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終章

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Academic year: 2025

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終章

私たち第5期自己点検・評価委員会の活動がスタートしたのは2012(平成24)年度から であった。その活動はまず第3期自己点検・評価の認証評価結果を踏まえ、そこで大学基 準協会から指摘された勧告2項目と助言23項目に対して、すみやかにその改善に向けた対 応策、方途を検討し、学長、理事長に具申する所から始まった。その後、2012(平成 24)

年度にそれらを「改革改善書」として大学基準協会に提出し一定の評価を得た。この時点 ではディプロマポリシーなど、情報の内外部に対する公開と整備などが中心であった。委 員会は同時に第5期自己点検・評価への認証を見据えて、学内における第5期自己点検・

評価の作業を2011(平成23)年度5月を基準日とする基礎データをもとに開始し、2013(平

成 25)年度に5期自己点検・評価報告書を学長および理事長に提出しさらなる改善、改革

を推進してきた。これらは前回の認証評価時に指摘されたPDCAサイクルの着実な運用が求 められた事に対する本学の真摯な対応を示している。また事実、現在の大学がおかれた様々 な困難な状況を考えれば、外部評価を待つのではなく自らがスピードを持って自己改革す るためにも大変有意義なものであった。

今回の第5期自己点検・評価報告書は上記のような過程を踏みながらなされたものであ る。

この間の本学を取り巻く環境は大変厳しいものであった。2008(平成20)年のリーマン ショックによる経済の低迷の影響は色濃く続き、さらに2011(平成23)年の東日本大震災 の影響もあり、少子化に加えて地方からの美術大学進学者数の減少になかなか歯止めをか けることが出来ない状況であった。また学内にあっては、東京都と小平市の共同事業とし て計画された都市計画道路(都道333号線)が学内を貫通することへの環境的対応に大きな 力を傾注しなければならなかった。このような厳しい状況ではあったが、本学は美術系大 学として国内で最も優れた私立大学としてその地位を維持し続けていかなければならない。

その為に必要なことは教育内容のさらなる充実は当然のこととして、都市計画道路対応に おいては単なる困難な問題として捉えるのではなく、これを学内の教育環境の整備、改善 のひとつの好機と捉え、積極的な建築計画と工事が現在進行中である。またこの間の本学 における教育・研究内容の充実、広報活動、連携に関して、第3期自己点検・評価報告時点 に比べ改善された特筆すべき事項には以下のようなものがある。

・2012(平成24)年度から始まった「グローバル人材育成推進事業」による学生、教員の 語学力や海外への情報発信能力を高める取り組み。

・新美術館・図書館における環境の充実とともに「造形研究センター」の設立による外部 資金を調達しながらの高度な研究。

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・「研究支援センター」におけるプロジェクトの活発化。

・従来からあった美術系ギャラリー「αM」に加えて、都心部にデザイン系教育の積極的な 外部への情報発信拠点としての「デザイン・ラウンジ」の設置。

・従来の国内大学との連携に加え新たに理工系大学である東京工業大学との連携の開始。

・都市計画道路問題に端を発した空間の再整備問題に対しては、今後既存の学科間の垣根 を越えたさらなる柔軟で効果的な教育のシステムのあり方の検討。

これらはさらに発展させていくべきであると考える。

現時点での問題は上記のように学内外に対して活発な活動を行う場合、限られた教職員 数でそれらを継続し発展させることに困難が伴う場合が予想される事である。今後適切な システムや組織の改善が必要になるだろう。

また、今期は都市計画道路問題の解決が優先されたため喫緊の問題として大学院の改革 が待ったなしの状況にある。すでに大学院に関する将来構想案は提出されているのでこれ らの実行が次の最大の課題になるであろう。

大学の教育研究の改革や改善に終わりはない。常に社会の変化と向き合いながらさらに より良いヴィジョンを目指して改善し続けなければならない。

武蔵野美術大学 第5期自己点検・評価委員会 寺山祐策 小幡正敏 田中正之 伊藤誠 白尾隆太郎 木村修三 野中剛 千羽一郎 事務局 細川明子

稲葉直

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に対する自己受容(肯定評価の受容)」、自己を否 定的に評価しながらも、自身の一部として受容す る「否定的自己認知に対する自己受容(否定評価 の受容)」、自己を肯定的に評価する一方で、自身 の一部として認めない「肯定的自己認知に対する 自己拒否(肯定評価の拒否)」、自己を否定的に評 価し、かつ自身の一部として拒否する「否定的自

第1章 第2章 第3章 第4章 第5章 第6章 第7章 第8章 第9章 第10章 第11章 第12章 第13章 第14章 第15章 基礎データ 第14章 めの報告書としてまとめ、学長に提出する。新しいシステムを導入した 2006 年度には、自己

鶴岡工業高等専門学校 基準6 準学士課程の学生の受入れ 以下の自己点検・評価結果を踏まえ、当該観点の内容を満たしているか。 ■ 満たしていると判断する 自己点検・評価結果欄(該当する□欄をチェック■) 自己点検・評価の根拠資料・説明等欄 備考 再掲 1 入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)、特に入学者選抜

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〔審議事項〕 (1)2022年度教員個人評価について 山本理事から,資料「審議1」に基づき,2022年度教員個人評価の実施内容等につ いて説明があり,審議の結果,原案のとおり承認された。 併せて,来年度から,教員個人評価の所掌が大学点検・評価委員会から人事委員会 に変更になることについて説明があった。 (2)大学院の教育研究活動等に係る自己点検・評価について

114 第10章 内部質保証 1. 現状の説明 1 大学の諸活動について点検・評価を行い、その結果を公表することで社会に対する説 明責任を果たしているか。 ●評価の視点①:自己点検・評価を定期的に実施しているか。 ●評価の視点②:受験生を含む社会一般に対して、公的な刊行物、ホームページ等に よって学校教育法(同法施行規則)で開示を求めている情報を公表