僕が堪えていると舞われている。その猿羅1ま様々な要灘が考えられるが,教科書を 中毒磁こ展覇される藝憂心雅な単元や授業が,子馨iたち窪)羨発的な学習意欲を懸下させる要饗のiつに なっていると考えられる.そこで,「単元学習盛の麗論をもとに子盤たちの主体的な学習への取渉緩 みを弓1き鐡す雛元構想の在参芳を探彗, これまでの単元よ讐もゆと診と柔軟筆生を璽擬した紅大単元 購懇」による襲語科の授業政蕃を試みた。
〔キーワード)騒藷秘教蕎睡譲秘単元学習大単元鬱葱複数教繕
至 はじめに
最近難語嫌いの子僕が増えて雛ると言われている。
しかも,体奮科や生活科など縫教科と比べてというの ではなく,醜語科そのものに学ぶ喜びを晃鯵だしてい ない子僕が培えている。本校で実施したアンケート結 果(資料i)においても,学年が上がるにつれて国語 科学習を楽しいと感じなくなってきている領海がみら れ.るむ(i年生では83%, §隼生でi7鬼〉
授業の中で,子僕たちの顔が輝かなくなったとき,
その大難分の責任は教麟紅あることは懸違いない。教 麟としてこのような現状を晃遜ごすわけにはいかな い。ではどのようなときに子僕たちは学習において楽 しさを慰むるのだろうカ㌔講じアンケート結果(資料 2/から,どの学年にお恥ても子僕たちは,一斉授業 よ拳もi人やグループでの活動を好んでいることが分
かる。
一藩
王卑
六奪
資料2 どんな学習の盤方が好きですか
『導ギ、グ沸一プで話し言・一たり謝へたり才る
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雛ア・一層鈴た糖泓罫i滞る 脳.掃み舷孫諦、、麟駐ダ『解、
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総 i奪臼
一年
二弊
三年
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資料i 羅語科の学習は楽しいですか
畠
鵤 鎗
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醐 麗 1湧
旨し葉
叢 達多し議しい 黙ふつう 、『 輩む棄しくない璽棄しくない
※平成7年7月,全学隼実旛,質鶴紙法
また,文部省が思した匿新しい学力観に立つ 睡語 科学習指導の翻造講という犠導資料において,これま での醜語科の授業の問題点を次のようにまとめてい る。「旛導内容の一方的な教え込み」「受動的な鰭誕,
形式的な叢誌の鼓能の習得∫教科書教材臨による効率的 な揚導ノ主体的な学習活動の不定ゴ(馨など。
これ,らのことをもとにこれまでの授業を振り返ると 次のような反省が浮かんでくる。「教麟の発馨と{羅人か の子僕の発言だけで進める議し合鵠を中心に授業展魏 をして鯵なかったか∫教科書の教耕だけをもとに単元 を構想してきたのではないか盛このように,単元の設 定や単元の展翻が教える{鍵の諭達によ鋒画定化・形式 化してしま鯵,子僕たちにとって魅力のある単元とは なっていなかったことが,蜜語科離れの大きな原馨の
iつになって雛たのではないだろうか。この問題を解 決するためには,子僕の灘に立ち,懸に慈じた学習活 動を設定し展開していくことが大鰐であると考える。
そして,このような単元講成の硬譲化は,単に蜜語 科学習の好き嫌いだけでなく事学習への主体的な取箸 緩みにもかかわっていたと言えないだろうか。なぜな
66 福昆大学教官実践醗究総髪第3翌畢
らば,学習の主体考である子螺i欝身垂こ興味や関心,内 発的な学習意欲などの「学ぼうとするカ」{2}なくして は,主体的な学習の成立はあ蓼えな騒からである。
そこで,本稿にお鵠ては,子僕たちの主体的な学習 によって育成さ蕊る露語のカを騨らかにするととも に,内発的な学習意欲に支えられた多様な学習活動を 位羅付けた麟譲科授業購想《単元溝懇》の姦り方を,
実践鰐をもとに考えていくこととする。
琶 国語科における育てたいカ
i中央教育審議会第一次答申でのド生きるカ3
軍威8隼6月醤8に中央教育審議会第一次答申華発 表された。その中で.変化の激しいこ蕊からの縫会を 生きて恥く子供たちに,ヂ自分で課題を見つけ,霞ら学 び,察ら考え,三主捧費鱗こ辛彗裟霧し,テテ動しシよりょく問 題を解決する資質や縫方」 と「嚢らを律しつつ,他人 とともに協議し,絶入を思いやる心や感動する心など,豊かな人聞盤」,そしてヂたくましく生きるための健康 や体力ゴを彰生きるガ善としてバランスよく青んでい
くことが重要であると提書している。講このヂ生きる 力」は,「人聞としての実践的な力3であ蓼,紙の上だ けの知識ではない生きていくための「鰹瓢として,
歓会生活にお恥て実燦に生かされるものでな馨れぱな らないとも述べられて雛る。
2 「生きて働く言語能力まθ〉育成を馨指して 蜜語科紅おいても,中教審答申で承されたゼ生きる 力」と疑じように馨常生活の申で生きて饑く弩語の力 の育成が求められている。そして,1本校醜語藻では,
蟹藷科において育てたい力を「生きて饑く雲譲能力」
としてか次のように焼足している。
嚢常生活の中で露分の思魏を実理するために,
書語の基礎能力を生かし,駿語をよウ遍燐に表現 した警より正確毒こ遅解したウする力
※ 「昔語の基礎能力藩とは,表現力や選解力の基盤となる 書誌の諸要素(書誌事項〉を種解して襲う力
段々の授業において子僕たちは.號有の「書語の基 礎能力」では解決できな鱗「新たなる学習状溌藩に直 蚕する。そのとき紅,子僕たちは自分なむの悪騒をも っことによ塗,露分で課題を見つけ,主体的1こ様々な 書誌活動記数む績んでいく。その叢誌活動を通して新1 たな言語の諸要素を身に付けた警邏辮を深めたむ習熟 を麟つたりすることで,「生きて鋤く叢話能ヵ」の基盤 となる「需藷の基礎能力」が質的・量蔚紅高まってい く。このことにより「生きて働く誉議能力」も育威され る臼その結集,よ讐適窮な表現やよ参正確な運解力婁可能 になウ自分の思いを実現することができるのである。
そして,このとき賑わった達成感や充実感.満足感症よ
蓉郵一i2
今,さらに麗心や意欲を一麿高めて恥くと考える。醗⑤ このようなヂ生きて饑く言語能力」を育成するには,
子僕i人i人の内発的な学習意欲と悪騒や願いを大窮 にしながら学習活動を連続的に展麗していくことが必 要である。では,このような子盤の籔に立ちながら「生 きて饑く言語能力」の育成を韓指した授業講想はどう あればよ鵠かを,次の章では「単元学習」の理論をも
とに探って瞬く。
欝子供の優響に立った「単元構想」の在鞭方
i 「国語科単元学習疎とは
倉澤栄吉氏を中心とする欝本露語教育学科会が串叛 した婁ことばの学び手を育てる馨譲単元学習の新撰脇 全7巻(葉洋館鐡叛〉は,今縫の馨単元学習凄の運論
と実数を大系的にまとあたものである。
本講座の中では,単元学習を次のように定義してい る。「単元学習とは,学び手の興味・聡心・必要に根ざ す議題をめぐって纏織されるひとまとまりの懸題ある 活動であ診,それ紀よって,こと1蟄妻,学ぶ力,生
きる力,を適蕉垂こ育て得るものを覆う。謡紛({考線筆者〉
そして,露語科単元学習を成立させる異体的な条件と して次の壕つをあげて鯵る。麟
i23唾
学習の必然性,実の場の設定 書語能力窪票の聡確髭 学響活動の統合牲 学習活勇の鰯劉姥育成する力の中で「生きるカユをあげて魏る点にそ の特鍛がよく現れ,ている。「緩語科単元学習」が根源的 には,生活単元として教科の粋を越えた学習になる璽 能盤を秘めていることを示している。また,条件のi の「学習の必然性」と籍実の場の設定藩.2の「言語能 力§標の瞬確化」が示されているのは,戦後直後.活 動そのものに欝的としてしまった「邉い穰る経験主義 教蕎」の課題の解決を欝指したと言える.しかし,そ のために「経験単元ゴ約「教材単元盛となりその主張 牲が弱くなっているのではな籍だろうか。その串で,
「自註学習力」の育成をねら魏とした渓本縫逸氏のヂ覆 講料総合単元学習豆新単元学習〉の擾書が淀目される。
ザ欝語科総合単元学習は,ある主題の解畷や言語作品 の作成をする過程で,翼く・議す・翫む・書く・講べ る・考えるなどの活動の総合と,議しことば,議題文,
文学作品,記録報告,マンガ,ビデオなど各ジャンル の総合とを目鮨して躰る。結果として,学習者濾,そ の主題藁こ鰐する認識を深め,肖己の認知構造を警む嘘こ 変容させる。ゴ紛
(聾 学習方法を学ばせるa
(饒 学習者として子僕を位置付け,その学習を援助 する。
麟 祇会の変化に対癒して題馨領域(認識蝿象/を 法げる。
「大単元購懇」淀よる蟹語科授業改善{謬試み 6?
紛 隼醐の学習搭導謙 懸案の確立をめざす。
(溝 懸盤を育てる評懸の観点と方法とを騨確毒こしょ うとして鵠る。
浜本氏は,「憲琶学習力」の中核として学習方法の指 導を挙げて恥る。また,年聾指導譜面の確立という単 元闘み結びつきや能力育成の系統牲をも意識したもの となっている窃さら淀ッ子繰iたちが主体的垂こ学習に取 り纏める察毒な場を設定することが必要であり,欝主 的喜こ課題轟こ取蓼纏める鋳縫を保謳するこ二と薄雪毫等要であ ることも逮べている。
2 魑語科単元学習まの克服すべき問題点
渋谷孝氏は噸語科単元学欝は成立するか護(墾治籔 書)にお魏て昔語技徳の教官を璽観する立場から単元 学習のもつ問題点を次の様に指摘している。ド学習者の 生活経i験と結びつ雛た学習である淀越したことなな1雛 形,学習者の生活経験と教麟によって設定された学習 内容としての罫経験凄とは瞬じ雛i質のものではなむ㌔その問題紅ついて縫)漉講があるので《単元学翼》こそ は,学習妻幸心の主体的な学習を達成させ得るものと いう,一種の糖禅蓋義的なと善うよ参も一種の副業講 幻懇書とでも害うべき《単元学響》解できやすい。薄㈹
と違べ,「単元学警」は《ひとつの教育的繕念嘉である と佳麗欝け,蜜語科の学習指導論としての曖昧さを捲 嫡している。さらに,氏は,ヂ単元という雷葉および考 え方は今糧紀の窮めから晃られる。罫ある立場を起点と したiつのまとま滲譲のことである。」{講とし,「統一的 な機念競定はますます露難になる。否,不雇能であ る」ξ購と塞で噺覆して耽る。しかし歩講鋳に氏は,算襲 藷科単元学:習の再生ゴとして,これからの単元学習は,
鰯々の緩み合わせと,その捲導の手顧善こ重点を置きな がら審さら毎こ「言語教本書の開蓬轟轟こよる繋季語技術の学 習指導の醗究と実践を充実蓄積して瞬くことを挙げて
いる。
単元学習毒こついては,能力童義VS経験主義という 2っの立場の鷺でその建業が論ごられ,る場合が多かっ たが,このような二者択一的なとらえ方ではなく,真 の露語能力を育てるために,書譲生活に根ざした単元 法による指導の進展解望まれて騒る。そしてシ現在で 諺:教科書も使舞窪しな力豊ら経験単元と教材単元と繰響単 元のバランスを考えながら年闘を遷しての単元計画の 摸索に課題鑓移ってきて鯵ると考えられる.
3 「生きて饑く言語能かの育成を農振した大
単元講想「単元学習が大切にしてきた子僕にとっての学習の 必然性,体験的な学習,そして察己教育力を育成する 上での問題解決的な学習の有羅牲1こ薄しては誰もが納 得できる成果である。そこで,こ紅らの成果をもとに,
「生きて働く護語能力藩の育成を日捲す国語科では,
ヂ大挙元請懇」によって授業を行っていくことが大切 であると考える。これまでのような小さく纏分化され
た単元講懇では,どうしても教舗の考える講運解先行 しがちであった。指導内容の習得を急ぐあま馨,一斉 捲導を中心にした知識の詰め込みが多くなむ,子僕た ちi人i人に十分に愚考させた塗,表現させた参する 湯華少なかった。そのため紀,子僕たちは読まされて
魏る,書かされて魏るという受け身の気持ちが強かっ た。子供i人i入の趨の違鵠を生かすた鐙には,纏の ある霞標と蒔闘的な1ゆとウの中で柔軟華こ単元を展霧聾し ていくことが必要であると考える。
大単元を携懇する主な観点としては,次のものぶあ げられる。
i l
P強大 湘輔いを繊こ諺ら課騨
1羅濤臨欝欝解することi
i・勲大鵬辮鎌黙こ基づき鵬i
i教勘よさと跡擁るよ知複数の教権綱
i み合わせて大挙充を購懇する。 i
… !
…e子郷人嫉磁さを生かして表現できるよ㍉
…に・多謙譲繭碑蜴献顧て選搬㍉
! る場を大単元の中に位置響けておく。 i l O身に付けるべき基礎的・基本的な内容を墾確にし,i
i i
… 教饒鑓教えるべきことと子僕が邉究することをはi
i。譲綴誓製 であると_, l
l 見通しをイメージできる単元名をつける。 i
l l
大単元を講恕する手顯は以下の通りである。
アイ
王
子撰醗達(育つ姿〉を購え群鵯標澱i
定喜藁具現するため歌学隼の主な学習内容をi 」 設定する。 i 子僕の成長を畏鵠§で舞1取る大単元購想の携点i I
を設定する。
具体的な教耕や活動を設定し単元を構成する。1
なお,大単元の難問の長さは権薄的なもので一律に は決められないが,2〜垂遍羅き(i5〜3§鋳翼〉程度を 目安とした。 これ.よ箏も長翼無毒こなるものは大単元とし て考えているα
大単元には,次のような3つのタイプが考えられる。
i i ほ iつの核となる課題を長購こ追究するもの 1
し ヨ
12 長鐵餐こわたる課題韓,いくつかの小単元を結び1
チ ド
iつ泌弁マ鉱う臆嚇勧紛 1
13 春夏秋冬といった隼聡を還して纒繞活動をする…
… l
iもの l
i 一
一
本:校蜜語蔀においてこれまでに実践されてきた大挙68 福島大学教育実践欝究紀要第鍛号
元構想紅よる童な授業実践は次の警つがある。
「解説者になろう3毯年)
「インタビューに鐵かけよう」(2年)
「自然について考ようゴ(5隼)
「空色の車1このって」(蓬隼/
「お議だいすき3(i年/
「おたよりをだそう」(2年〉
「ぼくのヒー澄一,わたしのヒロイン」(3年/
「言葉の遊騒地をつくろう」(2隼1 「○○はかせになろう藩(2隼〉
これまで述べてきた擬点をもとにした授業の実際を 次に述べていきたい。なお,この授業は平成8隼5篶 に醗究公醗されて鯵る。
膵 異体的な実践倒
〈蝿象発童〉平成8隼慶本校第3学年i纏児童 (男子綿名・女子鰺名 計3§名〉
〈実施疑〉平成8隼5隼欝嚢
i 授 業 案(茎/単元名ぼくのヒー賞一,わたしのと欝イン
② 単元の濤標
① 人物の心情や場面の鋳景を想像した参,人物と 自分とを比べた参しな解ら勅語を読む嚢窃さを味 わい,進んで譲i害毒こ偏しもうとする.
②構手£分か拳やすく伝えるために,零梅のまと ま磐こ気を{蔀ナながら,感想や考えを議した馨態 単な文章に書籍たりすることができる。
③人物の心情や行動,場藤の精景を表す表現や面 白いと感じた表現を音読した撃携写した聾しなが ら,入梅の性格や場面の精景を想像豊かに議み取 ることができる。
④ 擬態譲や擬声語の嚢白さや役罰に気響くととも に,場面の様子を考えて発音や声量,速さ1こ気を 響けて審議すること赫できる。
轡 単元の農聴講懇
①単元の意麟
鷹驚驚糞轡繍轡
猛男は,第3学隼になってから,「聖徳太子」「壌 本龍馬」などの伝記を夢中になって談むようになっ た。読み終った後に,欝人たちについて,騒を輝か せ姦をする建男。これ1ま,人梅の功績や鶴来事を顯 序よく読み取ること撃できたからである。また,ジわ たしと小篇とすずと」(金子みす嚇を,簿度も音読 することで修養の詩に込めた顯いに気付魏ていった A子。「どきんJ(谷鱗俊太郎〉を動{乍化しながら元
気に音読することで,谷鱗俊太郎の修つた詩の麟霞
さを弩表わうことオ宝できた!破墨妻。このよう毒こ, iっi
っの言葉に着§しながら豊かに想嫁をふくらませる
鰺96−i2
ことによ箏,{乍品の盤界垂こ浸ることの楽しさ垂こ気{重 き始めた子僕たち解増えてきている。
1巖惚磐惣:灘難を1
このような,本学緩の子僕たちi人i人のもつよ さを生かしながら,物語を読み鎌わう活嚢と入梅繧 介文を書く活i勤を穫1連させた単元を設定することに
した。叙逮をもと鑓人物の盤三格を豊海擁こ想像させる だ諺ではなくシ…鎮み取りと署蔓理活動とを漢1連させる ことによ拳,議む際の観点を聡確にさせた撃,学習 への意欲を蔑めた鬱することができると考える。ま た,子供たちが身にで璽うるべき知識や技能,学び方 などをきちんと教えていく基本教材として教科書教 材のドつり橋わたれ」を{霊置{書けるとともに,子{薬 たちが轡と参をもって言語活動に取零纏めるようきこ 時難と場を保薄した発展教材(斉藤隆介の3つの作 最/とを纏み合わせた大単元として,本単元を織成 して難く。そ応ために,複数の麹語の中から子供露 身毒こ好きな物i語を選択させ, 「懸のこだわ穆藩をよ参 発揮しやすくしていく。
1麓簾覆轍しさ・生きる翻こ1
そこで,本単元では,求める子盤の姿を次のよう に設定し,その翼幾を震癒していく。
O登場入梅の行動や会議文,構景摸写などから,場 嚢ごとの入麺の心驚やその変化を豊かに想像して いる姿
○霞分だったらどうするだろうか,どんな気持ちに なるだろうかという露分との対比をもと昏こしなが ら懇懇文を書くことによ参,作品の量界をよむ豊 かに読み味わっている姿
○場懸ごとの入梅の行動や心構.その変化などをも とに,入梅紹介文を書き上げることによ彗.登場 人霧に共感したり同化したりしている姿
鵬欝わ髄大騰るた桝
本単元では,建男のように,子僕たちが,共感し たり憧れたウすることのできる魅力的な主入公が登 場する3つの物語を教材として取む上げることにし た。上記の子僕の姿を翼現するため善こは,至人i人 の子僕たちに言語活動へのこだわ箏をもたせること が大燐である.そこで,基本教材の後に,発展教麟
として複数の物語を位置付けていく。そしてッ主人 公と警分とを比べながら.どこが好きなのか,どこ
に共感しているのかといった「縫のこだわ蓼コを,
子{共たちi人i入善こもたせることができるように,
この3つの物語の中から好きな物議をiつ選ばせて いく。さらに.友達に好きな主人公をどのように紹 介するかという方法を考えさせていく。
「大挙元構想」による遜語科授業改善のi試み δ§
朧鶏識、諜総べきこと蔀
第3学年では,よ箏正確な運解や適弱な表境を嚢 捲して「要点」を学習の中心として,次のような資 質や能力を育成していく。
○要点が分かるように表琴蓋する能力 0分か轡やすく表現しようとする態度
○語や文章の展麗の中で,どこが重要な藻分かを欝 分な桝こ考えながら麗魏たり讀んだ参する能力 そこで,本単元においては,まず,子僕たちが瞬 化しやすい講年代の主人公が登場するヂつ参橋わた れ弓(長崎源之麟 光村3年上)を基本教秘として単 元の窮めきこ鮭置付けていく。その際に,A子やM男 の音読へのこだわ拳を生かすことによ参,入梅の心 構が表れた会譲文や椿景癒写を手がか鱗こ,場面ご との人物の心情や性格を懇織していく讀み方を身に 付けさせる。さらに,自分との対比をもとにした議 み方や感想、のまとめ方も身に材けさせて恥くことに
した。
「八郎」「モチモチの木ノ苑咲き幽」など斎藤隆介 の書く駿1語には,読者の心を打つ献身酷な主人公た ちの生き様と,その魅力的な懸盤iが癒かれている。
蔑議醗の文体や灘的な場面麗麗は,ぐいぐいと子僕 たちを作品盤界に引き込んでいく。そのために,子 僕たちは容易に主人公の行動や生き方に共感し,隅 化していくことができる作品である。このように,
子僕たちにとって魅力的な作品を教材にすることに よ参,子僕たちの学習意欲を高めるだけでなく,想 像豊かに談iむことの楽しさや面毒さを十分に味わわ せることができると考えた。発展教材として3つの 物語を提示したのち,この中から各露の興味や関心 きこ慈じて議み深めたい犠語を選ばせていく。複数の 教材の中から子洪自身が選叛できる発展教材を監置 付けることによ磐,柔軟な単元震麗を騒っていく.
至人美人の子僕の興味や聡心は大きく違う。それぞ れの違雛をよさとして十分に発揮できるように複数 の教材の申から子僕察身きこ好きな物語を建鋒主翼こ選択
させることによむ,囑のこだわ集をよ参発揮しや すくしていく。このことによ警,子僕たちの学習活 動がより主体的になると考えた。また,学習後の互 雛のよさを認め合うことも容易になると考えた。さ
らに,基本教誘での学習を生かし,会議文や精景嶽 写などの叙逮を手がかウにしながら,自分が選んだ 物藷の主人公の入梅像を豊かに想像させていく。そ して,露分だったらどうだろうかと魏う霞分との薄 髭を取り入れながら,インタビューや新隠,手紙文
など,露分な髄こ工夫した入梅紹介に取り緩ませて いく。なお,その際に,登場人物の立場や気持ちを 想像しながら質問紅答えるインタビュー形式での,
人物紹介の方法を取参上げることによ参,入梅と講
免しながら懇撫する楽しさを味わわせていく。この ように物語を翫み味わう活動と入梅紹介文を書く活 動を麗連させた単元を設定することは,読み取蓼と 義理活動とを関連させることによ拳シ読む鰹の観点 を瞬確にさせた参,学習への意欲を蕩誇た参するこ とができると考えた。また,互瞬こ入梅紹介をし合 うという「掃手意識」「嚢的意識感をもっことで,糞 分や根子のよさを認め合い,学習の効力感や成就感,
溝是感などを味わうことができるとも考えた。
②単元の計醤(資科3)
⑤ 本時のねらい
驚景雛写や会議文を手がか鱗こ「八難ゴヘのイン タビュー活嚢を行うことによむ,「八郎」の勇壮であ ウながら心優しいその性格を,想像豊かに譲iみ取る ことができる。
④ 本時の過程(資料4)
2 授業の実像
(i}第工次(3・鳶ノ霧〉
1熱籔李勃謝きっη
基本教書として取9上げた「つ参嬌わたれ3の学習 では,襲の子僕たちが主人公トッコをはやしたてる場 嚢や,トッコが寂しさに耐え窮れずに出に海かって「マ マーッ。」と瞬ぶ場面,そして,かすりの董物を着た不 思議な男の子を追いかける場嚢などを,後割譲iみによ って音議したり,蹄興的に灘乾した参することによ肇,
主人公の心落や場嚢の様子を懇縁豊かに談み取ってい くことができた。
⑦第2次{レ2/8〉
1難艦籍箋藝霜野1
教科書とは違雛.大舞の絵本を渡された子僕たちは,
夢中になって,読み始めた。そして,議iみ終った子供 たちから,次のような意見が鐡てきた。
CCC
どんどん学習活動が広がっていった。
ら好きなものを選び,露盤とグループに嬲れて槍談し た弩話し合った吟ずる姿が覧れた。
また,子僕たちの中からゼ三コ」の絵本を纒書館で 見つけて欝りてきた子供が添た。すると,鰭の子僕た ちからも読みたいという希望がでてきた。ある程度予 想されていたがヲ新たに「三コ」を発展教材に換えて 学習することになった。
「聾きな場面を絵組携雛てい恥ですか。」
「おもしろいところに,付箋を鮎っていいですか。」
「先生豊主人公瞬士の似ているところを捜しても レ轟㌔盛など
3つの勅語か
鴇 懸島大学教育実践藩究記要第綴号 i鱈6一茎2
資料3
②単元の計醸
※
モ
1 各段賠ごとに子僕たちの1︸ i学習や教樗紅よせる思いや
陶磁翻ている・1
※ …
…戦瞭醗麟腿翻
1を一体的に表記するため1
緯,郷でそ蠣係を承瞬
… i
iてある・ i
l i
(2}単元鍔饗麺1総鋳数至善鋳誓書ll (母 …許僕の悪い管灘雛}
奎第一嬢誓書つ蓼獲む戴蕊毒を謹もう王 〔8聾難き茎 ㊨1贅謬ずぎらも額〉トツニ3つて、どこかむ難しに簸ているよ自
〈ン 場蚕ごとのトッコの,も・饗絶つ摯雛の季青鬚を,会毳毳文や奮舞舞垂欝などの鍛豊里をもと年こ悪難≧
豊ま}蝿こ論み茎鞍っていくととも妥こ、島う}と輯圭としな炉らトヴ3づ〉耀1擁経ついて考えるゆ 1馨全文を翫んで懇懇を謡じ合う惚一・一・・…・…『…一・一r・・…・・…・…渓圭購懸l l鱗葉麹奮ごと鍍銀漣紀i畢して談み叢るととも紀.融分だったらどうかという勧農から場醗ご とに懇懇.を霧きためていく串……・『…一・…・… 一一……・・一一一・一・15鋳羅嘩 1擁 トッ驚の頼ヨ務建ついての大嶺紹介文を盤き.読みの菱漉をするρ・一一・一一12詩羅撃
壌難業雛11鞭慧lrl
■ 姦藤隆介の書く鞠訊妻編ま、講書の心を
懸轟総欝欝良蠹毒1
の難機敏驕購ま.ぐむ、ぐ些、と1 鎌ちを盤甥事こ弓疑んでむ、く.1 そのた鵡紀,套鋲たちは容笏慧親人公の 無難」ウ篠三きノ葬こ共感し.時鐘としていくこ とができる。そして、彎入の英錐である 舞曳難∫や、講じ納さや弱さをもつ「豊
の懇懇.を議し会う占 !3欝難養 1跨難分の好きな主人公の耀糞文 を善く。・一一一・・1聾簸懸i
琶)継介の方濱を考える。
目時賜
⑫ 入籍緯倉の糠蟹として、 「八錘まに インタビューを穿る。 〔本騰5/8}
《子供たちが書き上げた ゼ八郎新開コと「三コ新臨》
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了・︵一犇犇工鰻毒ヤ・海轟寄ポ三景・︐西友け 複塩篭三菱ら俄な いめでλ弊も薄くん 為こ青山の辻な箕︑♪
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_ 一郭ご 荒盟
騰勢雛
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捻霞と二を3一 蔽驚難場讐 俘海参てマ影画
蓄拶ワい密毫¢ち.毒眠賢鯵謎涯
も‡ 琶び幾呈簸
二葺が:導廓毒
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アマ一難 ノ
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一㍉一一⁝一
ン、
潔癖欝離縁
桝鄭一聯家妻σ裏﹃緯■耀酵ダ汐霧ヒ驚訊
・弘耀さ寿 幽幽顎 静羅離籍 庶鐵・
赴︑鋤なも磨⊃影ブ薩︑ じ飯鮨z三ε鵜ぎん︒尉︑塀︑灘︑撰譲︑トー︐一
72 福島大学教蕎実践醗突続要第綴弩
③ 第2次(5/8 本職
1常備叢篇濃議考えたi
それぞれの書雛たインタビューカードをもとに,グ ループ内で発表の準騰をする.どのブループも活発に 議し合いが進んで魏た。代表としてK子と1ε勇の蓬1こ 発表してもらう。
K子 ド八郎さん,村の人のために命をすてて海観入 っていくなんてすごいですね。どうして,そ んなことができたんですか。
丁男 「あんな紅ちつこいわらしっこが泣くから,お らかわ秘そうになってな。みんなが喜んでく ‡むれ毒ぎこんな轟こうれし赫ことはねえ。」
瞬第3次(i/3/
〔蓼贈鰹轡騰で1
斎藤隆介の作品に興1象をもったS子は,蟹書館で「斎 藤隆介全集」を見つけ皐速織サて熱心に蔑んでいた。
そして,八難やあやのように,誰かのために頑張って いる主人公の姿1こ感動し,教麟や友達に真実彗に議す姿 を見ることができた。
次の作文は,単元の終鱗こ,S子が書いたものである。
ノ榔粧コは・献疏疏醗の命搬職梨
…鮎てえらいと脚ます・くも吐1こ頭灘腿どi
I大きな2人が,小さな小鶏や小さな男の子をしんぱi、
験してあげら轟るなんてとってもやさし恥なと思いi ヨ
ました.だか磁きき獣さいた駄碗はとく屑
キつきれいだつたんだね。 1 !
就いさん疏疏がん薦煙太の醜きっ剃
さいていたと思魏ます。 … オ 斎藤隆介さんのお謡を講んで鯵るとわたしまでゆ1
うきがでてきました。
V 実践の考察
茎 実践の成果
O教科書教秘をもとに単元を購成すると,どうしても,
「まず,教材あ拳き3の発想とな彗,子僕たちの興 味・関心や意欲を傷めるため1こは教錘の意翻的な饒 きかけが必要であった。しかし,子撃iたちの力の高 ま馨や,思魏や顯雛などから鐵発し,教麟察らが物
語を教材化したことにより,子僕たちの学習への意 欲力宝海霧藝から高ま参, これまで以上博こ主体的な駁撃 鰻みが見ら載るよう紅なった。
Gこれまでの場遜ごとに讀み進めていくという薩一化 した授業展灘から,単元の展縫とともに,学習活動 が変化していく柔軟盤撃でてきた。あれもこれもと いう発想から,これだけやれば十分と輪うゆとりあ る展1難薄書できるよう毒こなった。
i勢§一i2
0これまでは,授業だけで護iみ取ウが終っていたのに 対し,授業を離れても縁一鐸者の修晶を進んで議i書 する子僕の姿が見られるようになった。また,読み 取箸の撹点がこれまでよ参も広がってきているなど 「生きて饑く昔語能力ユの育成が麟られた¢
2 課 鐙
0一斉での学習形態から纒劉の学習形態が準心になつ てくるので,i人i人の子繰の実態や進度を毎蒔賜 握握し,振導讃一藏の修藍を行う必i要がある。
0懇雛指導をより効果的に行うためにも,子供講士の かかわ撃方を工夫する必要があった。教舗が介在し ない場面での議し合い活動の充実を震る手だてを考 える必要があった菖
G懲分の読みの変容を意識させていくためにも,裏理 活嚢との経連をさらに深めていくことが大切であ る。そのため紀も,表現活動における基本となる叢 譲事項の振導とその徹底が必要であった。
贋おわ鯵に
羅語科の授業を考る時には,どうしても教科書を無 規することはできない.言葉を学ぶ教科であるかぎり
どのような形であれ教科書,教材文を掻うことは麗違 いないはずである。しかし,教科霧会鮭の設定した単 元1ま,あくまで全護のどこにおいても実施可能な,平 均的な教材文を中心にした単元といえよう。このこと
はある程度の水準を{呆つという点で畢ま大きな意味毒逮あ るが,欝の羨の子供を考えるならば,そのまま取拳上 げるのではなく,教麟懲身が単元を購想することが大 窮であると考える。
鰯驚・参考文献)
《i/文藻省郵新しい学力観垂こ立つ 蜜語科の学饗旛導の 麟造義夢.7一貸.8 一藻薮粋 東洋鑓塞販社 鱒 福農祭教育庁義務教畜課旛碧基礎学力海上の手瞬き誤 賢.5
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鱗 轟轟大学教育単離欝霧小学校罫豊かな学び青碧、鶴 舞 福島大学教官学藻雛羅小学校 晒究麗要 第28・2争 3§集
鰯 嚢本羅諸教春学会纏鼠ことばの学び手を膏てる蟹語 単元学欝の新居擬オ(懸登.i7 東洋館幾叛
繕 講麟 欝.盤
(霧 疑惑 β.謄
麟 渓本縄逸著綾己学署力を育てる総合単元学習講 夢、馨 教鳶科学馨諸教奢撫尋瓢 聡治慰書
㈱ 渋谷孝著罪璽講料単元学習は成立するか藷登.翻 明 治験書
麟 疑講 夢.§8 夢.87
麟 睡語数畜麟究蟻鑛野国語教官羅究大鷲薬害瞬治園書
「大単元構想3による藝叢護科授業改善の試み 7i
《4〉本鮪の遜穫
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舜のヒーローヂ八難麟こインタビ ューをしよう。
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る。
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韓)インタビェーをし合い、 蓄八雛」の
人駿1像毒こつむ、て毳毳し合う。
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総農分と箆べな拶ら、 「八嚢韓への手 紙を書くとともに、次鋳の学習につい て議し合う。
教 鱗 の 支 援
0ヂもし、主人公たちと本章郵こ会って謡懸たら楽 しいだろうねまと賜い毒擁することによ今、本書寺 のめあてをとらえさせる曹また、本鯖では、三 つの餐露蒼の中で、最も子{業たちがヒー馨一とし て纏れを捲くと考えられるギ八鑛まを取墾上ぜ ることで、本鋳紛学馨への意欲を高めていく。
○ 質雛を考えさせる鋳善こは.駐男のようなヒー ローへめ鐘れを大燐にしながら浸めていく。そ の濃1こ、簸もゼ八甕潟の考えや姓嬢揮麦轟てい る誉勤を考えさせ、出と一緒に晦耗身を淀める 場悪を簸弩上げていく。
○ 震いている人が、 七八懸蓬の答えに納簿でき るように.基本教馨での学習を蕊させ、会誌 文や構羅愚写などの綴述を鰻礎とすること麟大 窮であること紅筆麓か慧ていく。
○まず.A子や樋男たちの嚢読へのこだわ讐を 盤三かし. ぎわかったあ墨おらが、一一墨の会誌 交を声1灘1や遼さを霞労な鞍紀考えながら轡読さ ぜることで、 ヂ八難コのその鱒の心鷺を考えさ 景ていく。このこと賦よ軽、インタビュー鑓答 える繰には、 r八難まに羅乾しな解ら答えよう と馳う意欲を蕩蕩て恥く。
○藪書やインタビューカー詳をもと紀本持場欝 を振合遜ら慧た上で、もし、自分がゼ八難」だ ったらどうしただろうか、どんな気縛ちだろう かという擬蕪から「八懸」への手紙を書かせる ことで、毒鋳のまとめとする。
《絵奉のこのページで八郎は…》 《笊籬さんにこんなことを鬻ぎたいな》