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第 1 回 6 月京大本番レベル模試 (2019 年 6 月 23 日実施)
採点基準 数学(文系・理系)
【共通事項】
1.約分の未了,根号内の整理不備は1点減点 2.分母の有理化の不備については減点なし 3.別解の配点は解答の配点に準ずる
【文系】(150点満点)
第1問(30点満点)
OP,OQ,OR,OSをそれぞれ
OA,OB,OCで表して4点
新たにパラメータを設定し,P,Q,R,Sが同一平面上にある必要十分条件を述べて10点
OA,OB,OCが1次独立であることから,上記のパラメータをp,q,r,sで表して10点
証明できて6点
第2問(30点満点)
箱の中に白のカードが残らない事象を正しく場合分けをして10点
最初に白のカードを取り出す確率を求めて2点
2回目に取り出すときに白のカードが含まれる確率を求めて8点
答えに10点
第3問(30点満点)
P,Q,Rのx座標をそれぞれp q r, , としたとき,それぞれの接線の方程式をp q r, , で表し,
接線どうしの交点をそれぞれp q r, , で表して6点
Gの座標を上記のp q r, , で表して4点
Pを通り直線QRに垂直な直線,Qを通り直線RPに垂直な直線をそれぞれ求めて8点(各4点)
Hのy座標からp q r, , の関係式を求めて8点
証明できて4点
2/4 第4問(30点満点)
(1)(配点22点)
Caに外接する円の中心を 1 b b
B , のようにおき,中心間の距離の関係よりa b, の関係式
3 2 2 3
2 4 0
ab a b a b を導いて8点
f x( ) ax3 2a x2 2 a x3 4のようにおき,f x( ) 0 が2つの正の解をもつようなaの値 を求める方針を立てて2点
上記のf x( )に対して増減を調べ,極値を求めて10点
答えに2点 (2)(配点8点)
3つの円の半径をすべて求めて4点
答えに4点
第5問(30点満点)
mod 6で考えたときに,条件(*)がm0,1,2 3, のいずれに対してもf m( )0であるこ とと同値であることを述べて4点
mod 6でjが奇数のとき
2
j 2
,jが偶数のとき2
j 2
,任意の自然数jに対して(-2)
j -2
であることを述べて6点 mod 6で任意の自然数jに対して
3
j 3
となることを述べて2点 条件(*)がmod 6で条件A B 0,B A 0,2(A B) 0,2(AB)0,3(A B) 0がすべ て成り立つことであることを述べて10点(各2点)
正しく証明できて8点
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【理系】(200点満点)
第1問(35点満点)
A,Bの座標をそれぞれtで表して10点(各5点)
A,BでのKの接線の傾きを求めて4点
線分ABが円Eの直径であることを示して6点
2
2 4
t t
S t e e
t t
p
( ) を導いて5点
答えに10点
第2問(30点満点)
箱の中に白のカードが残らない事象を正しく場合分けをして10点
最初に白のカードを取り出す確率を求めて2点
2回目に取り出すときに白のカードが含まれる確率を求めて8点
答えに10点
第3問(30点満点)
mod 6で考えたときに,条件(*)がm0,1,2 3, のいずれに対してもf m( )0であるこ とと同値であることを述べて4点
mod 6でjが奇数のとき
2
j 2
,jが偶数のとき2
j 2
,任意の自然数jに対して(-2)
j -2
であることを述べて6点 mod 6で任意の自然数jに対して
3
j 3
となることを述べて2点 条件(*)がmod 6で条件A B 0,B A 0,2(A B) 0,2(AB)0,3(A B) 0がすべ て成り立つことであることを述べて10点(各2点)
正しく証明できて8点
第4問(35点満点)
(1)(配点15点)
ACBDから,(g a d b )( )(g a d b )( )0 を導いて6点
a 1 b 1 g 1 d 1
a b g d
, , , を利用して結論を導けて9点
(2)(配点20点)
OH0 OI0
かつ のとき,pをa b g d, ,,で表して8点
OH
0 OI
0
または のときも上記のpとa b g d, ,,の関係が成り立つことを述べて2点
zの方程式z + az + b = 02 の解と係数の関係から,a g a,agbを述べて2点
2p + aとbをそれぞれb d,で表して4点(各2点)
証明できて4点
4/4 第5問(35点満点)
(1)(配点15点)
P,Q,Rのx座標をそれぞれp q r, , としたとき,それぞれの接線の方程式をp q r, , で表し,
接線どうしの交点をそれぞれp q r, , で表して5点
Gの座標を上記のp q r, , で表して2点
pとX,qとX,rとXの関係式をそれぞれ導いて6点(各2点)
証明できて2点 (2)(配点20点)
p q r, , がtの3次方程式t3 3Xt2 3t6X 0の解でなければならないことを述べて2点
上記の逆について述べ,Xの取り得る値の範囲は,このtの3次方程式が異なる3つの実数解 をもつための条件として求められることを述べて6点
f t( )t3 3Xt2 3t6Xのようにおき,f t( )の増減を調べて3点
f t( )の極値の符号を考察することにより,結論を導いて9点
第6問(35点満点)
A(1, , ),B( cos ,sin , ),C( , , ) (0 0 a a 0 a b c c0)のような体積が求めやすい座標を設定して 4点
上記の設定の下,a + b +c = 12 2 2 を述べて4点
上記の設定の下,acosbを導いて4点
上記の設定の下,bをa b g, , で表して8点
cをa b g, , で表して10点
途中の計算と答えに5点