逡究意欲を高める生活科の授業づくむ 9§
追究意欲を高める生活科の授業づくり
草 野 庄 司
秘代(凝議流下1麟小学校)
絶入男(教曹方法学)
生活科で目指す「察立への基礎」を「§ら学ぶ内曇と縫え、遊究意欲の高ま鯵と積極的な追究活 麟の展舗を日捲して、身近な礫境への饑きかけが次第に広がるような授業の蟹造を纒る。
〔キーワ一時知的な気慰き 遊び 欝的意識・問題意識 繰饗返し
はじめに
車成元彗箕こ≦繋設され,手探むで始まった生活率讐も,
緯葎という歳弩の中で様々な実践がなされ,「児童の 学習状況については,直接体験を重擬した学習活動が 展鵜され,おおむね意欲的に学習や生活をしょうとす る態度が育っている状溌にある豊(教育課程審議会
「甲羅のまとめ涯)と評懸されるに至った。筆者も,子
.どもたちの,実際にやってみて実感しながら学び取っ ていく姿,友達と総力して活動する姿,好奇心や疑鵜 解決への意欲をもとに身近な人々に積極的に纏わろう
としていく姿等に数多く接し,生活科は,意欲麟・主 俸的に活動を起こしていける子どもを育てていること を実感している。
しかし,教課審「申醗のまとめ」で夢一藻に鰹一的 な教育活i勤が晃られ… 知的な気{サきを深めること が十分でない状溌も見られる」と捲摘されているよう に,取り■しげる活動・体験やそれを遷して欝られる気 付きの意味付けがまだ十分だとは言えない。子どもの 思いや舞震いを尊重した,「盤三き生きと」あるいは「の びのびと」している活動の姿は認めても,教懸窪身に,
その活動の意練や今後の発展牲が十分に整鍵されてい ないのである。
生活科は.「自立への基礎を養う」ことを震嬉して いる。これは,生活科がすべての学習活動の基礎とし て位羅づけられていることを考えれば,r察ら学ぶ力」
の基礎を養うことであるとも考えられるだろう。
このようなことから,これまで以上に籔追究」を意 識し,子どもが,
① はっき馨とした馨的意識や開題意識を持ち,進ん で活動を起こしていけるようになること
②活動を繰む返し績み重ねていく中で,新たな目的 意識や瞬題意識を持って活動を纏織していけるよう になること
を目指した授業づくりに取り緩む必要があることを強 く感じた。
本稿では,このような調題意識をもとに,平成鰺年
度に福島構立下胴輪小学校で行った第i学奪単発「あ そびにいこうよ」の実践を報告し,綾試する。
至.授業づく》の基本的な考え方
事.「知的な気付き]を深めるという翻面から 1)問題解決学習としての生活科
子どもたちは,生活科の学習が好きである。そして,
「好きな遊びや自分のや参たいことを患う存分できる から養と多くの子どもが癒える。r好きな遊びや露分 のやむたいことをする」ということは,勝手気鑛な活 動をすることではない。一人一人の矯的好奇心にそっ て活動を広げ深めているのである。縁故なら,』子ども たちは活動を楽しみ,その活i勤は連続していく。属じ 場藪での活動であっても,少しずつ変化していく。動 槌鞠と関わり合いながら,友達や身透な人々と触れ合 いながら,新たな擁点から対象を晃つめ慶した鯵,新 たな饑きかけで対象と触れ合ったりしていく。
このような生活科の学習活動は,題題解決学習に縫 ならなも・。身近な事象に対する興味・関心から,疑問 や好欝心,あるいは活動意欲がわき,活動しながら{聾 かに気付いたむ,納得したむ,新たな疑闘・好奇心や 活動意欲が生じたりすることによって,追究が深まっ ていくからである。
2)「知的な気付き豊とは
麟遠したように,教課審では,今後の生活科に「知 的な気付き」の深ま鯵を求めている。ド知的な気付き」
とはどのような気付きであるかについては,様々な議 講があると患われるが,筆者は,疑問の解決につなが る気付き,あるいは,解決に向けての次の蠕動を引き 起こすきっかけとなる気付きであると考える。「知的
な気響き」があるからこそ,学習活動は広がむや深ま むを求めて連続・発展していくのである。
夢中になって紅生き生きと」あるいはεのびのびと」
活動する子どもたちは,少なからず侮らかの「気餐き」
を得ている。しかし,必ずしもその「気付き藩を子ど もたちが農覚しているとは害い難く,次の活動につな
鰺蓼 猿島大学教鳶実践醗究紀要第36号
がる霞的意識や問題意識,あるいは穰題解決への意欲 も十分に高まっていると言い難も、。活動に没頭する中 で生まれる漠然とした楽しさ,醸3白さ,興1象 護1ノむを,
醸らかの方法によって自覚させ,「羅的意識雌「露悪意 識涯として発緩させることによって,追究意欲が高ま
り,「矢雛勺な気付きゴを得ることが可能嘉こなるのであ
る。
3)「難的な気纏き」の深まる授業とは
このようなことカ》ら,次のよ1うな授業をヂ矢馨的な気 付き珪を深める授業と考えた。
一
次の活動のきっかけとなる芽を「気付き」と捉耳 え,それを,瞬確な意欲ξ見通しを持って活動を 鱗き起こす「知的な気付き雌に高めることを霞指 す。異体的には,次の点に留意しながら授業を緩 織していく。○ 身逓な事象に対する興練・開心,疑問や好奇 心をもとに,いかに活動のきっかけを作ってい,
くか。
○ 活動への漠然とした患いや鑛いを旧約意識」
や醐題意識韮として自覚させ,追究意欲や晃 還しとしてどのように異体化させ ていくか。
○ いかに学習活動を整理し,§己の変化や成長 を自覚させていくか。
L
2.ヂ遊び韮を中心にした活動の重視という緩彗面 から
入学して2ケ月もすると,子どもたちは,学校探験 や飼蕎・栽培活動をきっかけとして,学校縁辺の自然 環境に霞を向けるようになってくる。休み時間の自由 遊び,醜草活動,帰宅してからの遊びのなかでも,勤 縫物を見つけ,それをもとに会誌が弾む。会誌がきっ かけとなり,動縫物探しに熱が入る。
子どもたちξま,これらの活動を,動植物に麗わる追 究活動とは捉えていない。やむたいからやるのである。
遊びの一つなのである。しかし,ゼ遊び珪は,追究意 欲を高め,積極的な追究活動の展麗につながる重要な 要素を持っている。
筆者は,次のような幌点から「遊び」の学習活動と しての重要性を捉え,「遊び」を中軸に据えた単元構 成、を試みることにした。
嘩)身近な覆境を生かす
遊びは,露出意志に基づく自発的な活動である。子 どもたちは遊び場の環境を露分なむに縫え,どんな遊 びをするか決めていく。そして,子どもたちは,遊び に夢中になるなかで,環境を遊びの中に皺む入れてい く口遊びをさら毒こ面白くするために,新たな饑き力蝿ナ を考えていく。
講じ場辮での活動であっても,時霧が経つうちに,
穏9§一6
また,繰鯵返し纏わるうちに,遊びは変化していく。
叢境に対する新たな発見が,覆境の生かし方を変え,
遊びを変えていく。夢中になる,「申分に遊び込む涯 ことによって,環境はよ鯵生かされていく。
2)欝的(問題)意識の持続と追究意欲の高ま夢 子どもが遊びに夢中になれるのは,簿よむも「楽し
い雄からである。総かい束縛がなく,自由意志1こ基づ き自発的毒こ活動できる(好きなことが患う存分できる)
からである。しかし,それだけではない。飽きること なく遊びに没頭できるのは,遊び1ま嚢分の意のままに,
真軽したり,蕎かに見なした鯵,約束を決めた馨しな がら,自分で麟っていけるからである。
「倉1る涯とは,主体的な活動であり,巨1的(難題)
意識や晃遍しが不薄欠である。そして,目的(簡題)
の達成(解決〉を§捲し見通しを持って取鯵緩む活動 は,追究活動に飽ならない。
3)開題解決遍程を大饗にした邉究活動の農§§
ε遊び]という自由意志に基づいた自発的な活動で は,子どもは縫題解決の遍程をほとんど意識していな い窃しかし,「〔どこ/で〔侮を)して遊びたい雄とい う意欲と見遷しは活動の原動力となる。そして,遊び に没頭するなかで,rこれを使ったらどうなるだろう藩
「こんなルールにすると楽しいかもしれな転弓rこんな ところはないかな」と,よむ楽しい遊びを求めての欝 的(問題)意識が生じ,その達成(解決)へ瞬けての 追究活動が麗麗される。遊びのなかでの自由な会話は 姶好の情報交換であむ,自分の活動を振り返む,追究 活動を変化・発露させるきっかけとなる。つまり,
野遊び藩を通して問題解決学習の基礎が培われるので
あるα
登.追究意欲を高める授業構想の留意点
ゼ授業づくむの基本的な考え方藩をふまえ,第i学 奪rあそびにいこうよ藩(6〜9月実施)を次の点に 留意しながら構想するとにしたα
○ 一人一人が活動の楽しさを実感し,無理なく 次の活動への方鶴牲がっかめるよう,聚境に十 分に浸む,没頭し,夢中になって遊び込む時間 を保障する。
○ 問題解決的な学習の擁歩として,また,追究 活動の原動力として,活動の見遍しを持つこと を重撹する。具体的には,「〔どこに)行って 〔何を3したい」「今度は,〔侮を)持っていっ て〔何を3したい3というはつきむとした活動 の目的意識を持って学習活動に臨めるようにな ることを目鮨す。
○子どもが,容易に次の活動をイメージし,主 体的に活動を購成していけるように,「繰む返
追究意欲を薦める生活科の授業づくむ i醗
1 し」を重複する。
き
1○ 追究意欲を高め,追究活動を深めるための適 1 窮な精報交換のあむ方を,発達段賠や活動時間 1 の保障などに留意しながら験試していく。
1
璽.授業の実際
奄.単元計画
嘩)単元名rあそびにいこうよ3 2)実施学年 第ま学年
3)実施鋳顛 6月下旬〜9月下旬 4〉単元計薩(総時数i§時懸)
第i次わんぱくのもむ… 2時間
○ 児童会活動「わんぱく森の集い雄(縦割む 班によるスコアオ1ナエンテ一撃ング)をきっ かけにしてヂわんぱくの森」(学校で鱈耀し ている雑木林〉への関心を高め,「わんぱく の森」での自由な探索活動を行う。
第2次あそびばさがしたんけん… 慧時驚 ○ 鷺っている遊び場や生き物がたくさんいそ うな場勝を紹介し合い,みんなで行って楽し く遊ぶ。
○ 楽しかったこと,面白い発見,今度やって みたいことなどについて,精穀交換(自由な おしゃべ鯵やカードの活矯など〉を行い,準 講物,遊びの内容などを露分で決め,次の探
綾活動事こ向毒〉う。
O 身近な動物を鍼脅する。
第3次 もう一どいこう… 3時闘
0「遊び場探し探検」を振り返り,再度行く 場辮を決め,活動への目的意識と見通しを持 つ。
O 持ってきたものや遊び場の環境を生かし,
友達と一緒にやむたい遊びを思う存分行う。
2.授業の実際
嘩〉第黍次 わんぱくのも》(2時霞)
① 活動のきっかけ
入学して聞もなく,〔おさんぽ」と称して,一度 わんぱくの森の中を歩いたことがあったが,その後 は,わんぱくの森に入った子はほとんどいなかった。
晃童会活動「わんぱく森の集い3で,上綴生に連れ られて森の中を歩き想った子どもたちは,「また,
わんぱくの森に行きたい」と害うようになった。
子どもたちは,ドわんばく森の集い」では,上級 生に遅れないように歩くのが精一杯で,森の申の様 々な動権物に納得いくまで接することができなかっ
たのである。その慰籍が,褻また,わんばくの森に 行きたい」という子どもの顯籍となり,活動意欲を かき立てたのである。
②活動の媛要
く生き彰蕾め存在に気慰く>
わんぱくの森は学校の裏山だということもあ鯵,
特溺な準備をせずに行くことにした。生活蓬単位で の§密な探索活動のなかで,子どもたちは次のよう な言葉を発しながら活動に没頭した。
・ 本の根髭の穴に水がたまって,なかに小さな虫 がいる。ボウフラかな?
・ 土を棒で薦ったら,ミミズがでてきた。小さな 虫もいるよ。
落ち葉に白いものがついている。落ち葉の裏に も{薄かいるよ。あっ,ナメクジだi
シイタケの鑽る木が藍べてあるよ。
この道,迷霧みたいだね。
長い棒見つけた1 この棒は.ぷキポキすぐに 疑れるよ。
笹のトンネルだi
丸くてっるつるの葉っぱ,周むがギザギザした 葉っぱ,纒長い葉っぱ… 。いろんな葉っぱを 集めよう。
真っ黒熱ドング鯵だ。纒長いのと丸いのがある。
多くの子どもたちは.目を凝らして見ると見つか る小さな虫に関心を示した。また,わんぱくの森の 地形にもi興味を持った。 しかし, 「この次は, ここ でこんなことをしたい3という見通しにまでは高ま
っていない。それよむは,紅もっと生き勃がたくさ んいるところはないかな?」という気持ちのほうが 大きいようである。
わんばくの森での探索活動は,子どもたちに「身 の懇瞬こはたくさんの動植物がいる3という印象を 与え,ゼ生き鞠がたくさん毒・るところに行ってみた い涯という活動意欲を持たせた。
<不綾iを感じさせる>
ところで,わんぱくの森に特需の準備をしないで 鐡掛けたのには遅出がある。それ,は,紅不痩を感じ させる葺ということである。「シャベルがあれば土 のなかの虫を探せたのに。3「虫i擾鏡があれば,小さ な虫がよく見えたのにね。藩「ぶにゅぶにゆしたもの があって纏れなかったけど,手袋があればっかめた
よ藩「國鑑があると便利だよ墨活動を終えた子ども たちは,こんな謡をしている。
不便を感じることによって,次の探検に両けて
「どんなことがしたいから侮が必要だ」という,具 鉢的な目的意識が芽生えてきた。
2〉第2次あそびばさがしたん鯵ん(経時闘)
① 活動を始める麟に
欝2 福島大学教蒼実践醗究紀要第総号 欝欝一6
筆者は,本校勤務一年縫であむ,学校の周蓼の覆 境を十分に掘鍵していない。また,多くの子どもた ちの活動範醗も通学蕗周辺に限られている。そこで,
保護者に「片違2§程護までで行くことができ,学級 の子どもたちみんなが遊べそうな場辮を教えてくだ さい」というアンケートを採む,それをもとに下見 をして.遊び場をある程度掘握しておいた。
「タオノレもあれ書ぎょ寿}つた涯
ヂ総があると, もっとザ1ナガニカ{捕れたかもしれな
い。盛
r長靴のほうがよかったね。」
野今度は広場で遊びたいな厨
ひと休みの閣の自密な会話から,次の活動の方向 性が見えてきた。
②学校のまわ》探縷
・活動場霧…・わんぱく森脇の神社 学校下の水麩とその霧辺
・活動内容… 神祇の溝蟹での盤き勃探し 水鐙とその周辺にすむ生き暢探し
く身近なできごとから活動めきっかけを与える>
子どもたちの内面には,「生き鱗がたくさんある ところに行きたい韮「どこかに行って遊んできたい雲 という漠然とした患いはあるものの,まだ,主体的 に活動を起こすまでには高まっていない。そこで,
教轟から活動のきっかけを与えることにした。
TIA君の綾羅護聾こ, ドジ書ウやオタマジャクシを いっぱい補ったことがかいてあったの。どこで捕 つたのかな。先生も行ってみたいな。
C:ぼくも…緒に行ったんだよ。タニシもいたよ。
C lぼくも行ってみたい。
C:私も蒼きたい。
そこで,A男と,A男と…緒にドジョウ蒲むをし たB男を「マメ先生」にして,学校のまわり探綾に 墨掛けた。「ドジ聲ウ」「重タマジャクシ葺が目的だ ったので,飼畜ケース,ビニール袋等の準備物を題 意して鐵掛けた。わんばくの森での経験を生かし,
虫眼鏡を持ってきた子もいた。
<主な活動の様子>
神経では.多くの子どもたち嬢ア琴ジゴク探しに 夢中になった。草むらで虫探しをする子もいた。神 能の屋根や神様に興味を示す子もいた。
水懇には,予想に反し,ドジ葺ウはあま甑・なかっ た。オタマジャクシも少し時駕が遅いのか,あまり 晃つからない。しかし,そのことによって子どもた ちの活動範囲は,水田馬込の驚水驚や池に広が鯵,
アメンボ,アマガエル,ザ摩ガニ,シオカラトンボ,
ハグ欝トンボ,ヘビ,セミの抜け殻などを見つけた。
特に「しっぽ付きカエル」を見つけた子どもたちは 興奮した。
ゼしつば付きカエノレは,まだカエルになったばかむ のカエルなんだよ諺
縁故オタマジャクシがあまりいないのかのヒントに なる発見だった。
<不便を感じたことが次の活動への方講牲を産む>
大変暑い露で,帰校途中,空き地の木陰で休んだ。
「水筒を持ってくればよかった」
③佐久縫療公園探検
・活動場辮一・水原辮,佐久間漂公園
・活動内容・一水療燐での生き物探し,水遊び 佐久懸漂公園での密露遊び く身近な理境に目を懸1ナさせる>
学校のまわむ探験をきっかけに,子どもたちは
「先生,今度どこに探縷に行くの?」と探綾を楽し みにするようになった。そこで,探綾への難待をさ らに高めることを意緩し,「作戦会議珪の時間を持つ
藁
T l今度の生活科の時織に,探嬢に行こうと患うん だけど, どこにしようか?C:うちの近くに公園があるよ。ゼさくまつばら」
(佐久縫療公璽の総嫁)っていうんだよ。
T:「さくまつばら」ってどんなところ?
C:ブランコやシーソーがあるよ爵鉄棒もあるよ。
砂場もあるよ。
C:わたしも,藩,遊んだことがあるよ。
C:ゲートボール場もあるよ。蕉壇もあるよ。
T:何をして遊びたい?
C:ブランコやシーソーであそぶ。
C lゲートボール場でかけっこや鬼ごっごをする。
C:虫を晃つけたいe C:砂場で遊びたい。
<準備物から活動内容を意識させる>
佐久馨療公霞に行ったことのある子は,半数以上 いたため,侮をして遊べそうかは容易に予想がつい た。そこで,より異郷的に活動の見通しを持つこと と,実際の活動を充実させることを意纒して,「ど んなことをするために何を持っていくか」について 一人一人に十分に考えさせた。
子どもたちが考えた準欝麹は,次のとおむである。
水筒,タオル,飼育ケース,ビニール袋,
鑓鑑,シャベル,捕虫網.虫眼鏡,長靴 く主な活動の様子>
当8は,家が佐久闘練公露の近くにあるC子とD 子が「マメ先生」になった。佐久間療公蔭に行く途 中,馬水鶏でザ婆ガニを見つけ,水漂瞬で魚め稚魚 をたくさん見つけた。水霧懸垂の水たまりでは,カワ ニナ, ドジョウ,小さいザ陰ガニを見つけた。
鑑久間原公露では,はじめ遊具での遊び(シーソー での重さ比べ,魂人乗穆ブランコでの電車ごっこな
追究意欲を高める生活科の授業づくむ 欝3
ど)に夢中になっていたが,次第に織むの椋や草原 に縫心を示し始め,ナメクジ,テントウムシ,ア琴 の巣などを晃つけた。登校途中に捕まえたセミに験 わせるのだと汁の趨ている幹を探す子もいた。
〈次の活動への晃通しの芽整え>
活動中,猛男が言った。
「今度.ぼくんちの近くの公園に来て。ブランコも あるし,ゲートボール場もあるよ。ザ瞬ガニがい つばいいるところも知っているよ。茎
露分の知っているとっておきの遊び場をみんなに 紹介し,そこへの道案内をしたい。そして,そこで みんなで遊びたい。子どもたちに,身近な環境に隠 を請け,そこでの遊びを楽しみもうという意欲が芽 生えてきている。子どもたちが主体的に遊び場探し
父とザ瞳ガニのいる場湧を下見していたのである。
子どもたちは,手製の桂掛けや鈍む竿を使ってザ1ナ ガニを捕まえようとするαしかし,猛男にはかなわ ない。E男は,雑魚縄を使って手際よくザ琴ガニを 捕まえては,気薦よく友達にあげる。飽の子どもた ちは,E男に雑魚綴を倦むてザ琴ガニ採りに挑戦し たβ縫遂でカナへど,テントウムシ,シ葺ウ硬ヨウ バッタ,ミミズを見つけた。また,シロツメクサの 花がどこまで飛ぶか競って遊んだ。
ザ1フガニ採りに満足し,ゲートボール場に戻って きた子どもたちは,長縄跳びやrだるまさんがころ んだ」などを始めた。鷺男の母も一緒に遊んでくれ たαブランコに産むながら花束を作っている子,カ ナへどは欝を食べるのか籔鑑で講べる子,虫銀鏡で,
を始めたのである。
④ 越醗ゲートボール場探検
・活動場漸一・越懇ゲートボール場およびその周 透の水鐙・編水跳
・活動内容… 遊具や農場を活篤しての毒虫遊び 水墨・醗水跳での生き霧探し く友達の紹介をもとに活動のイメージを持つ>
越懇ゲートボール場へ鴛くことが決まると,ε男 は,時間を見つけては,簿ができそうか,どんなも のを持っていったらよいかをみんなに議すようになっ た。§分で捕まえたザ瞬ガニを学校1こ持ってきてみ んなに自慢した。子どもたちの探綾によせる類待は 十分に高まった。
越懇ゲートボール場探験で侮をしたいか,一人一
毛虫やア陰を観察する子,
びする子などもいた。
ゾウムシを晃つけて大喜
人が十分に活動のイメージを持っている。簿を持っ ていくかは一人一人の鵯懸に任せることにして,特 麟の指示は与えない。集合と安全に関する注意のみ
一に留める。
子どもたちは,蔚羅持ってきた
水筒,夕露ル,鱗欝ケース,ビニール袋,
籔鑑学シャベル,捕虫網,虫酸鏡,長靴 の地に,次のようなものを持って活動に臨んだ。
ペットボトル製の生き暢を捕まえる蛙掛け,
害彗りばしとたこ糸で{乍つた釣り竿,煮干し,
するめ,雑魚網,バケツ,跳び縄,メモ緩 猛男からの情報に換え,友達や家の人に相談して.
「ザ陰ガニを捕まえる方法」を考え,準欝鞠を整え たのである。
<主な活動の様子>
当鑓は,猛男が[マメ先生」になって,§的地に 窪かった。子どもたちの元気な声を襲きつけ,E男 の母が子どもたちを邊えてくれた。そして,探検に 飛び入り参撫した。
はむめ,多くの子どもたちは,猛男に連れられて,
承鐙駿の屠水驚に駆けていった。猛男は,今朝,擁
⑤黒沼神社・8病公園探検
・活動場駈… 黒沼神裡,鍵向公園
・活動内窓口・林での探彙活動.石段や境内での 1雛舞遊び,遊興での露窃遊び く子ども主体の活動場湧の決定>
このころから,子どもたちの話題は,ヂ次の探験 場湧はどこにするか藩で持ちきむになった。ε自分 の家の近くでみんなで遊べそうなところや空き物が たくさん見つかるところを見つけ,露分が罫マメ先 生選になって案内した聾弓という意欲が多くの子ど
もたちに芽生えている。朝や帰むの相談の時間に
「ニュース」と称し,遊び場の紹介をさせる⑪その 紹介が魅力的であれば,次の探綾場湧になる。その 紹介をもとに活勇のイメージがわき,拷を持ってい
くかが決まる。
黒沼神社は,碧男とG男の遜学艶治いにある。神
社:は薄暗も、鉢に醗まれ,簿かも、そうな不思議な魅力 がある。神社蔚の道驚は道嬉が狭く,交通量も少な いp水懇や舗装していなも、遂路がそばにあ鯵,動植 犠探しも楽しめそうである。
なお,黒沼神社へ行く拳中には,遊具がある8向 公露があるので,時間があれば帰鯵に立ち寄ること
にした。
<友達の活動への関心を蕎める>
これまでの活動では,ヂ患う存分遊び込む淫こと を重観するため,椿報交換は「自盛なおしゃべむ」
を中心としていた。また,意麟的な議し合いは,
「次の探検場湧をどこにするか雌であった。したがっ て,子どもたちは,自分の活動に精一杯で友達の活 動へはあまむ関心が寓いているとは言えない。
そこで,友達の活動への関心を高める一つの方法 として,今藏からヂおしらせカード」と「ひとこと カード」を活躍することにした。カードはB6の大
亙縫 福島大学教薄雲獲麟究紀要第露骨
きさで,帰校後休み時閣などを使って書き,一覧で きる台紙にはり重ねていく。
※おしらせカード
… 自分の活動を振鯵返む,みんなに知らせ たいこと,自慢したいことを書く。
※ひとことカード
… 友達の活動に録する感想(感心したこと を中心に)を手紙形式で書く。
<主な活動の様子>
・神蛙裏の林の探索活動
クモの巣(クモが虫を補食する瞬腿を観察 する),銀色の草(ギン琴華ウソウ),
草の実(チゴユ讐,ヤブラン),ナメクジ,
ボウフラ, キノコ, セミの抜け殻,秘密の 道など
・ルールを決めた集癒遊ぴ 踏段登り競争
舞台をのせる土台での平均台遊び かくれんぼ
・水霧付逗での活動
花束作り,ダムづくむ,バッタ捕弩など ・9陶公累での鬼ごっこ,遊興遊び
く保護者の衰由参撫>
麟穰猛男の母が活動に飛び入り参撫したことがき っかけとな鯵,今懇は母2人,複灘i人の欝密参擁 が得られた弓ε○○君のお母さんや口嚢さんのおば あさんも仲闘に入れたい。見つけたものを見せてあ げたい。涯という思いが活動意欲を高め,会話を活 発にした。
⑥ 湾透公園探検
・活動場藪・一溝辺公園
・活動内容・一木の実・木の葉集め,草花・昆虫 採集,欝での水遊び
く活動場辮の下見>
遊び場探し探験もこれが最後ということで,どこ に行ったらよいか十分に議し合うことにした。挺任 が「水原辮豊で採集した稚魚を教室で飼畜し始めた こともあ馨,子どもたちは,鱗に響きたいと雷い羨 した。そして,佐久聡療公躍に行ったとき立ち寄っ た野水療耀」と,以前から難美が話題にしている
「海辺公璽漣が候補に挙がった。
ゼ水原辮謡に行きたい子どもたちの最大の目的は 稚魚の採集であ鯵,購辺公璽3に行きたい子ども たちの目的は新しい遊び場で遊ぶことである。どち
らも譲らず,なかなか目的地を決定できなかったが,
琶美の「河辺公鐵の魅力藩の護購がきっかけとなむ,
ようやく「海辺公璽3に決定した。
R美の議明で溝辺公園の様子は分かったが,保護 者に向1ナたアンケー←の結果に河辺公躍はなかった
華鱒§一6
ため,教範§身が海辺公園に行ったことがない。
そこで,探後前8の敬謙後,R美と一緒に下見をし た。麓美は得意になって案内する。ドング官}の落ち ているところ,ベンチがあって休憩できるところ,
編に降りるのに藜科なところ,虫を捕まえられそう なところ… 。
下見で採集した本の実を「明嚢の輯の相談でみん なに紹介してみては雲と登美に勤書した。
<主な活動の織子>
探験当縫の朝,H美は下見で採集したオオカメノ キの実,オニグルミの実,ドング撃をみんなに見せ,
「溝辺公園では,こんな実も集められます。見つけ たい人は,わたしか先生に相談してください凄
と紹介した。そして,R美を「マメ先生韮にして河 透公露へと講かった。海辺公園に家が近い醗子の母
と弟も活動に参擁した。
・探索・採集活動
ドング婆集め,変わった本の実集め,
草花集め
・購に入っての水遊び
生き彰彗探し(ゲンゴロウ,タイコウチ,ヒル,
ザ嘆ガニなど〉,プール作む,石集め,
蟻歩き,
<燐み魅力>
子どもたちのほとんどが,水に入む,水遊びに夢 中になった。きれいな石や生き麹が晃つからなくて も,水の澱iれや冷たさを{本全体で感じ取む,楽しさ を体全鉢で表していた。
屠には,子どもたちを夢中にさせる燧力がある。
それはどんな懸力なのか。子どもたちの働きかけに 嬉し,瞬はどう反応しているのか。
帰む支度をしながら,韓人かの子どもたちは,
「最後最後の探撲は,海辺公蟹だ。」
とっぷやいていた。
3)纂3次もういちどいこう(3時賜)
① 再度探検することの意義
ε遊び場探し探検葺は,活動に対する見通しを具 体的に持ち,主体的に活動できるようになることを 意聾して,瞬むような活動の繰む返しをしてきた。
しかし,購ビところへは行かず,身近な環境に広く 欝を購謬ることに重きをおいた。
本単元の総まとめにあたる本時では,次に示す蓬i 由から,これまでに探検したところがらもう一度行 きたいところを選択し,思う存分遊ぶことにした。
<活動に鰐する見通しをよ蓼異体的に持つ>
一度行ったところへの再度の探検であるから,環 境の大体は分かっている。子どもたちは,麟演の活 動を撮む返鯵,どんなことをして楽しかったか,ど うすればもっとよかったか,飽にどんなことをして
追究意欲をi務める盤三活科の授業づく鯵 鐙5
みたかったかなどを考えながら,探綾に麟する見通 しや巨妻的意識をよ鯵具体的に持つことができる。
<活塾の籔が夢や深ま蓼を求める>
同む場所で属様の活動を行っても,その活動は全 く隅じではない.麟懇の経験を生かし,子どもの意 識が変化している。環境も微妙に変乾している。友 達とのかかわむもわずかに変化している。
特に,子どもの持つ目的(問題〉意識の変化(深 まり)が活動に与える影響は大きい。「もっと楽し く遊びたい」という子どもの患も・は,もっと楽しく 遊ぶための饑きかけ方を工夫させる。活動が広がり,
深まっていく。そして,それは,「楽しく遊ぶ雲と いう目的に向かった遽究活動に勉ならない。
②学習邊程(鱒分)
学習活動・内容 配 憲 事 項
i.準備を整え,めあて 確認する。
@ ノ 〜 Ψ 重 プ 子 癌
○ 準備を整えたこと
@を認める言葉かけ,
@紙玄プ礁翼露二躍 旗本
「爾・
しくあそほ1うε 1
2 遊び場に鐡掛馨,約一 束を守って楽しく遊ぶ。
ほ} 遊び場1こ畠掛ける。
121約束や注意事項を 確認する。
(3)遊び場の環境や持 ってきたものを濃縮 し,友達と一緒に楽 しく遊ぶ。
帰途につく。
について白蜜に情報 交換する。
②楽しく遊んだこと 3.後片づけをして帰るの ○
緯 帰る準構を整えて
めあての確認、安全 に繋する注意を端的1 に行い,すぐに活動 に入る。
の活動をするが,磯 の相互交流も大いに 認める。
活動のよさを認め励 ます番葉かけに心掛 ける¢
① 事物・事象への 働きかけ方の工夫 ②友達縫士のかか わむ方
③ものを詳しく見 るための授点 情報交換やまとめ の時懸は設定せず,
活動の中や帰善道で のおしゃべりを中心 とした自癒な情報交 換を促す。また,帰 校後に「おしらせカ ード」や「ひとこと カード」の濡絹を麟
る。
○ 漂則として班単位
○ 次の観点をもとに
③ 活動の概要
探検嚢蔚まで雨が降り続き,川に入ることは難し
いと思われたが,いざ鐵掛けるころになると雨があ がり.太陽まで顔を濃した。薩的地に着き,約束の 確認を終えるやいなや,子どもたちにlllに海かって
馨麩け鐵した。
<活動の変化・発展>
・ためらうことなく脚こ入っていく。
・繕の温度や流れの速さ,繕底の石の様子に鷺心が 向く。
「麟より承が冷たかった。」
暖海輿の水が速くて転びそうになった。」
「この石,痴るぬるしているよ磁 「ここが急に深くなるよ。」
・できなかったことができるようになる。
「麟の深いところまで行けた謎 「石の上に上れた。」
「土手の上り下りが一人でできた。」
響ザ嘆ガニをつかめた。]
・§的意i識が響1確になる。
「こういうところ(石の裏)1こザ移ガニがいる んだよ。」
ヂ前は, ここ(舞1暮圭の草4)中)1こタガメカ翼、た んだよ。」
rこの麟,ここにタイコウチがいたのに,きょ うは見つからないよ。珪
「温泉(辮療に石で露って作った水たまり)を ザ鯵ガニのおうちにしよう。」
「石を持って帰って○○をつくろう磁 ジあの林の本の実を淺ってお料謹を作るよ。」
紅泌鑑を持ってきたから花の名繭を講べるよ。」
・友達とのかかわむが深まる。
「みんなのザ馨ガニを温泉に集めよう。董 rOO霧,図鑑見せて。墜
「ぼくの石と交換しよう。」
「そっちの方に繕があったの?」
「そのザ撃ガニ,どこで捕まえたの?窪 く子どもたちの気付き>
・褥めて承に入れた。
・水が冷たくなった。
・承が増えた。深くなった。
・トンボが増えた。
・タイコウチやタガメカ汽、なくなつオこ。
・ザ撃ガニが増えた。
④ その後の子どもたちの様子
活動を終えても,溝辺公園探検の余韻縁残った。
2懇目の探検で初めて水に入ることのできた子は,
8曜欝に撮と海運公璽に趨掛け,ザ婆ガニを見つけ たことをEl記に書いてきた。醐療に作ったザ撃ガニ の「灘祭」を慰籍出し,花壇脇にゼ温泉董を作って 飼育しているザ蓼ガニを入れて遊んだ。簿化させる ことはできなかったが,ザ嘆ガニの罪も観察するこ
i蕊 麟轟大学数奮集銭醗究紀要第総号
とができた。
聾.成果と課題
蕃.礒究の成果子どもたちの活動,ものの考え方は,本人は十分に 自覚していなくても,しっかりとした靉靆付諺があむ,
きわめて論理的である。それは,「遊び」の申でも同 じであり,「活動する珪縛「気付く涯→「考えるゴ袖
「活動する斐→・一と,連続し,発讃していくと考 えるQ
しかし,追究意欲が高ま鯵,追究活動が活発になる ためには,追究の羅的や必然性が十分に§覚されてい なければならない。「韓を」「縁のために」「どんな方 法で」追究しなけれξま1ならないの毒)という見通しを持 っているからこそ,追究活動が異体化し,活発に活動 に取鯵纏める。また,振蓼返むの観点も明確になる。
本醗究は,「振辱返む」とε見通し達を意識した授 業づくむに努めた。そして,その結果,次のような成 果があったと考えている。
○ 夢中になって取り緩んだ活動のあとに子どもが発 したっぷやきに,次の活動への見通しや活動意欲に つながる大皺な内容が集約されていることを確認し
た。
○ 「遊び場探し探検1珪という瞬じような濤動を繰り 返すことにより,子どもが次の学習活動を容易に晃 遷せるようになむ,波動意欲が高まった。
補今度の探験は.口口に行って◇◇をしたな。涯
○ 「欝分で考えて準簿を整えて活動に臨む韮という ことが,活動のイメージを真鯵建させ,一人一人の 室鯵的な活動につながった。
・「△△を持っていけば,◇◇ができるよ。輩
○ 「○○君の家の近くの慧嚢公園雄というように,
子どもにとって身通な覆境を活動場藪として選検し ていくことは,身近な環境に改めて藪を海謬させる とともに,子ども縫上の話し合い活動を活発にした。
・「ぼくんちのそばの口口神桂にみんなできてほし いな。口⊂1神社は,こんなに楽しいところがある よ。みんなで◇◇もできるよ諺
O 「自分たちで活動場療を見つけ,自分たちで考え た遊びができる憾という意識は,ヂもっと楽しくす るには」ドもっと生き物を見っ鞍るには」というよ うに,主体的に活動範雛を広げ,活動内容を深めよ うとする意欲につながった。
・誓林の1翼の方には{聾があるかな?」
・「この羨,ザ琴ガニを見つけた場漸に似ているか ら,ここ1こもザ穿ガニがいるかもしれない。」
・「動きが速くてつかまらない。どうすればっかま るだろう。涯
・「この諮の探鹸でも同じ花を見つけた。簿ていう
憾§§一§
名義だろう遥
○属難易藪への2度目の探綾では,繭懇の経験を生 かし活動に没頭する子どもの姿の申に,活動がより 追究的に変化・発展していくのを確認した。
・水の温度や深さを麟獲と比較する。
・灘底の織子に騒を緯董ける。
・霞的意識を明経に持ち活動する。
亀新しいことに事兆戦する。
本礒究は「遊び盛を中心とした生活科の授業実践で あ鯵,「追究」と辱べるほどのものではないのかもし れない。しかし,学習活動の見通しを持つことは,追 究活動の第一歩であむ,活動意欲を十分に高めること ができたと考えている。
2.今後の課題
本醗究を通して,子どもたちに「今度はこんなこと をしたい雛という活動意欲が育ってきている。しかし,
r楽しく遊ぶ3ことが目標である今囲の実践では,子 どもたちの「追究3に端する意識は縫い。また,活動 場霧の決定を中心華こ子どもたちの話し合いが成立する ようになったが,活動の内容1こついては十分ではない。
農分の活動に精一杯で,友達の活動への関心は高いと は言えない。
今後は,子どもの発達段賠に合わせ,「遊ぶ楽しさ」
を「追究する楽しさ」へと高めていくために・次のよ うな課題に取鯵緩んでいきたい。
○ 「遊び珪の学習活動としての意義をさらに明確に し,単元謙遜の中に適燐に位置づけていく。
ぜ遊びまの変化・発展の過程 ぜ遊び」と靉靆解決学習との関連
0 遊びを中心とした子ども主体の活動の中での支援 のあむ方を検討する。
・子どもの活動に込められた愚考活動の見取翰 ・子どもの活動への適切な意味づけ
○ 目的意識を瞬確にし,活動を広げ深めていくため の,効果的な話し合いや椿報交換のあむ方を検討す
る。
・活動の充実と精報交換の時間との兼ね合い ・発達段繕にあった話し合いや情報交換のあ穆方 ・様々な精報交換の形態とその特籔の縷討
○ 発達段賠を十分に考癒しながらも,子ども一人一 人が単元全体の活動の見通しが持てるよう,単元の 活動構成に子どもたちを積極的に参穂させていく。
参考・引馬文献
・小学校指導書 生活科編 文藻雀 欝鎗
・教育課程審議会 碧申懸のまとめ」 鯵97
・教蕎課程審議会答申 緯鰍
(受理月8 3月3紹)