茎4倉 福島大学教育実践醗究紀要第23号 簿93年3月
『情報基礎j領域における指導内容 と教材開発について
1．はじめに
今後．ますます高度椿報化する鮭会の申で生活 して行かねばならな雛晃童・生後達にとって、身 の國りの様々な椿鞍を有効紅活罵する能力が必要 になるであろう．文藻省は蕩教審、教課審などの 答申を受継て、平成元年に中学校学習指導要領を 改訂し、妓籍・家庭科にギ椿報基礎達を新設した。
技術・家庭科以外の数学科や瑳科にお慕ては実験 等のデータ麺理などにコンピュータを積極的に稗 罵すべきことも畷記された．また、それ以外の教 科でも授業方法改善の手段として、コンピュータ 5秘絹が推奨葬されている毒しかし、このよう碁こ難 待され登場したギ鷲鞍教育まであるが、その実施
にあた弓ての施設・設霧や毒導・推進する人替へ の繋癒はまだ十分であるとはいえな秘画がある。
また、箒報教育での指導内容に麗しても、侮をど の程度どの教科が擾へば良いかの問題は決して教 科問で了解されてはいない。本報告は技術・家庭 科「嬉鞍基礎3顎域で取り毅うべき燐鞍教育の学 習内容についての検討及びその結果に基づく学習 内容の申で、技徳科教舞が最も露難と考えるであ ろうヂコンピュータによる離郷3捲導における教 具の擁発とその講絹法について違べる。
早菅
2．ギ情報基礎」の学習内容の検討
ギ精報教育盛におけるコンピュータはギ視聴覚 教育葺おけるAV機器と溝様、それ自体はいろい ろな分野で活罵されるものである．われわれはA V機器の原運や操作技術または教育的な舞驚技徳 をどこで習得したのであろうか？考えてみれば、
AV機器に間する授業が特糠こあった訳ではなく、
各教練が教科の授業の中でAV機器の操作やどん な場面で旋えば有効であるかを実践的に捲導して いたのではないかと推灘される。それが趨来た蓬 蜜はAV機器がブラックボックス的にスイッチの みの単純な操作で振えたからと思われる。
坂瞬夫（技徳科教育学／電気・構報〉
野 善 畠《欝霧中学校・技術科教育〉
コンピュータはこの方式のや解方でこと足りる程 単純に鍛える機器ではなく、また、その稗矯技術 の発達が今後の後会生活全般紅多大な影響を及ぼ
すことを考えた場合、本賂的に購鞍教鳶3に取
離込む必要華墨てきた．徒って、ギ椿報教育まはギ幌聴覚教育壌と嫁違った位置づ継で学校教蕎紅 取り入れられること紅なった．そこで、ギ婿籔教 育壌に盛り込む内容が問題となる．これに擁して は東京工業大学・藪元覇グループが提案したギ普 選高校薄紗椿報教育モジュール一覧まが参考にな るであろう．疑案は隻．鷺報之社会、2．椿報活 矯、3．椿報科学の三大項目をたて、鮭会科学的 分野、コンピュータのハー鍵ウェアとソフトウェ ア工学の分野及び情鞍科学的分野などの学習内容 を網羅している．このことは罫情鞍教育まで薄象 とする学習内容はかなり広箋穰紅亘ることを示し、
筆者らはこれをギ広義の籍報教育」と響ぶ。それ に薄して、コンピュータとその稗羯鼓衛を穀象と する場合をギ猿義の情報教育鐸撃んでいる。披講・
家庭科ゼ精報基礎3の学習内容は学習捲導要領で
は コンピュータの仕績みと機能、2〉プログ
ラミング、3〉毒販ソフトウェアの税罵、4〉社 会や鰹人にとってのコンピュータの役割と影響、の凄つの項目が挙げられているが、実質的に見れ ば、ギ椿鞍基礎遂はギ狭義の椿撮教育まであろう。
また、妓籍科教麺の専穆牲や授業鋳数などから考
えると、広義の購籔教育凄を鯖報基礎蓬で実
現するのは無理ではなかろうか。次紅、ギ構報基 礎まの学習内容について検討を換えてみよう。現 在、椿報越運弱係の実力を持つ技徳科教錘は少数 である．従って、大部分の技術科教鰍ま比較的振 導が容易と考えるギ霧販ソフトウェアの奉携灘に 力を入れるであろう．この単元の目標をギ良い市 販ソフトウェアを選択できる龍力の育成」に置く のであれば、その意義は十分認め得る寮、蟹劉ソ フトウェアの操作の習得にのみ力点を置くななら ば、教科としての教育的意味は薄くなろう．技術・教科教蕎紅おけるコンピュータ等教書機器の秘活罵淀臠する実証蔚醗究 慧隻
家庭科の目標であるギ実践的な麟造方の育成3と いう立場から、ギプ登グラミング」の単元は技纂・
家庭科のぎ情報基礎まの学習内容として鍛もふさ わしいと筆者らは考えて鵠る。また、プ嚢グラミ ング学習は飽教科のギ椿譲教蕎ま学習内容紅含ま れていな雛ので、ギ椿鞍基礎3独費の学習内容と 楚置づ継ることができる．プ誓グラミングは、コ ンピュータが人間によって養われる道具であるこ と、議題解決にはいろいろな麺瑳の手纈があるこ と、人糞が苦労して馨るソフトウェアの廼嬉など を運解させるための適切な学習教誘である．筆者 らはこのプ嚢グラミング単元にギコンピュ一夕紅 よる調御のたあのプログラム蕪成」を含め、更に 妓籍・家庭科の特籔をだすことを提案して雛る．
この学習はギ機械墨．ギ電気ま領域の学習と密接な 聞達を持つと共紅、コンピュータ紅よって、鍵来 の鯵舞妓徳が高度に知能化できることを体験釣に 運解させるものである．
3．鵠御教材の．竸発
妓籍・家庭科における親御学習の目的は、ギ科 学技術によって造られた製贔が有効量つ安全に綾 われるための技爾的知識を習得し、懸巣な舗輝の 実践を通して、舞舞が製品の有羅牲と安全牲を支 える大窮な技術であることを建解させる．まとい うことができる、新椿報基礎まプログラミング学 習でギ羅郷3を取り上げる場合、そのハードウェ
ア部分は溺途準臆する方式でないと鋳闘的に無運 である。そこで、ギ機械」学習で製作される小型 モータ付き模璽自動車やギ電気」学習で製作され るスタン詳などを舗御対象とし、それとコンピュ ータを接続するためにはセントロニクス鮭廷様に 準擁したプリンタインターフェース、パソコン通
｛言などにi徳用されるRS−232C仕様のインタ ーフェースまたは入墨力罵パラレルインターフェ ースを稀罵することが標準的なやり方となる。筆 者らの場合、インターフェスとしてやや高癒では ある渉、取籔いが容易で、汎絹牲のある毒販のi 6ビット罵亙／0インターフェースボード（以後 翌／0ボードと講ず〉を使癒した。織ボードはパ ソコンの裏面にある拡張スヨットに簡単に挿入さ れる。調御対象は8鱈のL E玉〉をもつ点滅装置を 試作した窃第i霞はその毯鋒露であり、第2馨は 試作装置の外観を示す。本装置はギビットま、ギバ イ糧、稔進数の表現ま等の学習にも稗溺できる。
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第i暫 LE至〉点滅装置選跨暫
第2霞 L E D点滅装置の外観
また、ボー罫とは専用のフラッ｝ケーブ漸で接続 されるむパソコンの鉱彊ス霧ットにきている電離 は被割響装置の駆動電源としては容量的に無遷な ので舞篤しない方がよい．第3霞、第廼聾は至／
0ボードのブロック露で、パソコン、璽／0潔一 算、外藻装置の雛連を示す．第3鐵でその動作遺
難2 彊島大学教育実践懸究籍要簗23号
程を説窮する．先ずパソコン蜷から至／0ア欝レ スを推定するデータと裁方データを董／0ボード に送ると、繭者はアドレスデシーダで解蔑され鐵 力ポートを選叛する鑑号として、後考慧コント資一 ル倭号として共に暮A餐Dゲートに入力され、こ れらが一致した場合、パソコンのデータ・バスか
らの舞舞データ解鐵力試一トを還して外翻に綴方 される．具体的紅はプ霧グラムによ今、8本の婆一
ド繰の電圧が奪［V璽か、51Vlかになるので
ある。
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第3醒 至／0インターフェイスボードのブβッ ク麩聾（出力動作）
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第曝露 翼／0インターフェイスボードのブ饗ッ ク園（入力動作）
4．プ貸グラミング学習
f精報基礎まのプ羅グラミング学習で硬われる
コンピュータ言語は恐らく大部分がBAS夏Cで
あろうと考えられる．董／0潔」ドで綾わ轟る割御駕プ霧グラムの言語も殆どBAS亙Cが使鶏琢
であるので、離郷のためのプログラムの作成は中 学生にとって無理な学習内容ではな恥であろう、稔93年3月
舞舞学習では幾習の命令語以外紅、OUTと董翼P の2つの命令語溺麹わる．その書式を次に示す、
圭〉崖力ボートに玉バイトのデータを送趨 0慧丁くポート番号＞．〈式＞
2》入力ぷ一トから鐙を変数Aに蔑みとる A峯至翼P（〈ボート番号＞〉
ここで、ポート番号とは至／0ボードが接競され たパソコン燧の董／0潔一トアドレスで、筆者ら の場合は〈翻2跨＞であった．く式＞はポート紀 綴方されるデータで、擁えば．〈齢5＞の場合、
2進数のく騰癖遍蝦蟹＞を意味し、＄本の今一ド綴 のうち最下粒の線と下位から3番目の線に5［V墜 赫鐵力される．L ED点滅装置にこのり一碧纏を 接続すれぱ、パソコンから出力されるデータでど のようなパターンにでもLEDを点滅させること 撃できる．プ嚢グラミングの工夫で点滅パターン 予想ゲームなどへの発展が考えられる．第5轡は 漢璽衰勢車や羅潔ットアームで整われる小型そ一夕 の舞舞紀稗罵するために、購成した（）疑心〇欝ぎ誕 擁麺1整であ参、このように、璽／0承一算を羅躰る
ことでアイデアに富んだ鑓御学習を構築できる．
2萎ビンヘ
マ殺
戮ネケタ垂
2 嘩9 嘩○軽震
縫レー
穆番ピンヘ
．ダイ
オー鮮
專
華 毒
筆 i ハの
驚驚鑛｛モータ｝
第5暫小型モータの認舞遽跨綴 5．おわりに
ギ椿報教育3は学校全捧で取り経むことになる 解、階報基礎3では教科独窪の学習内容を舅確 することによって、精鞍教育に寄与すべきであろ う。従って、プ寝グラミング及びその中でのコン ピュータ劃御は是葬取滲上げた雛む今後、本報告 の教員での授業実践を予定して糖る．
参考文献
茎〉文部省：欝報教育に麗する手引き、（株）ぎょ
うせ墾》．（圭99i．7〉
