糸状菌,いわゆるカビは,古来より 発酵や醸造に利用されてきたが,一 方,様々な二次代謝産物を生産するこ とでも知られる.
β
-ラクタムに代表さ れる抗生物質や高脂血症薬スタチン類 などの医薬として,あるいはアフラト キシンのようなマイコトキシンなど,良くも悪くもヒトに対して生理活性を 示す化合物の生産が数多く報告されて いる.なかでも酢酸‒マロン酸経路で 作り出されるポリケタイド化合物は,
芳香族化合物から環状・非環状脂肪族 系化合物,テルペノイドやアミノ酸・
ペプチドなどとのハイブリッド化合物 など,化学構造的にも極めて多様性に 富む化合物群であり,糸状菌がこれら ポリケタイド化合物を生合成する機構 が注目されている.
ポリケタイドとしての炭素骨格を最 初に構築する鍵酵素がポリケタイド合 成 酵 素 Polyketide Synthase (PKS)
である.PKSの触媒する中心反応は,
acetyl-CoAなどのアシルスターター と malonyl-CoA伸長単位との縮合反 応であり,その繰返し回数により生成 物の炭素鎖が決定される.また,各縮 合反応ごとに生成した
β
-カルボニル 基の還元反応が制御されており,さら に閉環反応やPKS酵素からの遊離反 応など,PKSは多段階の反応を触媒,制御し,各PKSに特異的なポリケタ イド化合物を生成する.
PKSはそのタンパク質構造の特徴 から,1本のポリペプチド上に各触媒 酵 素 ド メ イ ン が 存 在 す る 多 機 能 型
type I 型と,各酵素が独立のポリペ プチドとして存在する type II 型,そ して縮合酵素KS単独の type III 型の 3種類に分けられる.PKSは,糸状菌 のみならず,バクテリア,植物に存在 し,最近では,動物での存在も報告さ れているが,それぞれ特徴があり,糸 状菌のPKSは主として type I 型であ り,それもバクテリアのマクロライド 生合成に見られるモジュール型 mod- ular type とは異なり,各触媒酵素ド メインが繰り返して機能するsingle moduleの繰返し型 iterative type I 型 で あ る.ま た,数 は 少 な い な が ら type III 型PKSの存在も明らかにされ ている.本稿では,糸状菌の itera- tive type I PKS (iPKS) について,そ の構造と反応機構に関する研究の現状 と課題を考えてみたい.
糸状菌のiPKS
多機能型マルチドメイン酵素である iPKSにおいて,PKSとして機能する ために必須のドメインは,縮合酵素 ketosynthase (KS), アシル基転移酵 素 acyltransferase (AT), およびアシ ルキャリヤープロテイン acyl carrier protein (ACP) である.ATによる基 質のロード,KSおよびACP上のacyl 基と伸長単位の縮合による炭素鎖の伸 長がPKSとしての中心反応であり,
これら3つのドメインを中心として,
他の機能ドメインが付加してiPKSと
なる.糸状菌のiPKSはそのドメイン 構成により大きく3つに分類される.
1) 6-methylsalicylic acid synthase
(MSAS), 2) non-reducing type PKS
(NR-PKS), 3) highly reducing type PKS (HR-PKS), である.MSASとそ の生産物である 6-methylsalicylic acid は,Birchによる酢酸仮説の実証,ポ リケタイド経路の確立に重要な役割を 果たし,また,Lynenによって最初に PKSとしての酵素活性が確認された 歴 史 的 なPKSと 産 物 で も あ る.
MSASはPKS反応中の還元反応の関 与 か ら partially reducing type PKS
(PR-PKS) と 呼 ば れ る 場 合 も あ る.
NR-PKSは,芳香族ポリケタイドを,
また,HR-PKSは脂肪族ポリケタイド を生成する.これら3種のiPKSの基 本的なドメイン構成を図1に示すが,
KS-AT-ACPの基本ドメインに各々特 徴的なドメインを付加している.NR- PKS間,HR-PKS間においては基本的 なドメイン構成は同じでありながら,
プログラミングともいうべき制御機構 の違いにより,各PKS特異的に様々 な骨格のポリケタイド化合物が作り出 されるが,このプログラミング機構の 解明がiPKS研究の重要課題となって いる.
スターターの選択
PKS反応において,スターターと なるacyl基の選択は,生成物の化学
生 物 コ ー ナ ー
糸状菌のポリケタイド生合成反応
構造にかかわる重要な要因である.一 般的にはacetyl-CoAがスターター基 質となることから,スターター選択の 特異的なドメインについてはあまり考 慮されてこなかったが,特殊なスター ターを用いるNR-PKSの解析からその 存在が明らかにされた.
Norsolorinic acid synthase (NSAS)
は,アフラトキシン生合成のPKSで ありhexanoyl基をスターターとして7 つのmalonyl-CoAとの縮合によりnor-
solorinic acid anthroneを 生 成 す る.
NR-PKSのN-末領域は,重要な機能が あると考えられてはいたものの,他の 機能タンパク質との相同性が低くその 役 割 は 不 明 で あ っ た.Townsendら は,この領域がATの GHSXG motif と 類 似 し た GXCXG motif を も ち,
ATの活性中心である His-Cys cata- lytic dyad の存在から,この領域が starter-ACP acyltransferase (SAT)
ドメインであると予想した.実際,大
腸菌で発現させたNSASのSATドメ インタンパク質を用いてhexanoyl基 を選択的にtransferするその機能を実 証した.アフラトキシン生合成遺伝子 クラスターに存在するHexA/HexB脂 肪酸合成酵素がそのACP上に生成す るhexanoyl基がNSASのSATドメイ ン に よ りNSASにtransferさ れ,
NSAS反応のスターターとなる(1)
.同
様のacyl基 transfer が,zearalenone の生合成において報告されており,こ図1■代表的なiPKSのアーキテクチャとドメイン構成
の場合は,HR-PKSによって生成した acyl中間体がSATドメインの働きに よりNR-PKSに渡されると考えられ る.このSATの場合,興味深いこと にスターターの選択性は非常に甘く,
C6-C16のacyl-CoAを 基 質 と し て も NR-PKSに受け入れられ,炭素鎖伸長 が進行する(2)
.一方,HR-PKSおよび
MSASにおいては,対応するSATド メインは存在していない.β
-カルボニル中間体の生成とその還元スターター acyl基に対して,malo- nyl伸長単位が縮合し,炭素鎖の伸長 が起こる.糸状菌のiPKSにおいては,
バクテリアに見られるようなメチルマ
ロニルやエチルマロニルなどの修飾マ ロニル単位はほとんど利用されず,専 らmalonyl-CoAが伸長の基質となっ ており,ATドメインの機能により malonyl基がACPのホスホパンテテ インアームにロードされる.スター ター acyl基とmalonyl伸長単位がKS の働きによって,脱炭酸を伴うクライ ゼン型の反応で縮合し,
β
-カルボニル 中間体が生成する.NR-PKSの場合に は,β
-カルボニル中間体は還元を受け ずにさらにC2単位の伸長が所定の鎖 長に達するまで進行する.一方,HR- PKSにおいては,伸長サイクルごと に還元反応がプログラムされており,完全に飽和されたメチレンから,水酸 基,二重結合,そして全く還元を受け ないカルボニル基まで還元の多様性が
もたらされている.
HR-PKSにおいては,ケト還元KR,
脱水DH,エノイル還元ERの還元ド メインが揃っているが,縮合サイクル ごとに
β
-カルボニルがどこまで還元さ れるかが異なっている.その制御機構 は,大変興味深いものの詳細は不明で ある.また,ロバスタチン生合成の LovB PKSのように本体のERドメイ ンが不活性型であり,独立したERタ ン パ ク 質 を 要 求 す る 例 も あ る(3).
LovBにおいても,ERタンパク質は縮 合回数特異的に関与しており,その相 互作用と制御についても今後の研究課 題として残されている.図2■iPKSの基本反応と関与する ドメイン
炭素鎖伸長中の修飾
スターター acyl基とmalonyl伸長単 位が縮合して生成した
β
-カルボニル中 間体に対して,還元以外の修飾反応も 起こる場合がある.その一つは,α
-炭 素のC-methyl化である.糸状菌iPKS では,methylmalonyl基を伸長単位として利用しない代わりに,メチルトラ ンスフェラーゼMeTドメインを用い て縮合により生成した
α
-炭素にメチル 基を導入する.このMeTドメインは,専らHR-PKSに見られるが,NR-PKS においても存在しており,前者におい ては,PKSタンパク質の中央にMeT ドメインがあり,後者においては,C 末側のACPドメイン下流に存在して
いる.このMeTドメインも繰り返さ れる縮合反応ごとに関与しうるはずで あるが,多くの場合,縮合回ごとに選 択 的 に 機 能 し て お り,そ の on-off switch の機構は不明である.もっと も顕著なメチル化の例は筆者のグルー プが報告したPKSNによるalternapy- roneの生成反応であろう.ジャガイ モ 夏 疫 病 菌 よ り ク
図3■糸状菌におけるポストPKS反応の例
ローニングしたHR-PKSであるPKSN
を で発現させたと
ころ,新規化合物alternapyroneが生 産された.alternapyroneは,標識酢 酸およびメチオニンの投与実験から,
デカケタイド鎖にメチオニン由来の8 個の側メチルが導入され生合成される 化合物であり,PKSNのMeTドメイ ンにより,9回の縮合反応のうち,8 回の各縮合反応後にACP上の
β
-ケト アシルチオエステルに -アデノシルメ チオニンを基質としてメチル基を導入 するものと考えられている(4).
ま た,Lovastatin生 合 成 のPKSで あるLovBでは,炭素鎖伸長途中の段 階でPKS自身によりDiels‒Alder環化 が起こると考えられ,実際にVederas らはtriene中間体の -acetylsysteam- ine thioesterを基質としたLovBの
反 応 で,LovB特 異 的 なDiels‒
Alder環 化 体 の 生 成 を 確 認 し て い る(5)
.同様のDiels‒Alder環化はcom-
paction 生 合 成 の PKS や HIV inte- grase阻害剤であるequisetin生合成の PKS反応でも進行すると考えられて いる.炭素鎖伸長後の修飾
NR-PKSおよびMSASにおいては,
生成したポリケトメチレン鎖中間体が いわゆるアルドール型の閉環反応によ り環化・芳香化される.この反応にか かわるドメインとして,NR-PKSにお
いて同定されたドメインがproduct template (PT) ドメインである.
Townsendらは,前述のNSASにつ いて,SATドメインと同様に機能不 明であったATとACP間の領域につ いて,これが炭素鎖伸長により生成す るポリ-
β
-ケト中間体の安定化とアル ドール型の閉環・芳香化に関わるドメ インであると考え,これをPTドメイ ンとして, の系で実証した(6).
例 え ば,NSASをSAT-KS-ATのN側 部分とPTを含むC側部分とに分けて 発現,再構成することにより,PTド メインの機能を確認し,さらにPTド メインタンパク質の結晶構造解析から 閉環チャンバーと閉環を触媒するHis- Asp触媒残基を見いだし,変異導入に より確認している(7).アルドール閉環
した芳香族化後物を与えるNR-PKSに おいては,PTドメインおよびこれら の触媒残基が保存されており,PTド メインの閉環チャンバーのサイズによ りポリ-β
-ケト鎖の大きさ,炭素鎖長 が決定され,位置特異的な閉環,芳香 化が進行すると考えられる.生成物のリリース
ポリケトメチレン鎖の伸長とそれに 伴うメチル化や還元,あるいは環化に よって生成したPKS産物は,ACP上 のホスホパンテテインアーム上にロー ドされた状態となり,最終的にチオエ ステルからの遊離によって生成物を与
える.この生成物のリリース反応にお いても,各iPKSにより異なる制御機 構が存在している.
NR-PKSにおいては,そのC-末にチ オエステラーゼTEドメインが存在す るものがある.当初,このTEドメイ ンは,専ら最終産物の加水分解による 遊離を触媒する単なるチオエステラー ゼと考えられていたが,
の WA PKS の解析から,このドメイ ンがクライゼン型の閉環を伴うPKS からの産物の遊離を触媒することが明 らかにされ(8)
,この機能をもつドメイ
ンは,Claisen cyclase (CLC) ドメイ ンと呼ばれ,その結晶構造も明らかに されている(9).また,HR-PKSと協同
で働き,HR-PKSで生成したacyl鎖を スターターとして芳香環を付加する NR-PKSにおいては,そのTEドメイ ンがバクテリアのmodular PKSのTE と同様にマクロラクトン化を触媒する 例も報告されている(10).同じくNR-
PKSである糸状菌のオルセリン酸合 成酵素も同様のTE様ドメインをもつ が,この場合には,生成物の構造から もCLCとは異なり,単なるチオエス テラーゼとして機能していると考えら れる(11).また,NR-PKSの一部では,
このようなTE様ドメインをもたない PKSもあり,その生成物の遊離機構 に興味がもたれていたが,この場合に は,PKS遺伝子の近傍に
β
-lactamase 様遺伝子の存在が認められ,この酵素 と TE-less PKS を共発現させること により,期待されたPKS生成物が遊離することが報告されている(12)
.ま
た,このβ
-lactamase様タンパク質が Claisen型の閉環反応に関与する例も 報告されており(13),その触媒能の違
いは興味深い点である.一方,ほとんどのHR-PKSはこのよ うなTE様ドメインをもたず,alter- napyroneに見られるように,ピロン 環の生成がPKS酵素からの生成物遊 離のドライビングフォースとなってい ると考えられる.
MSASもTE様ドメインをもたず,
その生産物の遊離機構について,いく つかの仮説が提案されていた.最近,
森 口 ら は,MSASで あ る
のATXを用いて解析を行い,
これまでDHドメインとされてきたド メインが実際には最終産物の遊離を触 媒するドメインであることを明らかに し た(14)
.
こ の ド メ イ ン の 変 異 体 は 6MSAを 生 産 し な い が,6MSAを ACPに結合しており,さらにこのド メインを含む単独のタンパク質によっ て変異体に結合した6MSAが遊離さ れることが示された.このドメインは 6MSA-ACPチオエステルを加水分解 して生成物をリリースすることから,新たに thioester hydrolase (TH) ド メインと命名された.
PKS反応後の修飾
PKSによって生成,遊離した化合 物は,通常,さらに代謝変換されて最
終産物となる.特に酸化的反応が多く 関与し,PKS産物とは見かけ上全く 異なる骨格となることも多い.その典 型的な例はアフラトキシンであり,そ の70 kbにも及ぶ生合成遺伝子クラス ター中には,P450などの酸素添加酵 素だけをとって見ても7個の遺伝子が 存在している.このようなPKS反応 後の修飾反応は様々ではあるが,最 近,遺伝子レベルで解明された例をい くつか紹介する.
Diels‒Alder環化
Diels‒Alder環化については,LovB のようにPKS自身が触媒する例もあ り,また,化合物の構造から見ても天 然物生合成においてしばしば出現する 重要な反応である(16)
.笠原らは,so-
lanapyrone生産菌である よ り,HR-PKS遺伝子をクローニング し,これを足掛かりにsolanapyrone 生合成遺伝子クラスターの同定に成功 した(17).Solanapyrone生合成におい
ては,Diels‒Alder酵素であるsolana- pyrone synthase が及川らにより酵素 レベルで研究されていた(18).その不
安定性などのため,実態解明が進んで いなかったが,solanapyrone生合成 遺伝子クラスター中にsolanapyrone synthaseと考えられる遺伝子が見い だされ,これを で発現,精製 した酵素を用いて,Diels‒Alder産物 を特異的に与えることが確認された.フェノール酸化的カップリング ポリケタイドに限らず,フェノール 酸化的カップリングも重要な生合成反 応であり,二次代謝産物骨格形成の鍵 反応となっている.その例として,
griseofulvinの生合成系が有名である が実態は最近まで不明であった.最 近,Tangらのグループは,griseoful- vin生産菌のショットガンゲノム解析 よ りgriseofulvin生 合 成 のNR-PKSを 同定した.スピロ骨格を作るフェノー ル酸化的カップリング反応を触媒する 酵素遺伝子を検索したところ,これが P450と考えられることを報告してい る(19)
.類似のスピロ骨格を作るフェ
ノール酸化的カップリング酵素として は,筆者らのグループが報告したgeo- din生合成のブルー銅酸化酵素の例が ある(20)が,同様の反応が異なるタイ プの酸化酵素により触媒されること は,生合成系の多様性を考えるうえで も大変興味深い.プレニル化ポリケタイド
テルペノイドと他の生合成系産物と の複合型の化合物はメロテルペノイド と称されるが,最近,糸状菌の芳香族 ポリケタイドとイソプレノイドからな るメロテルペノイド複合経路が解明さ れた(21)
.本誌において久城らによっ
て紹介されている(22)が,ピリピロペン生産菌のゲノム情報より,PKS遺 伝子,プレニル基転移酵素,テルペン 環化酵素などを含む生合成遺伝子クラ スターを検索し,候補遺伝子クラス ターの遺伝子を異種発現で機能同定す ることによりピリピロペン生合成遺伝 子クラスターであることが同定されて いる.ポリケタイドベースのメロテル ペノイドは,これまで放線菌などにお いてよく研究されてきたが,糸状菌に おいても,arisugacin類やandrastatin 類などの興味深い化合物の生産が知ら れており,その生合成機構が解明され ていくものと期待される.
糸状菌のiPKSはマルチドメインの 非常に大型の酵素であり,かつ還元や メチル化の修飾酵素ドメインが炭素鎖 伸長の縮合回数ごとにon-offがプログ ラムされており,その解明はまだ途上 に あ る.し か し,NR-PKSのSATド メ イ ン,PTド メ イ ン,MSASのTH ドメインなどが新たなドメインが同定 され,iPKS反応にかかわる役者はほ ぼ出揃ったと考えられる.今後,各ド メ イ ン タ ン パ ク 質 の 構 造,そ し て iPKS全長のタンパク質構造が解明さ れることにより,この繰返し型特有の 制御プログラムが明らかにされていく ことを期待したい.また,次世代,
次々世代シークエンサーの開発によ り,糸状菌のゲノム情報が極めて迅速 に得られるようになっている.糸状菌 においては,二次代謝産物の生合成遺 伝子がクラスターを形成していること
が多く,iPKS本体のみならず,PKS 反応後の修飾酵素に関する情報も一気 に取得できる時代になってきている.
これらの情報を集約することによっ て,近い将来には,iPKSをベースと した炭素骨格構築とその後の修飾反応 のプログラムを人の手で書き上げ,デ ザインした化合物を生物合成できる日 がくるのではと願っている.
1) J. M. Crawford, B. C. R. Dancy, E. A.
Hill, D. W. Udway & C. A. Town-
send : ,
103, 16728 (2006).
2) H. Zhou, J. Zhan, K. Watanabe, X.
Xie & Y. Tang :
, 105, 6249 (2008).
3) J. Kennedy, K. Auclair, S. G. Kend- rew, C. Park, J. C. Vederas & C. R.
Hutchinson : , 284, 1368
(1999).
4) I. Fujii, N. Yoshida, S. Shimomaki, H. Oikawa & Y. Ebizuka :
, 12, 1301 (2005).
5) K. Auclair, A. Sutherland, J. Kenne- dy, D. J. Witter, J. P. Van den Hee- ver, C. R. Hutchinson & J. C. Vede-
ras : , 122, 11519
(2000).
6) J. M. Craford, P. M. Thomas, J. R.
Scheerer, A. L. Vagstad, N. L. Kelle- her & C. A. Townsend : , 320, 243 (2008).
7) J. M. Crawford, T. P. Korman, J. W.
Labonte, A. L. Vagstad, E. A. Hill, O. Kamari-Bidkorpeh, S-C. Tsai &
C. A. Townsend : , 461, 1139
(2009).
8) I. Fujii, A. Watanabe, U. Sanakwa
& Y. Ebizuka : , 8, 189
(2001).
9) T. P. Korman, J. M. Crawford, J. W.
Labonte, A. G. Newman, J. Wong, C. A. Townsend & S-C. Tsai :
, 107, 6246
(2010).
10) H. Zhou, K. Qiao, Z. Gao, M. J. Mee- han, J. W.‒H. Li, X Zhao, P. C. Dor- restein, J. C. Vederas & Y. Tang :
, 132, 4530 (2010).
11) V. Schroeckh, K. Scherlach, H.-W.
Nützmann, E. Shelest, W. Schmidt- Heck, J. Schuemann, K. Martin, C.
Hertweck & A. A. Brakhage : , 106, 14558
(2009).
12) T. Awakawa, K. Yokota, N. Funa, F. Doi, N. Mori, H. Watanabe & S.
Horinouchi : , 16, 613
(2009).
13) Y. Li, Y-H. Chooi, Y. Sheng, J. S.
Valentine & Y. Tang : , 133, 15773 (2011).
14) T. Moriguchi, Y. Kezuka, T. Nona- ka, Y. Ebizuka & I. Fujii :
, 285, 15637 (2010).
15) J. Yu, P-K. Chang, K. C. Ehrlich, J. W. Cary, D. Bhatnagar, T. E.
Cleveland, G. A. Payne, J. E. Linz, C. P. Woloshuk & J. W. Bennett : , 70, 1253
(2004).
16) H. Oikawa & T. Tokiwano : , 21, 321 (2004).
17) K. Kasahara, T. Miyamoto, T. Fuji- moto, H. Oguri, T. Tokiwano, H.
Oikawa, Y. Ebizuka & I. Fujii : , 11, 1245 (2010).
18) K. Katayama, T. Kobayashi, M. Chi- jimatsu, A. Ichihara & H. Oikawa :
, 72, 604 (2008).
19) Y-H. Chooi, R. Cacho & Y.
Tang : , 17, 483 (2010).
20) K. X. Huang, I. Fujii, Y. Ebizuka, K. Gomi & U. Sankawa :
, 270, 21495 (1995).
21) T. Itoh, K. Tokunaga, Y. Matsuda, I. Fujii, I. Abe, Y. Ebizuka & T.
Kushiro : , 2, 858 (2010).
22) 伊藤崇敬,久城哲夫:化学と生物,
49, 521 (2011).
(藤井 勲,岩手医科大学薬学部天然 物化学講座)