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担任が果たす家族支援について - 福島大学

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握種が果たす家族支援について

33

担任が果たす家族支援について

宗 像 生 島

真由美(謬麟灘立春健小学校)

  浩(家族臨探・非行臨鎌学)

 学校と保護者・家庭との連携を麟るために学校灘から積極的紅饑きかける重要性は増しているが,現 実には藻護者・家庭紅繰きかける難しさを感じている教額が多いのではないか。この様な問題意識を蕩 擾として,塞藩究は,学校教育の中での家譲支援のあ馨方,特に撞狂が果たす後麟紅ついて探ろうとす るものである。

 アンケート調査によって・傑護考及び握任や学校の現状認識を瞬らか託し,さら紅筆者(宗像/の小 学絞学績撞任としての事舞をもとに,家厳支援髪膚矯な鼓法を縷説した。家籔の縫代閣擁昇を墾確1こす

ることの大勢さ,瞬題紅鱒する見方やとらえ方を鰺歪し,本来保護者の持っている力を引き懲す方法な ど,挺任として家族臨濠学的知見を活駕することの有爵姓について論じた。

 〔キーワー跨 家族支援 保護者への糖鞍提供 連携 エンパワーメント

亙 開題の所在

 ここ数年小学校の実態として,学業不振,不登校楚 や問題行動のある児童が馨立っている。文藻科学省の 基本調査からは不登校が暮年連続で増撫してお静,深 薦達している状溌ぶ分かるlll。数量醜貌は小・中とも 学年が進むにつれて増えてお弩,小§から中茎,中1

から中2にかけては1石人程の増撫が冤ら褻る。不登 校1こなるきっかけ善ま,友人縫係,教麟との鷺孫,親子 鷺係などさまざまである潜,いずれの場合であっても,

無気力,不安・椿纏的混瀧など,いくつかの理蜜が護 合したことが漂霞とな学〉不登校が継続していることが 捲嫡されている、こヂ)ことからも,子どもに離する必 礫的援麟の重要娃が理解できる。

 また,近年では少年による猛罪も抵年齢免しており,

縫歳末満の触法少年による狸罪も増醸している鰹。小 学生による傷害,恐喝,霧盗,わいせつといった非鷲 も少なくなく,全麗的に子ども¢)羅題行動が蟻撫して いる。このことから,家麺…1こおける教育上の問題1ま,

座視できない状溌紅あり,家庭の教育力を高めていく 方策が求められてお弩,学校教育の中で侮らかの手を 拷たな縁ればならないであろう。

 ところで,欝欝の教育現場において学校と家庭・保 護者との嚢1わ琴を取1弩、駈げる場会し,常紅大きな課題と なるのが,学校が麗わ1りたいと考えている家庭・保護 者との連携嚇容易でないことである。学校を舞台とし て学校と家庭との双方に実参の多い連携の在籍方を醗 究している亀葬憲治らは,「双方の連携が,子どもた ちの教育の充実や子どもの問題紅蝿する予防とその解 淡に欠かせない」としながらも,「繕態依然として原 馨追及を重んじる繧講が学校と家麩のいずれダ)簿にも 根強く残っており,講巻が連携というよ警,むしろ穰

互紅責錘転換し合う関係1こ陥諺やすい涯と遠ぺてい る韓。筆者(宗像〉も,協力や遷解を得ること嚇鰻難 であった家庭に直凝し,その度に「なぜ協力や蓬解が 得られないのだろう」と鑛を抱えていたが,亀嚢らが 述べるように教懸翻が保護者紅原露追及,責錘転換と 感じさせるような一言嚢や態度を自然ととっていたび)で はないかと考えた。

 こ6)ような内省から,学校と保護者の穣麟宣する縫 係に隠るのでなく,共紅考え得勤する繕頬縫孫を生み 離すような家族支援の専霧的な鼓滋を教舗も身につけ,

家族支援紅あたることの重要性につ秘・て実践を基礎と して考察を換えたい。

豆 調査及び硯究方法

 鐙任が果たす家族麦援のためグ)繰きかけとその翼状 に饑して,察内教麟と録護者紅アンケートを実施した。

教麟講アンケートでは,騨頃学校や舞経は「保護者を 支援していくための饑きかけ」をどの様紅意識してい るかを知るために,福島大学教奮学翻教奮箋践欝修講 痙を受講している学校教員灘名,及びA寮内教員38名 を調査麟象とした。襲要としては,学較環境及び家 庭・保護者へのサポートについて現状を尋ね,今後の 家庭支援に必要な条磐を挙げてもらった.録護春矯ア ンケートでは,学校と藻護者の欝孫紅地域牲が欠か慧 ないことから,K市内中心部・馨部の小学校保護奏 畳8名を調査輯象とした⑬機要としては,子どもξ)教 奮,学較欝の支援態勢,学校や撞任との纏わりについ て簿ね,学校1こおける讃談活動紅求めるものを挙げて もらった。さらには,家莚教育を支援する糧径として の取鯵績みである実践灘1こ薄して家議療法的アプ難一 チの観点から事舞欝究を得った。

(2)

3婆 福島大学教官実践醗究紀要第4§号

璽 調査結果

1.保護者矯アンケート

 A幕内中心部・鄭部の小学校保護者鎗8名に実施し

た。

 慰み・や不安を抱えたとき謬1縷談ずる悉と答えた人は 鵜%,謬ある程度穣談ずる塞と答えた人は懇篤で,こ の2つを合わ量ると弼%の保護煮だ撞窪や学校に掘談 したいと考えていることが分かる.また,憾みを捲く 種類紅よって梅談したい楊手懸異なってお鞭,担蓬に は,学業,友人麗係,生活懇度などを主に,管運織紐 は,学絞への不満・要望,幾子関係,生懸懸嚢などを 主に,養護教護には,健康面,精神・発達藏,生活態 度などを主に穣談したいと考えていること潜瞬らかに なった。

 霞iのとおり,実擦に根談した繰護者嚇糧談して良 かったと慰むている理鐡として,〔驚題が解淫したか ら3や[適燐なアヂパイスがもらえたから3を鼓いて,

〔子どもの欝報を縛ることができたから藩が一番1こ挙 げら擬ている。このことからも,保護煮は学校での子 どもの様子などを構報として欲しがっていること渉分 か鞍,教懸としては,ζ総懸解淡という結果韮よりも 霞ごろから保護春に構鞍を与えること嚇必要となるの ではないだろうか。

 反薄に,拶2に示したとおり,構談して良かったと 思わなかった保護者は,[議をしても気が楽にならな かった3籔撞蓬が密分の話を運解してくれない聾〔一方 的に家莚に原石嚇あるように需われた3など,適舞な ア嘗バイス渉もらえず撞任の鰐慈の仕方に不満を感じ ていることぶ分かった。さらに,学校の現在の旛談活 動1こ耕する満尾度を問うと,i約6麟以圭1の保護者 は満 足しているようであるが,約4割の保護者縁梅談活動 に鷲する要望として,[先生方の構談活動にあてる蒔 鷺の確保に努めて謄しい韮[学校カウンセラーを醗麗 してほしい韮[教育穣談を含め,橿談活動の内容の充 実]ξ根談活動奪灘の部盤を設麗してほしい韮などを 挙げている(緩3参照〉。これらの調査結果から,保 護者の要望を積極的1こ受け建め箋施することが,羅談 活動の充実毒こ繋がるものと思われる。

ii.教麟羅アンケート

 福島大学教畜学部教官実践醗修講甕を受講している 学稜教員7§名・及びK寮内教員38名にアンケートを実 施した。

 露分の勤務する学校は,保護者にとって「讃談しゃ すい・訪問しやすい環箋にはない窪と厳しく発ている 教懸は笈驚であり,その理懲として〔電話での禮談ぶ 多い3[会議や午後の活動潜多く教麟の時閥潜とれな いユ£糧談専璽の趨麗がない3などを挙げている(緩 4参黙)。学校の中には繕に穰談警を露足し,そ

2総4−6

籔馨 穏談して良かった遅出

覧︶r

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その飽︵9人︶

損談内容夢樋に漏れることなく︑プ

ライバシーが︷サられたから︵6人︶

子盤の鷺輯を欝ることがで

きたから︵鱗人︶

謡をして気寮楽になったから   ︵鮫人︶

学綬・糧葎が糞舞紅辮癒し

てくれたから︵懸人︶

適燐なアドバイス炉もらえ

たから︵船人V

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趨讃して良かったと患わない蓬密

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論黒 隅 臨藩   1.1 臨闘 g幽、麟

そ磯鰭︵6人︶

横議内容炉勉に漏れ︑プライバ

シー藪守りれなかった︵ボ人︶

子盤㊧藥鞍を撮ること餅で

きな炒った︵台人︶

慧をしても気が楽観壌ら愈かつた

(か

ヲって鱗が壷くなった︶︵5人︶

学校・糧蓬が糞麹に懸恋し てくれなかった︵2人︶

遺構なアドバイスがもらえ な炒った︵5人︶

一海噸魑藪議霧吹爆活動 醜総総紛鵠2唇臆§

園3 要望したい内容

1贈繊曲. …、覇贈.轟.

一・

黷P

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総麟贈罎麟

  53

  麟

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  麟 緯 麟

   多

光堂方の根談活聾にあてる購謬の確

探に努あて縁しい︵麗人︶

学奪・学級懇談会醗海容の売実を馨

って難しい︵8人︶

教糞婦談を含勧︑鰻談活動内容の交

実を騒ってほしい︵2◎人︶

学緞通鱈の掻敷や内容の文案︵頓談活動の騨びかけ︶を爵ってほしい︵5人︶

掌紋カウン愈ラー︵心建・発達を算獲と

する縷談舞︶を愛羅してほしい︵勝人︶

その縫︵3人

(3)

撰種が栗たす家族支援1こついて 3忙3

の露ま午後の濤勤を一勢入れず教麟の蒔間も確保する などの工夫をしているが,それらの努力渉保護奏に意 識されるまで1こは至っていないようである毒

 一方,教麟の多くは繰護巻が子どもの椿報を欲しい と感じていることについて掘握しており,それに惑え るべくいろいろな取舞緩みの工夫をしている。中でも 問題勝生じたら藍その鋳に家麩訪問を実施3翼すぐに 電誌連給する3など,直接的な麗わ鯵合いの中で欝輻 を与えるように努めている(籔5参黙)。また,嚢覆 の取鞭懇みとしては,連絡鰻の活罵,学緞通倭の活矯 を通して椿報を与えるとしているぶ,これらの活罵の 仕方1こはまだまだ工夫が必要としている。

 また,自窃記遠の獺答から,撞任として家族支援に あたる場合,縫妊は問題を夢抱え込み雌の繧織紐なり 勝ちで不安,心纏,プレッシャーを感じることもあり,

[学校全体の協力体麟の強イ擁瓢上露の積極的な饑きか 1擁を望んでいることが分かった。家族支援をするに あたり,学校及び職員購の体鰯強化・整備勝重要なポ

イントになると思われるe

轟.窯つのアンケート調査結果の考察

 保護者矯,教翻矯のアンケート結果を輯比して検討 したところ,傑護妻は子どもの簿報を欲し渉っており,

教麟も子どもの簿報を与える努力をしていること拳分 かった。学校麗からの椿鞭で子どもの様子を知ること は,子どもの実態を藍確に掘撮し家庭教育の中で生か されることに繋潜っていくものと考えること撃できる。

このことからも家族斐援の第一歩は£子どもの椿報を 与えるユことから嬉まるのではないだろうか。

 また,繰護者の要望として〔穰談活動にあてる詩闘 の確保聾拳最も多く挙げられているのに薄し,教縣翻 は憲分でも趨談活動にあてる時間が確保しにくいと感 じていながらも,保護者ほど意識していないことが分 かり,今後の権談活動紅おいて時間の確保に努めなけ ればならないこと力覇らかになった。

 さら紅は,保護者藩学絞カウンセラーを要望してい ることは,学校に鰐して学力だけではなくε心身の健 やかな発達ユに韓するニーズが大きく,これからの教 鰍こは「心の開題」や「問題を抱える家族への支援」

も振える力量が求められるといえるであろう。

選    §そ霧︵父︶

騎識鴎覇電..蜜...

と 謝 幽保護煮震が薄.

﹁ 聯轟韻贈鎌鰯

学轟鰯瞭攣讐蟹葦

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図㈱お鎗篶2g矯緯50 誘卜 き雪 ︷き︷

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騒5 学校の子どもの檬i子を伝える工夫

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      3にあたる︵鯉人︶

すぐに電認む簸慈

縄題蒼生導た鱒︑ あたる︵為人︶

家灘訪郷じ爆癒に

馨羅浄隻琴た時︑ その縫

遜難業の残罠の工夫  ︵櫨人︶

還綴鰻の澱璽鈴工夫  ︵無人︶

学緩逸鱈の濡照の

工夫︵η人︶

麗 事鯛研究 〜家庭の教育を支援する担  任としての取》緩み〜

 ※ プライバシーの保護のため,必要に応こ酸変   を行って記載した。

 ここでは,筆巻(宗繰〉潜挺錘として家族支援に取 り緩んだ事例を挙げた。活動を振り遜ることで謹任と しての関わり合いの良かったところや改善、報こついて,

家族療法的な観点から分蟹・検討を簾え,家族支援に

有矯な手だてを考察したい。

〔ケース董〕連鶏鰻を活駕して行った舞甕への支援

(麟 麟象驚:小学校2年生男子(A男)

勧 筆者との縫係:小学校i,2年撞任

麟 保護老からの主訴:無縫,発達の遅れ紅不安  X算4稗 家庭訪問:撞任が母凝と糧母に面談。爾 競ぶ共欝きで縫中は櫨母髭面蟹を箆てもらっている。

舞親は事務職員で婦警拳遅いことも頻繁であ善,子ど もとの会議渉なかなか持てないと語る。欝中薩饗を見 ている籏母が,兄とA男との行動を髭較しダお兄ちゃ んならこの頃には○○渉できたが,A男は全然できな い。」と多くの嚢で不安をみ,せる.羅縁から弱くA男 の織子から緑綬も心醗を隠甚ない様子。実際母霧も兄 や繕年齢の子ども達と鐘鼓し,A男が幼稚に見えてし

ょうがないと議す。蟹董は学校でのA男の織子から,

勉の発童1こ比べ学習の遅解紅蒔鷺を要することや,発 音渉上手くできないでいることを伝える。麟学時の検 査では異常渉晃られなかったこともあ穆,発達轟こは纒 人差潜あること時闘をかければ理解できる能力を持っ ていることなどを議し,A男は人よ鯵ちょっと時間を 要するだけと励ました。また,麺猛として,兄弟や鰹 の晃童と鏡鞍することより,A男の楽しく学鬱する姿,

友達も多く喜んで学校に登校する姿を大舞挺していき ながら見守っていきたいことを伝える。

 家庭訪問実施後,母親や鶴舞の不安を強く感じたこ とも妻琴,連絡緩を通してA男の学校での様子を毎醤

(4)

篠島大学教鳶実践襲究総要雛菊号

報告することを決め実施する.当擁は,学校麟からの

一一茁Iなものと考えていたが,母霧も,学校での様子 で感じたことや家庭でのA舅の様子を詫大してきちん と返してくれる、影式的1こは達綴嬢を聡いた母親との 交換霞記であり,以下「交換嚢記涯との表現を濡いる。

 この交換欝護iをするにあたって,超蔑として強く醗 癒したことは,必ずA男の褻かったことを艶入するこ

とである。これは,A男紅劣等感を掩いている母霧を はじめとする家縷紅鱒し,A男の喪いところをアピー ルしA男に鰐する不安を減少してもらいたかったから である.実態を伝えるにあたっては,A男の劣ってい る懸や注意してもらいたい懸なども書かなければなら ないぶ,このようなときでも必ず良かった点を書くこ

とを欠かさないよう1こした。

 x年鷲海 教育講談:麺任と母幾との2老懸談。簿 親は,参観蓼にはドキドキして仕方ないと語る、A男 が質問紅答えられないのではないか,匿1違った答えを 言うのではないかとハラハラしてしまうことや,霧霧 にばか弩気を取られ集中できないでいる嶽分か墨ずか しいと語る。確かに授業串縫違えた答えを善うこと1ま あるが,髄ずかしくて手を挙げられず発言できないで いる子も多いことを話し,授業に意欲麟に参撫してい る証であることを伝える。また,授業とは完璧なもの ではなく,瞬違った答えがあるからこそ授業の犠が菰 がり充実した内容になることを伝える.母親に難して,

A男1こ難待をかけすぎ望みすぎではないかと鵜う。子 どもは敏感で,母親や握葎の思いをかえって苦痛に感 じかねないことを伝え,お互い心に余袴をもって見て 行こうと励ました。この教育絹談で母親が未だに不安 を懸量ず,A男に劣等感を捲いている様子が藪わった ため,変換嚢諾の霧容を生活面・学習嚢とに分けて鞍 告するようにした。学習懸で1ま家莚学習の協力を呼び かけていたため,学習単元の中で礫解できている藩分

と努力を必要とする認分を具捧的紅蕊太し,家庭i学習 の参考になるよう努めた。生活藏では,友達との縫わ

鯵の様子やその嚢の全体的な様子を誌大した。

 X一纏奪轟月 家庭訪鵜:撰錘が母綬と盗丹紅藏談。

母幾も2年藝を違えることで,気持ちに余籍潜鐵てき たことを感じ、取れた。今まで劣等感を麹いていたA男 に鰐して薪うちの子は気持ちがとても優しいです。

○○なことがあって嬉しかったです、」rお兄ちゃんは

△△だけど,A男はお発ちゃんと違う欝懸が良いんで す。」など,A男の喪:さを冤つけ認めら駿るよう紅な ってきた。換えて母綬は「A男の良さを感じられるよ うになってから,人と遅駿ていることもあま辱気にな らなくなってきた。建と,吹っ隣れたように議してく れた。橿母も瞬中憲題を見ているとき,今までは蕃 癌だったが連総緩の様子から,どの藩分を苦手として いるかぶ分かるため,家庭でも教えやすくなった。」

「宿題の飽紅も侮を与えて鍵いかが分か馨,問題を作

2騰4一§

って与えていた.」など,家麩学習の様子を話した。

また,複母は今まで露題渉できて当た舞鶴と懇ってい たが,できたことに薄して必ず誉めるようにしたとい

う。このことで孫も喜び,お互いに気持ちよく勉強の 暗闘を遜ごせるようにな1つたことを嬉しそうに語る。

羅繋から返って来る交換鷺認の海容にも,変龍が灘て ぎた。今までA男の議題で統一されていたが「今馨会 縫で頭紅来たことがあ今ました。隻生もあ弩ますか己 r今霞の夜主人と纏曝して,つい離婚だと言ってしま いました、究生結婚なんてするもんじゃないですよ。3 など,A男には直接麗係のない,母幾の生活の篠子が 書き込まれるようになったゆまた.母親縁羅取弩であ ることから,雛母と夫との懸紐気著労があ鞍,そのこ

とを縷談ずる内容も擁護かあった。

 この変藍二を撞狂として,挺薮1と{泉護i春の{霧馨1縫係が 成立し,お互いに連携し合える環擁ができたと甥験し た。また,これ以後も交換欝記を続け,学校・家庭と が襲い協力棒擬のもとA男の実態紅癒£た学校教育を 実施することができた。

〔小  猛 〕

 家族療法の観点から晃聾すと,藝須A男の悪例を見 ているのは嚢中預かっている糧母であ警,そのために 継母と母緩との轡1代鷺境雰が不墾確とな鯵,母幾の幾 機能が穣鰐的紅低下していると考えだむ。そこで,雛 母を藤外することのないよう醗意しつつ,あえて母親 と連縷軽のや警と諺を行い,A男の精穀を交換しあう ように努めた。このことで,A男の養蕎者は母親であ ることを嚢覚さ慧,母霧の蔑機能を敢善するきっかけ になったもグ)と評癒している。教麟が子どもの麹える 隠題についてアセスメントする際に,幾逡代ばか鯵で なく,趨父縁縫代を含めた3縫代の麗係性紅も留意す る必要雛撞こ思い至った事溺である。

〔ケース幻象縫訪幾等による父綬への饑きかけ 緯 麟象艶:小学2年女子(8子〉

② 筆巻との関係=掛学校i年,2年挺任

紛 撞任としての総題:児童の齎題行動を父霧が認め  ない

 露子は.父子家庭で3人嬉妹(中2,小§〉の末っ 子であ鞭,瞬緩している糧母に育てら駿ている.隣る く元気で心の優しいB子は,3擁妹のなかでも家の手 伝いなどよくしている、学校でもこれといって問題を 起こすことなく,楽しい学校生活を送っていた。そん な中,急に8子に異変が現駿た。

 小学至無暗の2舞:欝1こ欝に癒が薄くなることに,

穆経や養護教論が気付いた。擦鉦が覆合いを見て魯子 に震の薄さを尋ねると,嚢分では構もしていないとい う。しかし,耀は徐々に薄くなり響もしていないとは 思えない軟泥であった。さらに,贋を敏く疏)ではなく 刃物を遣って鵜っているような感じに思われてきたこ

とから,再度B子に確認する。B子の返事は鋳繕と織

(5)

撞鉦が栗たす家族支援について 37

じく野縁もしていない」だった渉,詳しく議を麗いて いくとド中学のお穂ちゃんがオシャレをして贋をそっ ているから,私も一緒紅なってやった。」と答えた。

撞任は,この場はひとまず3子の返事を納得したよう に振る舞ったが,その嚢の放課後6年生の嬉紅家での B子の様子を聞くと,特劉変わったところはないと議 す。しかし,贋について尋ねると顔をしかめて「分か

らない3と話したくない様子であった。

 畢速父幾紅電話で連続をとった潜,仕事で不産だっ たため紅穣丹紅誌を伝える。燈母は8二子の縷に気潜付 いていない鐵子だったぶ,瞬らかに気嚇付かないわけ 1まないほどの罎の状態紅なっている。家慈iみんなが,

B子の贋江ついて織れられたくないといった感じを受 けたため,この段購では家庭での様子を見て欲しいと 要請するにとどめた。撞任は母親淡いないことや大好

きな父緩拳仕事で不在がちで,2人の嫡とは纏嘩ばか 吟ずる(特1こ中2の締とは1ことから,3子密身が家日 族の中での懸独や寂しさを強く持ち娘めたかと考え,

学校に登校している闘,売分に§子と鯨褻合うことに 努め.寂しさが少しでも秘らぐように醗癒した。

 3駐:しばらく落ち蒼いてきたかのように思われた 贋毛薮きも,今度は鹿毛にまで籠羅燐鉱ぶってきだ。

 父親と議そうと家庭訪問をするが,今懸も猛事で不 窪であるむ鬱鬱から代わって謡を麗く嚇ゼすみま慧ん,

ご心醗かけて達といい,実態を譲ろうとしないので,

糧母が気の毒になりr学校では○○ちゃんを第一に考 えていますから,侮かあったらいつでも議してくださ いね。」との言葉を残して電謡を舞った。

 整経は,悪いきってβ子1こ寂しさを掩いているので はないかと直接尋ねた。すると「うん」と小声でうな ずいたゆ膝に掬えながら誌を進めていくとドお父さん は佳事や町内のことばか警で綻しい。薄霞会ξ)仕事な んて早く辞めて欲しい謎ゼお締ち争んとはすぐ嘘嘩に なって私をいじめる。§年のお婦ち串んは少し優しい。

だけど,どっちのお婦ちゃんも家の手伝いは簿もしな い。私はおばあちゃんがかわいそうだから簿嚢手伝っ た自今霞も帰ったら手伝う。お父さんがいるとき垂まお 父さんの艶事も手伝うんだよ。並と今の3子の悪いを 議してくれた。このような寂しさを捲いたとき,イラ

イラし察分でも気が付かないうちに被毛紅及んでしま うが,その後はかなりすつき醸することを教えてくれた。

 β子はまだ小学i年生であり,舞えたい気持ちは充 分に持っている。しかし,それを家庭で表現できずに いる環箋懇,耀毛ぬきといった行動に癬ていると灘擬 した。8子は家の人1ここの話を縫薄にしないでと言う ので,この段階で話をすることを錘任も控え,i年生 の生活も残りわずかだが,充分に鐙任としての愛情を 注ぎ関わっていぎな潜ら様子を観察することにした.

また,家の人紅話さないことの代わ嚇こ,寂しいとき やいらいらしたときは鐙任にその気持ちを議して欲し

いことを伝えた。家庭には,学緞通欝を通じて,小学 茎年生という時鱗や子どもの心の駿懇を誌讃し,でき るだけ子どもと一緒にいる購闘を作って欲しいと全家 庭に転えた。

 小学2奪鷹霧:春材みを整えて登校してきた露子の 癬は改善の兆しが見られなかった。その上講髪を懇い

っき娠登鉾〉,贋ぶない釈態が誰妻こでもはっき彰)と分か る顔になっていた。撞鉦1ますぐさ豪雪語連縫を入れ,

鬱鬱に父幾と直接謡嚇したいことを伝え,父親が家に いる縛翼帯と難詩を尋ねた。そして,すぐに父趨紅会 いに行くことを伝えて欲しいと依類し,嘆月下薄紅な って,ようやく父親と直接話し合いを持つことができ た。履の講をするとゼそんな事はない。鎌渥に行って 髪を隣った時に馨も鵜ってもらっている。遷との響筈 である。そうではないことを握猛が再嚢議すと,父親 は君子紅鶴かってヂお鋳そんなことしてないよな。鎌 屋だよな。」と,強い讃詞でB子を問いつめた.蓋然

β子は「うん。な紅もしていない。」と答えるしかな い。3子に臆をはずしてもらい登子が抱えている寂し さを伝えると,父幾多まヂ8子は小さい漿に母親と分か れているので,母幾のことは知らない。だから母親の ことで織しさを感Oることはない。婆ギ私(父親〉だっ て家にいるときは3子と一緒にいる。手伝いも良くし てくれる。だから大丈夫です。心配しないでくださ い。達と振縫的であった。担任濾,これ以上父親と話 をしていても.今はかえって父霧をかたくな証してし まうと考え,「握径としては8子の嚢さを見つけ認め ながら,できるだけ会議や遊びを通して亮実した学校 生活が送れるよう纏わっていきたい。3と伝え,家庭 訪闘を終了した¢

 5丹:B子の溺題行動が少しおさまってきたように 思われた。8子嚢身もゼ今はあま辱イライラしない。」

rお父さん今年で町内会の仕事終わりなの,嬉しい。涯 と言う。中学の擁とは緯変わらず瞳嘩をするが,8子 の様子を心蔑した次女嚇3子に優しく黙わってくれて いる。車速家庭訪闘をし,問題行動潜落ち養いている ことや学校でがんばっていることを伝えた。父綬は糧 変わらず多綻で会えなかった渉,雛舞は喜んで議を聞 いてくれた。

 §縁下旬:B子の隠題行動渉再競。3子は今まで話 していたような気持ちを語さなくなる.そこで,家庭 に電謡連絡を入れ,家莚訪問を実施した。糧母も,

「またか涯といった感じで懸ったように鰐慰する。橿 母濃身も,どうしてよいのか分からない戸惑いを捲い ているように感じた。父幾は綴変わらず問題行動紅薄 しても意識が薄く,あまり重大なこととして受けまめ ていないように思われた。父義からは,「この闘の運 動会の婆シ一審縷ま……」「学校は……」野○Olこ薄し て学校はどう考えているのか」などと,学校に鰐する 不満をたくさんぶつけられた。どうやら父幾は,学校

(6)

38 橿鳥大学教育実践醗究親要第鍔号

に薄して不溝を抱き,撞猛の謡にも耳を繧ける気など 全くないように狭つた.君子の行動鉦鼓善の兆しは見 られなかったぶ,握任もこれ以上父親を変えることは できないと感じたため,家縫訪問を中産した。その代 わ鯵,馨饗の3子の様子(特紅登子の褻さ渉伝わるよ

うな)を,連鰭緩を瀦駕して蔽えることにした。

 挺任は,今までのように3子の問題行動の酸書証鷲 して,鼻真塗馨に考えているのだ妙という思いを伝える ことをねらいとして行った。しかし,その後もこの3 子の問題行動紅髯してだけは一薄紅理解してもらえず

2学奪終了となり,撞鐘をはずれた。

〔小  抵 〕

 家族療法の観点から内省してゑると,やは鞭ε藤織 的な興果律墜的な認識から蠱惑になっていなかったの であろう。子どもの問題行動と家族馨とをダイレクト に結びつけたために,父親や糧母に援助的紅関われな かったものと思われる韓。具体的紅は,父幾・蟹母か ら,母親不在の子育ての苦労や不安,疲れなどを十分 瞬き取吟ねぎらう姿勢嚇十分でなかった.父親として は,町海会の猛事なども,周雛から後ろ旛を捲されな いように無蓬をしていたのであろう。穣母も,離婚し た父幾を追いつめないように,子どもの現溌を伝えて いなかったのかもしれない。窺としては一生懸命やっ ているのに,それに応えていないようにも見える子ど もへのネガティヴな感椿,換えて,家庭の状浸を責め るかのような撞任への糞趨的な思いまで家族が畦き織 すことができ擁ば,一挙に展開したのではないだろう か。このような家庭のマイナス要霞が見えやすい事綴 では,舞えばギ握任が母親代わ弩をして優しく接する」

ような役割をとれば,いっそう綬機能ぶ低下すること に留意しなくてはならない。また,議母だけでなく,

しっか吟考の長舗なども郵幾代わ警の子ども」の役褻 を取静がちであることにも§を醗今たい。

 本人の問題行動を,「学校内でのストレスである」

といった,握錘が騰きかけやすい要露と敢えてみなす ことで,家族に非難ぶましくなく,子どもを援駒する 方策瀞見いだされたであろうと反省している。

〔ケース騎教蕎旛談・授業参観を活現した舞競への      支援

韓 薄雲箆:小学2男子(c男)

麟 筆者との関係:小学校豊年,2年握径 僻 像護者からの主訴:知的な遅れの必醗

 C男は長男であり,家族権威は再親,小学§隼生と 尋年生の嬉.5歳の妹である。鯨2入は学力懸紐遅れ 秦あり,学校での学習を理解するのに容易でない。こ のことから母霧は,C男1こも知的な遅れがあるのでは ないかと遍乗1に心難していた、醒かに,至年時の学力 テストはボーダーラインぎりぎ弩であ吟,畢生ま訣と いうこともあってか行動も学年の中では遅れ気殊で,

友だちに面轡を見てもらうことも多い.学校や下校鋳

2嚢馨4−6

にお漏らしをすることも何度かあった駐握狂もC男に 知的な遅れがあるのではないかと慰むていたが,畢生

ま褻ということと至年生ということもあり,しばらく は檬i子を箆たいことを母幾紅伝えた。 茎年生から学難 毎に学校生活と教奮穣談・授業参観の概混を豪とめる。

 璽年生藩学難:鉛筆をなかなか上手く握療ず筆猛嚇 弱い。学轡は繰鯵返し時鵜をかけ靉靆的なアプ環一チ が必要である。ひら瀞なの灘音,数字,〜椿の足し算 やひき算等の誹算1ま,捲を養って行うこと潜できる。

 嘩無2学難:身の獲警のことができるようになって くる。朝の会の霧会も,友だちの力を惜鯵ず1こできる ようになる。学習の運解には時鶴を要するが,こつこ つと取箸緩む.5絞鋳の鎌こは授業中疲れて緩ってし まうこと潜ある潜,2学難の後楽は学校生活にもだい ぶ馨れ生活のペース嚇できてきた¢

 教鳶糧談筆石轡:C男は縫の難童に鐘べ少し発達嚇 遅れているようにも思われるが,できることが多くな ってきていることを母親紅伝える。i年時から学習藏 ばかりにとらわれ,C男を遅れていると淡めつけず,

とにかく学校の楽しさを稼わう鋳難でもいいのではな いかということを強調した。舞競は「家では勉強も蟻 いでやらないし,遊んでいる様子を見ているといつも 友だちに面縛を見てもらっている。家では,繕をする のでも私(母親〉の力を倦噂ようとする。」と,心醗 で縫方ないと撞鐘に訴えた。

 電球3学羅:麟藷の音読麟苦手だったが,茎つの秘 藷を賠記して読み上げることができ,このことがC男

自身にとって,かなりの欝欝に繋ぶった。

 授業参観葦懸§二霞語の音読の姿を母i幾に見てもら う。母親ははらはらして参観していながらも,鰹の発 童と講じ事ができたと大変喜ぶ。この鑛から,文字を 書くのに暗闘を要するものの,筆圧も濃てとても丁寧 な字を書くようになり,学績でお手本になることも多 くなった.また.図工が人爵きで,嚢分で思いえがい た絵をのびのびと描くようになり,満足感を得ている 姿を箆量る。握薮潜,このC男の様子を電話で伝える と,母鰻は嬉しそうに驚き入る渉,家でのC男1ま今ま でと変わっていないことから,どうしても心醗でなら ないと訴える。羅綾にとっては,未だ蒋もできないC 男に見えるようだ。そこで摂蓬は,瞬嚢にでも来校し 授業を参観してみてはどうかと呼びかけた。

 授業参観2盤鑓:朝,嫡たちを学校に送ってきたつ いでに参観をする。登校して着替えた洋騒をたたむ姿 に新家ではやってと墾って旛ち争んのよう1こしている だけなのに輩と驚く。算数の時懸も,指を痩って計算 している姿紅馨を丸くする。家庭では,宿題をさ量る のに一苦労で,だだをこねられると面鋼だから,とつ いつい答えを教えてしまっているという。

 挺任は,C男の発達の遅さを癒牲と考え,できる力 を購えているC男を焦らずのんびり見ていこうと母親

(7)

麺任が桑たす家族支援について

に話した。

 2奪生唾学鰯二雀月は運動会の練習の疲れからか,

5校鋳は寝てしまうことが多い。

 漢字の学習では.丁寧に書くことに努め,熱心紅取 り緩み,漢字テストはほぼ完璧である.算数は一構の 計算は詣を痩ってできる窮,繰琴上勝鯵・繰鞍下静静 のある足し算.ひき算は運解誕暗闘を要した。母親は

2年生紅進織したことから,学饗1こ熱を入れる。飽の 鷺童と購じように蓬解して欲しい,との顯いであるよ うだ。また,家では櫨変わらず「できない」と言って ばか誓いるC男紅,焦りを感じているようであった。

日常生活でも,今まで手をか1ナすぎていたとの反省か らか,ゼお兄ち庵んだから,侮でも褻分でや戦なさい。」

と,厳しく擬するようになる。撞任は,この様な母親 の姿勢は,かえってC男に良い影響を与えないのでは ないかと考え,教育梅談の機会を持つことにした。

 教育掘談2穣目:C男は学習能力ぶないのではなく,

理解するのに鋳闘を要するだけであり,理解してしま えば簸の発童と購Oよう紅取り縛むこと潜できるので,

iつの事に暗闘をかけ,痩つく吟学習して学ば量るこ とが重要であることを話したむまた,人1こ1ま得意筆不 得意瀞路謬,C男の得意とすることは,…丁寧な文字を 書くことやのびのびと絵を描くことであり,これらが C男の露盤に繋がっていることを伝えるウさらに,友 だちとの関わ馨合いでも,露綱を昆られることが多か った麟,しだいに藝己主張する姿も見受善ナられ』,嘘嘩 ができるまでになってきたことを伝える。母幾は,撞 経の議を獲1きながらも,不安や焦鞭を隠せ1ないでいる 様子が伝わる。そこで挺任は,垂学年疑様に,いつで

も授業を参観して欲しいことを伝えた。また,敬謙後 の鋳購を牽糊して,懸灘こ学習の時鷺を持っていきた いことを伝える。学校で学習癒は力を尽くすので,家 庭では,習雛づけする意殊において癒題1こ取り纏ませ,

その麹にド彗ルをやるなど,あまり学習に根をつめて 行わないで欲しいことを伝えた。飼敏なら,C男にも,

そして母霧にもストシスを遜嚢紅与えたくなかったか らである。

 授業参観3毬目:生活科の学習で,}年生と含繕の 授業を行った。C男は,ペアーを縛んだ茎年生の懸舞 をよくみな潜ら,学習に取り縷んでいた。この姿を見 て母親は「そういえば,家でも妖のお違え(幼稚穰の バス)1こ進んで行ったり,面撰を見てくれた聾するこ とが多くなってきたむ雄と懇懇を述べて,わが子が成 長してきている様子に気替くことができた。

 授業参観4穰§:硬筆の詳聞,縫の晃童よ鱗ま時購 を要しているものの,無駄議もせず真麟紅書き方の練 習をしている姿に欝を曳くする。ゼ家では勉強に5分 と時間嚇持たないの紅,C男の姿渉嘘のようだ。こん な1こ集中して学習できるとは思っていなかった。涯と 議馨,仕上がった丁寧な文字に大変喜ぶ。

 2学難授業参観§醤嚢:算数の繰む下ぶりのひき算 に苦労する。おはじきやカードを趨駕して学饗する。

母親は,こんな道具を使って謙算していて頭の中でで きるようになるのだろうか,と不安がる。理解する過 程で,具体梅を操作し,体験的に学ぱ量ることは有勧 であることを教え,今は,C男紅とって…番勧業的な 方法であることを伝える。その証麗として,緯奪まで 捲を養って行っていた一旛の麗し算・ひき算の計算も,

今は捲を縫わなくともできるよう紅なってきたことを 知ら量,焦らずにC男の良さや紳びを認めてあげるこ

とぶ励み紅なることを強調したむ

 授業参観§懸震:かけ算九九の練習1こ熱心に取り懇 む。家でもかけ算九九を曝えているという。最透は手 がかからなくなってきたように感じると,母親紅気欝 ちの余絡嚇でてきたようだ。家では急にお分ち砂んに なってきたようで,母親紅1纏わられるのをいやになっ てきた様子を語る。友だちと一緒紅九九の練習をして いるC男を見て「うちのC男は,これから紳びていく 子なヂ)かもしれま重んね。雌と語りな撃ら授業を参観

しており,今までと違う母親の雰囲気を感ごた。

 教畜帽談3濾蓉:母綬紅よれば,握任の皺めで授業 参観を続けてきたが,学校の行事として授業参観に来 ていたときより,家では渋して見ることのできない子

どもの姿を見ることができたよう1こ思うとのこと。

 C男は体も小さく畢生まれで,縷月・5月生まれの 子どもとは翌年近くも違うのだから,発達ぶやつく琴 なのかもし擬ないと感じてきていることを語る。また,

父親から「子どもの生活の中で学校にいる暗闘解大半 を占めている。小学生のうちは学校に行くことを鎌が らず,友だちと楽しく遊ぶことでいいじゃないか.学 習なんて二の次だ。」と言われ,母幾も気分鶴に救わ れたと遊べた。そして,C男からヂお母さんばっかり どうして学校に来るの,来ないで。雲と覆われたこと もあ鞍,今後は学校行事の授業参観に限定したいと訴 えたことから,撞鐘は今までどおり気になること瀞あ れば,いつでも穰談に乗ることや学較に様子を見紅来 てよいことを伝えた。

〔小  揺 〕

 緑綬は,嬉2人が知的に遅れていることから,長男 のC男に薄しても霧様な不安を強く捲いていた。董年 生のまだ替えたい盛鯵,遊びたい盛りのC男にとって,

この母幾の遜剰な心醗は悪影響を与えるのではと考え た。筆者(宗1象〉が甥務した学校は,㌦・つでも気軽 に授業を参観してください跡と言うことを藻護考紅訴 えてきた学校であり,握任にとって気兼ねなく緩緩へ 授業参観を皺めることができた。母綬も,学校や担任 ξ)姿勢を理解していたため,進んで授業を参観できた のではないかと思わ絞る。母親は,行事で行われる授 業参観では,子ども紅麟する周露の反感が気になり居 心地鍔)良さを感じないことや,嬉たちの授業も参観し

(8)

福島大学教奮実践藩究髭要第4§号

なくてはならないので,C勇にばか鞭時縫をかけてい られなかった。今懸の懸麟的な授業参観では,霧雛の

§を気に量ず,また,家庭では晃ら賛ないC男の姿を 見ること拳できたことで,その趨渡:,母親の焦る気持 ちを動かすきっかけとなった。すなわち,家麩の中で しか見ていなかった験溌から,視野を腹げる機会を得 ら駿たことから,C男の良さや可能纏のある力を知る ことができたのではないだろうかゆこれまでマイナス のレヅテルを難りがちであったが,一生懸命麟んばっ ているC劣の姿を見ることで,そのレッテ蔦〆が徐々に はがれ,母霧憲身の心の癖と瞬こ変わってきたもグ)と 考えることが鐵来る。

 このように,馨蕪が教育穣談や授業参観を活稽し,

C男の真の姿を伝えようとする欝き響け潜,翕然と母 親をエンノ撃フーメントする織果とな辱,C男1こも良い 結集となっていったものと理解した。常に保護者の不 安や簸みに耳を繧け,まずは子どもの学校での雛子を きちんと伝える,といった撞任として当た陰蔚な鐵き 掛けこそが,母親や保護者の支援に繋がるものである

と学んだ事纏である.

W 今後の課題

 末羅鷹では,家庭教育支援に集たす学校の役麟が,

嚢接嚢勺紅も縫鞍1的紅も大きいことを瞬らか1こし,その 中から橿任として,また,学絞としてできることにつ いて書及してきた。以下に,今後の課題として3点を 示したい。

 まず第iは,学校と保護者・家庭との連携がますま す重要となってきている時代紅,藻護者・家莚に麟し て積極的紅饑き掛けていくことによ轡,保護者・家麩 を学校1こ呼び込むことの重要性を指摘したい。学校は 子どもが主役でそれを支援するために教麟が存在する わけであるが,本来の学校教奮縁,子どもや教麟紅想 定された嚢界ではなく,縁護考も子どもを支援してい くためのパートナーとして存在しなくてはならないと 考える。保護者を教麺のパートナーとして学校1こ響び 込むことができれば,教翻と録護春が連携した中で亮 実した教奮をすることができるのではないだろうか。

録謹奏の調査で,亭学校に子どもを通わ甚ている保護 者から,子どもの嶽子や学校での農薬事を教えて欲し

いと,子どもぴ)憶鞍提供を望む声が多かった。教懸の アンケート調査や事擁でもそうした声紅応えるべく 薪学級遜欝盛彩連絡鰻」の重要性が取り上げられていた が,できるだけ保護者に椿報を与える工夫をし,爾春 の高めあう関係渉より墾らかになれば,教麟にとって

も新たな意欲がわいてくるものと思われる.

 第2は,家庭教育を支援するにあたって,内容をよ 警異捧的紅検討,提示することが必要となる。家庭教 育の中身としては,一般的紅藍しつけ掃あるいは躍墓

2諺鱗一6

本的生活習嬢を身1こつけさせる無といったことがある が,家莚の形潜様々紅変容しつつある中にあって,学 校教育と家庭教育を区饗して考えていくことはできな いのではないか.そういった現状認識をもとに,教麟 は家麩教官紅薄して支援を行う必要があると考える。

舞えば学校から灘さ駿る 霧題聾はただ単紅学力の海 上を襲ることを嚢誌とするので華まなく,躍宿題を適燐 に与える聾こと1こよ警,家庭i学習の定着や家庭の学び の交実を騒難,学校と家庭とが協力して,鷺童に学ぶ 習穫をしっか彗と身につけさ塗ることができるように 支援をしているヂ)である。そして,良密題師を通して,

綬としての子ども紅海き合う縫方の轟上まで議iみ込ん だ支援をして聾・く必要があろう.

 このような考えのもと.家庭教育支援は,窺1こよっ て異なる子奮てにきめ纒かくひとつひとつ麟癒してい

くことがポイン1略こなると鍵解される。様々な分野で 家麩教奮支援が取箸緩まれている中,今後学校として

も積極鋳に家麩教育を支援していく必要があるのでは ないだろうか⑰

 第3は,子どもの成長・発達の視点をどの様に支援 の内容に取り入れるかと叢うことであるα

 舞えば小学3年の握任をして疑れぱ,現在ヂ)3奪生 としての姿だけを発て捲導や支援をするのではなく,

これまでの生育歴を充歪}紅参考紅.さら1こは2年後3 年後と隻を見通し,どのような子どもになってほしい

との視点を持って,搬導することが重要と思われる.

そのため蓄こは,教縣嚢身が家籔臨鎌に饑えて,発達臨 練学の知識や鰐癒の仕方を身につけていかなければな

らないと考える。具体的な子どもを薦挺して,子ども の鍵舞や成長について教縣や保護巻がどの織紐語参合

っていくことができるか,その座り方を摸索していく 必要性を痛感している。

* 本籍究にあたむ,調査に快く慈ごてくださった縁  議奏ξ)皆様,壷びに磁島大学教育学藻教育実践醗鯵

講痩受講生の教員の皆様,A毒内教費の皆様に,こ  の場を捲りて心よ鯵感謝濃し上げます。

〈畷鶏・参考文献>

鱗 文藻科学省蓬生縫揚導灘の譲鵜題の現賦託つ翻て雌平  畿茎4箪2弩

(聾 警察庁生活安全局少年諜ζ平駿1璽4年度中にお垂ナる少年  の補導及び保護の機蓼藍

囎 亀嚢憲治編集ζ婁代のエスプ弓勢7 学綾織濠と家厳  支援暑至文堂 平蔵12年春丹

瞬 遊佐安一鐸ζ家厳療法入費一システムズ・アプ欝一チ  玲理誰と実灘一遜鷺秘書店 平絞経年轟携

鱗 吉鰻 籍謬システム譲から見た学絞臨蒙雲金幾逡販  平成蔓年警耀

       (2春経年3月3鰻受痙〉

Referensi

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