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(1)

 

No.157/2018.11.27 発行:西日本社会学会事務局

〒819-0395 福岡市西区元岡744 九州大学文学部社会学・地域福祉社会学研究室 TEL & FAX 092-802-5287 郵便振替口座 01750-3-23994 http://www2.lit.kyushu-u.ac.jp/~sociowest/

         

Ⅰ.第 76 回大会報告 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1

1.大会概要 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1

2.シンポジウム報告要旨「観光の社会的効果へのアプローチ」 ‥ 1

3.2018(平成 30)年度総会報告 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2

Ⅱ.第 77 回大会について.‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 4

Ⅲ.会員異動‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5

Ⅳ.研究室めぐり‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 6

Ⅴ.資料‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7

Ⅵ.編集委員会からのお知らせ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10

Ⅶ.事務局からのお知らせ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10  

 

Sociological Society of West Japan

西日本社会学会ニュース

(2)

 

去る 2018 年 5 月 19 日・20 日、九州大学にて開催された西日本社会学会第 76 回大会は、参加者 90 名を かぞえ、盛会のうちに終了いたしました。

今大会の自由報告部会は 19 日に 4 部会、20 日午前に 2 部会が開かれ、計 25 名の会員が登壇されました。

また、シンポジウムとして 20 日午後に「観光の社会的効果へのアプローチ」が開催されました。

総会では、報告事項として庶務報告、2017(平成 29)年度決算、監査報告が行われました。審議事項で は 16 名の新入会員の入会承認の後、2018(平成 30)年度予算案承認が行われました。ついで、来年度第 77 回大会を佐賀大学にて開催することが決定いたしました。また、選挙におきましては山本努会員が会長 に再選されました。総会終了後の懇親会は学内生協食堂で開催され、今年も多くの会員のみなさまにご参 加いただきました。このように九州大学での第 76 回大会は、無事に終了いたしました。

観光の社会的効果へのアプローチ

司会 谷富夫(甲南大学)

討論者 徳野貞雄(トクノスクール・農村研究所)・野入直美(琉球大学)

報告者

松浦雄介(熊本大学) 文化を資源化する社会――文化遺産の活用をめぐって 高岡文章(立教大学) 観光における「自由」と「不自由」――ルート観光論 2.0

越智正樹(琉球大学) 教育旅行民泊における平準化と個性維持――観光アクター間での価値規範の共創

観光はしばしば旅などと比されて、何か皮相的とか軽薄的とか刹那的といった意味合いを付されてきた。

観光産業は虚業であり観光客は無節操だと軽んじる向きは、今もあり続けているだろう。一方で、例えば 訪日観光客数など、観光産業にまつわる数字は「過去最高」の文句と共に、頻繁に耳目に触れるようにな った。観光産業は今や、景気の良い数字を常に提供する数少ない例となり、まるでこの国の希望の一翼を 担うかのようである。おそらく多くの人は、この 2 つの感覚の間で、何やら居心地の悪さを覚えているの ではないだろうか。つまり、観光というものをどう位置づけ、それに何をどこまで求めて良いかが釈然と しないのである。

この居心地の悪さの原因の 1 つは、観光に賭される希望が実に多元的でかつ交錯していることにあると 考えられる。多種多様な希望が互いに不可分な状態で、「活性化」言説へと統合されているのである。その うえで、その実情の評価は、経済的ロジックが優占する議論において専らなされている。経済的効果の指 標が、多元的な希望の統合的表象たらしめられているのである。そこにおいて観光の社会への影響は、観 光客の無節操さなど外部不経済面として表現されがちだ。

だが我々は、経済的効果が全ての希望を表象するものではないことを知っている。観光の社会的効果は 外部不経済としてのみ発現するものではないことを知っている。その社会的効果にこそ希望を抱く現場が あることを知っている。この、広く知られつつも従属的にしか表象されがたくある希望に対し、客観的か つ直接的にアプローチする方法を、常に考究する必要があるのではないか。これが、本シンポジウムの企 画趣旨であった。

この趣旨に対して松浦報告は、文化遺産と地域との関係性における資源化の意味を読み解くことで応え た。松浦によると近年は、行政主導による文化遺産の商品化(観光活用)とコモン化が同時に進みつつあ るという。これは文化遺産の活用と保護を巡るジレンマへの対処策であるが、問題は、観光活用がコモン 化の促進に寄与するかどうかだ。松浦によると、資源管理に必要な資源の供給が観光活用を通じて得られ

Ⅰ.第 76 回大会報告 

1

.大会概要

2

.シンポジウム報告要旨

(3)

(観光の直接的効果)、さらに資源への地域の関わりが増すことで地域の再創造が促進されるとき(間接的 効果)、上述の寄与が達成される。これが、松浦の見る観光の社会的効果である。このように理解するなら ば、例えば「がっかり世界遺産」と言われるようなものが発揮している社会的効果についても、ポジティ ヴに見直すことが出来るのではないかという。

次に高岡報告は、ルート観光論という独自の立場から、観光行為/現象における「自由」と「不自由」

について議論した。観光において既成のルートとは、規律と抑制の象徴である。すなわちそれは、ナショ ナリズムによる要請からツアーコンダクターによる統制まで、様々な権力が発動する場所である。だが、

それがゆえ同時に、権力からの逃げ道を示すものでもある。観光客は、権力に軽薄に盲従するのみではな く、むしろその無節操さゆえに、権力からの逸脱もまた実践するものである。つまり、観光編成側の意図 ではなく観光客の実践に目を向けることが、観光の社会的効果にアプローチする上で重要であることを、

高岡報告は示したものであった。

最後に越智報告は、非観光業者による観光実践における個性発揮が、平準化への圧力の中でどのように 維持/変質するかについて考察した。注目したのは、教育旅行民泊の受入団体と旅行社との間での、価値 認識の共有と齟齬である。結果として、双方が価値を認識しつつも安全・安心との対置が不明瞭なまま措 かれている事項については、受入団体自らによって平準化が進められ個性が矮小化されていた。多様な主 体による観光実践の社会的効果を論じるには、こうした価値の言語化が必要であり、それが逆に現場にお ける価値共創も促進するだろうことが論じられた。

これらの報告に対し、討論者の徳野会員と野入会員からは、多くの有意義な論点が指摘された。その全 ては紹介できないが、例えば野入会員は、自由・不自由のせめぎ合いという論点を抽出した。そのせめぎ 合いの全ての言語化を目指すよりも、それらの間で緩みのある仕組みを作ることもまた社会学に出来るこ とではないか、というのが野入会員の意見である。一方で徳野会員からは、学者にとって使い勝手の良い ふわふわした概念のあり方について、否定的なコメントがあった。この緩みやふわふわと言ったものは、

まさに観光の特徴でもある。それらと対峙し続けることは、この社会との対峙を考えることにも繋がるの だろう。ただしその対峙が、現場の人々にも共有されるものであるよう常に意識せねばならない。本シン ポはこうした考究の契機となり得るものであったと自負している。司会をお引き受けいただいた谷会員を 初め、全ての登壇者と参加者に対し、心より感謝を申し上げたい。

(文責:越智正樹)

 

 

総会では、佐々木武夫会員が座長に推挙され、下記の事項が報告、承認、決定されました。

報告事項

① 庶務報告(高野和良 庶務理事)

ⅰ 理事会

第 1 回 2017 年 7 月 17 日

・ 第 75 回大会報告、学会ニュース第 154 号について

・ 第 76 回大会について(シンポジウムタイトル・コーディネーター・報告者選定)

・ 学会費未納者・宛先不明者・退会者について

・ 非会員シンポジストの旅費について ・ 海外在住会員の会費納入について

・ 学会誌のJ-STAGE登載について

第 2 回(常任理事会) 2018 年 4 月 1 日

・ 大会プログラムの作成 ・ 新入会員の申し込み状況について

・ 学会費未納者の退会について ・ 特別会員の推薦について

3

2018

(平成

30

)年度総会報告

(4)

第 3 回 2018 年 5 月 19 日

・ 2017 年度庶務報告、2017 年度会計報告、2017 年度会計監査報告

・ 2018 年度予算案審議 ・ 学会費未納者・宛先不明者・退会者について

※ その他にも、Eメールで適宜話し合いを設けた

ⅱ ニュース発行

2017 年 11 月 17 日 ニュース 154 号発行(第 75 回大会報告号)

2017 年 11 月 17 日 学会ウェブサイトに第 75 回自由報告要旨を公開 2018 年 2 月 20 日 ニュース 155 号発行(第 76 回大会案内号)

2018 年 4 月 16 日 ニュース 156 号発行(第 76 回大会プログラム号)

② 会員数に関する報告(高野和良 庶務理事)

ⅰ 現在の会員数(2018 年 5 月 19 日現在)

2017 年度の最終会員数 206 名

新入会員申し込み数 16 名 計 222 名 ※ 会員異動(5 頁)参照

③ 学会誌編集委員からの報告(山下亜紀子 編集委員長)

ⅰ 『年報』16 号(2018 年 3 月 31 日)発行について ※ 資料① 参照

ⅱ 2017 年度編集委員会決算報告 ※ 資料② 参照

ⅲ 学会誌のJ-STAGE登載について

ⅳ 『西日本社会学会年報』第 17 号の発行について

④ 2017 年度決算報告(江頭大蔵 会計担当理事) ※ 資料③ 参照

⑤ 2017 年度会計監査報告(加来和典 会計監査) ※ 資料④ 参照  

審議事項 

① 新入会員の承認(山本努 会長)

―――16 名の新入会員すべてが承認を受けました。 ※ 会員異動(5 頁)参照

② 選挙

会長 山本努 (次点 三隅一人)

理事 高野和良 稲月正 三隅一人 加来和典 速水聖子 谷富夫 (次点 徳野貞雄)

会計監査 徳野貞雄 山下亜紀子 (次点 大畠啓)

③ 2018 度予算案の承認(江頭大蔵 会計担当理事) ※ 資料⑤ 参照

④ 2018 年度編集委員会予算案の承認について(山下亜紀子 編集委員長) ※ 資料⑥ 参照

⑤ 特別会員の承認(高野和良 庶務理事)

―――清田勝彦会員、佐々木美智子会員の特別会員への会員資格変更が承認されました。

⑥ 来年度大会開催校の決定と承認(山本努 会長)―――佐賀大学での開催が承認されました。

⑦ 新会長の挨拶・理事の指名(2 名)・事務局長の委嘱(山本努 会長)

―――中村文哉会員、藤村美穂会員が理事に指名され、承認されました。井上智史会員が事務局長を委 嘱されました。

(5)

(1) 大会案内

第 77 回大会は、2019525日(土)・26日(日)に佐賀大学本庄キャンパスにて開催いたします。

スケジュールの詳細につきましては、次号ニュース(2019 年 2 月発行予定)をご覧下さい。

(2) シンポジウム

災害研究と社会学

学会事務局から災害をテーマとしたシンポジウムの企画について打診を受けました。それによると、東 日本大震災、さらには熊本地震の発生を受けて、西日本社会学会でも災害社会をテーマとした企画を何度 か試みたが、なかなか議論が深まらなかった。しかし、災害の発生は決して異常なことではなく、人類史 以来の宿命ともいえるもので、私たちの社会の存立は本来災害を前提に考えざるを得ないものである。こ の当たり前のことが当たり前になっていない社会学の現状は好ましいものではない。社会学の立場からす る災害研究の理論的課題は何なのか。次年度のシンポジウムをそういったことを議論する場にできないか、

といった申し出でした。そうした企画の趣旨は私としても大いに賛同できるもので、コーディネート役を お引き受けした次第です。

災害研究はどうすれば社会学に内部化できるのか。考え方として、大きく 2 つあると思います。1 つは、

災害研究に固有の方法論や理論を整備し、独立したディシプリン(「災害社会学」)の確立を目指すという 方向です。欧米の災害研究には多かれ少なかれそうした志向があり、一定の理論的な系譜が存在します。

もう 1 つは、災害を社会診断の観点として位置づける方向です。災害という危機の局面に照準することで、

平時には等閑視されがちな社会の構造や矛盾が照らしだされる場合があります。社会分析のそうした方法 論的観点の側面を重視し、災害研究を既存の連字符社会学に内部化するという方向です。日本の災害社会 学的研究にはこうした立場に立った研究が多いように思います。

シンポジウムでは、こうした 2 つの考え方の接点を探りたいと考えています。すなわち、一方で欧米に おける災害研究の理論的系譜をあらためて概観してみる。他方で、災害研究のそうした諸理論が社会学の 既存の関連領域(都市社会学、環境社会学、農村社会学)にとってどのような意味をもつものなのかを検 討し、その理論的接点を探るという方向です。さいわい、この線に沿って議論するのに適した人選をすで に済ますことができました。予定している登壇者は以下の通りです。

司会 三隅一人(九州大学)

討論者 西村雄郎(大谷大学) 松本貴文(下関市立大学)

報告者 室井研二(名古屋大学) 田中重好(尚絅学院大学) 牧野厚史(熊本大学)

大まかには、田中氏と室井は災害研究の立場から社会学との接点を、牧野氏、西村氏、松本氏には環境 社会学、都市社会学、農村社会学の立場から災害研究との接点を考えて頂くという筋立てを考えています。

司会とコーディネートは守備範囲が広い三隅氏にお願いしました。報告者の報告題目は次号のニュースで お知らせする予定です。今回のシンポジウムが災害研究のノーマライゼーションをすすめる一助になるこ とを願っています。

(文責:室井研二)

Ⅱ.第 77 回大会について 

(6)

※ 変更後のご住所・ご連絡先は事務局までお尋ねください。

1.所属の変更(順不同)

桑畑洋一郎 山口大学 孔英珠 別府大学 高崎義幸 星城大学 西村雄郎 大谷大学 黒田宣代 東亜大学

2.新入会員(順不同)

西村いづみ (県立広島大学) 紹介者=谷富夫 吉田全宏 (大阪市立大学大学院) 紹介者=谷富夫 郭三雲 (熊本大学大学院) 紹介者=山本努 駱宏偉 (台湾東呉大学大学院) 紹介者=莊秀美 施沛沂 (台湾東呉大学大学院) 紹介者=莊秀美 魏婉阡 (台湾東呉大学大学院) 紹介者=莊秀美 髙嵜浩平 (九州大学大学院) 紹介者=安立清史 武雯涵 (九州大学大学院) 紹介者=高野和良 喜多秀一郎 (九州大学大学院) 紹介者=高野和良 入江彩夏 (九州大学大学院) 紹介者=高野和良 松浦優斗 (九州大学大学院) 紹介者=高野和良

PURNAMAWATI (大崎ものづくり会館) 紹介者=高野和良

松本悠佑 (山口大学大学院) 紹介者=高橋征仁 木村眞実 (東京都市大学) 紹介者=藤本延啓 阪井裕一郎 (福岡県立大学) 紹介者=吉武由彩 萩沢友一 (西南学院大学) 紹介者=徳野貞雄

3.ご逝去(順不同)

酒井出 小林淳一

4.退会者(順不同)

堀口彰史 吉村友見 田中悟郎 佐々木陽子 比嘉周作 清川康雄 平兮元章 莊家怡 粟田(深山)雅宏 孫豊田

Ⅲ.会員異動

201811月現在)

 

(7)

長崎国際大学人間社会学部社会福祉学科

大畠啓

長崎国際大学は、学校法人九州文化学園を母体に、長崎県や佐世保市、地元経済界の支援に基づく「公 私協力方式」によって、2000(平成 12)年に誕生しました。以来、2002(平成 14)年に健康管理学部、2004

(平成 16)年に人間社会学研究科、2006(平成 18)年に薬学部と健康管理学研究科、2014(平成 26)年 に薬学研究科を設置し、現在 3 学部 4 学科、3 研究科 5 専攻を有する、長崎県を代表する総合大学の一つ となっております。

私の所属する社会福祉学科は、開学と同時に設置された人間社会学部に属し、社会福祉士、精神保健福 祉士、介護福祉士などの国家資格を有して、地域社会(とりわけ長崎県北部地域)で活躍する人材の育成 をミッションとしており、今まで多くの福祉人材を地域に輩出してきました。

しかし、昨今の福祉業界に対する逆風のなか、近年は入学者確保という課題に、多くのエネルギーとア イディアを注ぎ込む状況にあります。入学者を増やす試みとしては、たとえば上記の 3 国家資格以外に取 得可能な福祉関連の各種資格・免許(生きがい情報士や高校一種免許(福祉)、福祉心理士や保育士、障が い者スポーツ指導員(初級))や、「スクール(学校)ソーシャルワーク教育課程」の設置が挙げられます。

特にスクールソーシャルワーカーは、子どもの貧困問題対策の切り札として国が全国に配置する方針を示 しており、将来有望な福祉専門職として学生の人気を集めることが期待されています。

社会福祉学科の募集人員は 80 人です。学科所属の教員は 18 人、福祉の各領域の専門家の他に、社会学、

法律学、医学、心理学などで、そのうち社会学を専門とする教員は私 1 人です。学科の授業の他に、全学 の社会学関係の授業も私が担当しております。近年は全国から若手の俊英の先生方が集まっており、教育・

研究共に活気に満ち溢れています。東は中国・韓国から西はヨーロッパまで、グローバルな出自の先生方 が所属する現在の本学科は、長崎国際大学の名に恥じない陣容を整えていると自負しております。

学生教育に関する最大の課題は、先に触れた福祉の 3 国家資格の現場実習と、その国試対策です。たと えば、社会福祉士資格の取得を希望する学生は、3 年の 8 月〜10 月にかけて社会福祉士現場実習に参加し ます。実習の分野は、地域福祉、高齢者福祉、児童・障がい児福祉、障がい者福祉、医療機関に分かれて おり、特に関連法人である長崎リハビリテーション病院は、医療・福祉の連携に関わる実践的な学習の場 として、豊富な機会を学生に提供しています。

一方大学においては、実習前に実習計画書の作成方法や分野ごとの特徴を学び、実習後は実習報告書を 作成します。12 月には実習先の施設職員を招いて、実習報告会が行われます。これら実習関連のプログラ ムと同時に、大学の後期には 4 年生向けの国家試験対策の講座が、授業の空き時間を縫って、前期よりボ リュームアップした形で実施されており、それらの講座を担当する教員は、目の回るような忙しさに追わ れることになります。

もう一つの学科の課題は、地域貢献のあり方です。大学の地域への貢献が問われる昨今、当学科も地域 にアピールする大きなイベントを二つ実施しています。一つは、今年 5 回目を迎えた「福祉作文コンクー ル」、もう一つは今注目を集める「子ども食堂」です。前者は主に長崎県下の小中高生を対象に、福祉にま つわるテーマの作文を募集しています。10 年目を迎え、地域にすっかり定着した観のある「福祉作文コン クール」に対し、「子ども食堂」は今年 2 年目を迎えたばかりです。単なる「流行りもの」に終わらせるこ となく、地域社会との信頼関係をじっくりと涵養していく必要があるようです。

Ⅳ.研究室めぐり 

(8)

資料① 『西日本社会学会年報』16 号(2018 年 3 月 31 日発行)について

・特集:「熊本地震と社会学――被災のリアリティと政策形成を繋ぐ視点」(解題 1 本、論文 4 本)

・一般投稿論文:(投稿数 4 本)4 本掲載、自治体・現場レポート 2 本、書評 7 本 資料② 2017 年度 編集委員会決算

 

  資料③ 2017 年度 西日本社会学会決算

 

Ⅴ.資料 

(9)

資料④ 2017 年度 会計監査報告

 

(10)

資料⑤ 2018 年度 西日本社会学会予算

   

資料⑥ 2018 年度 編集委員会予算

 

   

   

予算 備考

1,111,532

955,000 納入率:85%

10

1,000 プログラム売上 2,067,542

20,000 シンポジウム運営費 15,000

大会事務準備費 25,000 前日作業アルバイト代 70,000 交通費

通信費 100,000 年報17号、ニュース157-159 号、大会申込葉書代

印刷費 70,000 ニュース157-159号

事務・文具費 5,000

謝金など 20,000 パネラー謝金 事務局手当 100,000

450,000 10,000 0 885,000 1,182,542 予備費(次年度持ち越し)

支出の部

77回大会予備費 77回大会運営費 理事会運営費

経常費

学会誌発行費(学会誌会計へ移管)

社会学系コンソーシアム年会費 その他

今年度支出小計 項目

収入の部

前年度繰越金 学会費 預金利息 その他

今年度収入総計

(11)

 

・今期の編集委員会は下記のメンバーで運営していくこととなりました。よろしくお願いいたします。

速水聖子(委員長) 中村文哉(副委員長)

越智正樹 莊秀美 多田光宏 松本貴文 山下亜紀子 山田富秋

・会員の皆さまには、ご出版の折には編集委員会までご一報くださいますようお願いいたします。『西日本 社会学会年報』の書評対象候補とさせていただきます。

西日本社会学会編集委員会 速水聖子 [email protected]

* 九州大学文学部のキャンパス移転に伴い、10 月より事務局住所が変更になりました。変更後の住所等 は下記の通りです。

住所 〒819-0395 福岡市西区元岡 744 九州大学文学部社会学・地域福祉社会学研究室内 電話番号 092−802−5287(ファクシミリと共用)

* 2018 年度までの会費が未納の方には、振込用紙を同封させていただいております。なお、西日本社会 学会では、会則第 8 条において、「本会所定の会費を 3 年以上未納の会員は、原則として会員の資格 を失う」としておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

* 西日本社会学会のホームページを、下記URL にて運用しております。ご意見等ございましたら事務 局までご一報下さい。

http://www2.lit.kyushu-u.ac.jp/~sociowest/

〈編集後記〉

* 学会ニュース 157 号をお届けします。今回は第 76 回大会の報告号です。お忙しいなか、玉稿をお寄 せいただいた先生方には深くお礼申し上げます。また、大会開催にあたりましては、九州大学の高野 和良先生、安立清史先生、鈴木譲先生、山下亜紀子先生ならびに九州大学の学生の皆様には、たいへ んお世話になりました。厚くお礼を申し上げます。

* 次回ニュースの発行は、来年 2 月中旬の予定です。住所・電話番号・所属機関などの変更がございま したら事務局までご一報下さい。よろしくお願い申し上げます。

(事務局:井上智史)

Ⅵ.編集委員会からのお知らせ 

Ⅶ.事務局からのお知らせ 

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