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熱流体力学

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Academic year: 2024

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(1)

熱流体力学

12

担当教員: 北川輝彦

200972

(2)

本日の授業内容

4.8 冷凍機の成績係数

各サイクルの熱効率 PV 線図のまとめ

4.9 エントロピ (TS 線図 )

(3)

4.8 サイクルの熱効率

3)

冷凍機の成績係数

冷凍機:低温側の熱量を化学反応などの仕事を用いて 汲み上げ、高温側に熱量を捨てるシステム

冷蔵庫など

T1 T2 Q1 Q

Q1 > Q2 T1 > T2

(4)

4.8 サイクルの熱効率

4.8.1 サイクルの熱効率の定義

A

C B

D p

v

上図で示すような任意のACBDの閉曲線で 囲まれたサイクルについて考える

(5)

4.8 サイクルの熱効率

4.8.1 サイクルの熱効率の定義

A

C B

D p = f2(V)

p = f1(V)

正味仕事W Q1

Q2 p

Q1:外部から供給される全熱量(入熱) v

Q2:系から排出される全熱量(出熱)

W:正味仕事(系に残留するエネルギ) とそれぞれ定義

(6)

4.8 サイクルの熱効率

4.8.1 サイクルの熱効率の定義

W (

正味仕事

) = Q1 (

入熱

) - Q2 (

出熱

)

η

= (

入熱

出熱

) /

入熱

= (Q1 - Q2) / Q1 = W / Q1

= 1 – (Q2 / Q1)

熱効率:ηは以下のように定義

(7)

4.8 サイクルの熱効率

4.8.2 3) 冷凍機の成績係数

A

C B

D p = f2(V)

p = f1(V)

正味仕事W Q1

Q2 p

冷凍機では低温側の熱量Q2を汲み上げ、v

高温側に熱量Q1を捨てる

(8)

4.8 サイクルの熱効率

サイクルの成績係数 (COP: coefficient of performance) の定義

COP =

低温側から汲み上げた熱量

= Q2 / W = Q2 / (Q1 - Q2 )

成績係数:

COP

は以下のように定義

サイクルに使用された仕事量

(9)

4.8 サイクルの熱効率

サイクルの成績係数 (COP: coefficient of performance) の定義

COP =

低温側から汲み上げた熱量

= Q2 / W = Q2 / (Q1 - Q2 )

成績係数:

COP

は以下のように定義

サイクルに使用された仕事量

但し、高温側ABから低温側にQ1を生成することを目的と した熱ポンプは分子にQ2ではなくQ1を用いることに注意。

(10)

クーリングタワーについて

クーリングタワー ( 三菱 ) ビルの屋上などに存在

( 以下 HP コピペ )

空調用の冷凍機には冷却水が必要なものがありますが、この 冷却水は使われると温度が上昇します。

その冷却水を送風機で取り込んだ外気と接触させて、温度を冷 やしてまた冷凍機の冷却水として使えるようにするのがク-リ ングタワ-です。冷却水は上から下へ充填物(パッキン)をつた わって流下します。

(11)

本日の授業内容

4.8 冷凍機の成績係数

各サイクルの熱効率 PV 線図のまとめ

4.9 エントロピ (TS 線図 )

(12)

4.8 サイクルの熱効率

1) カルノーサイクル

A

B

C 正味仕事W

QAB (入熱)

QCD (出熱) p

v

カルノーサイクル: 等温変化と断熱変化で構成

AB:等温膨張変化 (温度T1一定) BC:断熱膨張変化 CD:等温圧縮変化 (温度T2一定) DA:断熱圧縮変化

ただし、T1 > T2

D

(13)

4.8 サイクルの熱効率

4.8.2 サイクルの紹介と熱効率の計算

カルノーサイクルの熱効率η η

= 1 – T2 / T1

高温側の熱源と低温側の熱源の 温度差が大きいほど熱効率が高い

(14)

4.8 サイクルの熱効率

2 ) オットーサイクル

ヤンマー株式会社HPより

ガソリンエンジンの図解

(15)

4.8 サイクルの熱効率

A B

C D

正味仕事W p

v

オットーサイクル:状態変化で見ると

等積変化,等圧変化と断熱変化で構成

Q1

Q2 E

AB:等圧膨張 BC:断熱圧縮 CD:等積加圧 DE:断熱膨張 EB:等積減圧 BA:等圧圧縮

爆発

排気

(16)

4.8 サイクルの熱効率

オットーサイクルの熱効率

圧縮比ε,気体の比熱比κ を用いて熱効率ηを定義

A B

C p D

v E

η = 1 -

BDC TDC

ε

κ-1

1

実際のガソリン機関の熱効率は 0.30 < η < 0.45程度

(17)

4.8 サイクルの熱効率

2 ) ディーゼルサイクル ( サバテサイクル )

ヤンマー株式会社HPより

ディーゼルエンジンに使用

(18)

4.8 サイクルの熱効率

正味仕事W p

v

AB:等圧膨張 BC:断熱圧縮 CD:等圧膨張 DE:断熱膨張 EB:等積減圧 BA:等圧圧縮

爆発

Q1

Q2

ディーゼルサイクル:状態変化で見ると 等積変化,等圧変化と断熱変化で構成

A B

C D

E 排気

(19)

本日の授業内容

4.8 冷凍機の成績係数

各サイクルの熱効率 PV 線図のまとめ

4.9 エントロピ (TS 線図 )

(20)

4.9 エントロピの定義

エントロピという状態量の定義 ds = dq / T (4.42)

s :

比エントロピ

[ J / (kg

K) ] q :

熱量

[J / kg]

T :

絶対温度

[K]
(21)

4.9 全エントロピ

G [kg] の気体に対する全エントロピ

dS = Gds = dQ / T (4.42)

S :

全エントロピ

[ J / K ] Q = Gq :

全熱量

[J]

T :

絶対温度

[K]
(22)

4.9 状態変化におけるエントロピ

各種状態変化における熱量の変化:

dq = Tds [J / kg]

dQ = TdS [J]

にて求められる

(23)

熱力学の第 2 法則

クラジウスの表現,トムソンの表現,

第二種永久機関の否定:

法則や説明に差があるが、全ての本質は同じ

TH TL

十分な時間が経過すると

TH

TL

高熱源 低熱源

(24)

熱力学の第 2 法則

クラジウスの表現,トムソンの表現,

第二種永久機関の否定:

法則や説明に差があるが、全ての本質は同じ

熱平衡

(25)

エントロピ

左の状態も右の状態もエネルギーは同じだが

TH TL TH

TL

高熱源 低熱源

熱平衡

100 0 50

(26)

エントロピの概念

左の状態も右の状態もエネルギーは同じだが

TH TL TH

TL

高熱源 低熱源

熱平衡

100 0 50

仕事をする能力がある

(エネルギーを取り出せる)

仕事をする能力が無い

(エネルギーを取り出せない)

(27)

エントロピの概念

左の状態も右の状態もエネルギーは同じだが

TH TL TH

TL

高熱源 低熱源

熱平衡

100 0 50

仕事をする能力がある

(エネルギーを取り出せる)

仕事をする能力が無い

(エネルギーを取り出せない)

区別する量としてエントロピを使用できる

(28)

エントロピの概念

エントロピー:

入熱を絶対温度で割った量⇒増加 出熱を絶対温度で割った量⇒減少

熱量

Q

が左から右へ移動したとすると、

左:

Q / TH

減少

右:

Q / TL

増加

(29)

エントロピの概念

熱量

Q

が左から右へ移動したとすると、

左:

Q / TH

減少 右:

Q / TL

増加

全体として

Q / TL - Q / TH

だけ増加。

TH

の方が大きいため、全体のエントロピは増加。

(30)

熱効率の演習問題

1. 高温側熱源が 1000 ℃、低温側熱源 が 20 ℃で作動するカルノーサイクル の理論熱効率はいくらになるか

2. 圧縮比がε =12 で設計されたガソリン

エンジンを運転させたとき、熱効率は

いくらと推定されるか。ただし、比熱比

はκ =1.4 と仮定する

Referensi

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